福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

東京五輪・パラリンピック2021(22) 傷だらけの五輪(4) 2千人で延期、88万人で開催の奇

2021年07月26日 09時13分56秒 | 時事問題 社会問題
 東京五輪が開幕した。
 石原慎太郎都知事が2011年6月に招致の意思表明したが根拠不明。スタンドプレイだったのでは?? 9月には招致委員会が発足し、招致活動が始まった。2016年開催の候補地へは最下位で落選。落選して私は当然と喜んだのだが、再び立候補し2020年の開催地に選ばれ、私は落胆した。

 それ以降、ここに至るまで傷だらけの五輪であった。細々したのを挙げればキリがないが、最大の傷はCOVID-19感染蔓延下の強行開催であろう。
 以下が代表的問題点。
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 ■昨年1月から国内でもCOVID-19感染者が増え、安倍・バッハ会談で3月に大会の1年延期を決定した。これも根拠不明。当時、感染者は国内総数で2015人、東京で202人であった。今思えば延期する必要はなかったけれど、悔やんでもダメである。
 ■COVID-19感染蔓延下の強行開催。開会日付近では感染者は国内で88万3000人、東京で17万3000人に達した。これは大きな誤算。
 ■安倍首相(当時)は、福島原発事故状況は「アンダーコントロール」 と発言し、物議を醸した。これも小さいが傷。
 ■組織委員会、森氏を会長にしたことも小さいが傷。東京五輪と震災復興(2) 森元首相をトップに据えたオールドジャパン体制が問題
 ■国立競技場建設案の白紙撤回 東京五輪と震災復興(1) 新国立競技場建設問題
 ■エンブレム盗作疑惑
 ■日本オリンピック委員会会長の贈賄疑惑
 ■森会長の女性蔑視発言 東京五輪・パラリン組織委員会森会長の発言(2) 老害そのもの
 ■容姿を侮辱する開会式の企画案
 ■開会式の楽曲担当「いじめ加害」告白の過去
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 (1)国立競技場の建設計画の白紙撤回。
 約3522億円程度の予算で建て替えられる予定だったが、コンペで選ばれたザハ・ハディド氏のデザイン案は 5222億円以上かかることが判明した。ハディド氏の案を白紙にした上で、3822億円規模のコンパクト案を練り直した。
 だが、資材費や労務費の高騰などから、4742億円にまで膨れ上がった。
 結果論であるが、国立競技場はCOVID-19で観客を迎え入れることができなくなった。

 (2)大会エンブレムのデザイン盗作疑惑。
 組織委が採用した佐野研二郎氏のデザインに対して、ベルギー・リエージュ劇場のロゴと似ていると制作者から指摘があった。 佐野氏は記者会見でも「全くの事実無根」と盗作疑惑を否定した。その後、佐野氏が応募時に提出した原案が「ヤン・チヒョルト展」のロゴと似ていると別の指摘が寄せられ、エンブレム展開案での画像の無断使用も明らかになった。佐野氏から取り下げの提案があり、新たに公募した。 組織委は記者会見で、盗用はなかったという見解を示したが根拠不明。
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東京五輪・パラリンピック2021(21) 傷だらけの五輪(3) 根拠なかった1年延期

2021年07月25日 06時07分44秒 | 時事問題 社会問題
 東京五輪は一昨日開幕した。
 緊急事態宣言発令に伴いほとんどの会場は無観客になった。自宅でテレビ観戦し外出の機会を減らすことは、感染を避ける上で有意義だろう。一人一人がいま一度、感染防止策を徹底し、危機を乗り越えたい・・・。
 しかし、今まで1年以上も言い続けられているからもう飽きた、聞きたくない。

 1964年以来、57年ぶり2度目の東京五輪。COVID-19の感染再拡大で、開催都市の東京では4度目の緊急事態宣言が発令中。その中で、史上最多の33競技が10都道県で行われるが、ほとんどの会場が無観客となり、前代未聞の五輪となった。

 昨年3月にCOVID-19は国内で2015人、東京で202人に達し、安倍首相とバッハ会長の間で大会の1年延期しCOVID-19感染対策を徹底する事が決まった。
 新型肺炎(21) 国際協調(3) 東京五輪、私は2年延期がいいと思う

 この間、COVID-19感染者は国内で88万3000人、東京で17万3000人に達した。
 この1年間、COVID-19の世界的大流行下で選手、関係者は開催されるのかと不安を感じ、大会に出場してもいいのかと苦しんできたに違いない。

 だが、開幕た今、主役は選手。練習の成果を思う存分に発揮してほしい。流れてくるニュースはアスリートたちの溌剌とした活躍である。それは救いだが、五輪に関する我が国の判断を全て是、としてはならない。

