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ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第586号 気になるノーベル賞の料理

2010年12月15日 | 町の話題

豪華、華麗なノーベル賞表彰式が幕を閉じた。
北海道大学名誉教授の鈴木章さんが、緊張の面持ちで国王陛下
からの祝福を受けていた。
この場面を観て、北海道人としての誇りを感じ、目頭が熱くなった。

この式に続いての晩餐会、午餐会。
会場の豪華さ、広さ
列席者の多さには度肝を抜かれた
気になったのは料理の献立。
テレビ放映されず、活字でも紹介されなかったのは誠に残念だった。

過去に天皇・皇后両陛下が北海道を行幸されたおり、函館でご昼食を
召し上がった。
そのときの模様をアップしてみた。

会場となった西部地区にある、歴史あふれる五島軒本店。

        

部屋は王朝の間

       
 

平成元年10月2日 天皇・皇后両陛下行幸御昼食(王朝の間)

同席者~宮内庁長官、侍従長、侍従次長、女官長代理、侍従、
      行幸主務官、知事、道議会議長、市長、市議会議長

御献立~鮑のクールブイヨン煮、コンソメ、二代目若山徳次郎考案の
      リッチ鴨カレー、季節のサラダ盛り合わせ、隣町七飯産の
      リンゴワインシャーベット、マスクメロン、珈琲。
      (質素な感じがした)

先ほどのニュースで、鈴木教授が北大を訪れ、学長と懇談している
場面が流された。
メダルを手にし「これは本物です」の言葉には、ミケともども思わず
微笑んでしまった。

教授は静養する時もなく、途中の論文を執筆するという。
「どうぞ、健康にご留意されますように」。
と、祈らずにはいられなかった。
 

                    

 


第575号 熊の気持、理解できる!

2010年10月31日 | 町の話題

今年の秋、異常な熊の出没。
その対策に地元市町村は足りない予算から経費を捻出している。

熊出没の原因は、「どんぐり」の不作にあるという。
実をつける「みずなら」の木が、害虫に食い荒らされ大きな実を
つけられないのが実情。

近くの街路樹の「ななかまど」も、色づき始めたが、実の大きさは
例年の7割ほど。
山でも平地でも「実」をつける木々は皆不作のようだ。

 

人間ならば、食料が不足になったら、コンビニやスーパーで
簡単に補充可能だ。
しかし熊にとって待っているのは「冬眠」。

 

必死になって腹を満たさなければならない。

このななかまどの実。
果たして小鳥たちは厳寒を乗り越えられるのだろうか?
心配である。

 


                       


第574号 アダモ(雪)君、今年も来函!

2010年10月27日 | 町の話題
昨日朝の函館は、寒かった。
カーテンを引くと「みぞれ」が強風で斜めに飛ばされていた。

正午のテレビニュースを観ていたら「初雪観測」が報じられていた。
10日ほど前から、雪虫が盛んに飛んでいたから、「雪近し」とは
思ってはいたのだが・・・。
やはり自然からの予告便りは、間違いがないと思った。

昨年の初雪は「11月2日」。
タイヤ交換もこの日にしている。
積雪状態ではないけれど、寿命がきたスタッドレスタイヤを
新品に交換するのも間近だ。

例年、文化の日を過ぎると10日間ほどはポカポカ天気が続き、
その後に本格的冬到来となる。
それまでに、庭の整理整頓を行わなくちゃあー。

明日から体操を兼ねての作業開始。
「アダモ君」、この作業が終わるまで、ご来函は待っていて欲しい。
前期高齢者夫婦からの切なるお願いだよん!



                

第573号 地下救出大作戦、成功せり!

2010年10月21日 | 町の話題
人類が果てしなく向かっていた宇宙。
しかし、今回の「チリ崩落事故」は、「地下作業」の出来事を思い知らされた。

深度600メートルといえば、スカイツリー並み。

食糧、照明、通信手段はやや確保。
条件が整っていたにせよ精神的負担が大きくのしかかったと思う。
「必ず救助される」。その一心で毎日を過ごしたと思う。

「どのような手段で救助するのだろうか?」世界中の目が見守った。
あらゆる知能を集め、3本の救助穴が掘られた。
「それからどうするのだろうか?」疑問が。

それを打ち消すかのよう登場したのが「カプセル」。
およびもつかなかった。
素晴らしい考案だと思った。

最初の救助者が、カプセルから出てきたときには、涙がでた。
人類のちから、命を救う力、なんて素晴らしいのだろう。
最後に救助された方が乗っていたカプセルは、ボロボロ。
本当にお疲れ様。

日本国内では、原子力発電の廃棄物を地中深く埋設するという。
事故がないように願う。


                     




