ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米軍相手だと、捜査権も裁判権も、そして人権も制限される。こんなのはもうまっぴら!沖縄を支えよう!

2016年05月25日 | 日本とわたし
『マガジン9』に掲載されていた、三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉に、書きたかったことのほとんどが書かれていました。

本当は、今回の米軍軍属による殺人事件は、政府や県警上層部は、握り潰すつもりだったようです。
それを、県警の下の人間が、琉球新報にリークし、誤魔化せなくなったと。

↓以下、うちなあ ちゃあなる瓩気鵑竜事『沖縄の怒りに便乗する安倍首相』より、一部引用させていただきます。

「沖縄県警や那覇地検が、独断で、米国軍人や軍属を逮捕することはありません。
一般的に、事前に、警察庁に逮捕の情報を、伝えることになります」(米軍犯罪に詳しい池宮城紀夫弁護士)

重大事件であれば、警察庁から国家公安委員長、官邸首脳にも、情報が上がることが通例だ。
シンザト容疑者が緊急逮捕されたのは、19日の午後3時10分。
つまり、この前後に、官邸に情報が上がっていたとされる。

だが、日本の“宗主国”である米国への対応が決まっていなかったのか、
同日午後7時前に、記者団から事件について問われた安倍首相は、返事もせずに無視

参院沖縄選挙区選出の島尻安伊子沖縄北方担当相も、
「内容については承知しているが、コメントはしない」と、ひとごとのような態度だった。

それが、同日深夜になって急変した。
午後10時45分ごろに、岸田文雄外相に呼び出された米国のケネディ駐日大使が、外務省に到着すると、米国に正式に抗議した。

翌20日には、安倍首相も、「非常に強い憤りを覚える」と表明し、再発防止を求める考えを示した。

なぜ、態度が豹変したのか
沖縄国際大学の前泊博盛教授は、こう分析する。

米軍関係者も、サミットを控え、6月5日に沖縄県議会選挙、夏には参院選挙があるなかで、『時期がよくない』と言っていた。
これで犯人をかばったら、問題が、日米地位協定の存在そのものに及ぶ。
それを避けるため、米国も、今回は低姿勢で謝罪をし、早期解決を目指している
のでしょう」

米国と思惑が一致したのか、自民党の国対幹部も、強気の姿勢だ。

「犯人は日本で裁き、罪を償わせる。
米軍への責任追及もやる。
広島にオバマ大統領が来るからといっても関係ない。
官邸、与党は、毅然と対応すべきだ」


↑以上、引用おわり


選挙、選挙、選挙。
再発防止だとか、沖縄の方々に真に寄り添うとか、言葉だけを無意味に散らすのがお得意の、
宗主国『米国』の顔色を伺ってしか物を言えない、というか、用意された原稿無しには言葉が出ない総理大臣の頭の中は、
今もどうやったら選挙で勝てるか、それ一色だと思えてなりません。
こんな男の皮算用なんかに、今回のこの事件を利用させてなるものか!


『マガジン9』に掲載されていた、三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉に、書きたかったことのほとんどが書かれていました。

↓以下、転載はじめ

蝶になったRINAさんへ
〜元米兵暴行死体遺棄事件の衝撃〜

http://www.magazine9.jp/article/mikami/28128/



うりずんの 島の空 高く
黒い蝶が舞い 消えていった
緑豊かな やんばるに育まれ
愛をいっぱい浴びて 笑って 周りを照らして
そして 愛を確かめあった人と
命をあわせて 命を生み出し
愛のバトンを渡していく はずだった
その命のリレーは 唐突に終わった
20歳の光り輝く日に
彼女の残した笑顔が
あまりに愛らしかったので
天の神さまは
舞い上がる蝶の 最後の記憶を 消した
愛の詰まった地上の記憶
それだけを持って
黒い蝶は 天に迎えられた
神さまは
蝶の最後の記憶を
黒い粉にして
おろかな国の民
すべての頭の上に
まんべんなく 降らせた
そして
光り輝く季節を終わらせ
島の人々が 心置きなく泣けるよう
黒い雲で覆った



今年3月に、米兵が那覇で起こしたレイプ事件について、この連載の第45回で文章を書いた。

******* ******* ******* *******

2016年3月23日に書かれた記事です。

キャンプ・シュワブの兵士
レイプ事件の激震

http://www.magazine9.jp/article/mikami/26692/



今度の犠牲者は、観光客の女性だった。
今月13日、那覇市内のホテルが、恐怖の事件現場となった。
彼女は沖縄旅行を楽しみ、友人と部屋で楽しく飲食をしていたのだろう。
追加の飲み物を買いに出たところ、戻ると友人が眠ってしまったようで、部屋に入れない。
こんな風に眠ってしまった家族に、オートロックの部屋を閉め出された経験は、私にもある。
あなたならどうするか。
ドアを激しく叩くのも迷惑だし、フロントの人を呼ぶのも気が引ける。
私なら、寒くなければ、廊下で気長に、膝を抱えて待つだろう。
やがて被害女性は、廊下で眠ってしまう。
そこに、見知らぬ米国海軍の兵士が現れ、彼女を部屋に連れ込んで、暴行に及んだ。
 
その兵士は、辺野古のキャンプ・シュワブの兵士だったので、翌日からゲート前は荒れた。
基地がある限り、兵士の暴力によって、女性の人権がズタズタになる、この手の性犯罪が止まない
70年続いている、屈辱的な痛みや苦しみから、解放されない
だから、いつもの「新基地建設反対」に加えて、「米軍は出て行け!」という抗議の声一色になったのは、当然だった。
 
そんな蛮行などはたらかない、立派な兵士もたくさんいるだろう。
毎日の業務で、ゲートを通る度に、「Go Home!」と書かれたプラカードを突きつけられたら、いい気はしない。
自分たちはそんな人間じゃない、と悔しい思いもするだろう。
かといって、これだけ犠牲者が出ているのに、「悪いのは一部の人よね。だからあなたには抗議しないわ」という態度をとっていたら、沖縄県民の怒りは伝わるだろうか
米軍が、本気で、再発防止策を打つだろうか
沖縄県民が大声を出さなければ、アメリカ軍もだが、他府県の人だって、この痛みに気付いてくれないではないか
 
15日、同じキャンプ・シュワブに所属する兵士たちに、レイプ事件の抗議をしていたところ、ある兵士が、車から中指を立てて挑発した。
このポーズが意味するところは、書くまでもないだろう。
自分たちの仲間が日本女性にしたことを、少しでも悪いと思っているなら、できる仕草ではない。
また、相手を最大限に侮辱するこのサインを見て、怒らない人間はいないだろう。
 
辺野古の反対運動に熱心で、みんなに頼られている、ヤスさんと呼ばれる男性が、この米兵の態度に激怒して抗議し、ボンネット側に回ろうとしたとき、
黄色い線を越えたということで、軍警察に拘束された
ゲート前のリーダー、ヒロジさんの右腕とも言われるヤスさんの逮捕に、ヒロジさんの怒りも炸裂した。
 
警察は、たった1、2メートルラインを越えたからと言って、沖縄県民を拘束し、あんな事件を起こした米軍の側に立つのか? 
沖縄の人間としての怒りはないのか? 
米軍を守るより、沖縄にいる女性をなんで守れないんだ!

 
レイプは悪いけど、どうもそれに対する沖縄の怒りは、毎回過度な印象がある、と言う人もいるかも知れない。私も、20年以上ここに生活をして、よくわかったことだが、
米兵によるレイプの事実があっても、その後に待っている苛酷な運命を考えたとき、警察に行かない選択をする人が、どれほど多いか。
昔は私も、「勇気を出して警察へ」などと思っていたが、身近な被害者の話や、目撃談などを聞いていると、
自分なら、セカンドレイプも覚悟で警察に行けるだろうかと、年々否定的になっていく。
 
相手が米兵なら、まずはマスコミに追いかけられ、好奇の目で見られ、外も歩けなくなる。
仕事を失う可能性も高い。
必ず、本人の落ち度の話になる。
彼氏がいたらギクシャクするだろうし、結婚していたら、夫の仕事にさえ影響するかもしれない。
息子や夫が、一緒に闘ってくれるか。
仮にそうでなかったら、それこそ、家族の絆を含めて、レイプ前に持っていたものすべてを失ってしまうだろう。
一人で抱えることに決めて、心に深い傷を追って沈黙している女性が、どれだけいることか
、と思う。
 
ヤスさんの個人的背景は、全く知らないが、この島の男性にとっても、母や姉、恋人などの身近な女性に、犠牲者がいるケースも多く、
レイプ自体も、それ以上に被害者を苦しめるセカンドレイプに対して、男性でも、激しい怒りを持つ人が少なくない。
 
たまたま、今日(21日)の沖縄タイムスに、今回の抗議集会に参加する60代の男性の、痛ましい話が掲載されていた。
彼が幼い頃、姉が米兵にレイプされ、そのあとは、家の中の1畳ほどしかない裏座(※民家の裏側に位置する収納部屋などのこと)に、引きこもったままになったという。
周囲は、精神を病んでいると言っていたそうだが、原因がレイプと知ったのはつい最近、10年ほど前だそうだ。
当時、父も兄も家に居た。
「なぜ止めなかったのか?」と聞くと、母は、「止めたら殺された」と言ったという。
 
復帰前の、植民地同然の沖縄で、腕力も権力も桁違いの米兵に、目の前で娘を蹂躙されて、何もできないでいる父の気持ちは、想像を絶する
父として、兄として、恋人として、大事な女性を守れなかった時の男性の尊厳こそ、ズタズタだろう。
憲法もなく、警察権もない、公平な裁判を受ける権利もない
そういう状況を恨み、米兵を憎んだとしても、何一つできない自分を悔やむだろう。
責め続けるだろう。
そんなやりきれない経験の蓄積が、この地域にはある
 
復帰して、人権が、憲法上は保障された
とはいえ、捜査権も裁判権も、米軍相手だと制限されたままだ。
これでは、復帰前と何も変わってないじゃないか、という憤怒が、この事件が起きる度に、腹の底から沸き上がってくるのは当然である。
 
今回の、ビデオ後半にある緊急抗議集会で、照屋寛徳議員が言及しているが、
沖縄県民にとって、忘れようにも忘れられない、「由美子ちゃん事件」がある。
 
1955年、米兵が、幼稚園児の由美子ちゃんを強姦、切り裂いた上、殺害して、ゴミ捨て場に捨てた
由美子ちゃんは、歯を食いしばった表情のままで、幼い手には雑草が握られていたという。
こうして書いていても、怒りと涙が溢れてくる。
弱い者が犠牲になり、周囲も、それを守れなかった苦さを抱いて生きる。
それが、日本の国とその国民が是とする、「米軍の駐留」が作り出す、構造的な不平等が温床になっている場合、問題を解決する責任は、誰にあるのか
 
こういう話をすると必ず、「レイプをするのはアメリカ兵だけではない」という意見が出てくる。
普通の日本人もやるではないか、と言ってまで、おぞましい行為をかばう意味が、全く理解できない。
軍人と一般人の最も大きな違いは、人を殺す訓練を受けているかどうか、ということだ。
もちろん、彼らの正義や大義があって、組織の決定に従ってやるのであって、私利私欲のために殺すわけではないのだろう。
国を守る、秩序を守る。
理由は結構だ。
でも、その大きな違いを知って欲しい。
普通の精神状態では、人間は人間を殺せないものだ。
 
しかし、軍人の頭の中には、常に「守らなければいけない大事な人間たち」と、「いざとなれば殺されても仕方のない悪い人たち」の2種類が、必ずいるのだ。
すべての人間に、全く同じように人権があると信じていたら、相手を殺すことはできない
つまり、女性にも、自分と同じ人権があると100パーセント思っていたら、レイプはできない
人権意識を狂わせ、縮小させ、暴力性、攻撃性を肥大化させる訓練を、組織としてやっている軍隊の構成員に、
一方で、「綱紀粛正と道徳」なんて、教えても染みこんでいくはずがない

攻撃と支配に、アドレナリンが出るよう訓練された集団と、一般の日本国民が、一緒であるはずがない
 
動画のラストに登場する、ダグラス・ラミスさんは、沖縄在住の政治学者だが、元海兵隊員でもある。
2500人が集まった、レイプ事件への抗議集会の後、矢も盾もたまらないといった様子でマイクを握り、米兵に、直接英語で訴え始めた。

沖縄の抵抗運動を、イデオロギーだ、動員だと、矮小化しているかも知れないが、
今日見たままの沖縄の怒りを、ぜひ上司に、アメリカ議会に、ペンタゴンに伝えて欲しい
」と叫んだ。

そして、私たちのインタビューに答えて、衝撃的な指摘をして下さった。
 
残念ながら、軍隊は、戦争で勝ち取ったものは、〈戦利品〉だと思っています。
この島も。
女性は、戦利品に付属する、ご褒美のつもり
、ね」。

そう言う目は、とても哀しい色だった。
 
週に3回、辺野古に通うラミスさんは、
何千、何万の沖縄の人が、カッターを持って基地を囲み、フェンスを切断し始めたら、外国軍隊であるあなたたちはどうするのですか?」と、英語で書かれたビラを持っていた。
 
敗戦国に生き、そのまま占領された島に住んで、嫌でも屈辱を味わってきた沖縄の人々には、
構造的な差別、システムとしての日米同盟のいびつさは、はっきり見えている。
 
たまたま犯人が米兵だっただけでしょう?
女性の落ち度もあったのでしょう?
 
