梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

未来に夢を持てる為には真の平等税制を

2011-10-16 10:04:17 | 雑記
経済格差問題は此処数十年で世界に広がって来ていた、低開発国や発展途上国の格差は過渡期の一過性の物で通過儀礼の様な物だが今先進国に広がっている格差問題は逆に成熟し切った国が引き起こす問題で一過性ではなく加速度的に進行する国家の病だ、
国家社会において経済は人に例えれば血液だろう、その血液が一カ所に停滞して前人に廻らないと言う事は体力の維持は出来ないと言う事になる、
溜まった血液は何の役に立つことも無い動脈瘤である、小さな内はマッサージや運動でも解消するが既にその瘤塊は手術で取り除かなければならない所に来ている、動脈瘤と違うのはこの瘤塊は自らの意思で解消させる事が出来る筈だがその意思はなさそうだ、もっとも有ればこんなに醜い瘤塊にはなって居無かっただろう。
社会経済を仮に牧場に例えれば一握りの牧場主だけに利益が集中し、強欲な牧場主は豊かな牧場にする為の牧草に与えるべき肥料さえ売り払って居るだけでは満足せず子牛の為の牛乳すら取り上げてしまい、飲み切れる訳もない量のミルクを倉庫に積み上げて満悦しているのだ、
ミルクを作る牛や其れを搾乳する牧童に税金を増やすのではなく、此の倉庫に積み上げたミルクに税金をかけるのが平等な税制で、経済格差を解消する最善の方法だ
個人資産、法人資産を厳密に調査し同じ税率を掛けるのが本当の平等だろう、
例え持家でも現金で買わない限りローンが終える数年前までは債務超過である、貸借対照表を適用すれば多くの個人は資産ゼロになるだろうし中小企業以下は恐らく殆どが債務超過か有ってもわずかである
しかし、日本の個人資産は1600兆円、法人はこの10倍に上るが資産を保有しているのは個人・法人とも全体の数%の個人・法人である、
税率は0・1%で充分な税収が出る、これで貧困層の負担を下げれば又経済は活発化する、産まれた環境で格差が有っては生きる意欲は起きない、国民が将来の夢が持てなければ国家国民は衰退するしかないのだ