福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

余生をパソコンと共に生きる(8) パソコンで音楽を聴く (6)CD取り込みほぼ終了

2018年10月19日 17時09分02秒 | 近況・報告
 私は無趣味な人間である。酒、タバコも不要、美食にも興味無し。あえていえば本、音楽関係かな、と思う。この方面だけは長年追求し続けてきた。
 私は不満はないが、家内は「つまらない人と一緒になった・・」と過ぎ去った人生を嘆いていた。だた、最近は私の存在が大きくなって来ているようである。老化とともに失いつつある身体的機能を補ってくれる便利な存在として、また、業務の補助者として、将来の介護補助者としての価値である。

 終活を意識し始めたのは5年ほど前。そのころ次々と思いがけない疾患に罹患した。幸い全て経過良好で今も生きているのであるが、その疾患を乗り越えた後、終活が私の大きなテーマとなってきた。

 今年の終活は書籍、オーディオ関連のをターゲットとした。

 本年3月からCDの廃棄を始めた。廃棄といってもCDは他のメディアと異なり、容易にMP3化できる。MP3化しておけば簡単に再生できる。だから、ほかのメディアと異なり廃棄への罪の意識は軽い。結果的にパソコンがCDプレーヤーに変身した。

 終活、と称してパソコンに手持ちのCDデータを全部取􏰁込むことにした。
 私の旧式のパソコンiMac21にはCD・DVD読み取り装置が付いているので、私は1日10枚ほど「iTunes」へ取􏰁􏰁込む作業をしている。

 私の手持ちのCDはせいぜい200-300枚程度と思っていたが、長男のCDが大量に出てきた。私と好みのジャンルが違い、Jazzも含まれる。私は興味をそそられそれを含めて全CDを取り込むことにし、10月上旬にほぼ終了した。

 取り込んだCDの枚数は数えていないから分からないが、パソコンデータを集計してみると1900時間分、休みなく再生しても80数日分にもおよぶ大量になった。

 終活の作業を通じて本と音楽において全く新しいジャンルにも目が開かれた。未読だった本、あまり興味を持てなかったCDの中に大きな価値を再確認した。

 就活は自分の人生の終焉を意識して、人間関係をはじめとして有形無形の財産を処分していく過程であるが、私の場合はその財産の中に新たな価値を見出し、そう簡単には死なれないという新たな生きる意欲が湧いてきている。

 いま、その喜びに浸っている。
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