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ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第633号 自由の女神像は、やはり自由?

2011年06月04日 | 町の話題

函館西部地区にある代表的な坂・二十間坂。
この坂を上りきったところに、「自由の女神像」が建っている。 

実はこの像、昨年6月に同一場所に建てられたのだが、
市民団体らから反対を受け、また市の指導もあって数ヶ月後に
撤去した経緯がある。
反対の理由は、「景観地区に相応しくない」というものだった。

像はこの建物の屋上に保管されていたが、2月に再度の登場と
なった。

      

自転車の上に見えるのは「元町カトリック教会」。

      

右側の瓦屋根は「東本願寺函館別院」。

      

夏に向けての観光は、本格化する。
市では再度の撤去の勧告を行う方針とか。

罰則のない「景観地区条例」での「相応しくない建造物」
とは?。
抽象的で、私にはその可否の判断がつかない。
本質はもっと別次元にあると思う。

説得力ある市の対応姿勢を望みたいものだ。

 

              

 

 


第615号 平穏な日々に感謝

2011年04月03日 | 町の話題

この度の地震・津波。
函館では、死者1名がでたのは残念であった。
潮位は腰までの高さとなって、赤レンガ倉庫群、朝市、
JR函館駅周辺
を襲った。
被害は床上浸水までで、半壊、倒壊の家屋はなかった。

被害が大きかったのは朝市で、商品が水を被り、
後始末に日数を要したものの、現在は全店営業再開中で、
ここまでこぎつけたのは嬉しいことだ。

我々が日常生活に全く支障を生じないのは、
本当に幸せなことだ。
これは、道央と結ぶ道路にも被害が及ばなかったからであろう。

東北では、灯油やガソリンが大幅に不足。
そんな中で、先月30日、我が家は灯油の定期配送を受け
満タンに。先回配送は、3月10日だった。
この間の消費量は150リットルで、一日当たり7.5で
寒中の半分の量だが、朝晩はまだ冷え込むから暖は必要。

東北だっていまだに降雪があるほど冷え込んでいる。
避難所に燃えるストーブの十分な設置は不可欠で、
これを訴えているのは当然であろう(灯油の確保)。
「寒いです。寒いです」の声があがっていた。

 

ガソリンだって、スタンドへ行けば常に満タンにしてくれる。

食料品、雑貨も、大型店にはいつものとおりあふれている。
一方で、被災地ではいまだに多種の物資不足が続いている。
この窮状を見る時、何故?どうして?と思わずにはいられない。

私たちは、災害前と同じく「不自由なしの生活」をおくっている。
日々、感謝、感謝の心を忘れてはならない。

そして、被災地の皆さんが「一日も早く通常生活に戻られるよう
に」願うばかりである。


               



第613号 本州への送電はここから

2011年03月27日 | 町の話題

北海道、本州に電力不足を生じた場合、相互供給を補える
事を目的に、津軽海峡海底に電線を敷設している。
今回の東京電力・福島原発の発電休止で、この施設は大いに
役立っているようだ。

写真は、北海道函館に設置されている施設で、ここから
陸上部を地下2kmほど潜り、海底へとケーブルは延びている。
施設の名称は「電源開発株式会社・古川ケーブルヘッド」。

建物の大きさは、およそ(目視)間口が7m、高さは10m。
三棟が不気味な黒い開口部を持っている。

 

位置は、函館空港から車で東に10分ほど。

ただし、ケーブルの送電容量は、60万KWが限度とか。
この数量では、北海道の電力供給に支障はないようだが、
休止中の福島原発発電量の20%にも満たない。

反対に、北海道電力・泊原子力発電所が非常時になったとき、
対応がどうなるのか?心配である。


地震、津波、原発事故で大きな被害を受けておられる皆さんの姿を
拝見すると、涙が止まらない。
行方不明者の捜索は困難を極め、避難所の不便な生活は長期化
が予想されている。
自由を奪った原発事故にも、極度の疲労が感じられる。

先が見えてくる国の強力なバックアップが必要で、
早期に住民が希望を持てる素案を示して欲しいものだ。

そして、現在稼動している原発。建設中の関連する施設。
これらの防災対策を、どう練り直すのかが大きな課題である。

                 


 

 




第612号 ピッチをあげる五稜郭橋の敷板交換。

2011年03月24日 | 町の話題

北海道で唯一の特別史跡・五稜郭跡。
郭内に入るために最初に渡るのが「一の橋」。
現在、その敷板の交換中で、月末の完成を目指して工事は
急ピッチで進行中。

    

