民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol.551 デジタコ???

2008-07-31 20:47:06 | Weblog
車の進歩と言うものに取り残されて久しい・・10年と言えば一昔である。直近では2~3年前に来たサイの「軽四=タント」が印象的だった。ナント?タント?・・これが?・・想像以上の室内空間と軽自動車としてのインパネ・・。

世界に誇る国産車の、しかも高級車には「近寄って覗こう」と言う気にもならない。なぜならもうその運転席に座る事はない・・からだ・・。きっと夢のような動きをするに違いない。・・「天の神さん、けっしてひがんでいるのではありませんヨ」・・「解っておる解っておる」・・。

知り合いがミドルクラスの車を買ったので見る・・ミドルクラスならまだ「無縁」よりは近くにある。・・ナナナナなんと・・と言う印象だ。カーナビやオートクルージングは常識だろうが、省エネ/排ガス対策も平成22年の規制をクリアーしている。燃費は2000ccで15.7Km/Lだと言う(ネット情報)・・外国で日本の車が売れる訳だ・・。運転心地は申し分ないに決まっている。

もう何年かしたら排気ガスの規制値をクリアー出来ない車は乗れなくなるだろうね・・環境を守るには致し方のない事だ。むかし「車に乗れない人」が居たように、いま「新/車に乗れない人」が出来てくる・・燃料の高騰も含んで・・である。話が暗く聞こえるか知れないが決してそんな事はない・・これでも国産技術を絶賛しているつもりだ。・・さて表題である。

技術の進歩発展は時に特定の人を追い詰める・・よくある話だ。
「タコグラフ」は「蛸のあしあと」ではない・・ご承知のとおり「自動車の運行管理表」とでも言おうか、記録または記録紙である。詳しくはないが昔は一周が24時間の表であったと思う・・デジタルとなればその記録は際限もない。

今トラッカーが悲鳴を上げている・・「まるで口うるさい社長が隣に座っているような気がする」・・とルポの中で語る・・ドライバーとしての仕事の苦労の外にある。ギョウカイの事を批判するのでも無い・・デジタル技術は凄いと絶賛しているのだ・・この場ではネ・・。批判ではないが事実は・・急発進/急ブレーキ/アイドリング/その他「無駄を監視するキカイ」なのである・・管理者だけに都合のよい「キカイ」なのである。

「ア、ガソリンが残り少ない!」・・「心配アリャーセン、あと〇〇Km走れます~」と表示されるのがまたすごい。・・拙者の愛車にはカーナビもついとらん・・いわゆる「アナログ車」である。車は「馬車」から進歩した・・パワーも「馬力」であらわし「ワゴン」と言う車種は直訳で「幌馬車」なのでR。

先に書いたように「古い車」が規制されるとなるとチョトつらいね・・拙者、新車から20年もそれ以上も乗った☆お気に入りの車をピカピカに磨いて、赤いシャツと白い帽子で幌を上げてゆったりと走るのが「夢なのじゃ」・・もうすぐ現実になる・・。

そんなデジタルな車を見て、久しぶりに「若い好青年」に逢ったような気がした。
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Vol. 550 ハンモック

2008-07-30 20:53:14 | Weblog
オオなんと「美しいおみあし」・・かなり太めだけど・・デジカメの所為ですよ・・。いくら自己弁護しても土台、細からず細からずである。その話から早く離れよう・・差し障りのある話になってもつまらんので・・。

ハンモック・・この入手経路の話はすでに済んでいる。このページの簡単辞書で引いてみる・・「吊り床」・・簡単明瞭で余分な事も書いてない。・・ガレージの一番はずれにあるスペースに・・細い柱だが十分に支えてくれる。・・結わえた紐が細いのでやたら心配してくれるが「ケンチャナヨ」であり「ノープロブレム」である。紐は額縁を吊る為のもの、いたって丈夫である。

対角に結わえた先には額アジサイが美しい・・奥から右手は大きな杉の木立が続く。「ドッスーーン!」と落ちたのは試験中の事、今は床上20㎝以上をキープしている。理想的には尻手のロープが前後30㎝ばかり余裕があると揺れる条件が増す・・。

もうかれこれ1週間は楽しんで居る。この家に住んでからずっと思っていた「ハンモック」が30年の余を過ぎてやっと実現した。試行錯誤はいろいろである。・・まずヨッコラショとまたいで・・その為にもあまり高く出来ない・・幅の両端を広げてお尻を入れる・・お尻が入ったらその幅はキープした事になる・・肩のあたりの両端を広げて体を沈める・・もうこうなれば何んの心配もない・・開いた両足をモックの中に・・。

「アレーーッ??・・モックって面白い・・ひょっとしたら=ハンガーモック=かなんかの略称じゃない?・・知ってたら誰か教えてよ・・」・・勝手に揺れるのである・・それではと・・横の椅子を突っ張って離して「ゆさぶり」を掛ける・・何と!・・揺れて風を作るので涼しいではないか・・しばらくは揺れる・・揺れを止める抵抗が殆どないので永い間揺れる・・止まったかなと思っても目を閉じるとまだかすかに揺れている・・「ウーーン!こりゃええわい!」・・と思ったが意外と腰が痛くなる・・丸まった姿勢の所為であろうか・・。