第569号 ノーベル賞受賞、おめでとうございます。

2010年10月07日 | 町の話題
昨日の臨時ニュースで、北大教授の鈴木章さんの化学賞の受賞が決定した。
しかもご本人は道内の出身者。
大いにお祝いしなければと思う。
そこで、下手な句を。

① ノーベル賞 クラークの瞳に 光りかな 
② ノーベルさん 道産子化学者に ありがとう 



                        


第567号 函館へお出かけになりませんか。

2010年09月30日 | 町の話題

市役所観光振興課が主催した「まちあるきガイド入門セrミナー」の閉講式が29日に行われた。
7月21日の開講式から早くも二ヶ月。
その時は夏の暑さが厳しかったが、いまや秋風が吹いて、夜は厚い上着を必要とするまで季節が変化した。

 

主催者側から思いがけないプレゼント。受講修了証が授与された。
嬉しさがこみ上げてきたのと同時に、これからも自己研鑽に務めなければならないと痛切に感じた。

セミナーで教わった気配り、目配り、年齢などに応じた分かりやすい解説を基本とし、「心からのおもてなし」を念頭に置くようにとも思った。

 
受講生の中には、本州からの移住者が数人いて、函館の良さを細やかに語ってくれた。

結びに、全員が感想を述べた。

① 今回のセミナーよりもさらに深く掘り下げた中級、上級クラスの開講を望む。
② 話術の講義もして欲しい。
③ 折角のこのセミナーの人脈を、何らかの形で活かせないものだろうか?
④ 総論としては、とても有意義なセミナーであり、歴史を学ぶことによってますます函館の良さを知り、観光客の皆さんにそれをお伝えしたい。等など。

お世話になった講師および観光振興課の皆様、お疲れ様でした。有難うございました。

式を終えて外へ出ると、会場として多く使わせてもらった「地域交流まちづくりセンター(旧丸井今井デパート函館店)」が、ライトアップされ、美しく浮かび上がっていた。

 

「もっと知りたい函館。それを観光客の皆さんへお伝えしたい」。
「ウエルカム。ハイカラな町・函館へぜひおでかけください!」。
お待ちしております。

 

                

 

 

 


第561号 残念のランキングダウン!

2010年09月09日 | 町の話題

今朝の地元新聞紙 によれば、「魅力ある街」の1位に札幌市が選ばれた。昨年は函館市が1位だったのに残念。悔しい。
これは、民間のシンクタンク・ブランド総合研究所が発表したもの。

札幌市は明治維新後に街づくりがスタート。
碁盤の目のように道路網が整備され、特に幅員100メートルの大通り公園は諸々の行事にフル活用されている。

雪祭りに始まり、ライラック祭り、ソーラン祭り、ビアガーデン、クリスマス祭り、ホワイトイルミなどなど。
防火帯として造られたこの公園。
実にこれをフル活用しているし、街並みも綺麗で、ファッション都市としても頭角を現している。

 

函館はどうなのだろうか?
欧米の異文化をいち早く吸収してきたが、日露戦争や太平洋戦争勃発でそれらのエキゾチックムードはすっかり進化することなく退化しつつあるのではないだろうか?。

西部地区にはイギリス商人・「ブラキストン邸」があったし、他にも外国人のお屋敷があった。
復元して、またの人気回復を図ってみては如何だろうか?
そして札幌にはない海の活用。
海に面した所に「オープンカフェ」を設けてはいかがだろうか?

裁判所前の広い道も、フェスティバル会場として活用できないものだろうか?
それと街中に「ベンチ」、「緑樹帯」が欲しいなぁー。
奉行所の次の目玉はこれらだと思う。

結びに魅力度ランキングベストテンを列記してみた。
1位 札幌市
2位 函館市
3位 京都市
4位 横浜市
5位 小樽市
6位 神戸市
7位 鎌倉市
8位 富良野市
9位 金沢市
10位 長崎市

私は、奈良、長崎、鎌倉、京都が好きだ。
でも、小学生の頃から、函館に住んでいて幸せを感じている。


               


       

 

 


第559号 甘くないぞ!観光ガイド。

2010年09月03日 | 町の話題

1日、受講中の「街あるきガイド入門セミナー」が9回目を迎えた。
今回の会場は、堅苦しいビルの会議室から飛び出し、緑豊かな香雪園内の木材をふんだんに使った「緑のセンター研修室」。
残暑厳しいおり、癒しの会場となり、開催者・市観光課の気配りを感じさせた。 

 