そう言いたい人たちが、どういう心理で、なにと向き合いたくないのか、それも見えている

安易に、セカンドレイプまがいのバッシングで溜飲を下げ、問題をすり替え、本当に立ち向かうべきものから逃げようとしていること、
そんな人間の弱さも含めて知っているからこそ、悲しい
被害に遭う本人も、助けられなかった周りも、向き合いきれない人の方が多いと知っているからこそ、
このような事件が起きるたびに、とてもじゃないがやりきれない
のだ。

******* ******* ******* *******

りに五臓六腑を絞るように、言葉を手繰り寄せて書いたせいか、その後具合が悪くなった。
だから、軍隊と暴力とレイプの関係や、
沖縄が、70年も、他府県と違ういびつな社会構造の中、告発する声さえ押し殺してきたことや、
守れなかった島の男性たちの、心をも壊すものであることや、
そんなことはもう書きたくない。
できれば、この事件について、なにも書きたくない。
事件の詳細は、他でみて欲しい。
ウォーキングをしていたら、元海兵隊の男に、突如棒で殴られ、性の捌け口にされて、草むらに遺棄された
ここまで言葉を並べるにも、息を削るように、不自然な呼吸になってしまう。
このことについては、冷静でいられない。
 
5月22日の日曜は 米軍司令部の前で、緊急追悼集会が開かれた。
怒り悲しむ沖縄の女性たちの呼びかけに応じて、黒か白の服を着た人の列が、道の両側を埋め尽くした。
シュプレヒコールもなく、マイクで叫ぶこともなく、静かに、葬列のように歩きながら、満身の怒りをこめて、「全基地撤去」を求めた。
 
「謝罪と再発防止」はもういい
今回はみな、そう口をそろえる。
「綱紀粛正・オフリミット」
それで何も変わらなかった。

事件事故の度に、そんなごまかしで、中途半端に、抗議の拳をおろしてきた自分たちが、何よりも呪わしいのだ。
殺人・レイプ・放火など、米軍の凶悪事件だけで、500件を超える
もしも、過去のどこかで、徹底的に抵抗して、基地を島から追い出していたら、彼女の人生は続いていたのだ。
 
敗戦と占領で、他国の軍隊との共存を、余儀なくされた
でも、70年も、その状況を甘んじて受け入れ、変え切れなかったのはだれか。
私も、そのうちの50年、少なくとも大人になってからの30年の、責任からは免れない。
新たな犠牲が出るまで、この状況を放置したのは、私
変え切れなかったのは、私だ。
 
沖縄に住む大人たちだけの責任ではない。
戦争をしないといいながら、よその国の武力に守ってもらうことの矛盾には向き合わず、
彼らの暴力を見て見ぬフリをしてきた国民全員が、加害性について考えてみるべき
だ。
「安全保障には犠牲が伴う」などという言説に、疑問も持たずに、武力組織を支え、量産される罪を許し、予測できた犠牲を放置した
彼女を殺したのは、元海兵隊の、心を病んだ兵士かもしれない。
が、彼女を殺させたのは、無力な私であり、何もしなかったあなただ
 
米軍の凶悪犯罪を、もうこれで本当に、最後にしたい。
あらゆる対策は無効だった
どうすればよいか? 
すべての米軍に、出て行ってもらうしかない
 
「いくらなんでもそれはちょっと…」と言いながら、解決策も提示せず、動かずにいる人は、次に起きる凶悪事件の、無意識の共犯者だ。
 
「なぜね、命まで奪ったの? と犯人にいいたい」
喪服を着て、車椅子に乗ったまま、文子おばあは泣いた。
「凍りついたようになって、何も言えないよ」
 
シールズ琉球のメンバーとして、基地問題に体当たりし、座り込み、声を上げてきた、大学生の玉城愛さん。
同年代の女性が、暴力の末に、草むらに捨てられていた事実を、受け止めきれない、
話せませんと、メディアのインタビューを辞退していた。
 
「1995年の暴行事件は、学んで、理解し、受け止めているつもりだった。
でも、当事まだ1歳で、本当にはわかっていなかった。
こんな私が、人の前で、言葉を発していいのか」
 
混乱する彼女に、沖縄の20代の声を代弁してもらいたいと殺到する、マスコミの群れ。
両者の気持ちがわかるが、痛々しい場面だった。
 
高江のゲンさん一家は、家族みんなで集会に来ていた。
ゲンさんは前夜、一人でもゲートを封鎖しに行くといって、夜中の北部訓練場ゲートに向かったという。
震えるような怒りでいっぱいのゲンさんたちは、翌日から、本当に行動に出た。
それは動画を見てほしい。
 
1997年の市民投票のときからずっと、辺野古の基地建設に反対してきた、瀬嵩に住む渡具知さん一家も、親子で駆けつけていた。
ちかこさんと私は、この20年、お互いに、どれだけ基地のことで頑張ってきたか知ってるだけに、悔しくて情けなくて、2人で泣いた。
 
大学生になった、武龍くんが言った。
むかし、妹が、早朝にランニングしたいといったけど、家族全部で反対したんですよ。
シュワブの兵士も走っているから、と。
その時は、ちょっと神経質かな、と思ったけど、やっぱりこれが現実なんだと。
散歩も、ランニングもできない。
異常ですよ

 
この息子に、基地だらけの島をプレゼントしたくない。
そう思って、渡具知さんご夫婦は、自分たちなりの反対運動を始めたのだった。
その息子が大学生になり、彼と同世代の女性が、元米兵の狂気の犠牲になった。
この家族が歩んだ20年を思っても、やりきれない。
 
基地に苦しめられ、声をあげてきた方々と一緒に、こんな日を、さらに苦しくなるような日を、共に迎えるなんて、
私も、どの人と話をしていても、涙腺が決壊、まともにインタビューもできなかった。
それは、あのオスプレイがきた、2012年10月1日と同じだった。
1995年の少女暴行事件、その少女の受けた苦しみを、無駄にすまいと頑張ってきた、この20年の日々は、これでもか、これでもかと、打ち砕かれる。
 
しかし、今回の怒りは、どこまで広がるかわからない。
先週末から、辺野古では、「殺人鬼は出さない」と、ゲート前に立ちはだかっているし、
高江でも、少人数ながら、車と横断幕で、米兵の出入り口をふさいだ。
ゲンさんたちは、北部訓練場に入る、民間の作業車は入れようとしたが、米軍車両が引かないために通れず、渋滞ができた。
でも、作業車の人たちに、その事情を説明したせいか、足止めになってつらいはずの運転手たちも、
仕方ない。同じ県民だからわかるよ」と、答えてくれた。
 
沖縄県警も、この事件については、思うところも多いのだろう。
座り込みに対する対応も、手荒ではなく、辛そうな表情をにじませる人もいた。
今まで、米軍基地に対して肯定的だった人や、無関心だった人も、今回だけは許せないと、動き出している
大規模な県民大会も、6月19日と決まったが、今回は、県民大会でガス抜きをする、などという形では収まらないだろう。
 
20歳の輝く日に、突然未来を奪われた、彼女の苦しみを引き受けよう。
そして、肉親や友人らが抱えて行く、二度と晴れない空を思って震えながら、
いつか、彼女が生まれてきた意味を、みんなで肯定できる日を迎えるために、前に進むしかない。
陳腐な怒りも、涙も、意気消沈も、責任のなすりあいも、彼女のためにならない。
次の犠牲者のためにならないのだ。
 
アメリカ国防総省の調査(2012年)では、2万6千人の兵士が、軍隊内で性的暴行を受けていて、
被害者の9割が、その後、除隊を余儀なくされている
という。
この、いびつな弱肉強食の社会、強靭な肉体と暴力性、征服欲を掻き立てられ、命令があれば、思考停止で従う訓練を、受けている集団
個の尊厳が否定され、抑圧される人間が、異常性愛に走るのは必然だ。
普段から、「野獣になれ」と教育されているのに、「道徳教育」が染みこむはずがない
 
バイデン副大統領は、奇しくも21日、陸軍士官学校の卒業式で、
性的に逸脱した傾向を持つ兵士が、アメリカ軍に加わることは、アメリカ軍をより強力にする
性的な問題や、倫理的逸脱によって、アメリカ軍関係者が除隊処分になることは、弱体化を招く」と発言した。

よくぞ本音を言ってくれた。
異常な性愛や暴力も、性能のいい武器と同列に考える思考が、「軍隊」の本質なのだ。
そんな、人として歪められた兵士たちが、フェンスの外に野放しにされている状態が続く沖縄にいて、
現状を変えずに、彼女の冥福など、祈れるはずがない。
 
周囲の人たちの言葉から、愛に溢れて生きていた彼女の、まさに花開こうとしていた未来を思う。
それが閉ざされた。
特に、最後の数時間は、彼女の人生にふさわしくないので、記憶ごと地上に置いていってもらおう。
私たちが引き受けますから、光り輝く記憶だけを持って、軽やかに天を目指してください。
尊い使命を帯びたあなたの魂を、天がきっと癒すでしょう。
そして、あなたが残した波紋が、島を守る力になって、ついに暴力を払拭する日が来るはずです。
みんなで頑張りますから、楽しみに見守っていてください。




マガジン9さんと、三上監督への、カンパのお願いです。


三上智恵監督新作製作のための製作協力金カンパのお願い

『戦場ぬ止み』のその後――沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。
製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。

■振込先
郵便振替口座:00190-4-673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会

◎銀行からの振込の場合は、
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番 :019
預金種目:当座
店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
口座番号:0673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会
コメント   トラックバック (1)
この記事をはてなブックマークに追加

あれから25年が経ちました

2016年05月25日 | 家族とわたし
昨日の24日は、24回目の結婚記念日だった。
夫婦としての始まりがちょっとワケありだったので、記念日になる日が我々には複数存在する。
当時、同居していた義父母に、何も言わずに出ていくことが、夫から出された条件だったので、離婚をせぬまま家を出た。
それが、今から25年前の、5月1日の真夜中だった。
小雨が降っていた。
それまでに、洋服や楽譜、それから最低限の調理器具を、黒いゴミ袋に詰め込んでは運び出していたので、
最後に運ばなければならない物は、最後の最後まで「こんなことはやめておけ」と言い聞かせているのに、それでも全く考えを変えないわたしに呆れながら、ブラバンの先輩が調達したライトバンで運んでくれた。

それまでに、何度も、違う状況で逃げなければならなかったけれど、そしてもちろん、どの時も恐ろしかったけれど、
あの時ほど恐ろしいことは無かった。
何が恐ろしいかって、わたしが決めたそのことは、それまで一緒に暮らしてきた家族を苦しめ、悲しみのどん底に落とし入れることで、
さらにわたし自身の、それまでに築き上げてきた良いことのすべてを失うことになり、
幼い息子たちは、ただただわたしの、きっと大丈夫だという思いだけが柱の、危なっかしい世界に連れ出されるのだ。
家の敷地から下の道路までの急な坂道を、誰にも気づかれないよう荷物を運ぶわたしの心臓の音は、今だにわたしの耳の奥に残っている。

自分で決めた、明らかに困難なことが待ち受けている人生の始まりは、1991年の5月1日だった。
それから半年ほど経って、ようやく離婚が成立し、そしてその日から6ヶ月、女は再婚できない法律があったので、
結局夫とわたしが婚姻届を出せたのは、1992年の5月24日になった。