1週間経って工夫がないのも芸がない・・モックの「底」に背中を持って行く・・自然、足は端近くになる・・するとどうだろう?・・案外ラクチンになった・・腰への負担が軽減されたに違いない。あとは「蚊対策」だ。野外であれば蚊取り線香と言う訳にもいかない。防虫スプレーを体に吹き付けるのも嫌だし・・眠ってみたいがそこまでたどり着けない・・団扇でパタパタ・・蚊を追うには充分だが眼りには適さない。・・少し離れた所に「誘蛾灯」が良いかも・・ア、それが良いかも・・。

他愛もないことで喜んでいる内に音羽の夏は終わる・・お盆を境にめっきり涼風が立つ・・筈である・・早くしないといけないな・・夏は極楽で冬は地獄・・今年の冬も「雪だより」に明け暮れるのか・・あの雨以来朝夕の涼しさは殊の外である。
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Vol. 549 郡上踊り免許状

2008-07-29 16:34:58 | Weblog
暑かった何のと言うのは一昨日に書いたから敢えて書かないが、郡上踊りの話題をもう一節・・。CDを買ってきたので・・以前テープを買ってきたのが誰に上げたものか手元にない・・曲目だけでもご披露しておきましょう。

かわさき/三百/げんげんばらばら/さわぎ/春駒/ヤッチク/郡上甚句/古調かわさき/猫の子/まつさか・・の10曲である・・曲名の文字づかいも現地のまま。踊りも夫々に微妙に違うがアノ手拍子でグッと締まる感じがする・・三味線笛太鼓も無いまつさかなどは「よくぞここまで見に来た聴きに来た」と思わせる風情がある・・最後にこの曲が流れる頃にはほとんどの観光客はお宿である。

「郡上踊りでもう一くさり」・・と言うのは他でもないが「踊り免許」の制度にある。写真は拙者が二時間半一生懸命踊って獲得した「免許」である・・内容は・・
「免許 他所の衆殿 正調郡上節 世久修得された事を賞します」とあり「無形文化財」と「郡上踊保存会」の朱印が・・獲得したのはウソです・・。

なかなか獲れるものではないらしい。よほど審査員の「おめがね」に叶わないとくれない・・審査員は踊りの輪の中でジッとカンサツ・・いつぞやNHKのドキュメントで「すべての曲目」の免許を獲得した婦人が紹介された事があったが、並大抵の努力では報われない・・と言う事であった。

それも「今日はこの曲で審査します」と言うのはその日・・しかも歌の歌詞に織り込んで発表する。全曲を網羅するには10回の何倍行けば的中するものか知れない・・その上「お目にとまらぬ」時は・・また来年・・となるしかない・・。そんな免許が拙者に獲れる筈もないが「定員のない免許者」に実力を求める保存会の姿勢にも感服する「郡上踊り」である。

越中おわらにも阿波踊りにも「競演」はあるが郡上踊りにおいては個人への評価である。河内音頭も江州音頭も立派な「盆踊り大会」があるのだろうが未だ見に行ったことはない。きっと趣の違うものであろうとは想像に難くない。「デカンショ行こうか?」と言う声が「チラ」と聞こえたが、それも良いなと思う。ただ、スケールはでかいが「デカンショ節」だけである・・参加するには楽しい踊りだろうと思う・・が不明である。

昨日今日と雨が降ったが、郡上では雨にたたられる事はなかった。帰路ザーっときたのはそれこそ「あとのまつり」ならぬ「まつりのあと」で幸いした。
ご希望があれば「郡上節」をテープかMDにして差し上げます・・多人数の場合はチョット時間が・・なにせ「倍速録音機」がないもので・・。

「♪郡上のナー八幡 出て行く時は 雨も降らぬにそでしぼる」・・よく一番の歌詞として唄われるが、これは最後の方で出てくる・・「♪もはやナー川崎ゃやめてもよかろ 天の川原は西東 西東ノー西東 天の川原は西東・・」で「終わりまっせ!」の合図と・・なる。
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Vol. 548 カサブランカ

2008-07-28 21:24:47 | Weblog
「アメフランカ」・・今年の梅雨は拙者的には「カラ梅雨」であった。

葉っぱがしおれて葉巻のように丸まったシャクナゲに毎日水をやる。この「水やり」少々の事では効果が無い・・ホースを抑える指が痛くなる・・それでも効果は無い。・・13:30・・待望の雨が来た・・早速近隣で「洪水」「新幹線運行停止」・・のニュース。PCの隅っこに「ガジェット」なる「大阪の天気/気温/即時ニュース」を表示する窓が新設されている。13:00頃まで33度を示していたがこの土砂降りで25度になっている・・問い合わせるまでもなく市内もかなり涼しくなって来たに違いない。

これぐらいの雨になると拙者のサンルームでは「頭の上を電車が通り過ぎる」ほどの音がする・・なんと心地よい雨音ではないか・・その上「ガラガラ!ゴロゴロ!ドッカーーン!」と派手に「カミナリサン」が・・揺り椅子で寝付くのに数分もかからず、おまけに1時間も寝た・・目覚めたのは体が冷えて寒くなった所為だった。取り敢えず変な趣味で「ザーーー!!」と言う雨音に包まれると落ち着くNODA。

