福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

慢性心不全急性憎悪?にて緊急入院から1年(2)  明らかに行動が狭くなった

2024年05月06日 10時02分05秒 | 近況・報告
 一時は厳しい呼吸苦で「来るべき時が来たかな??」とも思った。救急室の看護師の記録でも「喘鳴を伴う呼吸苦で重症感あり状態は良くない・・・」等の記載があるが、幸い、酸素吸入後は経過は思った以上に良好であった。

 救急到着時は意識も朦朧とし、何が何だかわからかったが、リザバー付きフェイスマスクで毎分10リットルの酸素を投与され、利尿剤投与を受けた後は比較的速やかに意識状態も呼吸苦も改善に向かった。

 一般的検査の結果、原因は急性心不全に伴う呼吸不全ということで循環器科の入院となった。それも1週間で退院できた。
 私は全く運がいい星の元に生まれた・・と今回も感じ入った。しかし、検査結果は決して甘くはなかった。

 自覚症状から見ると経過は良好で、検査結果には特段大きな異常は出ないだろうと甘く考えていたが、心臓の状態はその予想は裏切られ、結果が示されるたびに今後の人生の過ごし方を厳しく制限されることになった。

 考えてみれば何もない心臓でこのような重大な事態が急に起こるはずもないのだ。

 当座は「この世に戻ってきた」との喜びの感覚であったが、その後に行われた心機能の状況、データは思ったより良くない結果で、先々の生活に枷をはめなければならない程度であった。
------------------------------------------------------------------
 ■心臓超音波検査;心拍出量48%。(前回2022.3は62%)。

 ■CTによる冠動脈造影:左前下降肢に70%??の狭窄 
 
 ■CPX(Cardiopulmonary Exercise Training)心肺機能検査。心肺筋の総力として2.7METs以内の範囲での行動が許される、という厳しいもの。日常生活の運動量としては、歩行ならば2-3Km/時の速度で20-60分、1日1-2回、3-5回/週程度レベル。
 ------------------------------------------------------------------

 上記の結果は退院後の自分の状況から見て、厳しすぎるような気がした。そうは言っても今後は心臓に過負荷を与えないようにそろそろと生活しなければならなくなった。経過によっては一瞬に心機能が頓挫し急死のコースも十分考えられるということで「ちょっとだけがっかりした」というのが実感であったが受け入れた。

 それでもこの1年は2.7METs以内の行動を意識しながらもダリアを栽培し、キウリ・ナス・トマトを収穫し、バス通勤で1日も欠勤することなく何とか無事に経過し得た。

 ただ、運動不足の感は拭え下肢筋力の衰えを自覚する。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 慢性心不全急性憎悪にて緊急... | トップ | 慢性心不全急性憎悪?にて緊急... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

近況・報告」カテゴリの最新記事