梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

TPPと農業関税

2010-11-01 16:49:12 | 雑記
国際的に関税撤廃の方向に動いているらしい、関税が撤廃されたら日本の食糧生産は壊滅的な打撃を受けると言う、確かにそれで国内農業が壊滅的な打撃を受けたら農業従事者の問題以上に日本国民の生命線を外国に依存すると言う危険な状況になるのだが、問題は何故国産と外国産にそれ程大きな差額が有るのかが全く評価されていない事に有だろう。1kgで340円、10Kgで3400円の関税が掛かる、一般の米価はブランドでなければ10kg3000円程度が主流だ、凡そ780%の関税が掛かっていると言う、詰り9倍になる、この差は何処から来るのか?先ず1アール当たりの収穫量がどの位違うのか、1t当たりの生産コストはどの位違うのか、人件費はどうなのか、カリフォルニア米と言われる物は大農式と言われる方法だが此れがコストの差の影響が大きいのか、アジア圏の農法より日本の農業の方が進んでいると思うが人件費が違うと言っても今のレートではまさか1/9と言う事は無いだろう、第一東南アジアの米はインディカ種と言う米で炊飯には向かないいわゆる外米である、カリフォルニア米はジャポニカ種だが若し他の国で1/9のコストで出来るとしたらそれを国内農業に反映させる事は出来ないのか、農政は外側から見ているとこの点を改良し進めようと言う方向を向かないでコスト圧縮の努力をせず輸入に関税を掛け、補助金を無制限に出す、その様にしか見えない。此れこそ日本の食糧事業を衰退させている元凶ではないのだろうか?この問題を正確且つ詳細に検証し、日本の農業を進化させることが一番重要だろう、その間の補助は国民の、その間の段階的な関税は外国の理解を得る事は可能だろう、そんなに簡単な事では無いかも知れないが国際的な自由化の方向に日本の立場を理解してもらうにはそれなりに痛みを別ち合わなければならないだろう