小やみになった頃庭に出てみる・・石楠花もクチナシも一様にみずみずしくシャンとなっていた・・明日のクチナシはきっときれいだよ・・やはり自然の雨には勝てない・・これでサッパリ上がってくれると感謝されるんだよ「雨さん」・・。雷さんも雲から落ちない程度に太鼓たたいていてくれたら「カワユイ」と思える・・。

「アメフランカ」ならぬ「カサブランカ」・・たった二日の留守の間に咲いたらしい。球根を植えて数年・・何とか咲いてくれる・・ほんとは植え替えを繰り返さないといけないそうだ・・が。・・「切らずに置いときました」・・「ありがとう」・・早速切り花にする。・・「なんか違うな?」・・前から花束を貰った時そう思った。きれいなカサブランカなのに何か違う・・そう思って後に気がついたのは「めしべ」を切り取ってある事だった。うかつと言えばこの上もないが男とはそうしたものである。花壇にあるうちに写真を撮る・・この白さが良い・・。

花瓶に挿した4輪のカサブランカは見事にゴージャスだがやはり「ポイントに欠ける」・・花粉が洋服についたらとれないそうである・・これは仕方のない事だ・・と納得する。たちまち芳しい香りが部屋に満ちる。芳香で言うならクチナシも引けを取らない・・トイレと玄関に挿すには充分な花が毎日咲く・・もう一つの夏の花「むくげ」も大好きだが切り花に向かない・・。

海の向こうで百日紅(さるすべり)の花が楽しみ・・という記事・・前の家に百日紅があってそれは見事な花をつけた・・花が終わる頃剪定をする・・「切り詰め過ぎや」と言われるほど切り詰めると、また次の年には見事に咲く・・あれも切り花には全く向かなかった事を「夏の花」で思い出した。
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Vol. 547 郡上踊り 

2008-07-27 20:59:07 | Weblog
熟達・・言葉を選ぶのも難しいほどの熟練ぶりである。
ゆうに70は越しているご老人・・3人・・が仲良く「ヒョイ」とほっ冠りをして踊り出す・・まさに「ヒョイ」と踊りの輪に入るのである。・・なんと軽やかな身振り手振りであろうか・・どんな若い美しい娘さんの踊りより素晴らしいと思った・・拙者から「観客賞」とでも言う賞をあげるならこの「にこやか老人トリオ」に決める。・・橋の上でも音頭を遠音に聞きながら10人ほどの若いグループが揃いの浴衣で小さな輪を作っていた・・それも見事な踊りであった。・・きっとまた何年かしたら行きたくなる・・と思う・・そんな盆踊りである。
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Vol. 546 郡上踊り

2008-07-27 20:41:31 | Weblog
暑い!!とにかく暑い!!!・・「郡上は日本一暑いんや!・・」昼間、観光で回ったお城の近くで現地の人と・・「???」。

底冷えと猛暑が盆地気候の特徴ではあるが・・いままで「こんなに暑かったっけ?」と思った。目的は踊りであるから早く着いて準備するのが得策だ。4時に着いて6時の夕食までたっぷり時間がある・・「二人で満杯」の風呂に列をなして、皆で名物の「下駄」を買いに行く。この踊りに限っては「下駄」でないと様にならない。

夕食はこざっぱりして無駄がなく、総体としては「とても美味しい」と言える物であった・・問題の「飛騨牛」かとお思いきや「郡上牛です」と自信たっぷり。ウナギも少しだったが細身の美味しいものだった。さて期待の「鮎」である・・絶品だった・・塩焼きがやはり最高・・あまり得意でない「田楽」では、拙者の意を鮎に見透かされたか「ジャリ」と砂を噛んだ・・「背越し」ならぬ「刺身」も美味しかったが、料理の出順に少し首が傾いた・・のは拙者だけか・・。

五指に余る郡上行であるが一度泊まりたかったのが今回の「吉田屋」結果から言うとGOODであった・・お風呂を除いては・・だがこれは気持ちよく許そう。「男子6名一部屋」と言う部屋割にはいささか不安があったが部屋に入って納得した。8畳と10畳の二間続きで完全な「「一棟」の様相を呈している。「コリャエエワイ」・・と、一同納得。

食事の最後に「川崎踊りと春駒」の振りを教えてもらい「いざ踊り場」へ・・ホンの目と鼻の先で、通名な「飛び込み橋」の所だ。いつも「7月の最終土曜日」と決めているので場所も過去からいつも場所はここであった。8時半から11時前まで拙者を除いてみんな汗だくで踊った・・ようだ。相変わらず沢山の踊り子・・11時前ともなれば観光客も減り、見事な手振り足さばきの常連が拙者の目を奪う。

宵の口の少年少女の「やぐら」もさる事ながら、若い青年男女がまことに「素直に」踊りを楽しんでいるように見えた。否定する者とか尻込みをする者の有無はともかく「ごく自然に」美しく踊られていたのは目に心地よかった。キットいつまでもこの踊りは続くナ・・とも思った。

暑さで「半熟」になった体を取り敢えず湯舟に沈め部屋のクーラーで冷やす・・「キエーーッ!・・ゴクラクゴクラク」・・11時半だと言うのに「呑み直そう」と言う声が誰からも出なかった。「冷たいお茶買って来ォ」と拙者・・誰かが「お水買って来ォ」・・12時ともなれば誰からともなく寝付くが何と「静かな」こと。いびきをかこうと言う人もない。拙者、興奮の所為かなかなか寝付けない・・用意の催眠薬を飲むもかなりの時間寝付かれなかった。翌朝(今朝)は6時に〇崎のおっちゃんを起こす目覚ましで拙者も目覚めた。おっちゃんは午後尺八の仕事があると言って早朝のバスに乗った。

本場の民謡をたっぷり見て聴いて充実した「真夏の一日」であった。
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Vol. 545 モンゴル係数?