だから、わたしの心の中では、記念日は1991年の5月1日なのだ。
翌年の5月24日は、ただの事務的な手続き上の日に過ぎず、あまりピンとこない。
なので、夫もわたしも、ついつい忘れてしまう。


本当にいろんなことがあったけれど、息子たちはグレることもなく大人になり、わたしたちにとっては初めての、夫婦水入らずの暮らしが始まった今年。
記念日前の夜、夫が冷蔵庫の掃除をして、アルモンデなんちゃって料理を作ってくれた。
ちょっと生だからグロテスクだけども、圧力鍋ならではのうまみがすごく美味しかった。


で、翌日も残りをいただこうと思っていたら、やっぱりせっかくの記念だからと、一度行ってみたかったレストランに出かけることになった。


予約も取らずに行ったので、はじめはちょっと鬱陶しがられたけど、一つだけ空いてたテーブルに案内してもらった。
そこはイタリアンのレストランで、グルテンフリーの我々には、ちょっと注文が難しい。
とりあえず、小麦が使われていない(だからパスタは論外)ものを頼んで待っていると、美味しそうなパンとオリーブオイルが運ばれてきた。
「グルテンを断っているので」と言って断ると、「ああ」と納得して外してくれるのだけど、テーブルに何も置かれていないのを見た違うウェイターの人がまた、慌てて運んでくれる。
それをまた断っても、さらに違う人が…。
とうとう笑い出してしまった。
それを見て、受付係の女性が、「どうしたの?」と心配気に尋ねてきたので事情を話すと、
「ああ、それならうちにはグルテンフリーのパスタがあるので、注文し直したら?」と教えてくれた。
そのレストランのグルテンフリーのパスタは、玄米パスタとキンワパスタ。
う〜ん…どうしよう。
「何を注文したの?」と聞かれたので、「オーガニックチキン」だと言うと、「あ、そっちにしといた方がいいかも」とウィンクされた。
やっぱりね。
「うちにはグルテンフリーのデザートもあるよ。チーズケーキとチョコレートケーキ。わたしが作ったの」
今や受付係の女性とわたしは、昔っからの友だちのようだ。
甘いものも断っているとは言えず、たまに一回ぐらいいっか、記念日なんだしという気分になって、チョコレートケーキを注文したが、
やっぱり止めてから半年以上も経つと、チョコレートの甘さが頭に響き、一口でやめてしまった。
信じられん…。

お腹もいっぱいになり、支払いを済ませて帰ろうという時に、ちょっとした事件(←大げさ)が起こった。
請求書の額がおかしいのだ。
頭の中で軽く暗算した額より、30ドル近く安い。
二人で何度も計算し直してみたけど、どうしても合わない。
夫とわたしは顔を見合わせた。
どうする?
一瞬、このまま知らんぷりして支払おうか、とも思った。
料理はお腹の中だし、請求書通りの額を支払うのだから、収支が合わないということにもならない。
でも…でも…やっぱりあかんよな。
特に今日は記念日だしね。
なんてことをブツブツ言い合いながら、受付係の女性に事情を話した。
さっさと、当たり前のように言えなかった自分に、ちょっぴり情けない思いを抱きながら。
すると、金額を記入したウェイターはもちろんのこと、お店の人が何度も何度も謝ってくれたりお礼を言ってくれたり、お詫びにチーズケーキをもらったり、なかなか楽しい記念日になった。

いつまで年を重ねられるかはわからないけれど、これからもこんな女ですがよろしく。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

国会で十分に審議されないまま強行採決され、今日まで一度も改正されていない、地位協定の抜本見直しを!

2016年05月23日 | 日本とわたし
沖縄県うるま市で、行方不明になっていた20歳の女性が、19日午後、遺体となって発見されてから、5日が経ちました。
このとても痛ましい事件について、聞くに堪えない言葉を発している政府与党内の政治家や、元政治家がいます。

「本当に最悪のタイミングだ」

これは、2009年の、就任直後のオバマ大統領からの広島訪問の要請を断っておきながら、なぜか今になってオバマ氏に広島訪問をさせ、
友好ムードを盛り上げ、初の米国大統領の広島訪問の実現を誇示し、夏の選挙の好材料にしようと企んでいた自公にとっては、
「本当に最悪のタイミング」だったんでしょうけれども、
理不尽にも命を奪われた女性はもちろんのこと、彼女を愛してやまないご遺族の方々にとって、なんと暴力的な言葉だろうと、怒りがふつふつと湧いてきました。

そしてこの、ことの本質を理解していない、もしわかって言っているのだとしたら、とんでもない言いがかりをつけるのが好きな男(橋下)は、

「米兵等の猛者に対して、バーベキューやビーチバレーでストレス発散などできるのか。
建前ばかりの綺麗ごと。
そこで風俗の活用でも検討したらどうだ、と言ってやった。
まあこれは言い過ぎたとして発言撤回したけど、やっぱり撤回しない方がよかったかも。
きれいごとばかり言わず本気で解決策を考えろ!」
「外国人が犯罪を犯したらその外国人を排斥する。
これこそ移民排斥のロジックと同じ。
朝日・毎日、その一派は移民や難民に優しいきれいごとを言って、米軍軍属など外国人が犯罪を犯せば外国人は日本から出て行け!とのロジック。
きれい事ばかり言う人権派の典型例」

などと言って、
米兵=獰猛で、ストレス発散には風俗の活用が良いなど、言われた相手が言葉を失うようなトンチンカンな主張を披露したり、
性犯罪の中でも、米軍関係者による犯罪が問題になる理由の一つは、彼らが地位協定という頑丈な盾で守られ、日本の法で裁けないという、異様な現状であるのに、
米軍(米軍関係者)と移民問題をごちゃ混ぜにして、人権派はきれい事ばかり言う人間だ、という結論に持っていったり。

でも、こんな男の、こんな浅はかな言葉に共感している人間が少なくない(というか多い)のです。
そのことがとても恐ろしい。

さらに、事件とは少し離れますが、こんな暴言を吐いた議員がいます。
自民党です。

【神奈川】基地反対派は「基地外(きちがい)」 
自民・小島県議「失言でない」

【神奈川新聞】2016/05/24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160524-00009369-kana-l14

自民党の小島健一県議(横浜市青葉区)が、都内で開かれた集会で、沖縄県内の在日米軍基地に反対する運動を、
「基地の外にいるということで、『きちがい』」と、表現する発言をしていたことが分かった。

小島県議は8日、都内で開かれた、沖縄復帰44周年を記念する集会に出席。
国連の人種差別撤廃委員会などが、沖縄の住民を「先住民族」と認めるよう、日本政府に求めた勧告を批判し、勧告の撤回を訴えた

この中で小島氏は、沖縄の米軍基地周辺で続いている、反対運動にも言及。

「沖縄の基地の周りには、基地に反対だとかオスプレイに反対だとか、毎日のように騒いでいる人たちがいる。
これを、基地の外にいる方ということで、『きちがい』と呼んでいる。
これは神奈川県も同様で、大変苦慮している」
と発言したという。

小島氏は23日、神奈川新聞の取材に対して、
「『基地外』と言っている。
ちゃんとイントネーションを変えて発言している。
どう想像するかは別だが、差別的な発言はしないように考えている。
失言とは考えていない」と述べた。

小島氏は当選4回で、現在は総務政策常任委員長。


この集会のビデオを観ましたが、小島県議の発言に、笑ったり拍手をしたりしている会場の盛り上がりに、さらに怒りがこみ上げました。



さて、今回の死体遺棄と殺人の疑いで逮捕されたのは、元米兵で、
現在は米軍嘉手納基地内で、コンピューターや電気の配線の仕事に携わっている会社員の、32歳の男でした。
この男が、日米地位協定が定める『軍属』に当たるという文章を読んで、またもう一度、地位協定を読み直しています。

この地位協定。
米軍基地に関する手続きが、何かにつけて米軍の都合のよいものとなっています。
米軍基地や米軍が、日本の法規制を受けなくてもよく、
刑事事件を起こした際にも特権が与えられているので、法的正義を通すことができません。
行政上にも特権が与えられているので、市民生活を圧迫し、不公平な事態が生じています。

なぜこんなにも、トンデモない協定が、いまだに両国の間で結ばれているのでしょうか?

地位協定の前身は、1952年に結ばれた行政協定です。
地位協定は、『安保改定反対闘争』という国民的規模の反対運動の中で、1960年の1月に、国会で強行採決されました
1960年1月に、日米新安保条約に調印したのは岸内閣
反対ストが拡大する中、5月に自民党が新安保条約を強行採決し、6月に発効。
その後、岸内閣は総辞職しました。

あれあれ?最近の日本でも、同じようなことが起こりましたね。
孫の安倍晋三による、暴力的な強行採決…。

というわけで地位協定は、国会の中で十分に審議されることなく、行政協定の内容が、ほとんどそのまま引き継がれてしまったのです。

そして最悪なことに、
今日まで一度も、改正されていません?!

日弁連さんが、日米地位協定について、詳しく書いてくださっていますので(2014年)、少し引用させていただきます。

↓以下、一部転載はじめ
日米地位協定の改定を求めて
-日弁連からの提言-

http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/nichibeichiikyoutei_201410.pdf

なぜ、日米地位協定の改正が必要なのか

1・日米地位協定って何?
日本には、132所 (専用施設83、一時使用施設49 (2014年9月現在)) の米軍基地が置かれ、約5万名の米兵・軍属、その家族約4万名が駐留しています。
これは、日米安保条約に基づくものです。

具体的に、どの場所(区域)・どの施設を、米軍に提供するのか、提供手続はどのようにして行うのか、
駐留した後の米軍、米兵・軍属、その家族は、わが国において、どのような取扱いを受けるのか、を決めているのが、日米地位協定 (略称「地位協定」)
なのです。


2・市民は、地位協定によって、影響を受けているのでしょうか?
米軍基地、米軍の活動、これらに伴う米兵・軍属、その家族の活動・生活は、いろんな分野で市民の生活と接触しています。
そこには、大小様々なトラブルが起こっています。

例えば、米軍基地から、油漏れ、騒音、悪臭等が発生し、付近住民に被害がもたらされることがあります。
基地内では、演習、施設建築等のため、自然環境の破壊が行われたりします。

また、米兵・軍属、その家族が、犯罪を起こすことがありましたし、犯罪だけでなく、さまざまな不法行為や、契約上のトラブルを起こすことがあります。

米軍基地が返還される際に、米軍によって汚染された土地が、そのまま返還されたこともあり ます。

それだけに、米軍基地、米軍の活動、米兵・軍属、その家族が惹き起こすトラブルを防止し、どのように解決を図るかは、市民にとって大変重要な問題です。

地位協定は、このようなトラブルをどのように防止し、解決するかという基本的ルールを定めていますので、
市民の生活と人権を守る上で、大変重要なものです。

また、地位協定は、米軍の、様々な行政上の特権 (国や県の立入りを拒否し、基地を管理・警護する権限、課税を免除される特権等) を定めていますので、
国土を保全し、地域の自然や生活環境を守り、地方自治体の行政を円滑・効果的に行うためにも、重要な意味を持っています。


3・地位協定には、何か問題があるのでしょうか?
地位協定には、基本的に大きな問題があります

一つめは、
米軍基地 (施設・区域) を提供・返還する手続・内容が、米軍の都合のよいものとなっている点です。
日本のどこでも、期限の定めなく、使用目的・条件を厳しく限定しないまま、施設や区域が提供され
しかも、国会の関与がなく、密室で合意される非民主的な仕組みとなっています


二つめは、
米軍基地や米軍が、わが国の法のコントロール (規制) を受けない仕組みがつくられている点です。
米軍基地や米軍を、わが国の法のコントロール (規制) の下に置くことは、
市民の生活や人権を守る上でも、また、地域の自然や生活環境を守り、地方自治体の行政を円滑・効果的に行う上で、大変重要なこと
なのです。

三つめは、
様々な特権が、米軍や米兵・軍属に与えられている点です。
刑事事件で特権が与えられているため、法的正義を害する事態が生じています

行政上、特権が与えられているため、市民生活を圧迫し、不公平な事態を生じています


4・地位協定に、なぜ、このような構造的問題点が残っているのでしょうか?
地位協定の前身は、1952年に結ばれた行政協定です。
地位協定は、安保改定反対闘争という国民的規模の反対運動の中で、1960年に、国会で強行採決されました
そのため、国会の中で十分に審議されることなく、行政協定の内容が、ほとんどそのまま引き継がれています。


今日まで一度も、改正されていません

つまり、地位協定は、今から60年以上前の古い思想、 考え方のままに「化石化」され、基本的な問題を残すものとなっているのです。
60年以上経過しているのですから、世界における人権思想や、環境保護思想の発展を反映したものにするために、抜本的に見直すことが不可欠となっています。

政府は、これまで問題が起きるたびに、「運用改善」という形で対応してきましたが、これには限界があり、不十分でした。
問題は、市民の生活と人権、行政の権限に関するものであり、 法的問題として処理しなければ、十分な対応ができない構造的なものだったからです。

地位協定を抜本的に見直し、明確なルールを定めることが不可欠なのです。


5・基地所在都道府県の改正要求
米軍基地は、32都道県 (専用施設は13都府県) に存在しますが、
沖縄県をはじめ、米軍基地の所在する都道県は、これまで、地位協定の問題点を指摘し、なんども、抜本的な見直しを求めてきています
しかし、政府の腰は重く、現在まで、地位協定の改正は行われていません

******* ******* ******* ******* *******

「沖縄」が抱える基地問題について、7つのポイントでわかりやすくまとめた「#知らない沖縄」
【辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議】
https://www.youtube.com/watch?v=2xUhXj0UVuM&feature=share&app=desktop

沖縄



日本の南西部最西端に位置する県で、面責は、日本の国土の0.6%になります。
本州では見られないような、美しい大自然が魅力で、エメラルドグリーンに輝く海は、東洋一の美しさとも言われるほど。



今、その美しい島国・沖縄での新基地建設問題について、ずいぶんと長い間、騒がれていますね。
あなたはその現状について、どこまで知っているでしょうか?



