民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 293 おかあわび

2007-11-06 21:00:14 | Weblog
このところアクセス数がめっきり減っている。
ピーク時の70%ぐらいか。・・飽きられたかな?。
少しマニアックな記事と、天狗チックな?記事が多いのかもしれない。
しかし例によって、「ままよ」である。・・シッカリ読んでくれている方もマダマダ多い。

ものが日記だから、本質から言うともっと自分本意のシビアな言葉もあって然るべき所だが、コレでも八方に気を配って書いている心算である・・一応・・ね。
八方と言うとコレだな・・得意の八方出汁(だし)。

普茶(ふちゃ)料理とか精進料理とかあって、いわゆる日本流の「菜食主義」みたいなものか、・・仏道から来た物であるから長い歴史を持つ。
西洋の「菜食主義者」は、日本の精進料理の比ではない事を知っている。獣肉のスープ=お出汁=もNGなのだ。・・しかも自分個人で決める自分の為の戒律なのだ。もちろん誰に強制されるものでもない。

はじめて正式な精進料理を頂いたのは、飛騨高山の「天皇様も召し上がられた」・・「皇太子様」だったかな?と言うさる高級料亭であった。勿論興味からである。
よく出来ていたのは「うなぎの蒲焼」だった。湯葉をドウとかコウとかして、皮目には海苔を使って。・・見るからに「蒲焼」であった・・が・・味も「蒲焼」であった・・と言う事は???タレに秘密がありそうだ。

その次にちゃんと頂いたのは、高槻にあるナンチャラ寺、ここで普茶料理と言う言葉を知った。もう10年以上も前の事か。

落語にも出てくるが、酒は「般若湯」・・アレは/これは・・と適当にお肉なども召し上がっているようだ。・・「ソラそうじゃ!たんぱく質も摂らねば・・」・・と天の声。菜食主義と言うより、修行中の禁欲食と言う意味が強いとも聴いた。

話はたいそうになったが、写真の「おかあわび」である。
見てのとおりシイタケだが、実に食感が良い。・・肉厚の原木シイタケであるが、「足」をチャントとって、精進料理に紛れ込ませたい一品である。シイタケと言うもの、実に美味しい食材であるに加えて、絶妙の八方出汁で・・。コリコリとまるであわびをかむ食感と味。

絶対条件は炒めすぎないこと・・キノコの生焼けは怖いそうです・・気をつけて。
拙者の料理には「青山椒」がよく登場する。春に小さな髭枝も取って、ナマのまま冷凍するのレス。水気がなければサラサラのまま1~2年は大丈夫。
最初にごま油でシッカリ火を入れるのも肝心なことかな?。・・是非一度おためしあれ。
コメント (4)
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