大分傷んでいた敷板。
昨年、箱館奉行所が復元完成し公開されたのに合わせての
工事だ。

 
通行部分を確保しながらの半断面ずつの施工。
新しい材木は、北米産で厚さ10センチ角のヒバ。
欄干は、既に塗り替えられていた。
大型連休を迎えるためのお化粧直し。
市民にとっては、観光客をお迎えするための
嬉しいウエルカム工事となりそうだ。

ところで、五稜郭にはかって5本の橋があった。
しかし、箱館戦争が始まると、防御上の理由から
2本が切り落とされた。(ボート屋さんのところと東側)

現在、橋は3本。
一の橋は、昭和57年の架け替え。工事費は約5千万円。
ニの橋は、昭和56年の架け替え。工事はは約8千万円。
裏門橋は、昭和39年の架け替えでコンクリート製。
郭内での工事や重量物運搬に使用されている。

私が小学生のころ、川の傍に住んでいた。
近くに架かる橋は木製。
敷板が傷んでいても直ぐには修理しなかった。
馬車が敷板を蹴破って動けなってしまう光景を何度か目撃。
引き上げるのに、時間を要したのを記憶している。
馬の目には涙。
可哀相だった。


               





第610号 悲しみに声も出ない「大津波」。

2011年03月14日 | 町の話題

今回発生した大津波。
それは、黒い鉄爪をかざし、濁った海水を伴って集落を襲い、
壊滅させた。
自然現象とは言え、あまりにも悲しい。

ご遺体はあちこちで重ねあうように発見され、地震から逃れる
暇がなかったのだろう。

苦しかったろうに。
どんなにもがいたことだろうか。
どんな事を言い残しかったのか。
思うと涙、涙。

季節がら、新入学を迎え、ランドセルを飾っていたご家庭も多い
ことだったのでは。
今まで苦労人生で築きあげた財産、これからの夢が僅か数分で
失われたとは・・・。
心中を思うと、・・・。

明治以前から使われていた用語の「津」とは、舟の休息地
(港)の意味。

しかし、近来はその用語の使用は薄くなってきている。
今回の大津波は、「川津波」でもあった。
河川改修が進み、それが津波の進行を早めたのかもしれない。
川を遠くは10kmも遡っていた。

私が初めて津波を見たのは、10代の学生のころ。
南米・チリで起きた地震の津波だった。
およそ一日かけて函館にもやって来た。

青函連絡船桟橋付近で、海水の変動を観ていた。
その時間になると、港の海水が引き始め、海底が現れた。
そこには、貝や魚がいっぱい。
何人かの大人がそれを拾おうとしていたが、「大波が来るぞ!」
のお年寄りの声に、慌てふためいて上がってきた。

間もなく、大きな音を立てながら海水が流入してきた。
函館駅前、朝市は腰までの海水だった。
今回も同程度ほどの海水が襲ってきたらしい。

我が家が建つ地は、海抜10メートルに満たない。
西に50メートルほど離れた所を流れる二級河川・松倉川。
津軽海峡からは僅か3kmほど上流。
恐怖を感じてきた。

避難生活をされておられる皆さん。
「頑張ってください」。
あまりの悲しさに、文章がおどってしまい、申し訳ございません。

寝具などの救援物資をお届けしようと思い、市役所へ問い合わせた
ところ、「現地役所では現金より受けつけていない」とのこと。
寒さに震えているお年寄りや子供の姿を思い浮かべると心が
痛む。


                  

 

   


第608号 「あと少し!」のかげに!

2011年03月05日 | 町の話題

昨日の函館は、道央圏の記録的大雪を全く想像できないほどの
青空が広がっていた。
でも、低温でとても寒かったのは同じ。

南に面した庭の残雪は、ご覧のとおり。
大きさは畳一枚ほどで高さは約15センチ。
これが消え去るのは、あと数日。
惜しむ気がしないわけではない。

 

日記をめくると、今年の冬は雪かきが5回だった。
でも、春を迎える今日この頃にあっては、もっと多かったような
気がする。

地元気象台へ問い合わせした。
昨年の降雪量(積み重ね)は、4.39メートル。
今年は3.46メートルと少ない。
しかし、体力的には多く感じてならない。

この一年間で、体力が衰えたのかな?
「そりゃ、そうだ。前期高齢者だもの!」。

周辺の家は、独り世帯や高齢者が増加。
果たして、これから先、除雪はどうなるのだろうか?
時間がかかっても「協力+助け合い」の心が大事。

戦後、「おばさん、味噌、醤油貸して!」の
「向こう三軒、両隣」の結びがあった。
それらの付き合いを、今、再び噛み締めたいと思う。


              


第607号 我が家のひな人形

2011年03月02日 | 町の話題

きょうの函館は、晴れで風も無くおだやか。
明日は雛祭り。
我が家でも人形を飾った。

こちらは、ミケが新婚間もない頃、材料を買い求めて
作った「木目込み人形」。

 

