天燈茶房 TENDANCAFE

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久しぶりに積ん読日々

2007-09-09 | 本を読む
ここんとこ、お出かけが多くてゆっくり本を読んでいなかったのだが、最近は久しぶりに自宅でのんびりする週末が多くなってきたので、本も読めるようになった。
以下、今読んでる&今後読む予定で積み上げている本リストの一部(ネタバレあるかも知れません)。

■「ロケットガール4 魔法使いとランデヴー」野尻抱介著:富士見ファンタジア

スキンタイト宇宙服に身を包んだ美少女女子高生が宇宙で大活躍するハードSFライトノベルの最新作。
今作は短編4作の詰め合わせだが、表題にもなっている第4話は地球帰還が不可能になった日本の小惑星探査機「はちどり」の救出ミッションに女子高生アストロノーツが大活躍!
…なんですが、「はちどり」ってアナタ。。。

どう考えても「はやぶさ」です。本当にありがとうございました(笑)

ともあれ、日本のハードSFをリードする野尻抱介さんの作品だけあって考証は完璧。一見、荒唐無稽で破天荒な設定とストーリーなのに、すべてに検証が行われすべて「事実であり実現可能」なのが凄い。宇宙研の相模原キャンパスや、はやぶさプロジェクトの川口先生(らしき人)も出てくるしw
エンディングでソロモンの樹海に舞い降りる「はちどり」には思わず涙が出たぜ…

しかし、作中では小惑星探査機「はやぶs…じゃなかった「はちどり」はバッテリーの故障により採取した小惑星地表サンプルを帰還カプセルに格納できず危機に陥る訳ですが、実際には「はやぶさ」は宇宙研スタッフの魔法のような手腕でこの問題を解決済みなんですよね~
…SFを軽く超越した奇跡の宇宙船「はやぶさ」、君はホントにどこまで凄い奴なんだ…

■「ロケットボーイズ(上下巻)」ホーマー・ヒッカム・ジュニア著:草思社

ガールの次はボーイ、という訳でもないが。。。
映画「遠い空の向こうに」の原作だそうですが、僕はこの映画知らなかった…まあタイトルに惹かれて購入したわけです。
スプートニク・ショック当時のアメリカの炭鉱町の少年が、自力でロケットを作ることを決意する!という、まあ分かりやすい爽やか青春モノなんだろうと思っていたら、何と後にNASAのエンジニアになった著者の実話だそうだ。
で、読み始めてみたらこれが面白い!アメリカにもエネルギーの石油転換当時の日本の筑豊や北海道の炭田のような「終わってしまう炭鉱の街」があったと言うのも知らなかった事実だし、そんな田舎の炭鉱町の閉塞空間の中でロケットを「作らざるを得なくなった」ロケットボーイズの奮闘と青春が生き生きと描かれる好作。
まだ上巻を読み終わっていませんが、久々に「早く読み終えてしまうのがもったいない」と思える作品に巡りあった。

涼宮ハルヒシリーズ 谷川流著:角川スニーカー文庫

アニメが大ヒットした(らしいが、僕の住む熊本県では放送してなかったんですよこれが)シリーズ作品。
昨年の夏、松浦晋也さんのL/D紹介されていたので何となく気になっていたのだが、夏休みのベトナム縦断鉄道旅行の時に列車内での暇つぶしにと思いネット書店で既刊を一括購入して持参した(文庫本でも8冊まとめるとかなりの重量になりますよ。おかげでベトナムの酷暑の中バックパックを担ぐのが厭になったぜ)。
そんな訳で、寝台車のベッドに寝そべり読み始めたのだが…何か既読感が…「これって…『究極超人あ~る』のオマージュだな!」
いきなりマニアックな喩えで申し訳ないが、「ハルヒ」の「一見日常、でも実際は超非日常的SF世界」という設定は、宇宙人や未来人や超能力者をアンドロイドやマッドサイエンティストに置き換えれば「あ~る」の設定と同じなんである。で、そんな物騒なメンツが揃って何をしでかすかと云うと、何となく学校生活や部活をして、みんなで集まって遊びほうけるだけ、という図式まで完全に一致する。やたらとエキセントリックな先輩やかわいい女子生徒、生徒会との仁義なき闘いまでやってることが同じだし。
そんな「ご近所感溢れる脱力SF青春ドラマ」は妙にリアリティがある分、読んでてとても心地良く楽しいのだ。僕ぐらいの齢になるとそこに「淡いノスタルジー」まで加わる訳だが。

