ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第23号 函館自由市場

2006年09月04日 | 美味満足技処、買い物処
所在地=函館市新川町1番2号  交通=市電・新川町電停下車すぐ

前号でご紹介した「土方歳三最期の地碑」から、歩いても10分の距離にある。
函館朝市、中島廉売とともに函館三大市場として位置付けられている。

 

歴史は終戦直後の昭和20年、現在地の近くで青空市場を開いたのが始まり。
その後、昭和26年に現在地に市場が建設された。
大門の隆盛化に伴い、プロとの取り引きが盛んになり、あわせてこれまでの庶民の台所としての地位も確立されていった。

ところが、忘れもしない大事件が起きた。
それは、平成7年12月31日の未明、この市場を出火場所とする火事が発生し、ほぼ全焼となったのである。
大晦日とあってどこの店も大量に商品を仕入れていて、被害は甚大、暗い正月を迎えることになった。

復旧に向け、組合員が一丸となり、行政の後押しも取り付け、翌8年8月、見事に新店舗は完成した。
この間、組合員は近くの建物を借り、バラバラになって仮営業した苦労があった。
現在の店舗数は約50、鮮魚店が半数を占める。
近年は、品質の良さに対面販売の利点があって、観光客のおみやげ購入地として伸びつつある。

8月31日、この市場でいかを買ったとき、無理を言って「刺身にして下さい」とお願いしたところ「よろしいですよ」と、綺麗に作って頂き足と氷も詰めてくれた。
サービス満点のこのお店は「金子鮮魚店」であった。お世話になりました。

毎月、8日、18日は特売日。皆様ぜひお出掛け下さい。
日曜日はお休みです。  

今日は私達の37回目の結婚記念日。
会場はこの市場のすぐ傍の「共愛会館」(現・函館中央郵便局)であった。
会費は確か2,000円、今夜は外食の予定。
さて、何処に行こうかな?  ミカエル