 懸念されるのは感染対策だ。選手らの行動範囲は制限され、外部との接触を遮断する「バブル方式」を採用しているが、選手村では陽性反応者が続出し、ほころびが出ている。選手村は最大1万8千人が宿泊できる大型施設だ。深刻なクラスターが発生した場合は、大会の打ち切りをも想定しなければならない。

 当初の開催理念は「復興五輪」だった。延期が決まってからは「人類がCOVID-19に打ち勝った証し」と意義を強調したが、結局「世界中が感染に苦しんでいる中での非科学的政治判断のゴリ押し開催」になってしまった。IOCの経済問題、JOCの無能さ、日本政府のメンツが前面に出ただけ。

 菅首相は「安全・安心」と繰り返すが、根拠はない。この状況ではもはや安全も安心もできない。開催することだけが目的になっている。

 招致段階での大会経費は7340億円。昨年12月の段階で延期に伴う追加経費が加わり、1兆6440億円に膨らんだ。道路整備などの大会関連経費を含めると、総コストは3兆円超になるとみられる。

 さまざまなトラブルが続いた。国立競技場の建設計画、エンブレムの白紙撤回、マラソンと競歩の突然の札幌開催決定、大会組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言など挙げればきりがない。開幕直前に開閉会式の演出統括役が解任、開会式の楽曲制作担当が辞任という異常事態になった。

 コロナ禍での開催は非科学的な政治的な判断。
 「国民不在」の世界最大のスポーツ大会が始まった。
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東京五輪・パラリンピック2021(20) 傷だらけの五輪(2) 首都圏COVID-19「第5波」

2021年07月24日 05時33分56秒 | 時事問題 社会問題
 首都圏の1都3県でCOVID-19はの感染再拡大が続き、「第5波」の様相を呈している。4度目の緊急事態宣言下の東京とまん延防止等重点措置が延長された3県ではともに、その効果が表れていない。このまま新規感染者の増加が続けば、医療提供体制が再び逼迫する。

 この4連休、夏休み、8月のお盆の期間には行楽や帰省で首都圏から各地に移動する人が増えるから、第5波の全国への波及も懸念される。政府と4都県は感染拡大に歯止めをかけるため、対策を一層徹底しなければならない。しかし、政府が何を言っても国民は、都民は協力する意欲はなくなっているだろう。
 五輪開催への特別扱いと国民都民への生活抑制依頼のダブルスタンダードでは協力する気が失せる、と思う。

 新規感染者の増加が著しいのは東京。14日以来、連日のように1000人超えが続き、5月の第4波のピークを上回る。22日には1979人と、2千人に迫った。

 都のモニタリング会議で21日、東京五輪期間中の8月3日時点で新規感染者が直近7日間平均2600人近くになるとの試算が示された。年末年始の第3波をもはるかに超える。今月15日に示した試算では閉会後に2400人程度とされていた。感染拡大のペースが加速していることを意味し、状況は深刻だ。

 東京の入院患者に占める若年・中年層の割合が急増している。これは危険の兆候。従来の対策で重視してきた高齢者層へのワクチン接種が進んだこともあり減少。50代以下が新規感染者の約9割を占め、入院患者も増加している。
 感染者の主体が若年層に移った事はとてつもない危険を表す。さらにウイルスが変異し毒性を増したら人類の存亡自体に影響を持つ。
 医療崩壊を招かないために、入院医療体制の一層の充実が求められる。
 政府は科学的提言を受け入れるべきだ。

 東京では酒類を提供する飲食店に休業などが呼び掛けられている。要請に従わない飲食店もあるため、政府は金融機関などを通じて酒類提供停止を働き掛けることを表明。飲食店に圧力を掛ける行為と反発を招き、撤回する失態を演じた。
 それでなくても飲食店や国民の間には「宣言慣れ」「自粛疲れ」が進んでいる。
 東京五輪の最中、その後に我が国のCOVID-19感染状況は一層悪化することが危惧される。

 東京五輪の開催後はCOVID-19に関する政府の感染防止の呼びかけは消えてしまった。
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東京五輪・パラリンピック2021(19) 傷だらけの五輪(1) 猛暑の開幕日 秋田も連日猛暑続き

2021年07月23日 17時30分08秒 | 季節の話題
 秋田も連日猛暑続きである。そうは言っても35°Cは越さないようだ。勤務日の場合は病院内にエアコンが効いているから過ごしやすいが。休日に自宅で過ごすには暑さ対策が必要となる。

 秋田に居住してから48年。夏はせいぜい30℃と、郷里の岩手の片田舎に比較すれば過ごしやすかった。北海道を含めて全国が軒並み33-35℃の時に、29-33℃ほどと気温はワンランク低い。

 我が家の暑さ対策として、
(1)風の利用。ドア、窓を開放し、窓にはヨシズをつるし、さらに窓には遮光シートをつけ、光も遮って午後からの温度上昇を抑えた。
(2)扇風機。大型の、中型の扇風機を動かす。暑い日は4台も並ぶ。
(3)エアコン利用。
(4)冷水、冷菓摂取。保冷剤の利用。