講師はNPO法人・自然体験活動推進協議会CONEトレーナー・鎌鹿隆美(かまか たかよし)氏。

テーマは①ホスピタリテイ(おもてなし)、②リスクマネージメント(危機管理)の2項目。

そのためには、ガイド中は常にリーダーシップ(統率)を念頭に置き、行動することが大事との主内容であった。
心動かした事項は、次のとおり。

①ホスピタリテイ(おもてなし)編
ア. 心のこもった言葉(特にお迎えやお別れのご挨拶)、笑顔、行動などの接遇態度が基本。
イ. 自分なりのガイドの創意工夫。
ウ. 地域の新しい情報の把握。
エ. 質問に対する回答は、全員の前で説明(公平さ)。
オ. 建物などの説明をする場合は、それらが背面になるように。
カ. お見送りは姿が見えなくなるまで。
キ. 自分なりの、評価、反省を行う。

 

リスクマネージメント(危機管理)
ア. コースの事前下見をし、危険箇所がないかどうかチェック。
イ. 人数確認は随時。
ウ. 体調を崩されている方はいないかどうか?
エ. 遅れている方がいれば、歩行速度はその方にあわせる。
オ. 天候急変(雨、雷など)の際の決断(退避、変更、中止)。
カ. 交通事故には十分過ぎる注意が必要。
キ. 緊急連絡先の把握。

講義が終わると園内を散策。
講師は、自然観察員でもあることから、植物についての説明もあった。
途中、にわか雨が。
大きな木の下で雨宿り。
15分ほどで再び太陽が顔を出し、汗をかかせてくれた。

 

今回の講義では、ただ単に名所、旧跡を名調子で説明していてもガイドとはいえないことが分かった。
心からの笑顔で函館を離れていくお客様の姿を願っているのだから、自分もそれに報いる努力が必要だ。
「最高のおもてなしとは?」。
それを解いてくれた気がする。

明日もセミナーが開催される。
どんな美味しそうな内容が待っているのだろうか?
楽しみである。


               

 


第557号 秋の気配が忍び寄る

2010年08月29日 | 町の話題

連日猛暑が続いている内地の皆さん、お見舞い申し上げます。
函館は猛暑日になったことはありませんが、真夏日が9日もあり、例年よりかなり多い。

誰が植えたのかは分からないが、バス停傍のコスモスが咲き始め、涼を感じさせてくれる。
初秋なんですよね。
山口百恵ちゃんの歌を思い出した。

 

 

午前中は庭の雑草取り。
汗だくになったのでシャワーを浴び、ソファーで一休み。
レースのカーテンが風に吹かれて舞い上がっている。

寝室の窓を開けっぱなしで寝ているが、朝方にはひんやりとして、夏布団をかけている。

今年は異常気象とか。
皆さん、今しばらく健康に留意されてお過ごしください。


                 


 


第556号 改めて見所濃い濃い西部地区

2010年08月25日 | 町の話題

7月21日から受講している「函館まちあるきガイドセミナー」。
21日は、現役ボランティアガイド団体の会長さんが自らのご登場となった。
「歴史家ではありません。家庭の主婦でございます」と言いながらも目配り、気配り話術にと細やかなガイド振りに感嘆。
主催者である市観光課の目の高さにも一目おいた。

この日のコース歩きは、10時に元町観光案内所をスタートした。

旧北海道庁函館支庁庁舎(写真歴史館・元町観光案内所)~開拓使函館支庁書籍庫~元町公園~函館四天王像~基坂~旧イギリス領事館~ペリー広場~旧函館区公会堂~ロマンロード~船魂神社~八幡坂~遺愛幼稚園~ハリストス正教会~函館聖ヨハネ教会~大三坂~元町カトリック教会~亀井勝一郎生誕地~和洋折衷住宅群~東本願寺函館別院 (正午解散)

残念ながら、教会二箇所は改修工事中。
観光客からは「惜しかったー」の声。

          


 

今回の散策で得た裏話は数々。
私のガイドに活かしたいと思う。

函館の最大の産業は観光だ。
この分野に携わっている方々は数多いと思う。
今回、お世話になった観光ボランティアガイドの皆さんは函館の顔としてこれからも笑顔で応接してくださることでしょう。
期待しております。
本当に有難うございました。
早く追いつきたいものです。


                  

 


第555号 おさがわせいたしました。

2010年08月22日 | 町の話題

函館西部地区の教会群近くに建てられていた「自由の女神像」が、19日に撤去された。
皆さんからいろいろとお便りを頂戴し、感謝、感謝。

像は、店舗屋上にシートをかぶせて保管ということで落着。
設置者の勇気ある行動処分に拍手を送りたい。
台座はまだ残されているが、これには目をつぶろうか。

 

でも、お店は真黄色で、けばけばしく、周囲の景観にそぐわない。
経営者はあと一歩譲って落着いた色彩に塗り直して欲しいものだ。

景観は一人の者にあるのではなく、函館市民共有の宝物なのだから。


  
               