今日は、いまさら聞けない、沖縄新基地建設問題について、7つのポイントでざっくりおさらいしてみましょう。




♯1 敗戦後の事情


そもそも、なぜ日本に、アメリカの基地があるのでしょう?
1945年、第二次世界大戦で、日本は敗戦国となり、戦争することを放棄しました。
そして、武器を持たないかわりに、アメリカに守ってもらうという約束をしたのです。



その際、日本全国、33都道府県に米軍騎基地が設置され、沖縄は、1972年までの27年間、米軍の統治下に置かれることになります。




♯2 沖縄に増えた基地


敗戦後、日本はまめぐるしく発展しました。
そして、全国各地で、米軍基地はいらないという、反対運動が起きました。



しかし日本政府は、米軍を日本から無くすわけにもいかず、本土の米軍基地のほとんどを、沖縄に移動させたのです。



その結果、日本のたった0.6%の面責の沖縄に、米軍基地の約74%が集中することになりました。



沖縄は、日本国に復帰した今でも、面責の約20%が米軍基地として使用されています。




♯3 米軍基地の機能


では、アメリカの軍隊について、もう少し掘り下げてみましょう。
アジア太平洋地域には、約10万人の米軍が展開されています。



そのうち、約5万人が日本に駐留しています。



沖縄には、その中の50%、約2万5千人が集中しています。




主に米軍構成は、陸軍、海軍、空軍、海兵隊で成り立っています。



沖縄に駐留する米軍は、その大半が海兵隊になります。
しかし海兵隊は、1年間のほとんどの期間、いろいろな国の軍隊と一緒に訓練するため、
長崎県佐世保にある船で、アジア太平洋地域を中心にローテーション移動をしており、いつも沖縄にいるとは限りません。



そんな広いエリアで活動しているだから、沖縄に基地を置かなくてはならないという理由には、全く当てはまりません












♯4 米軍基地の弊害


では、米軍基地があると、何が困るのでしょうか?

航空機の騒音や、実弾演習による山林火災、戦闘機などの墜落事故、米兵による事件が多発



住民との間で、大きなトラブルとなっています。

日本に復帰後、43年間で、米兵が犯罪で検挙された件数は5896件
年平均、137件
月平均、11件にのぼります。



また、日本では、アメリカ軍人を特別扱いするルールがあり、犯罪を犯した米兵を、正当に裁くことができません
しかも、そのことを米兵たちは知っています



米兵による、繰り返される性犯罪などは、大変深刻な事件です。



また、基地の周辺で、騒音問題や環境破壊があっても、日本の法律では規制できません

さらに、米軍機の墜落や不時着、部品落下などの事故は、43年間で676件



年平均で15.7件



航空機による騒音被害は、最大時で120.6デシベル



これは、飛行機のエンジン近くの音に匹敵します。


♯5 オスプレイ問題


空飛ぶ棺桶という異名を持つオスプレイ。
これが、普天間基地に24機、配備されています。
開発時からの事故が、すでに50回を超えているこの米軍機は、アメリカ本国においては、住民に十分配慮されており、人口密集地での低空飛行は禁止されています。





それなのに、沖縄では、日中深夜を問わず、住民を叩き起こす騒音を立てながら、日々離着陸しています。




♯6 普天間基地問題


ニュースで話題の、沖縄の代表的な基地のひとつである普天間基地は、近隣に学校や民家のある人口密集地の中心にあり、世界で最も危険な基地と言われています。
戦後、米軍の占領により、この地域に住んでいた住民は囚われの身となり、家を追われ、そして、その場所に基地が建設されました。





しばらくして、住民たちは解放されて戻ってきましたが、以前住んでいた家は、基地の中となっており、人々は、その周辺に住むことを余儀なくされたのです。



1996年、危険過ぎる普天間基地を完全返還すると、日米で合意しましたが、



日本政府は迷走し続け、20年が過ぎています





♯7 税金を使った辺野古新基地建設


沖縄本島北部の名護市辺野古は、自然が非常に美しい地域で、貴重な生物が住み、たくさんのサンゴもあります。



新しい基地の広さは約205ヘクタール
そのうちの約160ヘクタールは、沖縄の貴重なサンゴ礁の宝の海を、埋め立てる計画です。



甲子園球場のグラウンドの、158倍の広さの、海や自然が破壊されることになります。



そして、その埋め立て工事費だけで、なんと2311億円



建設費の総額は、約3500億円と言われています。



新国立競技場の建設費用の2520億円よりも、はるかに高額な投資となりますね。

それだけの国民の税金をかけて建設しようとしている辺野古新基地は、現在の普天間基地から、わずか36kmしか離れていません。



さらに日本政府は、毎年約3500億円の税金を、米軍基地のために使っています



これは、全国の国立大学と公立大学の授業料を、すべて無料にできる金額になります。




また、「沖縄の経済は基地に依存している」、という言葉をよく聞きますが、
実際の基地関連による収入は、わずが4.9%程度にしかすぎません。
逆に、返還された土地にできた新たな商業地域では、数十倍から数百倍に上る経済効果が生まれており、



米軍基地は、沖縄の経済発展の最大の妨げになっています


さて、ここまでが、沖縄基地問題を考える上での、重要なポイントとなります。



みなさんは、いくつくらい知っていましたか?

沖縄の人たちは、戦後、生活に密着する問題として、基地と向き合ってきていますが、沖縄住民の声は全く無視されていますね。



政府に何度訴えようと、キドク(其の都度?)スルーされています。
これは、沖縄だけの問題ではなく、日本人全体に問われている問題でもあります。



本当に、辺野古新基地建設だけが解決策なのか?
沖縄に負担を集中させることでいいのか?



みなさん一人一人が、この問題に向き合うことが、解決の第一歩となります。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

地元で発足した『甘利氏を落選させる会』!日本全国津々浦々で、『◯◯を落選させる会』を立ち上げよう!

2016年05月20日 | 日本とわたし





国会サボリの甘利前大臣もマッ青
地元で、『落選させる会』が発足


「衆参同日選の相談か」

新聞・テレビの政治部記者らに緊張が走った昨日(18日)の、安倍首相と公明党の山口那津男代表の会談。
山口代表は会談後、同日選について「話題は出なかった」とトボけていたが、永田町では、額面通りに受け取る国会議員はほとんどいない。

すでに、衆参の議員会館では、メディアが、候補者の選挙資料に使う『経歴確認書』を、配り始めている
囁かれているのは、
安倍が消費税増税の再延期を発表→野党が「アベノミクスは失敗」と内閣不信任案を提出→安倍が解散、同日選に打って出るーというシナリオだ。

そこであらためてどうこうが注目されているのが、国会をサボりながら、選挙運動をしている甘利明・前経済再生担当相だ。

「甘利さんは、同日選を予想し、今、選挙区内の支援者らに、釈明文をせっせと送っています。
地元秘書も『選挙になればよろしく』なんて、挨拶回りを始めています」
(神奈川・大和市市民)

国会議員の職務をサボタージュしながら、ちゃっかり選挙運動とはフザけた話だが、そうは問屋が卸さない。
地元で、甘利を猴鄙させる会瓩立ち上がったからだ。
4月中旬に設立された『戦争法廃止4市共同市民の会』だ。
甘利の地元である神奈川県綾瀬、海老名、座間や大和の各市民が参加した会で、
6月11日には、大和市で、「甘利議員のしたことは?」と題する会合を予定。
3月に、甘利をあっせん利得処罰法違反容疑で、東京地検に告発した「社会文化法律センター」代表の、宮里邦弁護士が講演する予定だ。

市民の会事務局長の滝本太郎弁護士がこう言う。
「甘利議員の問題は、国民としてあまりに恥ずかしい。
国会議員が、これほど堂々と、メチャクチャをやるなんて前代未聞です。
何としても(甘利を落選させて)選挙区内の有権者の汚名を返上する必要があります。
会の賛同者もどんどん増えていますよ」


甘利は、ここまま逃げ切れると思ったら、大間違いだ。



この夏の選挙は、衆参同日選であろうがなかろうが、戦争法案のごり押しの手助けをした人間カマクラ議員をはじめ、「日本会議国会議員懇談会」に所属する国会議員を国会から追い出す良いチャンス!
各町、各村、各市、都道府県で、どんどんと「◯◯を落選させる会」が発足されることを、心から願っています!
掃除だ掃除だ!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

野党は、給料満額を受け取り引きこもっている甘利氏を、国会に引きずり出し、説明責任を果たさせなさい!

2016年05月20日 | 日本とわたし


本当に呆れます。
有り得ません。
何をぐずぐずしているんですか?
運営と進行を円滑にするためと、質問やパネルの内容を検閲され、許可を受けたものだけを使用する、などという異様な国会を認めているから、
いつまで経っても、勢力のある与党の言いなりになって、政治がどんどん劣化していくのです。
運営と進行を円滑にしたいのなら、どんな質問を受けようと、それにしっかりと、もたつくことなく答えられる知識を、それぞれの議員が持つべく学べばよいのです。
仮名ふりだらけの、読む練習さえしたらそれでよいというような状況に甘やかされているから、閣僚たちの質がここまで堕ちてしまったのです。
国会を正させましょう。

甘利氏を国会喚問に立たせなさい!


甘利元大臣、3カ月の“引きこもり”でも「給料満額」〜国会議員は牾У扠瓩任盧債蠅覆!?
【Health Press】2016.5.19
http://healthpress.jp/2016/05/3-12_2.htmlより、一部引用させていただきます。

↓以下、引用はじめ

『週刊文春』が報じた「口利きワイロ疑惑」で大臣を辞任した、甘利明・衆議院議員の「長過ぎる休職」が、問題になっている。

甘利氏は今年1月、内閣府特命担当大臣を辞任。
建設会社と独立行政法人都市再生機構(UR)に関する口利きと、それに付随した現金受け取りをめぐっての、責任を認めたことによる。

問題発覚以降、甘利氏は、「睡眠障害」を理由に、第190回国会を欠席している。
2月15日に、〈睡眠障害のため1カ月の療養が必要〉との診断書を提出し、3月には、〈さらに2カ月の休養が必要〉との意向を示した

だが、5月16日で、その計3カ月の期限を迎えた。
16日は、個別に欠席届を出したとも報じられており、このまま6月1日の会期終了まで、「病欠」を続けるつもりなのかと、問題視されている。

しかもこの間ずっと、国会議員としての給料は、支払われ続けているのだ。


▪️国会議員は、勤務評定も、給与の日割り規定もない

国会議員が不祥事を起こすと、病気を理由に休養(雲隠れ)に入るのは、今に始まったことではない。
勤務評定も、給与の日割り規定もない国会議員は、たとえ休み続けようと、当然のように、国民の税金から給料が支払われる。

ー中略ー

▪️甘利氏の「睡眠障害」は本当なのか?

