
「貧乏人は麦を食え」
池田勇人蔵相は、緊縮財政下の不況の上、米価が高騰していた1950年12月7日、参議院予算委員会で「所得の少ない方は麦、所得の多い方はコメを食うというような経済原則に沿ったほうへ持っていきたい」と答弁した。これが「貧乏人は麦を食え」と伝えられ、国民の反発を買った。
日本人の主食は言わずもがな米である、弥生時代から水稲の農耕が日本の文化を支え、人口が増加しこの狭い国土で多くの人口を支えて来た
古代日本の税制は、律令制度(飛鳥・奈良時代)を中心に、租・庸・調という
祖は米である
江戸時代安定した300年弱の政治を支えた税制も基本は米だった、それは貨幣で有り税収そのもだった
あらゆる物の価格は自由経済では需給バランスでその価格は決まる、しかし日本人の生命維持に欠く事の出来ない米は自由経済に馴染まない
しかし江戸時代の米騒動もある様に色んな手を使って私腹を肥やす輩が必ず出て来る、
江戸時代は大塩平八郎の乱にも代表される「焼き討ち」が有ったが昭和になると「貧乏人は麦を喰え」である
食糧管理法があった時代は生産農家から適切な価格で国が引き取って生活に影響が出ない価格で販売する方法が取られていたのだが1995年に廃止されたが農水産省が米価格維持の為として減反政策を続けて来た
農家の所得を維持する為に生産を抑え米インフレとして価格維持と言うのは日本人の基本食糧政策として本末転倒だろう
農家の所得はあくまで総額の維持で有り、生産高を下げて価格維持と言う事は国民生活のレベルをおしさげるだけだ
美味い米をより効率よく作り多く消費してもらう、更に余力があれば新たなマーケットを開発する、それが当たり前の経済活動だろう、
豊作貧乏は米以外は当たり前の事だが主食だからそれで離農が進んでは日本の食管に危険を及ぼすと言うなら最低価格の維持の為税金を投入する事もやむを得まい
第一国民は豊作だったから半値にしろと言う様な事は言わない
適正な価格をどう判断するか、基本的には最大限効率化努力をして掛かるコストの積上げ価格で販売する事こそが適正と言えるだろう
大手卸業者から末端まで5段階以上の卸業者がいるらしい、そしてその全部経常利益が米高騰で150%~200%の増益だと言う
生産者売渡は玄米だから精米・袋詰め・保管・運搬に掛かると言う
なら農家から玄米で末端販売業者に卸してもらい、消費者は自ら精米すればいい、ネットで精米器の価格を見ると高くても数万円、大抵1万円台である、
1㎏の精米時間は15分程度だ、それで2千円台で確保できるなら大歓迎だ、
都はお台場に噴水なんぞを作る金や都庁プロジェクトマッピングなんぞする金が有ったら家庭に精米機を配ったらどうだ
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