2008-07-25 15:09:11 | Weblog
「エンゲル係数」と言うのが・・あった・・。

「あった」と言うのは時代背景が「必要」としていた頃のことだからだ。・・現在でも数値的には必要なものかもしれない・・が、その昔とは少し意味が変わって来たと拙者的には思える。衣食住の中心にあるのも自然なポジションなのか?・・食衣住でもよいかも知れないがいまさら・・である。

拙者のことで言えば「エンゲル係数過剰」を認めざるを得ないが、決して読者の3倍も食べているとは思わない・・が・・結果は結果である。運動量の少なさは持病にも原因はあるが、その事は「言い訳」にしかならないのでそこからは離れる・・。

およそ太古の昔から見ても、庶民である拙者にとっては「戦後」が最良の時代であったと思う・・戦後とは今次敗戦から次に起きる戦争までの時代を指す。・・物理的にでもある・・ラジオを初めて聞いてデジタル時代までのたった6~70年の一番おもしろい時代をノーカットで全部見る事ができた・・楽しき哉・・である。

ゆったりと流れていた「時代」が急流のようにスピードを上げた・・これで「水害」が起きなかったら不思議である。現実に起きている事は目に見えない「水害」なのだと思う・・ガソリンにおいてもだ・・世界中のみんなが流されていくしかない・・。

タイトルは「モンゴル係数」・・すでにお察しの通りであります。過剰摂取はこの先どうなる・・など拙者の知ったことではないが、余りいい気がしない。・・単なる拙者の「ロマン」の問題と言うほかは言いようもない。「そんならそれでエエヤン・・」と、天の神さん・・「それはそうやけどなぁ・・」釈然としない。

のみならずデアル・・言っちゃー失礼だが北欧からロシアから・・目につくのは幕内・・予備軍が「WANSA」といる。はじめのうちは珍しかった・・。我が国の先輩連中が外国を「切り取り」に行ったことを思えば些細な事であるが、事は「国技」である。「キモチ」の問題で、みんなが「カメヘンヤン」と言えば拙者とて反旗までひるがえそうとは思わない・・キット「オモシロナーー!」と離れていくだけで終わる・・多くの人がそうならなければ良いが・・「株式会社にすべき・・」とは、別の角度から起きている見解である。

「どうしたん?この金銀財宝?」・・「不思議やねぇ・・離れてみると、ンー??」・・「答えになっとらんがね・・」・・「不思議な心境やね・・」

これが似合ってたかどうかは別問題だが「大好きな物」であったing。「歩く宝石店」と言われたころの名残である。「名残」であるから処分もし切れない。謹んで訂正・・処分しきれないのではなく「処分の仕様がない」と言うのが幾らか正しい。捨て値と言えば問題はないがそこに前出の「名残」にわずかな「未練」が加味されるから余計にややこしい。

さらに言うなら、使った事で十分に「減価償却」された筈であるのに「美しく形がある」と理屈どおりには行かないものなのであり、それを「欲」と言うのだろうか・・あさましいものである。

眼前にあると見えにくいものが後に「後悔の種」となる事は往々にしてある。何が正しいかは「問題無く過ぎている時」が正しいのでそれ以外は「間違った選択のつけ」である事が多い。

間違った選択も「神ならぬ身の可愛さ」・・と協会役員/政治家ともども一様に自己弁護&自賛して、気楽に参りましょうか・・。
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Vol. 544 むくげ元旦??

2008-07-24 21:02:52 | Weblog
「待ち兼ねし むくげも咲きて 土用丑」・・飽水。


久しぶりに駄句一首・・夏の土用は暑さの代名詞・・天神祭の宵宮でもある。・・大阪ではこの日が「スイカの一番高い頃」・・知る人ぞ知る・・知らん人は知らん・・昔からの言い伝えである・・つまり一番熱い「大暑」と重なり、言い得て妙である。また京都では祇園さんの山鉾巡行を境に「はも」が安くなると言う・・。
土用丑とは言いながら「うなぎ屋の産地偽装事件」で市場と消費者は「ニョロニョロ」ならず「ウロウロ」である。

天神さんにもいい思い出があるが遥か昔の事である。・・先代がしつらえた「いかだの船」に大勢で乗った・・祭りは参加してこそである・・橋の上から眺めているのとでは大違い・・まさに臨場の高まりは筆舌に尽くせるものではない。死ぬほど暑いのも会費が高いのも「うーちまショ チョンチョン もう一つセ チョンチョン 祝うて三度 チョチョンーがチョン」・・とやればみんな忘れてしまう。