そもそも、甘利氏の申告する「睡眠障害」は、本当なのか? 
『日刊ゲンダイ』(5月3日)は、「療養のはずが…甘利前大臣は元気に選挙運動&飲み会三昧」と報道している。
給料を受け取りながら、国会を休み続ける前に、国民に対して、きちんと説明責任を果たす義務があるだろう。

ー後略ー


↑以上、引用おわり
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

大統領就任当初のオバマ氏の、広島訪問と原爆投下への謝罪を、断っていた麻生内閣!今になってなぜ?

2016年05月20日 | 日本とわたし
オバマ大統領の広島訪問と原爆投下への謝罪を断った外務省 - ウィキリークスより
【狂騒のパジェント】2015年8月5日
http://pagent.seesaa.net/article/423628893.html

広島・長崎の原爆犠牲者慰霊式典への米国政府の対応を調べていて、
2009年11月に初来日した米国オバマ大統領が当初、
広島を訪問し、原爆投下に対して謝罪する可能性があった
ことを知った。
これに対し、
藪中外務事務次官(当時)が、「時期尚早」と断念するよう、ルース駐日大使(当時)に伝えていたようだ。

オバマ大統領の広島訪問 外務次官「時期尚早」 ウィキリークス公開の米公電
【産経ニュース】2011.9.26
 
オバマ米大統領の、平成21年11月の初来日を前に、当時の藪中三十二外務事務次官が、ルース駐日米大使に対し、
原爆投下の謝罪のため、大統領が被爆地の広島を訪問することに、否定的な姿勢を示し、謝罪を目的としない訪問自体も、「時期尚早」との考えを伝えていたことが26日、
内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した、米外交公電で明らかになった。
 
21年9月3日付の公電によると、藪中氏は、同年8月28日にルース氏と会談し、「核兵器なき世界」を掲げたオバマ氏の広島訪問について、
特に、反核グループ内で期待が高まっていくとの見通しを示し、日米両政府で、そうした世論の期待を抑えなければならないと伝えた。
その上で、謝罪目的の広島訪問が成功する見込みはない、との考えを示した
 
外務省顧問の薮中氏は、産経新聞の取材に対し、
「外務省は、ウィキリークスの件でコメントしないので、私もコメントしない」と語った。


この時の政権は、麻生内閣でした。
この時は、オバマ氏が核廃絶に向けて、力強く行動しようとしていた最中でした。
今のオバマ氏は任期をほぼ終え、すでに過去の人になりつつある中での訪問です。
もし、本気で、核廃絶を望む国の政府なら、あの時にこそ、訪問と謝罪を受け入れるべきでした。
それがなぜ今?
政治利用としか考えられません。
そしてそれは、二度も、しかも違う種類の核爆弾の殺傷効果を確かめたかったという、狂った人間たちが罪に問われないままにいる、
どうあっても容認できない戦争行為の犠牲になった方々の魂にとって、三度目の原爆とも言えるほどの暴力だと思えてなりません。



守田さんが教えてくださった、田中利幸さんのアピールに、とても共感しました。
賛同表明は、今日の夜8時までです。
どうか、よろしくお願いします。

「私たちは、オバマ大統領が広島を訪問される際には、
米国大統領として、原爆・焼夷弾無差別大量殺戮が、人類に対する由々しい犯罪行為であったことをはっきりと認め、
米国政府の責任の所在を明らかにした上で、原爆・焼夷弾被害者に謝罪し、
残り少なくなった米国大統領の任期期間中、「核廃絶」に向けて全力で努力する覚悟を、公にされること
を要求します


と同時に、日本政府、安倍政権にも、中国・北朝鮮・韓国をはじめアジア太平洋諸国に対して、自国の「戦争責任」を真摯に認め、謝罪し、
「被害者」、「被害国」が受け入れられるような、適切な戦後補償政策を実践していくこと
を、強く求めます」



オバマ大統領は、原爆投下を謝罪すべきだ!(20日午後8時までにアピールへの賛同を)
【明日に向けて】2016.5.20
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/62af42a512a766b7975b394881bf0e3c

守田です。

すでにご存知のように、アメリカのオバマ大統領が、在任中の大統領としてはじめて、広島を訪れることが決定しました。
ところが、当初から、アメリカ政府は、広島に行っても謝罪しないことを強調しています。
これは、原爆投下の正義性をあらためて主張することと同義であり、とても認められません。
何かアクションをと考えていたら、歴史学者で広島平和研究所教授の田中利幸さんが、
オバマ大統領に、原爆投下に対する謝罪を求めるアピールを5月10日付で発表し、賛同者を求めていることを知り、大変共感しました。
すぐに賛同を決め、みなさんにも呼びかけたいと思い、全文を掲載することにしました。
ただ、キャッチが遅れたので、賛同期限は本日20日午後8時までです!
この情報をつかんで共感して下さる方は、直ちに賛同を行って下さい。

読んでいただければお分かりのように、このアピールでは、オバマ大統領だけでなく、安倍首相に対しても、アジア侵略戦争への謝罪を求めています。
その理由は、日本政府が、アジア侵略の罪を逃れるために、原爆投下を利用し、「戦争だったから仕方がない」などと言うことで、自らをも免罪しようとしてきたからです。
僕も、この点がとても重要だと思います。
日米政府は、ともに、戦争犯罪を隠しあってきたのです。
オバマ大統領の謝罪抜き=原爆投下の正当性を主張したままでの広島訪問は、その象徴です。
しかも、安倍政権は、これを参院選で、与党が有利になるように利用しようともしています。
そのための、犯罪隠しのセレモニーです。
そんなことは、とても許すことはできません。

日本政府が、原爆被害を、自分たちの戦争犯罪の免罪のために利用しようとしてきたことの証拠は、数多く上げられますが、
僕自身、ショックを受けたのは、原爆投下直後から陸軍部隊が極秘に行った、被害調査報告書の存在でした。
これを伝えたのは、2010年8月6日に放送された、NHKドキュメント「封印された原爆報告書」でした。
この番組の中で、調査を行った陸軍が、すぐにそれを英訳し、日本政府降伏後に、いち早く米軍に献上したことが、描かれいています。
作品中に登場する、その「作戦」に関わった元将校は、
「戦争犯罪の追求から逃れるためにも、戦後のアメリカとの関係を築くためにも、原爆報告書を渡すことは、当時の国益に叶うものだった」と語り、次のように述べています。
「731(部隊)のこともあるでしょうね」
「新しい兵器を持てば、その威力が誰でも知りたいものですよ。
カードで言えば、有効なカードがあまりないので、原爆のことは、かなり有力なカードだったでしょうね」

この番組は、2011年8月4日深夜に再放送されたのですが、僕はそれを観て衝撃を受けるとともに、なんとかそれを伝えたいと思って、
知人から録画を借り受けて、文字起こしし、以下の記事にそれを載せました。

明日に向けて(285)
封印された原爆報告

2011年10月07日
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/ddac9fad8987f13e69ab7562da0a07f2

今、調べたところ、この番組がネットに上がっていて、観ることができることが分かりました。
アドレスを紹介しておきます。

封印された原爆報告書
http://www.dailymotion.com/video/xkca1f_%E5%B0%81%E5%8D%B0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%8E%9F%E7%88%86%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8_news

これらを踏まえるならば、今回のオバマ大統領の、謝罪抜きでの広島への「招へい」が、
安倍政権による戦争責任隠蔽、アジア侵略戦争の美化という、この間延々と行われてきたことの一環として、なされようとしていることは明白です。
その意味で、再び三度、原爆を受けて即死した方、悶絶しながら死んでいった方、長い年月をかけて殺された方、そしてその周りにいたすべての人々の痛み、嘆き、苦しみを踏みにじり、
戦争犯罪の隠蔽を行おうとするのが、このセレモニーです。
田中さんが打ち出されたアピールには、そうした観点がきちんと書かれているので、僕は深く共感しました。
ぜひ、賛同にご参加下さい。
以下に、アピールの載せられたページのアドレスと、アピール全文を掲載します。
なお、田中さんは、明日21日に、広島市で講演されるそうです。
その情報も載っています。

*****

「オバマ大統領への謝罪要求」に関する講演会とアピール文
【吹禅 Yuki Tanaka 田中利幸】2016年5月10日
http://yjtanaka.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html?m=1

アピール文

私たちは、オバマ大統領に、米国政府の原爆無差別大量虐殺について、謝罪を要求します。
同時に、日本政府のアジア太平洋侵略戦争について、安倍首相の謝罪を要求します。


日本国憲法第九条を擁護する立場から

1945年8月6日と9日の、原爆による21万人(内4万人は韓国・朝鮮人)にのぼる広島・長崎市民の無差別大量殺戮、それに続く8月15日の日本の降伏を、
日本軍国主義ファシズムに対する、「自由と民主主義の勝利」と、米国は誇り高く主張しました。
実は、アメカ政府は、主として、ソ連に対して核兵器の破壊力を誇示するという、政治的理由のために、戦略的には全く必要のない、広島・長崎への原爆攻撃を決行しました。
また、天皇裕仁と日本政府が、「国体護持=天皇制の維持」に固執して、ポツダム宣言受諾を遅らせたことも、アメリカによる原爆攻撃を、結果的には自ら招く要因となりました。

ところが、トルーマン大統領は、戦争終結を早め、「多数の民間人の生命を救うため」に原爆を投下したと述べて、アメリカ政府が犯した重大な戦争犯罪の責任を、ごまかす神話を作り上げました。
核兵器使用という、残虐極まりない戦争犯罪に対する非難は、同年8月10日に、日本政府がたった1回出した抗議声明以外、世界のどの国の政府からも、出されませんでした。
(ちなみに、この抗議文には、焼夷弾爆撃に対する批難も含まれていました)。
かくして、「自由と民主主義の勝利」という名目上の、「正義達成」目的のために使われた手段である核兵器もまた、正当化されてしまいました。
そのため、核兵器そのものの犯罪性が、その後、厳しく追及されないままになってしまいました。

それが追及されなかったため、「正義は力なり」という米国の本来の主張は、核兵器という大量破壊兵器を使ったことによって、
実際には、「力(=核兵器)は正義なり」と、サカサマになっていたことを暴露する、機会が失われてしまったのです。
つまり、米国が主張する、民主主義の本質「正義は力なり」という普遍原理は、核兵器使用という犯罪性を、隠蔽するための口実として使われることで、すっかり空洞化されていたのです。
その結果、核兵器使用は「人道に対する罪」であり、核抑止力は「人道に対する罪」を犯す準備・計画を行う犯罪行為=「平和に対する罪」であるという、
核兵器の本質が、いまだに、明確に普遍的な認識となって、世界の多くの人たちに共有されていないのです。

一方、日本は、1945年8月15日に発表した終戦の詔勅(天皇メッセージ)で、「非人道的な原爆のゆえに降伏せざるをえなかった」と述べ、
「原爆投下」だけを降伏決定要因とし、15年という長期にわたって、アジア太平洋各地で、日本軍が犯した様々な戦争犯罪や、アジア各地で起きていた抗日闘争を、徹底的に無視するどころか、
戦争は、「アジア解放」という「正義」のためであったとの自己正当化のために、原爆被害を利用しました。
こうして、アメリカ政府同様に、日本政府もまた、原爆殺戮を政治的に利用して、自国の戦争責任を隠蔽しました。

しかも、連合国側に降伏するやいなや、日本政府首脳たちは、「一億総懺悔」を国民に強要することで、自分たちの戦争責任をうやむやにしてしまいました。
同時に、天皇裕仁は、本当は戦争に反対した「平和主義者」であったが、一部の軍指導者たちに政治的に利用された、「戦争犠牲者」であるという神話を創り上げました。
そのため、日本国民は、天皇を、まさに自分たちの戦争被害体験の象徴と見なすようになり、「一億総懺悔」は「一億総被害者意識」へと、急速に転化していきました。
日本人だけが被害者という、「一億総被害者意識」からは、それゆえ、他のアジア人=日本軍の残虐行為の被害者は、完全に排除されてしまい、
朝鮮人被爆者ですら、長年の間、「被爆者」とは見なされませんでした。
その後、原爆無差別殺戮は、日本の戦争被害のシンボルとして、おおいに政治的に利用されるようになる一方で、
日本人は、その加害の張本人であるアメリカ政府の、責任を追及することもせず、日本人がアジア太平洋各地で繰り広げた、残虐行為の加害責任を問うこともしないという、
「加害者不在の被害者意識」にとらわれるようになりました。

