梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

小石川植物園

2011-06-14 10:20:31 | ぶらり
後楽園を後にして飯田橋から春日に戻り三田線で1つ先の白山に行く、ちょうど白山神社はアジサイ祭りをやっていたようだが今日は「小石川植物園」に其のまま向かう事にする、
少々足が疲れたのとトイレに近くの喫茶店に入ったのだが此処は少しがっかりした、地元の人達の憩いの店の様だが「一見様お断り」ならそう描いておいて欲しいものだ。
白山通りを通り越して其のまま坂を上りきったら右側がそうらしいが入り口は塀に沿ってかなり下った所にあった、入場券は入り口の向かい側にあるタバコ屋さんで売っていると言う少し面白い形式だ、
入り口を入ってコンクリートの坂道をだらだらと登る、周りには大きな木が多い、1つづつ札が付いているので読んで歩くが解り難い名前だ、「感じだとわかり休んだけど」と女房が言うが、外来種多いから其れは無理だろうな、
昨日までの雨のせいで少しぬかるんでいるが靴が汚れるほどではない、と言っても2人ともサンダル履きなんだが。
勝手にそう広くないだろうと思っていたが結構面積は有りそうだ、幅の割りに奥行きがある、
最初に出て来たのは藤の園でこんなに色んな種類があるのは知らなかった、それも園芸種ではなく土地による違いの様だ。
暫く行くと鈴掛けの木が何種類か其れも大木がある、紅葉葉鈴かけの木とアメリカ鈴かけの混種が今の街路樹に多いいわゆるプラタナスだと言う事は此処で知った、余談だがこの木の名前を聞くと「友と語らん、すずかけのみち・・」と言う曲とクラリネットの音を思い出す。
この景色は記憶にあると思ったら目黒の「林試の森」によく似ているのだ、両方とも大学の植物研究所だから当たり前かも知れない、
今は大学の研究施設の様だが此処は確か江戸時代に小石川養生所と言う施設だったと思う、当時の井戸跡があって其処には「市井の医者が献策し幕府が取り上げて困窮者を救う為の施設として建てられた」と有ったが今の政府より随分ましだ。
黒澤監督の「赤ひげ」も此処が舞台だったような記憶だがあっているかどうかは解らない。
どんどん奥に歩いて行くと深い森の雰囲気で自分にはわくわくする所だがどうやら女房殿は余り興味が湧かない様だ、おまけに足が痛くなったと言うので三分の一位を残して戻る事にする、
時間は2時をかなり回り少し腹も減ってきた、最初の目的地は新宿線の「西大島」からバスである、携帯で見たら神保町から乗り換えになっているので此処で昼を取ってから向かう事にした

植物園では余り写真を撮らなかった、森の中に真っ白に咲いていたのはハナミズキだが薄暗い森に一面に咲いていると遠目には空が見えるのかとも思われる



タンポポの綿毛が見事に球形になっていた