梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

放射能と言う言葉の汚染

2011-10-08 09:44:32 | 雑記
放射能と言う言葉がある、ビキニ環礁の水爆実験で被災した第5福竜丸事件頃からか、
実際には「放射能」と言うものは存在しない、人に被害を及ぼすのは放射線、特にガンマ(γ)線である、来れは放射性同位元素が安定元素になる間に崩壊しながら放射する物でこの「放射性同位元素」の内不安定な元素が「放射性物質」であり、この元素が含まれる、或いは付着した物が「汚染物質」と言う事になる、
今回問題になっている物は放射性ヨウ素と放射性セシウムである、ヨウ素129と133、セシウムが1134・136・137である、
ヨウ素の安定原子番号は53、セシウムは55であるからかなり不安定な状況でありその分分解が起きやすく且つ永い時間掛かる。しかしセシウム133は安定型同位元素らしい、
半減期は134が2年、137は30年らしい、
セシウム以外は半減期が数ヶ月なので長期間の影響は無い、今使われている「シーベルト」と言う単位は体内に取り込まれた時に生涯で蒙る影響値を数値に置き換えた物(完全ではない)と言う事だから問題はセシウムの方だ、
つまり体内に取り込まれた時に大きな影響が出る訳であって外部被爆と言う物は相当強くないと影響が出ない、
今新聞でよく出ている放射線量は一体何処の部分をどの位置で計測しているのかが明らかに成っていない、少し調べてみた、放射線量の影響距離は距離の2倍に反比例するとなっている
放射線のエネルギーその物が減衰するのではなく線量密度が減ると言う事らしい、
メートルを単位として計算しても10m距離を置くと約1/1000に成る訳だ、
セシウムは金属の一種だから通常ではガスの様に拡散する事はない、水に溶けることも無いのだ
無論「汚染物質」として埃に混ざっていると空中に飛散する事もあるが地上に降り積もった物が更に飛散する事は乾燥と強風と言うような条件が揃った場合位が有る程度でそれ以上に拡散はしない、此れが地上での放射線量が濃縮される原因なのだが逆に此れが処理に一定の方法を与えている、被災後2ヵ月頃福島の校庭の表土を50cm位上下入れ替えたら放射線量が1/100以下になった事が有ったがその為であろう。
今汚染された汚泥の処理を苦慮しているが来れは閉山した廃坑に埋め戻すのが一番現実で機ではないかと思う、拡散を気にするなら防水処理をするかガラス溶剤でコーティングしたうえで処分すれば放射線の影響は地上には全く及ばないだろう、大きな廃坑の地下深度は千メートルを超える所が多いのだ、
原発の補助金を廃坑の町に廻して処理する事で例えば夕張市などは破産から救われるだろう
決して危険を金に替えろと言っているのではない事は科学的な根拠がある事なのだ