 夏好きの私にとっては秋田の夏はそれほど辛くはない。病院の診察室ではエアコンを切って嫌われているほどである。寝苦しい夜はあってもそれほど深刻ではなかった。
 よく「毎日暑いですな・・・」という挨拶を受けるが私からは言うことはない。「夏だもの当たり前。何か別に言う事はないのか??」、と思う。

 ただ、ここ数年は状況が変わってきた。個人的感覚であるが、秋田も1-2度C高くなっているようである。

 昨夏、ついに家族達が音をあげた。真夏には台所で調理の際耐え難い、という。確かにそうかも・・、台所に立つ機会がほとんどない私には反対する資格はない。賄いのおばあさんは84歳、これ以上無視すると高齢者虐待と言われかねない。2019年6月下旬、やや大きめの15畳タイプのエアコンが居間に設置された。
我が家の猛暑対策2019 居間にエアコン設置

 私がいないときには頻用しているようである。賄いのおばあさんの表情も柔和になってきた。

 エアコン設置2年目であるが、私自身はまだ一度もエアコンのスイッチを入れていない。日中の暑い最中に家にいることが少ないから、でもある。
 私が夏を乗り切るのに、「自宅でエアコンを使わないで乗り切る・・」が新たな目標に加わることになった。

 次の工夫は冷水、冷菓である。
 私は甘党でアイスクリーム、シャーベットなどを好む。いくらでも入るが最近の製品は甘すぎてカロリー過剰となりやすい。豆乳などを利用し80Calに抑えた製品も利用しているが、それでも過剰となりやすい。
 炭酸水を凍らせて解かしながら飲む。氷を適宜口に含む。私の歯は幸いなことに冷たさが滲みない。バリバリと氷を噛み砕くことが出来る。さらに暑い時には保冷剤を凍らせ、タオルに包んで首に巻く。これらの効果は抜群である。

 私の場合、酷暑と戦っているうちは、夏との別れが意識されないから幸せ感がある。あと2週間も経つと早朝などちょっと秋の気配を感じとる。私は途端に寂しくなる。

 こんな中の五輪開幕日、完全に季節選定を間違ったね。
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電動草刈機故障!!! 五輪連休に集中的に作業予定

2021年07月22日 05時25分09秒 | コラム、エッセイ
 本日から五輪関連で4連休となる。COVID-19蔓延下の五輪開催には私は医師の立場から否定的であったが、ごり押し開催となった。アスリートたちの努力は評価するが、私は五輪そのものには関心も興味もない。
 先週後半まで連休になることなど知らなかった。確かに暦の一部は7/22海の日、7/23スポーツの日で祭日となっていたが、何かの間違いだと勝手に思い込んでいた。

 なんであれ、私にとっては思いがけない休日である。日常業務は楽にしてもらっているが、それでも日常の業務は負荷になっているのだろう、休日が増えるのは嬉しい。

 折しも、電動草刈機が故障したために庭や畑の草刈り作業が遅れている。それを取り返すのにいい機会となる。

 私が日常的に用いている機械、工具といえば、エンジン式の除雪機、電動草刈機、電動カッター、電動ドリルが代表的である。いずれも体力が低下し、非力になり、腰痛に悩む私にとっては重要な位置を占めている。

 2011年退職を機会に家内の趣味の一つである家庭菜園を手伝っている。実際には家内の指示で大部分を私が作業しているのが実情。
 野菜作りは楽しいが、実際には散水、支柱立て、追肥、間引きなどの作業の他、草取りが必要である。

 2時間ほどの草むしり後、腰痛で約一週間難儀したこともあって、2012年に100V400Wの電動式草刈機を購入した。意外と安く1万円程度である。カッター部分は金属製の円盤、プラスチック製のカッター刃が取り付けられるが、足を怪我する可能性があることから、私は安全性を重視してナイロン製の紐状のカッターを用いている。自由人(10)家庭菜園(4) 腰痛防止に電動草刈機導入

 使い勝手がとてもよく、その後は腰痛をきたすこともなく作業できている。もう手放せない。

 いま、3台目を用いている。
 1台目は2012年に購入、昨年まで8年間故障もなく働いてくれた。
 2台目は2020年に購入、これは1年間しか持たなかった。
 3台目は本年7月に購入、まだ数回しか用いていない。

 1台目はモーター自体が劣化したので修理は諦め、部品取りとした。
 2台目は過負荷時のブレーカーが故障し、スイッチがダメになったので回路を直結し、中間スイッチを入れることで修理した。これは3台目が不調になった時の補助機となる。これで一安心。

 問題は、私の技術のせいもあるだろうが、あまり細やかな作業が出来ないことで、大事な薔薇の枝を切ってしまったこともある。それでもこの機器で私の作業の可能性が広がったことは確かである。

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