イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

韓国MERS(感染症)、民活のなれの果て

2015-06-23 01:11:46 | 社会・経済
 隣国・韓国ではMERS(感染症)の広がりで揺れている。
MERS(コロナウイルス感染症)は感染症だから隔離病棟なり隔離病室が必要だ。
パク大統領自ら音頭を取って対策に乗り出しているが、死亡者は22日時点で27人を超えた。
そして、政府が言うように「感染は収束」という情況ではないように見える。
高度経済成長を成し遂げ、国際的に先進国の仲間入りをしたかに見えた韓国。
じつは医療体制は決して「先進国」では無かったようだ。
先日のTV「報道ステーション」のキャスター・古館伊知郎は、
『コロナウイルスは空気感染しない筈、飛沫感染も1~2mの筈なのに…どうして、こんなにも感染が拡がっていくのだろうか?』
と喋って、あとの言葉を濁していた。
どうやら、医療の民営化が感染の最大の理由であることを承知しているみたいだ。
OECD加盟国、俗に言う先進国の公立病院は11日付け新聞報道によれば、73%の比率だと言う。
しかし、韓国のそれはたかだか6%という、まさに桁違いの実態なのである。
どうしてか?一言で言えば、隔離病棟・病室は普段は空き部屋同然で「儲けにならない」からなのである。
ソウル公立病院の隔離病室には、いま患者が鮨詰め状態で置かれている。
従って、見舞いに訪れた人たちにまで、本来は空気感染するはずのないコロナウイルスが、狭い空間の中では、「飛沫感染」でドンドン感染してしまっているのである。

日本にも同じようなコトをした人間が居た。
「新自由主義者」の某竹中小僧と某小泉チョン一郎だ。
『民に出来ることを官がする必要は無い。』とアノ頃はオウム返しをしていた。

民間資本は結局のところ、儲けにならないことは決してしないのである。
そんな人種に、教育・医療・福祉を任せきる訳にはいかない事は自明のことだ。
部分的な民間活用を全否定する積もりは無い事を断っておく。

韓国政府は中東の富裕層を当て込んだ「高額医療」をウリにした、ツーリズムを規制緩和の美名の下で、今国会に「改正法」の提出をしている。
医療資本の要求を叶える前に、国民の命を守るべきではなかろうか?