勤務を終え、家事を終えてから、一心不乱に作業をしていたのを
想い出す。
その頃二人も若く、お人形?のようだった・・・かな。
玄関に飾っているので、お客様に「ウエルカム」と言っているようだ。

こちらは紙を立体的に織ったものを購入。
居間の南向き壁面に飾っている。

    

 

私たち夫婦は共に病持ちでお医者との長いお付き合い。。
そんななかで、今年もこれら人形と対面し、「雛祭り」を
できることはとても嬉しい。
間もなく本格的春を迎えることができるという一面もある。

日本の伝統的行事は、これからも衰えることなく、伝承して
行かねばと思った。

ニュージーランドの地震に遭遇し、いまだに行方不明の方々。
一刻も早く救助されて、一緒に「雛祭り」をお祝いできたらと、
心から願っています。

              

                

 

  

 


第604号 微笑と残念さが交差~確定申告

2011年02月18日 | 町の話題

今年も確定申告のシーズンがやって来た。
申告書の記載は、パソコンからダウンロードし、
自動計算をしてくれるから世の中便利になったものだ。
数年前までは、複写式の手書き作成で、中指にタコが
できたものだった。

 

あとはプリンターで印刷。
郵便料金節約のため、中島廉売への買い物と合わせ
持参した。

今回の申告で、私は10,281円の還付。
ミケは、残念ながら3,000円の追加納付。

「還付されたらさぁー、二人で7,000円の
夕食でもいかが?」とはミケの提案。
「いいねー、行きましょうよ!」。

雪解けが進み、路面が顔を出し始めた。
「もうすぐ春ですね!」
心が明るくなった申告だった。


                 

 


第603号 様変わりした運転免許証更新

2011年02月13日 | 町の話題

先週、運転免許証の更新に行った。
午前だと混雑が予想されるので、先回と同じ午後に。
案の定、50人ほどでゆったりの手続きだった。

時代は事務の合理化が進んでいて、ここにもその波が。
先回は、13時に窓口が開き、更新書類の交付だった。
ボールペンで必要事項を記載し、再度窓口へ提出すると
いう流れで時間がかかったものだった。

それが、今回は時間前であっても、複写機のような機械に
免許証を置くだけで、必要事項が印字された書面が出てくる。
これは便利だ。
記載するのは、4桁の暗証番号2種類だけ。
係員の接遇態度も大幅に改善され、行政サービスの向上が
大いに感じられた。

この暗証番号は偽造防止のため、免許証から本籍地欄を削除
したための策として考えられたようである。
免許証の中央部分にICチップが埋め込まれ、これに本籍地が
記憶されている。
名づけて「ICカード運転免許証」。
この暗証番号は、紛失などの再交付のときに必要らしい。

     

講習は30分で終わり、即免許証の交付を受けた。
次回更新時には72歳になっている。
その時点で流すかどうか考えることにする。
それまでは、無事故、無違反を継続していきたい。

三連休の函館の天気。
降雪なしの晴れで、微風。最高気温はプラス。
日中は暖房を止めています。


              

 

 

 

第601号 頑張れ!宮崎!

2011年02月04日 | 町の話題

私が子供の頃、新婚旅行先といえば宮崎だった。
温暖な気候、フェニックス並木、鬼の洗濯板、青島
などが
その魅力だったようだ。

ところが現在、口てい疫、鳥インフルエンザ、噴火と続き、
まるで宮崎を集中的に襲い掛かっている。
宮崎は神の国。
神様、なんとかこの窮状を救ってもらえないものでしょうか?

北海道開発局から、道路清掃車が数台宮崎に派遣する
ことになり、今日苫小牧港からフェリーで移送される。
道路上に堆積した火山灰の撤去のためである。

早く、噴火がおさまり、住民生活が落着くように祈るばかり。
「がんばれ、みやざき!頑張れ、宮崎!」。

 

             

 


第598号 冬道、怖い

2011年01月24日 | 町の話題

今日、隣町に住む旅仲間のMさん宅を訪問し、
おしゃべり三昧をした。
それは、口が壊れるほどの濃密な内容だった。

主要道路は除排雪が行き届き、路面が露出。
この時期にしては快適なドライブだった。
とは言っても、車線幅は夏季の三分の二ほど。
急ぐ車にとっては追越が出来ず、イライラ運転だったのかも。

日中に溶け出した雪は、夜間の交通量減と気温低下が重なり
早朝には薄い氷を張る。
これが危険な「ブラックアイスバーン」。

ドライバーには、「路面露出」と錯覚を与える危険な現象。
スリップするからである。
スパイクタイヤであれば回避可能なのだが。


途中、後続車から「速く走れ」のサインがあったが、
マイペースで走行するのが一番。

とは言っても、私は毎日が休日。
現役時には、ビジネス時間との戦いだったことを思い出すと、
できるだけ左脇に寄って、「どうぞ、追い越ししてください」の、
マナーか必要と感じている。

「譲り、譲れあい」の精神は、運転にも必要かと思う
ブラックアイスバーンには、くれぐれもご注意を。   

 

               




第597号 「ごっこ」はいかが? 

