ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第615号 平穏な日々に感謝

2011年04月03日 | 町の話題

この度の地震・津波。
函館では、死者1名がでたのは残念であった。
潮位は腰までの高さとなって、赤レンガ倉庫群、朝市、
JR函館駅周辺
を襲った。
被害は床上浸水までで、半壊、倒壊の家屋はなかった。

被害が大きかったのは朝市で、商品が水を被り、
後始末に日数を要したものの、現在は全店営業再開中で、
ここまでこぎつけたのは嬉しいことだ。

我々が日常生活に全く支障を生じないのは、
本当に幸せなことだ。
これは、道央と結ぶ道路にも被害が及ばなかったからであろう。

東北では、灯油やガソリンが大幅に不足。
そんな中で、先月30日、我が家は灯油の定期配送を受け
満タンに。先回配送は、3月10日だった。
この間の消費量は150リットルで、一日当たり7.5で
寒中の半分の量だが、朝晩はまだ冷え込むから暖は必要。

東北だっていまだに降雪があるほど冷え込んでいる。
避難所に燃えるストーブの十分な設置は不可欠で、
これを訴えているのは当然であろう(灯油の確保)。
「寒いです。寒いです」の声があがっていた。

 

ガソリンだって、スタンドへ行けば常に満タンにしてくれる。

食料品、雑貨も、大型店にはいつものとおりあふれている。
一方で、被災地ではいまだに多種の物資不足が続いている。
この窮状を見る時、何故?どうして?と思わずにはいられない。

私たちは、災害前と同じく「不自由なしの生活」をおくっている。
日々、感謝、感謝の心を忘れてはならない。

そして、被災地の皆さんが「一日も早く通常生活に戻られるよう
に」願うばかりである。