ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

忙しくできることに感謝する春の晴れた日

2009年04月23日 | お家狂想曲
明日から暑くなるそうです。
まず明日は22℃、明後日は29℃、そして明々後日は32℃?!の予報が出ています。もちろんお日様マーク全開です。

なのに今日は、最高気温が15℃、冷たい風が吹いていて、今(夜の11時半前)なんか3℃ちょっとしかありません。ここは砂漠か?

今日は売り手側からの質問がきました。
「あの~、白蟻の被害が出てて修理しなければならないとこってどこっすか?」
「それにね、うちが頼んだオイル会社の人の言うことにゃ、バーナーの交換なんかしなくても全然オッケーらしいんですけど……」

いやあ、かなりのおトボケ戦法です。なのでこちらも、そのノリに合わせて、
「へぇ~、見つかりませんでした?おっかしいなあ……。インスペクターがガンガン突っついてボロボロに壊してあるはずですよ~。場所は○○から右に曲がった所で立ち止まって、ゆっくり上を見上げてみてください。おっきな穴がそこにあります」
なんて感じで返事をしてもらいました。
大きなお金がかかっていることなので、売る方も買う方も必死です。妥協したくないのはやまやまだけど、どこかで折り合いをつけなければなりません。
それをどこの地点にするか、双方の弁護士さん達はバーチャルの世界で頭を付き合わせて探りっこしています。

でも今日は、あの家を見逃したくない気満々の旦那に、事の成り行き次第では、わたしはさらりと身を引く覚悟がある、と宣言しました。
物事には執着していいこととしない方がいいことがあります。押してもダメなら引いてみな。三歩進んで二歩下がる。ワケ分からんこと言うてますが……。

さて、明日はどんなことを言ってくるでしょうか?ちょっと楽しみな気持ちもします。


今日は高校生の合唱伴奏に行くと、指揮者のダリルがいませんでした。なので代わりに合唱指導をすることになりました。
普段は決して口を開かず、ひたすらピアノを弾いているわたしが、いきなりフォルテだのダル・セーニョだのクレッシェンドだのを熱く説明し出したので、
いつもやんちゃをする男の子まで目をまん丸くして大人しく聞いてくれました。
褒めるとまあ嬉しそう!素直な子達!声の出方が全然違ってびっくりしました。
彼らはスペシャルと呼ばれる、どこかに問題を抱えている子供達です。
それは体の一部であったり、心の中であったりするのだけれど、コーラスに来る子達のほとんどは情緒不安定の問題を抱えています。
一度怒り出すとコントロールが利かなくなる子、言葉をとても恐れる子、じっとしていられない子、メンバーは30人ぐらい、30色の個性がそこに存在します。
楽譜を全く読めない子もいるけれど、15もの曲数の音楽をちゃんと覚えているのにはいつも感心します。
そして、彼らが集中した時に紡がれる音の響きの素晴らしさ、これには鳥肌が立つぐらいの感動を覚えます。
月曜から木曜までの4日間、わたしはその高校に通い、毎回50分、彼らと音楽を作っています。5月末にあるコンサートとコンクールまでのお付き合いです。


そしてもう一つ、連弾の曲をまだ決めていないジェーン(今回の舞台パートナー)とわたし……締め切りまであと1週間しかありません。
毎日ふたりしてYouTubeを聞きまくり、気に入ったのがあるとメールで送り、電話で話し合っているのだけれど、今一コレというのが見つからなくて困っています。
わたしはフランスものが好き、彼女は古典が好き、そりゃ合わんわ~とつい最近になってわかりました。
なので、その中間の曲を見つけてみようという案が出て、これからちょっとまた探さないと。

家のこと、合唱のこと、自分の舞台のこと、来週末にあるコミュニティバンドの公演の個人練習、そしてもちろん自分の仕事や家事のあれやこれや……忙しいけどひとつひとつ、片付けていくっきゃない!
そうだよね、桜さん。



コメント (5)
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