つまり、これまで、私たち自身が被害者となった、米国の原爆殺戮犯罪の加害責任を、厳しく問うことをしてこなかったゆえに、
私たち日本人が、アジア太平洋各地の人たちに対して犯した、様々な残虐な戦争犯罪の加害責任も、厳しく追及しないという、二重に無責任な姿勢を産み出し続けてきました。
わたしたちの戦後「民主主義」には、厳明な「責任認識」の上に立った「正義履行」という点で、このような重大な欠陥があったのです。
そのため、米国の軍事支配(日米安保体制)には、奴隷的に従属する一方で、アジア諸国からは信頼されないため、いつまでたっても、平和で友好的な国際関係を築けない国となっています。

このように、日米両国が犯した由々しい戦争犯罪行為の責任のどちらもが、これまで真剣に問われなかった事実は、
今わたしたちが暮らしている、日本社会の閉塞した現状と、実際には深く、且つ密接に関連しているのです。
特定秘密保護法導入、安全保障関連法=戦争法の導入、「河野談話」や「村山談話」の実質的否定、原発再稼働、辺野古米軍新基地建設など、
安倍政権が矢継ぎ早に出している、反民主主義的で人権無視の政策は、
この70年にわたって蓄積されてきた、このような日米両国の戦争責任問題と、密接に絡んだいろいろな矛盾が、今まざまざと露呈しているのだと言えます。

したがって、私たちには、もう一度、「原爆・焼夷弾無差別大量殺戮」と「日本軍残虐行為」という、二つの「人道に対する罪」の原点に立ち戻り、
その視点から、アメリカをはじめとする核保有国や、核の傘に依存する日本などの、核抑止力神話を打ち破るとともに、
確固とした戦争反対の国際連帯を、構築することが求められています。
戦後間もなく、当時の首相・幣原喜重郎が発案し、占領軍最高司令官マッカーサーの支持をえて、国会で十分議論が重ねられた上で作成された日本の憲法第九条は、
そのような視点に立って市民運動を展開するための、私たちが拠って立つべき思想的基底であることを、再度ここで確認しておく必要があります。

日本の植民地主義、軍国主義、米国の核戦争を経て、憲法第九条は、国家の非武装、軍事力によらない平和という、絶対平和主義の思想、
すなわち、
「いかなる理由によっても、人間には人間を殺す権利はないし、誰も殺されてはならない」という信念が、具現化されたものです。
「原爆・焼夷弾無差別大量殺戮」も「日本軍残虐行為」も、まさしくこの、絶対平和主義という普遍原理にあからさまに乖背する、非人道的で破壊的な暴力行為です。
これらに対する「責任」も認めず、「謝罪」もしないまま、核兵器を保有し続け、軍事力を増大させながら、
「核のない世界」や「安全平和なアジア」の構築だけを、表面的、形式的にだけ唱えることは、
単に欺瞞行為であるだけではなく、憲法第九条の精神=人類の普遍原理を空洞化する、「人道に対する反逆行為」です。

よって、私たちは、オバマ大統領が広島を訪問される際には、米国大統領として、原爆・焼夷弾無差別大量殺戮が、人類に対する由々しい犯罪行為であったことをはっきりと認め、
米国政府の責任の所在を明らかにした上で、原爆・焼夷弾被害者に謝罪し、残り少なくなった米国大統領の任期期間中、「核廃絶」に向けて全力で努力する覚悟を、公にされることを要求します。
と同時に、日本政府、安倍政権にも、中国・北朝鮮・韓国をはじめアジア太平洋諸国に対して、自国の「戦争責任」を真摯に認め、謝罪し、
「被害者」、「被害国」が受け入れられるような、適切な戦後補償政策を実践していくことを、強く求めます。

2016年5月10日

呼びかけ人:
久野成章 田中利幸 横原由紀夫




賛同者を募っています。
このアピールの趣旨に賛同される方は、suizentanaka@gmail.com にお名前をお知らせください。
来週末5月22日には、アピール文を安倍晋三首相に、その英語版をオバマ大統領宛(アメリカ大使館気付け)に郵送します。

現在までに、北海道から沖縄まで、全国各地と韓国、カナダ、ドイツ、フランスなどから、合わせて285名の方々と6つの団体から、賛同をいただきました。
本当にありがとうございます。
本当は、お一人お一人に、お礼のメールを差し上げなければならないところですが、なにとぞおゆるしください。
本日5月20日(金曜)20時をもって、賛同受付を終了させていただきます。
いただいたコメントを考慮して、原爆だけではなく、焼夷弾爆撃も「人道に対する罪」であることを明記するため、アピール文を少々修正加筆しました。
この英語版を、このブログで紹介していますので、拡散していただければ光栄です。
http://yjtanaka.blogspot.jp/2016/05/an-appeal-from-hiroshima-to-us.html

同時に、このアピール文を、オバマ大統領と安倍首相宛に送ります。

注 「明日に向けて」では賛同者名は割愛させていただきます。

------------------------
守田敏也 MORITA Toshiya
[blog] http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011
[website] http://toshikyoto.com/
[twitter] https://twitter.com/toshikyoto
[facebook] https://www.facebook.com/toshiya.morita.90

[著書]『原発からの命の守り方』(海象社)
http://www.kaizosha.co.jp/HTML/DEKaizo58.html
[共著]『内部被曝』(岩波ブックレット)
https://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN978-4-00-270832-4
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

療養期限超えの甘利さん、水面下で選挙運動し、記者と飲み会三昧とは、今度は税金ドロボーで訴えますよ!

2016年05月18日 | 日本とわたし
甘利前大臣、国会に出てきませんね。
どうしてこんなにも長く、放っておくことができるんでしょうね。

マスコミがこぞって、一人の人間について書き立てて大騒ぎする時は必ず、隠しておきたい大事があると思え。

そのことに気づいたのは、ほんの5年ぐらい前からですが、この時期の大事とはいったい何でしょうね。
オリンピックの裏金工作?
甘利氏のトンズラ?
やっと公に引っ張り出されかけている日本会議?
国を根幹から腐らせるTPP?
原発再稼働の推進?
放射能汚染に対する無策?
放射能汚染の拡散?
地震や津波、それから原発事故の被害者の存在?
沖縄の基地問題?
無用で自然破壊のみのダムやリニア?
憲法破壊の実施?
刑訴法等改悪案?
戦争法案?
盗聴やり放題法案?

いえいえ、そんなこんなをみんな有耶無耶にして、今後も自分たちの好き放題ができる環境作りのための選挙に勝つ。
これがこの時期一番の大事だと思います。

もうすでに、衆参同一選挙が現実化しつつありますが、それにプラス、都知事戦までやっちゃったら、
野党共闘の足踏みが揃わないどころか、準備不足があちこちに出てきて、自民党有利の選挙ができちゃう♪ から。

わたしたちは、これまでの70年、力を削がれた恨みを根に、じわじわと日本全国津々浦々に張り巡らせてきた、日本会議や神道政治連盟の企みの実現を、何としてでも防がねばなりません。
だから、この夏の選挙が、どの選挙であれ、二つが、三つが同時であれ、自民党の力を削がなければなりません。
そのためには、選挙までに、上記に挙げた事柄を公に晒し、国会で審議や討論、あるいは詰問させなければなりません。

自民党がこれまで、選挙のためだけについたウソの数々を、まだ知らない人がいることには驚きますが、
報道がここまで劣化してしまった今では、それもまた仕方のないことなのかもしれません。
暮らすことだけで精一杯になるよう、疑う姿勢を持たないよう、日常の様々な場面で慣らされてきたのですから。


なので、コツコツ、少しスローではありますが、ひとつひとつ記事を紹介したり、書いたりしていきたいと思います。

今回はこれです。
ずっと雲隠れしている甘利前大臣。

療養のはずが…甘利前大臣は元気に選挙運動&飲み会三昧
【日刊ゲンダイ】2016.5.3
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180482


甘利氏が支持者に送った手紙

「国民に恥じることをしていなくても、秘書に責任転嫁することはできない」

唇を噛みながら、辞任の理由をこう絞り出した、甘利明前経済再生担当相(66)。
1月28日の辞任会見から、3カ月以上過ぎたが、睡眠障害で「自宅療養中」なんて理由で、国会を欠席している。

本紙は、神奈川・大和市の、甘利氏の自宅マンションを訪ね、インターホンを鳴らしたが、返答はなかった。
同じマンションの一室に住む住民は、「週刊文春の報道後、姿を全く見なくなった」と話した。
一体どうしているのか。


■大手メディアの記者たちと飲み会

「3月に入ったころから、議員宿舎内での目撃情報が、少しずつ出てきています。
ある政界関係者は、エレベーターホールで、白いキャップにマスク、白いジャージーの、上下の“白装束”に身を包んだ甘利さんを見かけたそうです。
健康管理のため、宿舎の周辺でジョギングしていた、なんて話も出ています」(政界事情通)

健康管理のかいもあってか、今ではすっかり、飲み歩くまでに体調が回復しているようだ。

「睡眠障害?いやいや、本人は元気そのものですよ。
最近は、地元周辺で、関係者たちと一杯やっているというし、都内でも、大手メディアの記者たちと、飲み会三昧だそうです」
(永田町関係者)

さらに、4月22日には、甘利氏を支援する議員21人からなる、「さいこう日本」の勉強会が開催された。

「『さいこう日本』のメンバーが、失脚した甘利さんをいくら支援しても、大臣ポストが回ってくるわけもなく、メリットは小さい。
甘利さんは当日、欠席でした。
このタイミングで、勉強会を開いた理由がよく分かりません」(メディア関係者)

3月ごろから、体調が回復した甘利氏が、徐々にうごめきだしたのには、理由があるらしい。

「当時は、ダブル選挙の機運が高まっており、自民党内も浮足立っていた。
解散に備え、選挙事務所の確保に動きだす衆院議員もいたほどです。
甘利さんも相当、焦っているのでしょう」
(前出の政界事情通)

本紙の元には、甘利氏が、3月と4月に、支援者に送った2通の手紙がある。
共に、内容はほぼ同じで、
〈初当選以来の、私の33年間の歩みを信じて頂き、引き続きご支援を頂ければと、切に願う次第です〉と呼びかけている。

金銭授受問題の説明責任を棚に上げ、選挙運動に邁進とは、すっかり睡眠障害は治ったようだ




療養3カ月 もう延長は許されない、甘利前大臣の“国会逃亡”
【日刊ゲンダイ】2016.5.16
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/181424/2

2月15日に、睡眠障害で、〈1カ月の療養が必要〉との診断書を提出した、甘利明・前経済再生担当相(66)。
3月には、〈さらに2カ月の療養が必要〉との意向を示していたが、16日、その“期限”を迎える。
6月1日の会期終了まで、たった2週間を残すばかりだが、一体何をしているのか。

ここ最近は、ダブル選挙を見据え、甘利さんは、秘書に、地元支援者を回るよう指示を出し、
『もうすぐ元気になりますから』と、説明させている
そうです。
会期終了に向け、すっかり“選挙モード”になっているといいます」(政界関係者)

3月と4月に、甘利氏は支援者に、〈引き続きご支援を頂ければと、切に願う次第です〉との“謝罪文”を、大量送付していた。
自宅療養中のハズが、水面下で“選挙運動”とはいい根性だが、3カ月もの長期休養では、「税金ドロボー」のそしりは免れない


■「もうすぐ元気に」と選挙モード

甘利さん本人が、表立って説明したのは、後にも先にも1月28日の辞任会見1回のみ
第三者の調査を受け、説明責任を果たすと言っていましたが、いまだに明確な説明はありません。
いまや、参院選やオバマ大統領来日が、大きな話題になり、甘利さんの疑惑は、忘れ去られてしまっている
こんな状況を見越しての“長期療養”なら、許されません
会見で、『秘書に責任転嫁することはできない。それは政治家としての美学、生きざまに反する』と言っていました。
会期終了まで逃げ切ろうというのなら、それこそ、政治家としての“生きざま”に反する行為でしょう」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

これ以上の“療養期間”延長は、許されない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なんだか肌寒い5月中旬のひとりごと

2016年05月18日 | ひとりごと
歩美ちゃんと二人で、せっせと種の植え付けをしたのは、一週間ほど前のこと。








カレンダーの上では、そろそろ初夏が近づいてきているというのに、今だに部屋にはヒーターが入り、空はぐずぐずと曇ったり雨が降ったり雷が鳴ったり…。
だから、種床を玄関ポーチに避難させたり、また地面に置いたりと、忙しいったらない。

うちの天然野原を散歩していた歩美ちゃんが、「白いスミレがいっぱい咲いてたよ」と教えてくれた。
びっくりして外に出てみると、ほんとだ!咲いてる!