2011年01月20日 | 町の話題

 

今年の函館は雪が多く、寒さがきつい。
雪かきの回数も多くなっている。
腰を痛めないよう気をつけなくっちゃー。

この時期、「ごっこ」が美味しい。
正式名は「ほていうお」。外観が布袋さんに似ているから。
本来は深海魚なのだが、この時期産卵のため浅瀬に寄ってくる。
それを網で捕獲する。
腹には吸盤を持っていて浅瀬の潮に流されない自己防衛の
体構造だ。

 

メスは一尾1,000円ほど。
オスは500円ほどと大きな価格差がある。
メスの卵がその原因だ。

身をぶつ切りにし、卵とオスの肝に豆腐、ネギを加えて、
醤油味でいただく。
身はコラーゲンのかたまりだ。
美容に良く、味良し、体ポカポカと三拍子そろう。

 

今の寒い海に乗り出す漁師さんのご苦労は想像以上と思う。
頑張って捕獲して欲しいものだ。
昨夜、我が家でもいただいた。
コック長は私。美味かったなぁー。

 

               


第593号 どんど焼き

2011年01月07日 | 町の話題

松の内は今日まで。
あっという間にお正月は過ぎ去ろうとしている。
今日は「どんど焼き」。
正月飾りを神社へ持ち込んで焼いてもらい、無病息災を祈る行事。 

 

町内に神社は2社。
持ち込んだのは、これまでのお稲荷さんよりかなり近い
「高穂神社」。
春の例大祭には、家の前にもお御輿パレードが練り歩く。

 

北海道の開拓が本格化したのは明治維新後。
全国の旧藩が各地に入植し、くわを振るった。

そんなわけで、この行事を行う日は地域によって異なる。
奥地では、松の内は小正月(15日)までとし、
この日に行うところもある。

歳の市のお店の話では、「正月飾りは年々簡素化になってさぁー、
玄関飾りのみのお宅が多いんだよ」と。

ここの火守りの方はお二人。
「お願いしますね」。「はい、ご苦労さまでした」の温かい会話。
こうして、お正月気分は完全に抜け切った。

 

 

今年のお正月の天候は、おおむね穏やかだった。
昨日だけは強風+寒波+降雪。雪かきもした。

今朝、日中は今冬最高のシバレ。
さんびいなぁー。

 

                      

 

 


第591号 今年もどうぞ宜しくおねがいします。

2011年01月01日 | 町の話題

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。



例年のことですが「今年こそよい年でありますように!」と、神様に
願うのですが・・・。
叶えて欲しいものです。

たった今、京都・知恩院の鐘の第一打が鳴り響きわたりました。
皆様のご健康とお幸せを心からお祈り申し上げました。

 

元日夕方追記

今日日中の函館は、晴れの無風。
気温はプラスとなって穏やか。主要道路は路面が顔を出して、運転は楽。
大荒れの天気予報が外れてよかった、よかった。

でも明朝、きっと裏通りはスケートリンク。
ペンギン歩きとなることでしょう。

 

                

 




第589号 まいったなー、今年最後?の低気圧

2010年12月27日 | 町の話題

25日 午前から吹き荒れ始めた低気圧。
「ごうーごうー」と不気味な音を立て、雪をも大地に吹き付けた。
「明日はきっと積もるから雪かきになるだろうなー」そう確信していた。

明けて26日早朝。
風も雪も依然として強い。
「雪かきをしなくっちゃ」と思い、6時半に外へ出た。

(庭は吹き溜まり)


(風除室の玄関マットも寒そう)


(もっと寒そうなのが風除室のワンコちゃんと乙女像)



向かいのTさんの奥さんは早くも雪かき器をもって奮闘中。
ここのご主人は、この辺りでは一番早いご出勤。
奥様の優しい心配りが目に映った。

隣、斜め向かいのご主人も出てきて「やー、降ったもんだね!」。
一人暮らしや後期高齢者宅はもう少し後になる様子とお見受けした。
ミカエル除雪員は、この日3回の出動。
力まずにゆっくりのペース配分が必要。
でないと、腰を痛めてしまうからだ。

週明けの今日27日。
青空が広がり気温もどんどん上昇しプラスになった。
舗装道路が路面を出し、除雪の雪山も小さくなってきた。
スキー場はほっとしたようだ。

このままの状態で新年を迎えられたらいいのになぁー。^