民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Day.2377 断捨離考

2013-08-01 02:01:10 | 一閑貼り
「断捨離」は今更説明の必要はない程認知されている新語だ。
「断」に就いては徹底している仙人である。
「捨」に就いてもかなり進んで来た・・・捨より贈と言うべきものが多い。
「離」・・・顕著ですね。
 ・・・とは言いながら求める気持ちも少なくはない。
中々、仙人には成り切れないのが凡人の凡人たる所以である。


先だってUPしたものに柿渋を塗った。
中々使い勝手の良いモノである。


ンで・・・またゴソゴソ・・・丸く刳った(くった)板切れがあったので
白い合板にペタッ!・・・木部に紙を貼って柿渋を・・・
赤いフェルトを貼って完成。


これまでに幾つも作ったのに・・・
お稽古と言うか、家で遊ぶのに勝手の良いフラットな台が欲しかった。
紙貼りから渋塗りまで一夜を挟んで二日がかり・・・多くの時間は乾燥の為。

「で?・・・断捨離と言う割には
「これらのモノは、不要になったら裏のごみ焼き場で燃やしてしまえば済むのデス
断捨離の難しさは「価値」とか「執着」によるところが大きい。
誰にとって何がどう大切なのか・・・人夫々であるが、一朝一夕にはいかない決断である。
不要でも高価なものは尚更である。

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Day.2375 一閑貼り

2013-07-30 19:33:00 | 一閑貼り
柿渋をネットで購入したのはもう大分前だ。
最初のうちは知らぬ事とはいえ柿渋特有の「臭う」奴を使った。
とてもいい匂いと言うには程遠い(時間が経つと消える)。
のちに無臭と言うのがある事を知り近頃では専ら無臭にしている。
柿渋から匂いだけを除去する技術が確立されたようだ・・・凄いね
心なしか艶に違いがあるように思わんでもないが、同じ条件で塗り比べた訳ではない。

もう一つの特徴は、光が当たると密封していても固まる。
その事で随分無駄にしたので、今では容器を箱に入れスチロールのケースで
冷暗所に保存している。
怪我の功名と言って良いかは分からないが・・・


ンで・・・いろいろやってるうちに沢山の「作品」が出来た。
幾つかは差し上げても居るので本当はもっと沢山・・・
手始めは空き箱を使ったが、やって見ると変形なモノの方が面白い。
竹籠などの凸凹にはまだまだ工夫が足りない。
何せ、師匠無しの仕事である。


師匠は無くとも何とかなった。
もともとが庶民の「長持ち狙い」の工夫だったのだから問題はない。
渋塗りで一番先に思いつくのが「渋団扇」あとは「暖簾」など・・・
こんなに沢山持っていてもしょうがないから、きっと誰かの手に渡る。
それでも幾らか喜んでもらえる人が良いな・・・と思う。


和紙を貼るのだが、特に雰囲気を出してくれるのが何と言うのだろう
この「義太夫の唄本」・・・。
柿渋塗りをUPした時、ブロトモの絵文女史に沢山いただいた。
半紙に文字や絵を描き貼って見たいのだけれど、未だそこに達していない。
否、達磨だけは何枚か書いた。
こういう時に何やら慎重になるのも「仙人の七不思議」の一つである。


右の箱は蕗の葉っぱに朱を塗りペッタンコ!
もう少ししたら和紙だけで乾漆みたいな器も作ってみたい。
「忙中閑あり」とはよく言ったもので、本業に熱が入っている今、妙に意欲が湧く。


ンでンで・・・こう言うのって・・・一人でオタクしていても面白さに限りがある。
そこで・・・同好会を持とうかと思案中である。
勿論、無料と言う訳には行かないが、他所のblogで書いたように「労力と材料への対価」は頂く。
例えばボロボロの竹ざるかなんかを持ってきたら、チャンとした?(力量によるが))作品で持って帰る。
な~~~んてね

