イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

東北関東大震災発生

2011-03-25 12:28:03 | 社会・経済

 3月11日、午後2:46宮城県沖でマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。

巨大な津波が東北から関東一円の海岸集落を襲うヘリコプター上空撮影の中継には目を見張ってしまいました。間もなく福島県・大熊町に設置されていた東京電力・福島第1原子力発電所が地震と津波によって破壊されたことを知らされました。

大熊町には長男の嫁方姻戚一家が住んでいました。13日深夜、その家族6人全員が長男宅(船橋市)に避難してきました。

嫁の両親と長兄一家(4人)がいち早く地元大熊町を離れた理由は一通の携帯電話のメールによるものでした。

長兄と同郷の親友は東電関連会社の社員でした。会社から急遽に招集された原発事故現場内から配信して来たものでした。

『東電が発表している、3KM以内は屋内待避という話しはウソ、もっと拡がるから早くみんな逃げろ!』という悲壮的なものでした。

東電のウソはそれだけではありませんでした。長兄の親友は会社の上司から緊急の招集電話を受けてマイカーで出社しましたが、直ぐに車のキーを取り上げられました。取り上げられた理由も直ぐに分かりました。緊急電話連絡をしてきた上司の二人は出社することなく既に逃亡していたのです。

米倉経団連会長は『原発は津波に耐えている素晴らしい。原子力行政は胸を張れ。』(北海道新聞:17日付け)といち早く「原発批判・東電批判」に釘を刺してきました。

呼応するかのように「こんな時には(東電)批判は控えろ」という見出しが踊る週刊誌が発売されたりしています。また、タレント学者(木場弘子:千葉大)や同タレントアナウンサー(古舘伊知郎:テレ朝)が「東電の社員は現地で命を張って働いていることを理解してあげなくてはならない。」と迎合的な発言をしています。

国民の良心はそんな体制迎合型みたいな人たちに言われるまでもなく、事故原発の中で国民的使命を持って働く580人の方々が無事に任務を終えて一人残らず生還されることを日夜、切望しているはずです。