梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

名を残したいのなら

2011-06-18 09:28:41 | 雑記
都知事が又オリンピック招致に意欲を見せている、自分はオリンピックの招聘には反対だから当選した時から此れは心配していた、どれだけの都民が賛成しているのか、「震災の復興モニュメントとして」と言う様な事を言っているらしいがオリンピックを日本で行う事と災害復興の関係はこじ付けとしても無理がある、
前回のプレゼンテーションだけでも5億と言う大金を使っている、今其の金が有ったらどれだけの復興援助が出来るのか、仮に招聘が出来たら又その準備で多くの出費は避けられない、被災した人々が半月にわたるスポーツイベントに元気つけられるとはとても思えない、
この事によって喜ぶのは一部の建築関係者とマスコミの一部だろうが建築業界も今は復興の為に大きな需要が発生する、無論次に決定しても12年も先の事だから其れなりに有りがたいかもしれないが此の輩以外一体どの程度の日本人がオリンピック招聘開催に期待していると言うのか、
前回落選した一番大きな理由は「国内にオリンピック招致のコンセンサスが見られない」と言う事だったはずだ、
今大事な事は国政が機能しない中、地方自治体が将来に向けてどう言うビジョンを出せるかという事だろう、特に東京は国家の中枢が集中している場所であり人口も就業形態で言えば3割近くが生活をしている、今回の被災を教訓に首都機能の分散移転を考えるかバックアップ可能な形にする事を真剣に考える必要があるだろう、現都知事は前任の時に「とんでもない!」と発言していたがこの災害で少しは考えを改めた事を期待する、この決断こそオリンピック招致などよりずっと後世に名を残してくれる