豪華、華麗なノーベル賞表彰式が幕を閉じた。
北海道大学名誉教授の鈴木章さんが、緊張の面持ちで国王陛下
からの祝福を受けていた。
この場面を観て、北海道人としての誇りを感じ、目頭が熱くなった。
この式に続いての晩餐会、午餐会。
会場の豪華さ、広さ。列席者の多さには度肝を抜かれた。
気になったのは料理の献立。
テレビ放映されず、活字でも紹介されなかったのは誠に残念だった。
過去に天皇・皇后両陛下が北海道を行幸されたおり、函館でご昼食を
召し上がった。
そのときの模様をアップしてみた。
会場となった西部地区にある、歴史あふれる五島軒本店。
部屋は王朝の間
平成元年10月2日 天皇・皇后両陛下行幸御昼食(王朝の間)
同席者~宮内庁長官、侍従長、侍従次長、女官長代理、侍従、
行幸主務官、知事、道議会議長、市長、市議会議長
御献立~鮑のクールブイヨン煮、コンソメ、二代目若山徳次郎考案の
リッチ鴨カレー、季節のサラダ盛り合わせ、隣町七飯産の
リンゴワインシャーベット、マスクメロン、珈琲。
(質素な感じがした)
先ほどのニュースで、鈴木教授が北大を訪れ、学長と懇談している
場面が流された。
メダルを手にし「これは本物です」の言葉には、ミケともども思わず
微笑んでしまった。
教授は静養する時もなく、途中の論文を執筆するという。
「どうぞ、健康にご留意されますように」。
と、祈らずにはいられなかった。