ここに暮らすようになって早7年が経とうとしているのに、白いスミレには一度として気がつかなかった。
いや、毎年春先になると、小さな草花(雑草です)の写真をいっぱい撮っているので、見逃したとは思えない。
紫色のスミレは、毎年咲いていて、なぜか紫色だけはちゃんと写してくれないカメラに、ぶうぶう文句を言ってるのだけど…。

カエデ爺さんの周りに、ぞろぞろ咲いていた。







今日は随分気温が上がって16℃ぐらい、しかも晴れた!

種床からも、芽がたくさん出てきていた。
一番元気なのは、左側手前の、大根さんと小松菜さん。


そろそろ畑の準備をしなければならない。
うちの畑の場合、土よりもまず、シカとグラウンドホッグと鳥とウサギに、自分たちのための野菜レストランだと誤解されないようにしなければならない。
特に食欲旺盛なシカと、土中から攻めてくるグラウンドホッグへの対策は、よほどよく考えないといけない。
う〜んう〜んう〜ん…。

雑草なのかシソなのかコリアンダーなのか…自力で出てきてくれたことに感謝!



先日の月曜の夜に、夫と二人で通うことになったヨガのクラスで、ちょいと不思議な体験をした。
クラスの最後に行う屍のポーズ(リラクゼーション)の最中に、わたしは夢と現実の間のような場所に移動していて、
そこでのわたしはなんと、死んでいこうとしているのだった。
でも、それはそれは気持ちが良くて、温かで、そして嬉しいというか満足というか、自然にほっぺたが緩んでしまうような心持ちだった。
なのに、そんなわたしを、両側から覗き込んでいる息子たち二人は、今にも泣きそうな顔をしている。
それでわたしは、一所懸命に、
「泣かんでええよ。わたしは嬉しいんやから。悲しまんといて。おかあさんをさせてくれてありがとう」と、伝えようとしていた。

意識が教室の中に戻った時もまだ、その時の、ふわふわとした心地良さと、死ぬことがまるで楽しいとでもいうような笑みが残っていて、
わたしはそのことをまず夫に伝えると、「まうみはイビキをかいてた」と言われた。
え?!完全に寝てたってこと??


金で汚染問題をアンダーコントロールした、薄汚い東京オリンピック委員会やら、
とっくの昔に元気になっていて(多分最初っから元気だった)、選挙対策にゲキを飛ばしてる甘利前大臣やら、
オバマ氏の被爆地初訪問を、政治利用しようというのが見え見えの安倍政権(09年11月のオバマ氏の初来日時に、「被爆地訪問は時期尚早」と、薮中外務事務次官がルース大使に伝えていた)やら、
ついでだからと、衆参同一選挙にプラス、都知事選挙もやってごちゃごちゃにしちゃえばまた勝てるとばかりに、大騒ぎの助っ人をしているマスコミやら、

毎日毎日、ここに書いておきたいことは山積みだけど、伴奏バイトが最後まで元気にできるよう、もちろん日常の暮らしも大切だから、
気持ちの流れをゆったりして、ほろりほろりと咲き始めている小さな花々を写すだけの、何も考えない時間だって必要だね。

名前知らず、そしてこれまた紫色なので、ほんとの色が写せない(くぅ〜)、ポンポン花。


昨年の秋に、わっしわっしと枝を切り落とし、かなりコンパクトにしたブラックベリー。
今年はわんさか花が咲きそうな気配!




ミョウガさんたちは、え?こっから?というような所から伸びてきて、毎年びっくりさせてくれる。


ショーティの守り神をしてくれた紫陽花の、妙ちくりんな葉っぱ。


ショーティのお墓に植えた白い紫陽花も、去年の寒さに耐えて、また元気に葉を出してくれた。


ネギ坊主。




お向かいさんの家に住むマリーが、家の鍵を無くしたのは、一昨日のことだった。
鍵を無くす前に、彼女は交通事故(車の横っ腹がひどくへこまされていた)に遭っていて、踏んだり蹴ったりの出来事に、かなり参っていたようだった。
夫は、そんな彼女のことを随分心配していたのだが、昨日、なんと、こんなことをしていた!


彼は、なんとかして彼女を家に入れてあげようと、家の窓という窓を確かめるべく、ハシゴを担いで調べ回ったらしい。
それで、やっとこの、2階の寝室の窓が開いていることが分かり、そこから侵入、見事に玄関の鍵を開けた。
いやあ、こないだの木登りといい今回のコレといい、よくよく高い所に登るのが得意な、身軽な50歳である。
公認とはいえ、こそ泥体験をした夫は、しみじみとこう言った。
「いやあ、思ってたよりうんと難しかった」
まあね、そうでなきゃ、世の中にこそ泥だらけになっちゃうからね。


さあて、日に日におっきくなる野菜の苗さんたちを、ちゃんと育てられる場所作りをしなければ。
自然は待ってくれないからね。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

そもそも、事故原発や地震だらけの厳しい自然を抱えた国が、オリンピックをやろうと思うことが間違っている

2016年05月17日 | 日本とわたし
何年かごとに、巨大地震や、これまでにない異様な数の地震が続いている国です。
被害に遭い、今なお大変な思いをして暮らしている国民を、町を、十分に支え助けるためのお金が足りない国です。
地震は今後、絶対に起こらないとは言えない、そういう厳しい自然の運命を抱えた国です。
先の大地震で爆発した、事故原発の処理の展望すら、今だに見えないまま、放射能で自国はもちろん、周りの国々を、地球を、汚染し続けている国です。

そんな国がオリンピックのような大々的な祭りをしようというのが、そもそも間違っているのです。
返上しましょう。
返上させましょう。
非を認め、潔く退く。
こんな浅はかで愚かしい人間が、上に立ってはいるけれども、
せめてそういう始末ができる国だと、そういう始末をさせた国民だと、世界に示したいです。






【速報】
不正招致が確定すれば、2020オリンピックはロンドンに変更か。最悪の可能性も。

http://netgeek.biz/archives/73498

フランスの財務専門検察が、2020年オリンピックの招致をめぐって捜査を始めた件について、
もし不正が見つかれば、開催地はロンドンに変更されるだろうと、関係者が語った。
海外mailOnlineが報じている。
参考:
London in the frame to host 2020 Olympics as Japan bid probed over secret payments
http://www.dailymail.co.uk/sport/othersports/article-3587834/London-frame-host-2020-Olympics-Japan-bid-probed-secret-payments.html

フランス当局は、「Tokyo 2020 Olympic Game Bid」と名付けられた銀行口座から、シンガポールのブラック・タイディングス社に、2回送金されたことを、すでに確認している。
問題は、その送金が正しいものだったか、不正なものだったかだ。

2回の送金は、いずれも、開催国を決める投票と前後していた。
東京五輪招致委員会は、この疑惑について、電通に確認をとった会社であり、
1回目はコンサル手数料として、2回目は成功要因分析として支払った、と説明しているが、
2回目は明らかに成功報酬であり、2億超にもなるコンサル費も、異常としかいいようがない。

======================================
参考:
【速報】東京五輪の買収にかかわっていたのは「D社」。もうはっきり電通って言えよ!!!!!

【netgeek media innovation】
http://netgeek.biz/archives/73428

オリンピック招致をめぐって、不適切な勧誘が行われたと、フランス当局が捜査を始めた件について、
国会でも、電通の名前が出せない、異常事態にあることが分かった。

これが、国会で使われたパネル。右下の、「広告会社D社」に注目。


もう皆さんご存じの通り、明らかに電通のことなのだが、未だに名前を出すことは許されていない模様。
国会でさえこの有り様なのだから、電通の闇は深い。

これより前、テレビ局は、日本企業の関与を、意図的に隠そうとする報道を行っていた。


それもそのはず、電通は、テレビ局に広告を紹介してくれる重要な資金源なので、ずぶずぶの関係を続けておいたほうが都合がいいのだ。
海外であれば、広告代理店の力が分散しているので、まだ自由な報道が保たれているのだが、
日本では、電通が独占といっても過言ではないほど、強力な力を持ち過ぎている。


▼海外で報じられている関係図。右下に電通の文字が…。


こういった、曲がった報道を目の当たりにすると、日本の報道ランキングが、世界的に、かなり低かった事実にも納得してしまう。
ずっと前から、世界の名だたるジャーナリストたちが、日本のメディアを、
「構造的におかしい」「操られている」「信念を持っていない」などと大バッシングしていたのが、ようやく腹落ちした。


オリンピック招致委員会は、今もなお、2億超のお金は、正当なコンサル料として払ったと主張している。

▼絶体絶命のJOC幹部は、電通にそそのかされてしまったのだろう。


▼もちろん、正当な契約なので、契約書はある。


▼でも、どこにあるかは分からない。
これは完全にクロだ。



▼支払先の会社は、アパートの一室だった。
代表の男性は、メディアの取材に対し、「何も話したくない」と語っている。
正当な契約のはずなのに。




「D社」という報道を受けて、ネット上では、
「マジかよドコモ最低だな」
「ダイソーやりやがった」
「ディズニーランドかよ」
「大日本印刷終わった」
「ダイソンの吸引力すげーな」
「うっわ俺、同志社大学の卒業生なんだけど!」などという声が飛び交っている。


日本は電通に支配されている、とはよく言ったものだ。


新聞、ラジオ、テレビを牛耳っている電通に対し、正当なジャーナリズムで対抗できるのは、新興ウェブメディアぐらいであろう。
netgeekでは、臆することなく、電通の名前を出していきたい。
======================================


▼白い服を着たのが、日本の招致委員会と取引した、パパ・ディアク氏。
国際陸上競技連盟会長ラミーヌ・ディアック氏の息子で、権力は確かに持っていた。
現在、フランス当局が行方を追っているが、逃走中とみられる。



パパ・ディアク氏と連絡がとれなくなっている、という事実、
送金は確かになされていた、という事実、
アパートの一室の、ペーパーカンパニーを経由して送金していた、という事実から考えるに、
不正はすでに確定したも同然で、東京五輪は中止となる恐れが強い。
すでに、オリンピックの関係者は、
「不正が起きたのに、それをなかったことにして開催することは問題なので、開催地を変えざるを得ない。
イスタンブールとマドリードは、会場が間に合わないだろうから…」と、ロンドンになることを示唆している。
また、別の関係者は、
「東京がアウトなら、ロンドンに決定。不正は見つかってほしくはないけど…」と明言しており、
2020東京五輪は、幻になる可能性もありそうだ。
もちろん公式な発言ではないので、注意が必要だが、こういった声があがり始めているのは、一つの重要な事実といえよう。


▼日本のメディアが報じない関係図。
右下に電通が入っており、今回の取引のキーマンになっていたことが分かる。




日本としては、多額の税金が無駄になり、残念で仕方がないが、これもやむを得ない。

以上のような国際的な動きに反して、招致委員会は今もなお、「不正はなかった。正当なコンサル料」と主張しており、
組織委員会は、東京五輪メッセージを、「みんなの輝き、つなげていこう」にした、と発表した。
今回の不祥事、一体誰が責任をとるのか。
これから、泥沼の責任押し付け合いが起こりそうだ。


***************************************

というわけで、このシンガポールの『Black Tidings』という会社は、なんと会社ですら無かった?!らしく、
データに改ざんの痕跡があることがわかりました。
↓↓↓





東京五輪誘致の裏金疑惑、ブラック・タイディングス社は会社ではなかった!送金先に驚愕の事実!
【The Guardian】
https://www.theguardian.com/sport/2016/may/11/tokyo-olympics-payment-diack-2020-games

東京五輪誘致で、日本の五輪組織委員会などが、2億円の裏金を支払ったとされている疑惑で、新たな事実が判明しました。

送金先として報道されている、シンガポールの「ブラック・タイディングス社」ですが、
会社の登録情報などから、組織としての社ではなく、個人事業として記載されていることが分かりました。

シンガポールの会計企業規制庁によると、ブラック・タイディングス(Black Tidings)の登録された事業形態は、
Sole Proprietor(個人事業主)となっており、会社として記載されていなかったとのことです。
また、会社の登録日も、「2006年4月27日」ではなく、廃業した日とほぼ同じ、「2014年7月4日」の可能性が浮上しています。

これは、問題の、事業登録情報が記載されているページから発覚した情報で、
最新の表記では、創設が「27 April 2006(Thursday)」となっているのに対して、
古いページ情報には、創設が「4 July 2014 (Friday)」と記載されていました。