この「うーちまショ」は大阪〆と言う・・三三七拍子とは趣が違ってまた面白い。もっちゃリしたところが又良いのでR。テレビで見て知っていた「歌舞伎船」や「落語船」・・大川で行き交うごとにこれをやる・・これしかないがそれが又良いのだ。・・もうあんな派手な「お遊び」に単一団体で金をかける酔狂者(すいきょうもの)も居ないであろう・・。

あさってから土日で「郡上踊り」を見に行く・・若ちゃんグループに混ざって・・これが又「暑いのなんのって!!」・・暑いのも味のうちであるが・・俗に「日本の三大盆踊り」のひとつ・・と言うが、これまた三つに収まらない素晴らしい盆踊りは各地にある。・・が、我こそはと自分を三つの内に入れて自慢となるのでR。

秋田・青森は言うに及ばずピカイチの「越中おわら」「阿波踊り」遠く熊本の「よへほ踊り」など、枚挙にいとまがないのだ。自分を含めて「日本三大の・・」と言えるのも大いに結構な事である。さてその「郡上踊り」踊りの種類の多さでも群を抜く・・「川崎/古調/春駒/三百/げんげんばらばら/猫の子・・他」いま急には思い出せないが、それらを一通り踊って一幕・・である。・宵の口には子供達だけでやぐらを仕切らせるのも後進の育成を慮って(おもんばかって)の良策であると感心する。

盆の中日には行っても踊れないほどの人出であるから、お勧めは「七月最終の土曜日」・・となる。七月中旬から九月の半ばまで二か月に及ぶと言う事である。・・ポンと足を蹴り出すたびに下駄の歯が「チビル」。新しい下駄を一晩で擦り減らすとも言われる・・心得たもので門日(もんび)には「下駄屋」が一晩中営業している・・。
ともあれ何度行っても楽しい盆踊りである・・拙者、もう片手では済まないほどに行っているが、今度も楽しみで仕方がない。・・「あそこは飛騨牛の偽装があったな?」・・と俗っぽい事を考え、ウナギとアユがほんとは良いんだけど「まさか・・ね?」などと・・思うのも旅の楽しみの内・・か?・・。

「♪てんのなぁお月さんカカ盗まれて 雲のあいからカカァカカァと・・」唄の教本にはない現地ならではの歌詞である。
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Vol. 543 友人考??

2008-07-23 20:51:13 | Weblog
「典型的な振り込め詐欺ですね」と、友人の弁護士・・。

友人と言って良いかどうかは問題だが親しく話せる間柄ではある。
昨日ハガキが送られて来た。1件、会員制クラブの事で相談を掛けている事もあり、念のためスキャン→添付・・答えは冒頭の通りであった。内容を見た時から「ええ加減なハガキや」とも思ったのでその事も書き添えた。

「ほほう!そなたも振り込め詐欺に狙われるとは大したもんや・・」・・「何を言うてまんねん天の神さん、こんなんいろんな名簿で勝手に送って来よる・・」確かに各種名簿に載る機会は多かったかも知れない・・過去には。

T弁護士は「ちょっとからかって上げたらよろしい」と事もなげだが、余りかかわりたくないのが「しろうと」である。・・それにしても「持つべきものは」と、改めて思った・・そして今更ながらに「友とは?」と考える。朝早くに電話を頂いたので、「小さな心配」はたった一晩のことで終わった。

65年かかって一体何人の友人がいるのだろう・・「それは基準の問題やで・・」天の神さんは良い相談相手でもある。・・「確かにね」・・。「舌を噛んでな!血が止まらん!!」・・「押さえてすぐにおいで・・」とA歯科医・・夜分であったがレーザーで止血してくれた。・・ホンマに有難かった・・。ア、ここに書くのは「男の友情」とでも言うべきことで「恩義」なら別に山ほどある。今今の今、拙者のPCの事で日夜苦心をしてくれるDr.K・・。

ひたすらお世話になるばかりだ・・「誰がしてくれるかい!そんなこと!」・・と天の神さんに言われるまでもない・・。どうして報いれば良いのだろうと思うが、思うだけに終わっているのが現状だ。友情を思い違った事も見透かされたことも、それなりにいい思い出である。昨日今日のハガキ事件で一瞬でも友情を静思出来た事はとても良かった。

この手の「振り込め」もさる事ながら「儲けまへんか?」の詐欺も多いね・・「まだ欲しいんかいな?」と、ひがむ拙者であるが、持ってる人しか掛からないから「セレブ詐欺」とでも言うのだろう。「もったさん」のあなた・・お気をつけなさい・・狙われてますよ・・。「もったさん」とは香川弁か小豆島弁で「お金持ち」の事だそうだ。ついでについでだが小豆島って「もったさん」が多いんだって(新聞ネタ)・・。

「そんで?友人考はどうなったん?」・・「それそれ」・・おかげさんで交友関係は多い・・拙者の身の丈に余る方々ばかりであるが、みな大切にして下さる・・「ええ機会やから態度で示さな!・・」・・「へいへい」。最後はどうしてもこうなる・・。

拙者ももうええ歳やから、思い切って友人と呼ぶことを許して貰おう・・ただただ「ありがたき哉」である。
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Vol. 542-B 7分通り・・

2008-07-22 21:36:53 | Weblog
暑い!!!!!・・大暑だそうである・・。
暑いと言っても昨日経験した「市中」の暑さではない・・そよ・・と風が来ればいたって涼しいのである。

