梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

政権と言う言葉は権力ではない、権利と責任の権利部分でしかないのだ

2011-06-03 10:20:32 | 雑記
昨日の国会中継は真剣に見た、否決が決定した時思わず拍手をしてしまった、当然管内閣が信任されたと言う事に対する拍手ではない、この未曾有の状況なのに信頼に足らずと言う内閣をと言っても不信任を提出すれば投票だけでも2時間は国会は空転する、その前日から根回しで2日はつぶれて居る・
此れで不信任が通ってしまえば総辞職か解散だ、管総理は「成立すれば解散だ」と言っていたと言う、今本州の北半分は選挙など出来る訳もないがやれば3ヶ月は空転するだろう、大体この状況で行う選挙は憲法に照らしても無効だ、
原発はどうなる?被災者をどうする、小異を棄てて大同につくと言う事が出来ないのか、政治家は根回しは得意ではないか、こう言う時こそ根回しをして停滞無くネゴテーションをするべきだろう、
今何をなすべきか、其れは国民全員のみならず世界中が解っている、もし解っていない人間が居るとしたら今日本を預かている政治家だけだ、
与党内でも一部の取り巻き以外は既に見限っていると言う情報も多く流れている、前総理が不満分子を抑える為に禅譲を条件に不信任を避けた、しかし否決が決定したとたん「目処が付居たらと言うのは来年の1月」と取れるコメントを出す、何故これほどみっともない総理大臣が生まれてしまったのか、
自民党の55年体制が今の日本を作った事は間違いないが替わる政党は此れより酷いと言うのでは国民は救われない、非常時に協力して政治を支える度量もない自民党に戻す事なぞ元よりありえないが更に今回の不信任提出は権力に拘泥する体質を堂々と表明している事で更に顰蹙を買った事を理解すべきだろう。
政権と言う言葉は「政治は権力」と言う意識の上に乗っかった言葉だ、政治は「権力」ではなく、「責任」その物だと言う事をしっかり踏まえて政局を運営しなければならない、
報道も「政権を・・」とか「政権争い」とかいう表現は控えて貰いたい、そもそも「権利と責任」は一体の物であるのに「権利」だけが「政権与党」と言う言葉で使われて「政治は権力」と言う感覚が広く普遍的に広がっている、
「政治は責任」と言う言葉を意識して使えば今の茶番劇が如何におかしな物かわかるはずだ、
自民党は阪神震災の時も今回の東日本震災の時もこの「政治責任」の座に居なかったのは不思議な巡りあわせだが其れを政権奪回に利用する姿勢は変わらない、恥を知るべきだろう