昨夜の寝る前の入浴は「カラスの行水」。
前期高齢者になってからは、夜中に一度は目が覚める。
今回も2時半に覚めた。
「そうだ、温泉に入ろう」。
13階の大浴場は私一人。
ならばと、部屋に戻ってカメラを持ち出した。
黒光りの板張り廊下。
足元灯が細やかな配慮だ。
正面の暖簾をくぐって再々入浴。
細かいタイル張りのベンチ。
泉色は赤湯。
関西では「金湯(きんゆ)」と呼ばれているらしい。
この赤湯は、函館山麓の谷地頭温泉。廃業した蓬莱温泉。
工事で休業中の大森温泉と同じだ。
洗い場は衝立で仕切られ、シャンプーなどは高級感がある。
一人用の樽型浴槽。
入ると「ざ、ざー」と湯が流れ出すのが気持いい。
こちらは同じ階にある露天風呂。
強風などの悪天候時は閉鎖になるらしい。
露天風呂のダイナミックな天井。
雨や雪は半分程度防げそうだ。
上がったあとは、同じ階にあるこのラウンジで休憩できる。
夜明けへと移行する市街地の照明の変化を見るのは楽しい
ものだ。
無料で提供している4種類の「ミニ棒アイス」。
折角のご好意だから、全てを頂戴させてもらった。
(卑しい性格なものですから・・・)
人の動きを感じるようになってきた。
「もう5時半か!」。
日本一の朝食まであと僅か。
心がウキウキ。胃がモゾモゾ。
部屋へ戻って、胃腸薬で消化器を整えようか?
でも、「腹も身のうち」。
抑えて、抑えて。そして品良く、品良くだね。
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