最初の一日は紙の貼り付け・・・次の機会までに乾燥・・・次月の一日は渋塗り(月一)。
2工程で完成!・・・糊と柿渋は用意しましょう。
半紙に文字や絵を描いて来れば・・・「だども」・・・不安な方には要領をご指導致しませう
オモロ!と思う人「この指止~~~まれ!」




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Vol.1828 だるま

2012-01-30 01:28:28 | 一閑貼り
人生七転び八起き・・と言うけれど
七回転んで七回までは起き上ったが八回目で起き上がれずウンコラ唸っている
多分このままオキアガレナイコボシの仙人だ。

達磨大師・・面壁七年と思い込んでたが九年が正しい・・と・・知った
なんで七年なのかは・・忘れた。
*****
【故事】 達磨だるま大師が、
中国の少林寺で無言のまま九年間も壁に面して座禅し、
悟りを開いたという故事による。
*****
誰でも知ってるよね・・

一閑張りのテーマに達磨を決め込んだので・・オッキイのやらチッコイのやら描いて見る。
中々手間がかかるもんやな・・モノグサ仙人・・
筆を出したり洗ったりが面倒なので、まだちゃんとした絵は描いてない。
お手本を見ないで描けるようになるには相当枚数描かねばナルマイ。
「そのうち何とか・・ナルダローー!・・スイスイ!」・・古いね。

早く柿渋を塗りたいが、どうせなら一気呵成に・・
と思うので素材造りに精を出しているキョウコノゴロである。


達磨を描いた紙が白く浮いているようだが、糊で貼ると下地と一体になる。
塗り込めば唐突感がどんどん奥へ入って行く・・なかなか面白いものですよ。

達磨さんの絵柄で多いのを思い出した・・渋団扇(しぶうちわ)です・・知ってますか渋団扇





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Vol.1823 達磨

2012-01-24 20:26:00 | 一閑貼り
サッビィーね・・(仙人語で寒いねと言う事です
サブイとコチンコチンに固まる。
仕事の無い日は(殆どだけど)デスクの前に座りっきり・・と言う事になったりする。
おかげで、思いがけないデスクワークがはかどったりすることもあるにはアルが・・
それってお尻に良くないんだってね

ンで・・徒然なるままにいろんなものに下貼りをする・・一閑張り/柿渋塗りの準備だ。
コレが以外と面倒・・面倒が楽しいと言うほど余生に余裕が無い

いつかは誰かに上げようとは思うが、まだまだストックが少ないのでそこに至らない。
箱であったりザルであったり枕屏風であったり・・手当たり次第にペッタンペッタン!
頂いた謡本が雰囲気を盛り上げる。
ストックでは謡本満艦飾だが何処かに散らばって行けば・・。


はじめて達磨さんを書いて見た・・筆ペン・・
難しいねぇ~・・この手の絵・・描ける人が羨ましい。
絵は下手乍らにも描いて来たが・・イラストとかマンガは別物・・なんともサマにならない。

netで得た絵を参照した・・当然だ・・空想では及びもない。
油絵にしても下描きをしない仙人だが・・バランスがナッチョラン
これではどっかの「人相の悪いオッサン」や・・

でも「許す!」・・折角だから・・昨日貼った直径60㎝の平ザルにペッタンしよう。
柿渋を掛けたら少しは落ち着くはずや。
その柿渋ねぇ~・・アレって空気に触れると瓶の中でもヤバイね・・ゼリー寄せみたいになってた。
キッチリ蓋をして発泡スチロールの箱に入れたのは無事・・っちゅう事は光でも硬化するのか???

