空一面に雲の切れ間なく鉛色の空、初冬の一日の終わり。
暮れなんとすれば墨色をいや増して時はいま逢魔時・・・。
○心と秋の空とか・・気まぐれに変わるお天気に一喜一憂のこの頃である。
今日は地域の「文化祭」と言う事で出掛けた。普段公民館でお世話になっているのでお礼の気持ちも兼ねるが、この公民館でお稽古をしている人たちの成果のご披露でもある・・。
ずっと以前にはこの様な機会からお弟子が増えたものだが、昨今はその気配も薄い。客席にはかつてお稽古した人も少なくなかったが「一過」と言うのか、余り戻ってくる人はいない・・が、視線には温かいものを感じた。
「おや、今日は又和服でござるか?」・・「いかさまいかさま・・昔は冬になるとこうやってお稽古に出かけたものでしたよ」・・「で?今は?」・・「今は一日中お稽古の連続と言う事がないので、間(あいだ)がもたんのよ」・・「なるほどなるほど」。
落語家さんのようだが、拙者こうやって毎日が過ごせる事を夢に見ておった。素人衆の着物は「大島/結城」などの紬か普段ならウール・・昔なら木綿・・と言う所。お稽古ごとでもしなければこんな着物を着る機会はない。
「チョットチョット!まだへっこんでへんやんか・・」・・「そうでんねん・・背中は軽くなって目方もいくらか減ったノニ、お腹が後回しに・・」・・「気張りィや!」・・「まだまだこれからこれから・・」。
サイの母親と言う人が呉服を商っていたのでずい分沢山に作ってもらった。着物はサイより拙者の方が多いくらいに持っているが、なかなか着る機会を得ない・・今年こそ今年こそと思いながら果たせない・・今年こそ・・である。
紫の紋付を作務衣(野袴)にした時も「こんな羽二重もったいないね」・・と言われたが色紋付ばかりはこれから先着ることもなさそうだ・・色目も派手に過ぎるしね。
拙者が好きなのは・・贅沢は言いません・・80~100歳位のおばあちゃんが着そうな小紋か地紋・・のもの・・お召とか言えばこの上もないが・・相場で30万から50万もする・・染でいいです・・。
ちょっとだけコピペ
*****御召とは先染めのきもので、縮緬のようなシボがあることから、お召ちりめんとも呼ばれます。徳川十一代将軍家斉が好んでお召しになったことにその名は由来しているそうです。
紋織りや無地のものは小紋ちりめんと同格で、絣や縞の柄のものは街着として使われますが、いくら高価であっても、改まった席へは不向きです。ただし、紋織りや縫い取りお召の場合は、柄によっては訪問用やお茶会などにも出席できます。*****
と言う物らしいが余命を考えると望みも持てない・・ね。
羽織は「ヒゲ」と呼ばれる織りでわざわざに「失敗」の様な「ヒゲ」をだして趣を深める。年齢からすれば平織りの羽織紐が欲しいところだが・・買わずばなるまい・・。
男帯にも長さがあるんやねぇ・・これがいっちゃん長いので他の帯が締められない・・「今に見ていらっしゃい・・あの「ええ帯」締められるお腹になるんやから・・」。
白足袋の約束事もあるだろうがこの際はお許しを願って「落語家さん」並に・・。これもまた稼業ならではの役得である・・と思っている。このところは心を鬼にして「ナイロン」と言うか化繊のストレッチのものにしている。
お誂えで木綿・・の方が良いとは思うのレスが・・なかなかね。
暮れなんとすれば墨色をいや増して時はいま逢魔時・・・。
○心と秋の空とか・・気まぐれに変わるお天気に一喜一憂のこの頃である。
今日は地域の「文化祭」と言う事で出掛けた。普段公民館でお世話になっているのでお礼の気持ちも兼ねるが、この公民館でお稽古をしている人たちの成果のご披露でもある・・。
ずっと以前にはこの様な機会からお弟子が増えたものだが、昨今はその気配も薄い。客席にはかつてお稽古した人も少なくなかったが「一過」と言うのか、余り戻ってくる人はいない・・が、視線には温かいものを感じた。
「おや、今日は又和服でござるか?」・・「いかさまいかさま・・昔は冬になるとこうやってお稽古に出かけたものでしたよ」・・「で?今は?」・・「今は一日中お稽古の連続と言う事がないので、間(あいだ)がもたんのよ」・・「なるほどなるほど」。
落語家さんのようだが、拙者こうやって毎日が過ごせる事を夢に見ておった。素人衆の着物は「大島/結城」などの紬か普段ならウール・・昔なら木綿・・と言う所。お稽古ごとでもしなければこんな着物を着る機会はない。
「チョットチョット!まだへっこんでへんやんか・・」・・「そうでんねん・・背中は軽くなって目方もいくらか減ったノニ、お腹が後回しに・・」・・「気張りィや!」・・「まだまだこれからこれから・・」。
サイの母親と言う人が呉服を商っていたのでずい分沢山に作ってもらった。着物はサイより拙者の方が多いくらいに持っているが、なかなか着る機会を得ない・・今年こそ今年こそと思いながら果たせない・・今年こそ・・である。
紫の紋付を作務衣(野袴)にした時も「こんな羽二重もったいないね」・・と言われたが色紋付ばかりはこれから先着ることもなさそうだ・・色目も派手に過ぎるしね。
拙者が好きなのは・・贅沢は言いません・・80~100歳位のおばあちゃんが着そうな小紋か地紋・・のもの・・お召とか言えばこの上もないが・・相場で30万から50万もする・・染でいいです・・。
ちょっとだけコピペ
*****御召とは先染めのきもので、縮緬のようなシボがあることから、お召ちりめんとも呼ばれます。徳川十一代将軍家斉が好んでお召しになったことにその名は由来しているそうです。
紋織りや無地のものは小紋ちりめんと同格で、絣や縞の柄のものは街着として使われますが、いくら高価であっても、改まった席へは不向きです。ただし、紋織りや縫い取りお召の場合は、柄によっては訪問用やお茶会などにも出席できます。*****
と言う物らしいが余命を考えると望みも持てない・・ね。
羽織は「ヒゲ」と呼ばれる織りでわざわざに「失敗」の様な「ヒゲ」をだして趣を深める。年齢からすれば平織りの羽織紐が欲しいところだが・・買わずばなるまい・・。
男帯にも長さがあるんやねぇ・・これがいっちゃん長いので他の帯が締められない・・「今に見ていらっしゃい・・あの「ええ帯」締められるお腹になるんやから・・」。
白足袋の約束事もあるだろうがこの際はお許しを願って「落語家さん」並に・・。これもまた稼業ならではの役得である・・と思っている。このところは心を鬼にして「ナイロン」と言うか化繊のストレッチのものにしている。
お誂えで木綿・・の方が良いとは思うのレスが・・なかなかね。