■「コンタクト(上下巻)」カール・セーガン著:新潮社

これも以前から読みたかった作品。
幼稚園児の頃、母親からセーガンの「コスモス」のテレビ番組を見せられたりボイジャープロジェクトについてあれこれ吹き込まれたりしたせいで後に宇宙科学大好き人間になってしまった僕としては、是非とも押さえておきたかった作品。
ちなみにこの作品、人気絶頂の頃のジョディ・フォスター主演で映画にもなったが、僕が人生最初の海外一人旅から帰って来た翌日にこの映画をテレビでやっていて、見ているうちに「宇宙とは言わんが、僕も地球中あらゆる場所に自力で行ってやる!」とよく分からない決心をするに至るほどの感動をしたのを憶えている。

まだ読み始めていないが、多分来月の新幹線0系500系巡礼の旅の車中で読むと思います。

しかし、我ながらマニアックな読書しかしないね。。。何気にライトノベルにも嵌ってるし。。。
ベストセラー?話題の本?何それ??

小惑星探査機「はやぶさ」情報:提供 JAXA宇宙科学研究本部
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Beautiful Sunday

2007-09-09 | 日記
9月になっても残暑の日々が続く今日この頃、皆様良い日曜をお過ごしでしょうか?

最近、週末もあまり夜更かしと朝寝坊をせず、ウィークディと同じ時間に起きるようになってしまった。
齢を取ったせいでパワフルに遊ぶ(僕の場合は徹夜でネット情報を収集するという意味だが…不健康っ!)だけの体力が落ちてるせいかも知れんが、仕事をしなくてもよくて予定も白紙の日に早く起きて、まだ涼しい朝の空気の中で朝刊を読んでいる気分は中々のものである。
こんな爽やかな日曜の朝、悲劇は起きた。

僕は時間があるときは新聞をお手洗いに持ち込んで熟読する悪癖があるのだが、ついでに無闇やたらとトイレットペーパーを浪費するという悪癖もある。
この2つが重なったのが悲運の始まりだ。
ええ、まあ余り露骨に言うと品位が失われますので婉曲に言いますと、お詰まりになりやがったんです、我が家のお手洗い様が。

かくしてよく晴れた晩夏の日曜の午前は、トイレの詰まりを直すのに費やされた。
こういう時、ネットは威力を発揮するね。探したらあったんですよ、某巨大掲示板にこんな良スレが(笑)→http://bubble6.2ch.net/test/read.cgi/toilet/1138559783/l50

「なるほど、『スッポン』は押し出すのではなくて『引っ張り出す』ように使うのか…」とかアホみたいなことを真剣に確認して、スレにあった戦歴を参考にぬるま湯や洗剤まで投入して格闘数時間。
見事に開通したおトイレ様を前に勝利の余韻に浸りつつ「ネットの情報力、無敵なり!」とヘンな達成感を味わったのであった。
まあ、実際水道屋さんを呼ぶことにならなくて良かった、東京遠征0系500系新幹線巡礼の旅や種子島かぐや見送りの旅の旅費を払い込んだせいで今月は一文無しだったもんね。
皆さんもトイレを詰めて爽やかな日曜の午前中を台無しにするような事がないように御用心(´・ω・`)

という訳で月周回衛星「かぐや(SELENE)」とH-IIAロケット13号機の打上げまであと4日!

↑SELENEミッションマーク(画像提供:JAXA)をクリックしてJAXAの「かぐや/H-IIA13号機特設サイト」へGO!

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