そんな訳で、「渋を塗る時は一気に」・・と思っている。
ア、「一日一生」・・どっかで聞いた言葉を当面の銘に・・







*****
達磨は禅宗の開祖とされている人物である。
菩提達磨(梵: बोधिधर्म、ピンイン:Pútídámó)、達磨祖師、達磨大師ともいう。
「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「法」を表す言葉。
達摩との表記もあるがいわゆる中国禅の典籍には達磨、古い写本は達摩と表記する。
画像では、眼光鋭く髭を生やし耳輪を付けた姿で描かれているものが多い。
*****

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Vol.1761 枕屏風

2011-11-24 23:24:00 | 一閑貼り
「枕屏風」・・懐かしい言葉がまたまた登場・・前にも書いたっけ

座敷でお布団ペッタンと敷いて寝る向きにはこれが結構暖かいのである。
仙人の使い道は違う・・居間or書斎での寒風除けだ
がらんとした部屋でコレを置くと格段に暖かい・・そんなに背が高くなくとも効果はある。
材料を取り寄せてまだ幾つも造ろうと思っている。

確か有ったよ・・「枕屏風」の出てくる民謡・・
あったったアリマシタ・・やっぱし。

郡上節のひとつ・・「げんげんばらばら」
*****
ア~~~げんげんばらばら何事じゃ~
拾四の春から通わせおいて
いまさら嫌とは何ごとじゃ
東(ひがし)切れよが夜が明きょが
お寺の坊さん鐘つこうが
向かいの丁稚が庭掃こが
となり婆さが火を焚こうが
枕屏風に日は射そうが
家から親たちゃ連れにこうが
その訳聞かねばいのきゃせぬ
ハア~イヤマカサッサイヤットコセ
*****


こう言うものって案外沢山の糊が要る。
お弟子に表具屋さんが居るので「糊」を頂く。
知らないうちはどうしても「濃すぎる」・・慣れるに従って薄い糊の使い良さが分かる。
「どうしたら皺にならず綺麗に貼れるの?」
「貼る紙だけではなく、地にも軽く霧を吹くと馴染む・・」
流石プロの助言だ・・理に叶っている。

「謡本」・・少し前に貴重な和本を頂いた。
主に一閑貼りに使うが、この際ぜいたくに使わせて貰った・・雰囲気が出るよね・・。
高価な美術本のとじ込みを切り取ってペッタン!
「つん読」よりこの方が幾らか目に触れるって言うもんだ!
・・と・・勝手な理屈。

屏風の数え方は知らないが、お稽古場にはもう2枚?は必要だ

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Vol.1534 ???

2011-05-22 00:14:32 | 一閑貼り
カテゴリーが「ひまつぶし」だと「そんなに暇かい?」と言われそうなので
今回から「片手間に・・・」を追加。
モヤモヤがちょっと解消

さて、何の写真でしょう・・答えは後日のお楽しみ
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Vol.1494 たまてばこ

2011-05-04 21:40:10 | 一閑貼り
*****
1 美しい手箱。特に浦島太郎が竜宮の乙姫さまからもらって帰ったという箱。
2 秘密にして、容易には人に見せない大切なもの。
*****

仙人は時々なつかしく面白い言葉を思い出す。
「玉手箱」・・直訳すれば「宝石箱」と言えるはずだ。
子ども心には、何が出てくるか判らない「不思議の箱」と言うイメージもあったが
否、その方が強かったが、それは仙人だけだったろうか?・・。

「子供の頃って・・そりゃ60年も前の話しかい?」
おや!天の神さん・・久しぶりのご登場だ。
「60年前?・・そうなりますねぇ~








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Vol.1491 柿渋の美

2011-05-02 01:39:30 | 一閑貼り
なかなか魅力的な柿渋・・漆は手に負えないだろうが、これなら何とか
大昔の人の知恵は凄いね。



和紙(半紙)に書いたものや押し絵したモノを空き箱に貼り付ける。



これで5~6回塗り・・内側は津和野で買ってきた千代紙を張ってみた。



外が渋くてパッと明けた中が・・面白いかも・・と思った。
マ、色々やってみましょかね
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Vol.1484 千代紙