午前中に2時間、昼食と昼寝をはさんで合計5時間ばかり・・脚立を上がったり下りたり・・かなりの運動量である。・・脚立ね・・普通は手を添えて上がるのが当たり前・・ところがである・・右手に刷毛、左手にペンキ缶をもって上がり下がりせねばならん・・これは見てるより大変だよ。支えがなければヒョロつくのが道理・・足をかけた一つ上の段に膝を預けるのだ・・褒めてあげねばならん・・。

降りるときはふくらはぎの上部あたりが支えになる。・・片足で95kgを「プレス」する・・失敗したらペンキごと「ドッスン」である。足場のないところでは、脚立の4本の脚のうち3本を使って・・まるで「サーカスもどき」である。

ベンチの時も言ったが、ペンキと言う物なかなかのものである。最低2度は塗るのが普通だ。いまどきの建材は一度では塗り斑ができる。木材は吸収してしまうのでやはり2度塗り。水性であるが乾けば硬さも光沢も申し分ない。・・何だってこう上手く「塗るだけ」できれいになると良いのにね・・。

屋根が残っているので7分まで行ったかどうか・・一部に白のラインを入れる予定・・入口の上の一文字も白でアクセントに・・。下の濃い緑のライン・・ペンキが無かったので最初「黒」で塗ってみた・・なんだか「蔵」みたいな雰囲気になって「ヤッパいかん!」と建材屋へ走る。これでいくらか「イタリアン」・・カラーの話ですぞ。

国内では「ペンキ塗りの家」は少ないが、あちらではいろいろに塗った家も多い。びっくりする色だがアチラでは自然に見ていられる。昨日までの雰囲気とはコロリと変わる・・マンションもそうだね・・少し内装を変えると「まっさら」みたいになる・・和風建築との違いである。このパステルなグリーン・・島でも使っているが大好きな色である。下の緑に白を・・と言うか白に緑を・・軒裏にはパステルな黄色を塗ろうとペンキを用意した。・・とことん非日常のカラーを楽しむ。

「中の囲炉裏とずいぶん雰囲気チャウな!」・・と、天の神さん・・「中に入ったら外見えへんヤン」と拙者・・変な理屈をこねる。・・中と外が180度違うのもまた「おもしろからずや」・・でR。そこへ暖簾を吊ろうと言うのだから二度も三度もビックリである。

作業中・・何が辛いと言ったらアレだ!・・下の方を塗る・・お尻を完全に落として・・「これは一体なんの修行じゃ!」・・と言いたくなる。上の方では「ペンキがポタリ!」・・それにクモの巣や虫のさなぎや何かでなかなか進まない。みの虫なんか刷毛を持った手でうまくちぎれない・・。本職が箒代りに乾いた筆を持っている意味が「終わる頃」にやっと判った・・判っちゃいたが最後まで用意しなかった・・急がば回れ・・と言うハンセイ。

あそこは地震が来ても壊れない・・理由は屋根がメチャ軽い・・一応非常の際の衣類とポータブルガスがコンテナに・・ア、「コンロ」忘れてる・・食品は無い・・なんちゅうことや!・・いまどきの乾パンって美味しんだってね・・それに氷砂糖が付いているとか・・。
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Vol. 542 イタリアンなペインティング?

2008-07-21 20:50:54 | Weblog
塗り始めたバーベキューハウス・・記事は火曜日です。
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Vol. 541 ゴルゴンゾーラ&ボンゴレビアンコ?

2008-07-21 19:33:14 | Weblog
テレビの情報だが「ディ・チェコ」と言うスパデティーが最高だと言う。

日本でいえば「本格さぬきうどん」・・か?・・。早速NETに向かう・・500g一袋380円が240円で・・とある・・「こりゃええわい!」と思ったら「送料6000円」・・何のこっちゃと思ったら、「現地発送」だった。・・営業であれば60袋まで送料が同じだと言う・・それなら割に合うな・・と納得。

結局、同じ店の国内版にした。定価より、つまりデパ地下より易いが送料と代引き手数料を加算すると・・それでも若干安かった程度だが買いに行く手間わ考えるとGOODだったかもしれない・・という程度・・。いくら良いパスタでも茹で加減が悪かったら元も子もない。

さて、知ってるだけのイタリア語を並べたようなものであるが、ゴルゴンゾーラは「青カビのチーズ」・・ボンゴレがアサリでビアンコはホワイト・・
「アサリの白ソース、青かびチーズ味」である・・ブッチャケ・・だがレストランでは「知っていた方が良い」程度の単語である。

ニンニクを沢山頂いたのと、島で良いオリーブオイルを貰ったのでたっぷり使う。
結果からいえば「大変美味しうございました」・・でR。絶妙のアルデンテ(
カタ茹で)は拙者の最も得意とするところでR。アサリは缶詰、白ワインと青かびチーズですっかり「イタリアン」・・最後に庭で摘んだ青じそ(バジリコ)をパラリ・・。

行きつけの「イタメシ屋」が、チーズ/バター/粉などの値上がりでサッパリ美味しくない・・今日の味なら・・引けを取らないぞ・・と自賛・・。材料を見る限りどちらかと言えば「コッテリ」である。しからば・・とアノ美味しいトマトを湯煎で皮をむき、氷を入れた簡易ミキサーで「ジャーーッ!」・・もちろん塩が入る。・・ビール党の拙者でもこのジュースはこのパスタによく合った・・「ンメーー!」状態でR。