 

   

 

   


第553号 終戦間もない頃

2010年08月16日 | 町の話題

15日は終戦の日。
テレビや新聞で戦争の無残さ、厳しいシベリア抑留者の想い出などを伝えていた。

私は終戦の前年に、神奈川県川崎市で生まれた。
父はセメント会社員。
本土空襲が近いと知った父は、函館近郊の北海道工場へ転勤。
しかし、私が3歳のとき、脳溢血で一晩で亡くなった。
結果的には、家族を空襲から守り、本人は若くして他界した悲しい人生だったと思う。

町には、肉親を戦争で亡くした子供達の姿であふれ、皆ボロ服をまとっていた。

小学校入学前、市内のあちこちに非戦闘服姿のアメリカ兵がいた。
その兵士達がモグモグ噛んでいたのがチューインガム。
腹をすかしていた私らは「ガム、ガム」と言って手を出すと、渡してくれた。
初めて口にするガムの味が嬉しかった。

小学校へ入学すると、DDTという真っ白い薬品をかけられた。
頭の先から、背中、胸まで。
ノミ、シラミなどの虫予防が目的だったと聞いていた。

給食は白い脱脂粉乳。
かすかに甘い味がした。
各自、家から持ってきた容器(おわんが多かった)に、先生が注いでくれた。
それと、コッペパンが支給された。
ご馳走だった。

書き足りないことがたくさんある。
現在の我々の生活は物資豊か。家も持てた。
この生活の礎になったのは戦争犠牲者。
その御霊、およそ310万人という。
ご冥福を祈り、平和への誓いを新たにしたい。 


               


第547号 ご案内に磨きをかけたくて

2010年07月31日 | 町の話題

我が家には、以前函館に住んでいた方やメル友さんが訪ねてくれる。
日程を見ながら、函館の町をご案内している。
しかし、私の頭の中の歴史や風土の知識は薄い。

数年前、観光ボランティアガイドについて一緒に回ったことがある。
何とかこの素晴らしい技を身につけたいと思った。
このたび、市役所観光課から「まちあるきガイド入門セミナー」のご案内をいただいたので早速申し込んだ。

7月21日の開講式のあと、24日には講師の解説で西部地区を散策した。

 

講師からは、観光パンフには載っていない幅広く深い内容の解説があり、思わず「へぇー、そうだったのか!」と新たな知識を噛み締めながら頭に叩き込んだ。

(二十間坂下で坂道などの説明を受ける)
 

(金森倉庫前で周辺の説明を受ける。
現在放映中の大河ドラマ「龍馬伝」。
これに出てくる岩崎弥太郎氏が起こした三菱が建てた倉庫群は、この近辺にあった。)
 

この日は2時間ほどで閉講となった。
講座は全15日間になる。
今日も3回目の講座が開かれる。
どうしても都合がつかず欠席する日もあるが、資料は後日頂けるから嬉しい配慮だ。
皆と一緒に頑張り、「函館まちあるきガイド」に磨きをかけ、「おもてなし観光」に務めたい。

観光課の皆さん、ご苦労さまです。

 

              



第535号 花と緑のフェスティバル2010

2010年06月25日 | 町の話題

年に一回開かれる「はこだて花と緑のフェスティバル」が、今年も19(土)、20(日)の両日開かれた。
会場は旧青函連絡船桟橋跡のシーポートプラザ。
会場後方には、湾岸高速道路が走っている。


 

今年は、「事業仕分け?」のせいか、大型の模擬庭園が姿を消して、安価で出来るアウトテリアの造りが多かった。

 

 

 

 

 

 

私が観に行ったのは日曜日。
この日は寒くてしかも雨天。
楽しいはずのイベントではあったものの、さっと観て帰宅。

ハワイアンダンスを踊られた皆さん、運営にあたられた皆さん、本当にご苦労さまでした。

 

思うことが一点。
会場周辺には駐車場が少ないからの方策として、西部地区の「緑の島」から、シャトルバスの運行をしていた。
だったら、駐車場に心配のないこの島を会場にすべき。
車を持たない皆さんには、JR函館駅前から無料シャトルバスを島まで運行した方がベターだと思うのだが・・・。

 

                  

 


第523号 五稜郭ざくらも満開

2010年05月20日 | 町の話題

函館の桜の眺望地で有名なのが、お菓子の六花亭本舗。
この時期、五稜郭ざくらが眺めたくて毎年のように訪れる。
大窓からの眺めがこれ。

 

買い物や喫茶コーナーでくつろぐお客さんで、大人気。
壁に大きな絵を嵌め込んだようで、経営者の用地選定の高い先見性を感じた