2011-04-28 09:40:52 | 一閑貼り
*****
千代紙とは、日本の伝統的な遊びである折り紙を作るために使われたり、紙人形の衣装、工芸品や化粧箱に装飾の目的で貼られる、紋や柄の豊かな和紙で作られた正方形の紙である。別名、折り紙とも。
*****

津和野は和紙の産地・・まぁ・・何処にも和紙の産地はあるが夫々に特徴が有るのだろう。
千代紙を買って帰った。
包装してあったので中身が判らなかったが、誠に小さな紙片であった。
それもまた面白い結果に繋がったと言えば言えなくもない。

自分で絵を描く字を書くと言うのが理想ではあるが、表はそれとして
パッと開いた内側がこうあっても良いかなぁ~なんて思って・・
思い通りに配色する程にも無かったので・・取り敢えず、と言う処。

こうなると、良い箱が欲しいね・・空っぽで良いから
もう少し研究研鑽を重ねたら、柿渋塗り同好会を開きますよ。



最初は唐突な字も絵も深く沈んで行く・・止めどころが妙味・・と言える。



*****
4月27日のアクセス数 閲覧数:648PV 訪問者数:179IP
順位: 6,905位 / 1,572,515ブログ中
*****

このところ週に5日はランキング入りしている。
残りの二日は土・日・・
で、なんで今日UPしたかと言うと・・これまでの最高位が7240位
大幅にジャンプしたと言うか・・読者のみなさんにありがとう・・デス。
200IPオーバーしても順位が上がらない日もある・・それだけ変動が激しいと言える。
これもまた、ブログの楽しみの一つ・・です。
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Vol.1430 一閑張り・ボテ貼り

2011-03-28 10:39:40 | 一閑貼り
実はひまつぶしと言うのでもない。
案外手間もかかり、工芸的でもあるのだ。

きっかけは別にして、「柿渋塗り」・・を楽しむ仙人・・既にご披露済みである。
「一閑張り」と言う物に何処まで約束事が有るのかは知らないが・・。
仮に「一閑張り」が登録商標だとすれば、仙人のものは
「ボテ貼り」と言う名称だって一向に構わない。

その為の絵を描こう描こうと思いながら、なかなか思うに任せない。
残しておいた和菓子の包装紙をちょいと使ってみたが
オリジナルとは言えないので、どうも達成感が無い。
こう言うものは上手下手ではなく、自分で書いたものでないといけない・・絶対に・・。
また、ケッタイナ字程味が有るもんだ・・近頃の若い書○家に見られる

忙しい三日が続いたので写真に窮した。
外側一度しか塗ってない箱をパチリ!・・あと二度も塗れば素晴らしい色になる。
内側は一度かな?。

紅い葉っぱは「蕗」・・
蕗の葉っぱを採ってきて・・水洗いをして・・良く拭いて・・朱墨を塗って和紙に押し付ける。
葉っぱが下で上から和紙を押さえつける・・と言った方が正しい。
朱墨が上手く乗った例である・・モノが柔らかいので版画の様にはいかない。
塗るのも押さえるのも可也のコツが有って、失敗は数限りない・・。

和紙を綺麗に貼るには紙の方に糊を塗って・・馴染ませて・・貼る・・(これには高度な技術が・・)。
そうすると乾いた時にピ~~~~ンと張る。
ボディの方に糊をつけると、楽チンだが・・クシャクシャになる。
和紙は水になじむとすぐに破れる・・洋紙に比べると格段に扱いにくい。

お菓子の箱が目下の材料。
中々良いのがない・・適当な大きさでカッチリした箱が・・。
誰か空箱送ってくれないかな?・・
いやいや、別に箱だけじゃなく美味しい和菓子が入ったままでも構いません

「柿渋は匂いがねぇ~」・・とおっしゃる方は良くご存じの方。
今は無臭の物が手に入るのでその悩みもアリマセン。


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