輸入チーズも品不足だそうである・・今度はチーズも作るとするか?・・拙者はおいしいと思うが「レモンの味が・・」と好評までに至らない・・作り方は別途記事にしましょう。いずれにしても、かなり「イタリアンな拙者」の様である・・特にチョイ悪オヤジ」の要素も持ち合わせてはいないが・・。

昼食後、思いついて「バーベキューハウス」のペンキ塗りを始める・・これが又「何ともイタリアン」なのでR。続きは明日と言う事で・・。

十日分の汗を一日でかいた・・様な良い天気だあった。
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Vol. 540 かき氷?ユリ・ゲラーのスプーン?

2008-07-20 20:35:26 | Weblog
今日は市内天王寺区民ホールでわが梅若会名取連中のおさらい会があった。

回数を重ねるが開催日を「海の日」に合わせる・・当然暑い!!・・暑いのなんのって・・。ちょっとズルをして11時に現場到着・・駐車場は「市営上汐P」・・日曜日でガラガラにすいていた。エレベーターのない階段は十六段毎に踊り場があって三回続いている・・都合四十八段・・3階以上の高さである・・ひと区切り毎に休むが全部上がって、完全に息が上がる・・大深呼吸しても酸素が間に合わない。

そこへ差して今日の気温である。ニュースで近畿圏はほとんど「体温」・・。熱い空気が胸に入ってくる。ちょうど太陽は頭の上あたり・・ビルの陰もない。車のクーラーで冷えた体はたちまち汗にまみれる。・・「そうや!コンビニや!」・・いまどきチョット歩けばコンビニがある。「お茶でも買おう」・・探す振りでもない
が、ゆっくりお茶の売り場に向かう・・「ああ涼しい!」・・口には出さない・・出せないのだ。お茶を買って「トイレ借りても良い?」・・十分に時間を使う。

汗がひいて涼しくなった・・ホールへ向かう・・歩くこと15分?位・・また汗だくである・・「ああ涼しい!」ホールは寒いぐらいに冷えていた。家元にも一通りのあいさつを済ませ、弟子たちの唄を3曲聴いて・・「今日はこれで失礼するわ・・」と若ちゃんに告げる。午後3時の炎天下は来た時よりすさまじい厚さだった。

36~7度と言っても、気象庁の温度は百葉箱(ひゃくようそう)の中だからね・・アスファルトに照り返る温度はそんなものではない・・筈だ。帰り道にナスとシシトウをもらうべくコースを変える・・途中に前から狙っていた「氷」のヒラヒラが風に踊っていた・・写真である。・・イメージは違ったが渇いた喉にGOODであった。渇いた喉にはBEERであるがまだ帰路半ばである。

こんなに暑いのや市中は!・・若い頃住んだ家では一晩中クーラーが回っていた・・「クーラーを掛けないで眠りたい」・・がこの山の家のきっかけであった。拙者、極端な「暑がりの寒がり」なのでR。その上「わがまま」なので困る。「誰が困るのじゃ?オメーじゃなかんべ?」・・「ヘイ」・・。

かくして今日の一日は「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」の古川柳どおりに終わった・・家に帰り着けば日中の暑さは嘘のようである・・ステテコ一丁でウロウロ・・するのラ。にぎやかだったウグイスもヒグラシも眠りに着いたようである。夕方から村祭りの太鼓が遠音に聞こえる。提灯の「灯」だけが鎮守のお宮に運ばれる質素な「夏祭り」である。
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Vol. 539 自在かぎ・・の根付け?

2008-07-19 21:51:38 | Weblog
昨夜は拙作の自在かぎを御覧に入れたが、これは見事な本物である。

飛騨の匠が作ったか?・・と、思う程立派なものだ。・・この下に1mもあろうかと思われる「鯉」の自在かぎが付いている・・古民家を移築した蕎麦屋「家族亭」(茨木)の「囲炉裏」に飾ってある。あれ位の大きな家でないととても似合わない代物だ。

自在かぎはご承知のとおり力のかかり具合を上手く「テコ」に利用した先人の知恵の産物である。歯車だのネジだのと言う機械的な部品は何一つ必要としない。この大きさ形を見ても「どうじゃい!」と、威厳を示すのにも大いに役立ったに違いない。おそらく大庄屋さまの囲炉裏に「デン!」とぶら下がっていた物だろう・・ね。

物には似合い不似合、釣り合い不釣り合いというものがあって、この場合相当な茶釜でなければ位負けするだろう・・それらしきものがちゃんとぶら下げてある。
拙者の作品であれば「隙間風」がビヨーーンと吹き抜けそうな貧乏百姓の囲炉裏に似合いそうだ・・。

もう早や季節は終わったろうが、田植えの前に麦を刈る・・麦秋の頃の話。・・近頃はどういう訳か田植えがやたらに早い・・秋の台風を避けるためか、それとも麦を作ることがなくなったからか・・いずれにしても現実はそうなって来ている・・。

