梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

森の話

2011-10-13 17:55:26 | 雑記
東金線に乗って来た、東京から佐倉に行き次に成東まで行くと其処から千葉行きに乗り換えて帰って来た、相変わらず東金線は窓ガラスが汚れている、
線路脇はセイタカアワダチソウがびっしりと生えていた、所々に杉の林がある、林と言うより森に近い黒々とした佇まいである、特に神社が有ると言うわけではなく田んぼの中や畑の中に忽然と現れるのである、それでも房総の森は多少凹凸がある所にあるのだが此れが埼玉や茨城の方になると殆ど田畑と高低差の全く無い森がある、雑木の林もある事は有るが大抵大きな杉か檜の様だ、
自分は静岡生まれである、静岡と言うより東京以西では「杉の木や檜は山に植わっている」物である、
森=山、山=森林である、まっ平らの所に大きな木が植わっているのは神社かお寺位で後は防風林か街路樹である、
我々の感覚では木の生えているのは傾斜地で平坦な所は田んぼか畑か住宅である、
だから東京に出てきて関東平野北部に行った時に非常に違和感があった、
しかし、ヨーロッパの森は写真や物語では大抵平野部の様だ、ロビンフッドの居たシャーウッドの森、ドイツベ・ルリンの黒の森、そして悲劇のカチンの森、民謡では「森へ行きましょう、娘さん」と言う歌もある、
私は言ったことは無いのでわからないがスイスの山岳鉄道やライン川の映像を見ても森は波打った草原の所々にある様で山と言えば森林の無い岩と雪の印象が強い、
日本人の祖先、弥生時代前は森や林の木の実と川や海の漁、少し時代が下り新石器時代になると狩もしていたらしい、しかし其処にあるのはやはり山から海、川添いであって傾斜地である、
弥生期になって稲作と共に平地に下りて来たらしい、どうも私の先祖は石器人の様だ、綺麗な田畑の景色よりなだらかな里山と森林限界を超えた裸の岩山の景色がしっくりと来る。

最近この付近で壁に飾りをつける家が増えてきた、来れは車庫の上にあった



此方は有分ポストに鳩が居た



石榴のあるレンガつくりの家