所在地=函館市中島町
第31号でご紹介した「中島三郎助父子」の最後の地として、彼の名を冠した町にしたのは昭和6年であった。
昭和9年の函館大火の直後から、このあたりに露店が建ち並び昭和11年にはその数100を超えていた。
朝市、自由市場とともに函館三大市場と呼ばれているこの中島廉売が、これらと性格を異にするのは、商店街を構成しているから。
即ち、商店主が店の奥や二階で生活している。ここで生まれ育った主が多いことから、お得意さんとは強くて長い信頼関係で結びついている。
中島町商店街振興組合、中島町親睦会、仲通り会で構成するこの廉売の店舗数は約200。
新鮮食品だけでなく、幅広い生活用品も安く売られており、観光名所になってきている。
我家に来られた方も、最終日にここで買い物をして空港へ直行。その夜の食卓に刺身を並べるという。
駐車場の確保、協業化による共同店舗の建設は長年の課題となっているようであるが、消費者はそれにお構いなく上手に買い物をしている。
函館弁が飛び交う庶民の台所としての地位は、この先も不動であろう。
私のお薦め品~堂守豆腐店の「きんちゃく」は絶品。11時ごろ店頭に並ぶ。
今日の函館は素晴らしい秋晴れ。デジカメ持って西部地区の名所を40枚のかため撮影。PCに取り込んで写り具合に満足。
5回分の投稿に使えそうで一安心。明日も天気になぁ~れ!
ミカエル