「水車踏み」でも書いたように昔は人力が機械」だった。麦は人力で搗くしかなかった・・その頃に素晴らしい民謡が必然的に生まれた。
「♪麦を搗くなら男とつきゃれ・・トーートト! 男、力で麦の皮むけるー トーートトコラショイ!」・・理屈どおりである。

「♪麦も搗けたし寝ごろも来たし トートト! うちの親たちゃホントニ寝ろ寝ろとー トートトコラショイ!」・・「お疲れさん、はよ寝ぇや・・」じゃないのだ・・朝は朝星夜は夜星・・夜業(よなべ)までさせられて「明日の早起き」のために「寝ろ寝ろ」なのである・・それに遅くまで起きてたら灯明の油が「ぎょうさん要るベ!」・・。

この東北民謡のタイトルが今出てこない・・そのうち出るベぇ・・米の歌もあるが、どちらかと言えば「麦」に名曲が多い・・米の豊かさと麦の貧しさを象徴しているようで、面白い・・「それはチト失礼じゃよ」・・「へいへい」。いつの世も同じか・・働き量の多い人に石油の高騰ものしかかってくる。

富者の自在かぎと貧者の自在かぎから話は転んだが、そんな所からも民謡のイメージにつながる・・成り立ち・背景はともかく「歌として唄っても」素晴らしい「麦搗き唄」でアリマス。

まったく関係ないが「道南ナット節」に「♪朝は3時から起こされて 晩の終いは8時半 三度の食事もお決まりで アリャわかめに切り干しおから汁・・」・・歌詞は二番三番混交かも知れないが、函館の缶詰工場の女工さんたちが唄い出した新節である・・「ナット節」はほかにあり・・もっと切ない「女工節」も・・。
「♪素足丸出しかすり着て むしろ(筵)前掛けほっ冠り ろくな化粧さえもさせられず アリャ思えば涙が先に立つ・・」

いまならどこの国に当たるのだろうか・・わずか5~60年前の「ニッポンの現場」・・である。
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Vol. 538 現代囲炉裏?

2008-07-18 20:39:10 | Weblog
我が家の遊び場のひとつ・・バーベキューハウス・・である。敷地のいちばん入口にあるのも面白い?・・。

10畳ばかりの板張りである。流しと冷蔵庫があったが故障をきっかけに今は無い。遊んでくれる人がないので何年もほったらかしであった。・・梅雨明けを機会に大掃除をし、自分でニスを塗りなおした・・ピッカピカになったのレス。厚さ2寸の桜材のテーブルの中央に囲炉裏風に炉を切ってある。炉の用材はセメントを練る「舟」の小さいもの。ふちと底を粘土で回してわら灰が入れてある・・足が下せるのも拙者には必須の条件。

沢山の炭を熾(おこ)して大きな網をのせる。鍋は一度も使った事がないので飾りとでも言おうか・・自在かぎはやぶの木で作った「お手製」。ここに巻いてある縄は「イ草」の縄で、とても美しい縄である。もっぱら門松のために仕入れる。

「イ草縄」・・ご存じかな?・・普通は「荒縄」・・良くても「磨き縄」どちらも稲わらが原料・・磨き縄は縄にしてから「すさ」でしごくと美しい表面になる。「イ草縄」はあの畳表のイ草であるからまことに美しい。・・強靭さを第一義にしない。

拙者の好みどおり窓は四方にある・・何につけても「風通しが良く明るい」ことが大切で大好きなのだ・・その所為か拙者年中懐の方もいたって風通しがよろしい。・・一度位はこの鉄鍋でしかも炭火で「ボタン鍋」を賞味したいものである。きっと一味違うに違いありません・・脇でキリタンポかなんかあぶってね・・。

鍋ね・・肉系の鍋は美味しいにしても中途半端で他所とあまり変わり映えがしない。さりとて夏場には・・が、・・あるのです・・「鱧鍋」。・・拙者の鱧鍋を食べられた方は少ないと思いますが・・もう4~5年も前の話・・。

仲の良かった「鮨屋のおっちゃん」が居て、必要な時はちゃんと用意してくれた。その技を頼りに一時期「鱧鍋」を提供した・・もちろん「十六屋」で。・・その後おっちゃんのすし屋が「飲酒運転罰則強化」のあおりを受けて駄目になった・・息子の住む東京へ・・十六屋での「鱧鍋」はそれっきりになっていた。

近頃は自家消費であれば自分で骨切りをする。・・たまたま相伴客人の評価がお世辞でなければ「骨がよく切れている」そうだ・・もちろん自分的には少々骨が触ろうが問題ではない。・・その「鱧」・・スーパーで「真白な切り身」が売ってたら、それは「漂白もの」ですよ。本当に夏の盛り脂の乗った鱧の切り身はややグレーがかった透明な感じ・・文章では表しにくいが・・。

この鱧鍋・・新玉の頃が一番良い。昆布を敷いた土鍋に、鱧以外はなるだけ美味しい絹越し/新玉/とミツバだけで良い・・だけが良い。七味はお好みで。味付けは塩だけである・・塩の角を取るのにちょっぴりの味醂・・まーお試しあれ。突き出しに「落とし」があればベスト・・その梅肉にはマダムSの梅干しが・・最高・・だが・・皆さんはスーパーでお求めを・・。

ここのところスーパーもデパ地下にも行ってないが「魚偏」は一体どうなっているのだろう・・気になるところでもある。
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