*****************************************

オリンピック招致をめぐる疑惑は、サミット前に真相解明を
【BLOGOS】2016年05月17日
http://blogos.com/article/175726/

■仏検察当局が捜査に着手
2020年東京オリンピック・パラリンピックは、新国立競技場建設計画のやり直し問題やエンブレム問題など、トラブル続きだが、
今回新たに出てきたのが、招致決定に関する「買収疑惑」である。
フランス検察当局が捜査に乗り出し、イギリスのガーディアン紙など、海外メディアも詳しく報道している。

2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が、東京に決定したのは、2013年9月。
その前後の、7月と10月の2回にわたって、シンガポールのブラック・タイディングス社の口座に、日本側から送金が行われ、
このお金が、東京招致を勝ち取るための買収資金として、使われたのではないかと疑われている。



このブラック・タイディングス社のタン氏は、国際陸上競技連盟(IAAF)の元会長で、
当時、IOC委員も務め、2020年の候補地選定に強い影響力があった、
ラミン・ディアク氏(収賄と資金洗浄の疑いで仏当局が逮捕)息子であるパパマッサタ・ディアク氏(国際手配中で母国セネガルに逃亡中)の親友である。
このタン氏の口座に、日本側から、2.3億円のお金が送金されたのだ。




■世界反ドーピング機関の報告書にも記載された疑惑
そもそも、本年1月、世界反ドーピング機関(WADA)が発表した、国際陸上競技連盟のドーピングにからむ、汚職疑惑の独立調査委員会の報告書に、
トルコ・イスタンブールの致委員会担当者と、ディアク氏のもう一人の息子カリル・ディアク氏との会話内容が、詳しく書かれているが、その中にも、

トルコは、国際陸連に、協賛金400万ドル〜500万ドルを支払えと求められたが、断ったため、LD(ラミン・ディアク)会長の支持を得られなかったが、
日本側は、この額を支払ったため、2020年の五輪は東京に決まった
ただし、独立委員会は、この件については、委任された調査項目ではないため、これ以上の調査は行わなかった」

との記述がある。

いずれにしても、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致が、金で買われたとの疑惑であり、大問題である。


■人ごとのような安倍総理
そこで、安倍総理に、政府としての調査状況を聞いたところ、
「ご指摘の件については、…招致委員会の主体となっていたJOCと東京都が、説明責任を果たすべきものであり、
政府は、スポーツ庁を中心に、事実関係の把握に努めていく
」と、人ごとのような答弁。

一方、馳文科大臣からは、ブラック・タイディングス社選定に関して、興味深い答弁が返ってきた
まず、ブラック・タイディングス社から、招致委員会に売り込みがあり、
招致委員会から株式会社電通に確認して、実績があるコンサルタント会社だと判断して契約した、とのことであった。
つまり、ブラック・タイディングス社の選定には、電通が関与していたのだ。


■電通とタン氏との関係
なお、WADAの独立調査委員会の報告書には、電通とブラック・タイディングス社との関係についても、詳しく述べられている。
報告書には、
電通の関連会社である「電通スポーツ」が、スイスのルツェルンに、国際陸連から与えられた商業的権利の配分を行う、「AMS」という会社をつくり(set up)、
そして、AMS社が、ブラック・タイディングス社のタン氏を、国際陸連主催の世界選手権大会(2015年北京大会を含む)などのコンサルタントとして雇っていた(retain)
と記されている。

つまり、電通とタン氏は、もともと浅からぬ関係にあったのだ。
したがって、招致委員会から問い合わせがあった際に、電通が、自らに関係のあるタン氏を勧めるのは、当たり前の話だ。
この選定過程は、今後、焦点となるだろう。


■2.3億円の使途を、確認しようとしないJOC
また、日本オリンピック委員会(JOC)の会長であり、招致委員会の理事長であった竹田会長にも、
参考人としてお越しいただき質問したが、長時間にわたる答弁は、要領を得ないもので残念であった。
ブラック・タイディングス社への支払いは、あくまでコンサル業務に対する適切な対価であって、問題ないと繰り返すだけで、
なぜ適切なのか、その根拠が示されることはなかった。

逆に、これだけブラック・タイディングス社を巡るお金の流れが、国際的な問題に発展した後も、
同社に連絡をとり、支払ったお金が、買収など不法な使途に使われていないかどうか、確認することも一切していないと答弁。
要は、2.3億円の「コンサル料」とされるお金が、実際何に使われたかは知らない、ということであった。


■「ブラック・タイディングス」の意味は「不正なお金の洗浄」
また、同社の住所が、シンガポールにあるアパートの一室に過ぎず、実態のないペーパー・カンパニーではないかと聞いても、
そうではないと否定するのみで、その具体的な証拠が示されることはなかった。

しかし、世界反ドーピング機関(WADA)が発表した、独立調査委員会報告書には、
「ブラック・タイディングス」という言葉は、ヒンディ語で「不正なマーケティング(Black Marketing)」、
または、「不正なお金の洗浄(Launder Black Money)」を意味すると書いてある。
意味深である。



さらに、フランスの検察当局は、ブラック・タイディングス社を、「汚職」と同時に「資金洗浄(マネーロンダリング)」の罪で捜査している
また、WADAの報告書には、
「『マーケティング・コンサルタント業』が、不正な賄賂を隠す便利な隠れ蓑であるということは、捜査当局間の共通認識である」との記載もある。
これは、JOCが繰り返す、「コンサルタント業に対する適正な対価であり問題ない」との説明が、いかに説得力のないものであるか、鋭く指摘している。

大事なことは、形式上は、合法的な商行為の対価のようにみえる資金が、実際には何に使われたのか
また、日本側に、支払いの際、不法な買収行為に使われる可能性があるとの認識があったのかどうか
これらがポイントになるだろう。


■予算委員会の「集中審議」を
とにかく、今日のような説明では、真相究明には程遠く、国民の理解や国際的理解は得られない。
そこで、竹下委員長に対して、
本件疑惑にかかる予算委員会の「集中審議」の開催と、
契約書等を保存しているとされる、水野元専務と樋口元事務局長の、参考人招致を求めた。

加えて、安倍総理に対し、18日の党首討論までに、
本件にかかる契約書、活動報告書、財務諸表、ブラック・タイディングス社の活動実績の、4点セットの資料の公表を求めるとともに、
第三者による特別調査チームを立ち上げて、徹底した真相究明を行うべきだ、と提案した。


■サミット前に調査報告を
伊勢志摩サミットでは、日本が主導して、「スポーツにおける腐敗対策」の文書を取りまとめる予定だ。
しかし、ホスト国自身が、オリンピック招致に関して、大きな疑惑問題を抱えたままでは、責任ある文書の取りまとめなどできるはずもない
それこそ、ブラック・ジョークだ。
サミット前までの、自主的な真相解明を、求めていきたい。

本件は、18日の衆議院文部科学委員会でも、引き続き取り上げたい。
【玉木雄一郎】





東京五輪招致疑惑 民進・枝野幹事長「電通担当者の国会招致も」
【FNN】2016年5月17日
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160517-00000963-fnn-pol

電通の国会招致もあり得ると発言した。
民進党の枝野幹事長は、
「電通にも、相当の金を、招致委員会は払っているはずですから、その金で、どんな仕事をしたのか。
これは、場合によっては、電通の担当者に、国会に来ていただくような話だと思っています」
と述べた。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの招致に関連し、支払われたコンサルティング料の問題で、
枝野幹事長は、広告代理店の「電通」も関与している、と指摘した。
そして、個人的な意見としたうえで、
「電通が、知らぬ存ぜぬと、常識では考えられないことを言っている」として、
枝野幹事長は、電通を国会に招致する可能性もある、と強調した。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

DEMOCRACY NOW! 投票率を70%に上げて、日本もカナダに続こう!

2016年05月16日 | 日本とわたし
先週の水曜日、平和運動家の歩美ちゃんが教えてくれた、エイミー・グッドマン氏の講演会を聞きに行ってきた。
先週は、火曜日から金曜日の朝まで、カナダからの友人夫婦をお迎えしていたのですが、エイミーさんの話を直接聞けるチャンスを逃せるわけがない。

場所は、7年前まで暮らしていた隣町の教会。
ギリギリに着いたら、もうほとんど席は空いていなかったが、先に着いていた歩美ちゃんとノリコさんの横に、運良くレイチェルと一緒に座ることができた。

まずは責任者の方のご挨拶から。


なんか、いつもパソコンの画面で見る彼女より、うんと若く見える。


とにかく話がうまい!
リズムが心地よくて、時折、ふと考え込むような間が空くのも、早口でまくし立てるのも、その時その時の話の内容とぴったり合っていて、
わたしたちは彼女と共に笑い、感心し、悲しみ、怒り、涙する。

なんという強い意志と信念を持つ女性なのだろう。
取材中に危ない思いをしたこと、殺されかけたこと、そんなことを淡々と話す。
そして、米国のメディアの散々の体たらくを嘆き、だからこそ自分たちのような、伝えるべきことを伝える報道人が必要なのだと、こちらを真っ直ぐに見つめながら言う。

まるで日本のことを聞いているようだ。
パナマ文書もオリンピック招致の裏金疑惑も、すべて電通が絡んでいるから、なんとかして有耶無耶にしながら世間が忘れるのを待つマスコミ。
特にオリンピックは、自分たちがスポンサーとして生き残りたいからね。
ここまで堕ちた報道機関を、まだ信じている人がたくさんいる。
こんなにインターネットが発達して、ちょっと覗けばいろんな情報がザクザク手に入るというのに。

金さえ入れば、今さえ良ければ、自分さえ守れれば…。

自分たちが毎日、そういう姿勢でやっている報道のせいで、世の中を向かってはいけない方向に進めてしまうことが、どれだけ大きな罪になるのか、
金さえ入れば、今さえ良ければ、自分さえ守れればいい人たちには、理解なんてできないのだろう。
だからそういう人たちには、報道の世界から、そしてまた政治の世界から、離れてもらいたいのだけども、そういう人たちに限ってしつこく居座り続ける。
わたしたちにはもう、あまり時間が残されていない。
そういう人たちを、報道や政治の世界から追い出さなければならない。


エイミーさんの『DEMOCRACY NOW!』のような報道は、日本版だと岩上さんのIWJじゃないかなと思いながら、もっともっと応援しなきゃなと思いながら、彼女の話を聞いた。
伊勢志摩サミットが開催される前に、パナマ文書、オリンピック招致の裏金疑惑、それから閣僚や元閣僚の汚い金銭問題を、国会できっちり追求させなければならない。

エイミーさんの話は、わたしたちの心の根っこに、温かな、そして力強い励ましを与えてくれた。
あきらめずに頑張らねば!



カナダの友人夫婦は、去年までの10年間、独裁首相のやりたい放題に、ずっと怒り続けていた。
外面が良い元首相は、自分を擁護してくれる団体や人をうまく使い、言葉巧みに誤魔化しながら、市民が本当に求めているものを次から次へと削除したり弾圧してきたりした。
そんな保守党が政権を握っていた10年ほどの間、「サイエンス」はカナダ議会でほとんど出てこない単語になり、多くの図書館が閉鎖された。
何でもかんでも儲け、儲け、儲け!商用化の権化だった前政権は、その10年間で、とても重苦しい空気を作ってしまった。
もちろん報道機関も全く戦わず。
どこかの国と良く似ている。

そんな悪政に我慢がならなくなった国民が、こぞって投票に出かけた。
投票率は70%近くまで上がった。
市民が政治を変えるには、この70%というのが決め手だと、たくさんの人から聞いた。
きっと日本にも、このラインは当てはまるのだと思う。

新政権は、老朽化した国内のインフラの立て直しや、カナダで問題になっている格差問題の解決を図るために、富裕層への増税と中間層への減税を実行する。
閣僚は男女半数ずつで、先住民や少数派民族も含んだ、とても多様性に富んだメンバーなんだそうだ。



友人夫婦は、本当に誇らしげに、そして嬉しそうに、
「もうこれで、俯いて歩かなくても済む。
本当に嬉しくて、いつもよりも景色がきれいに見えるし、毎日の小さなことが楽しいんだ」と言っていた。


モルノー財務大臣、新政府による初めての予算でミドルクラスの希望再生を図る
【オタワ発 − 財務省】2016年3月22日
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/highlights-faits/media-20160322.aspx?lang=jpn

オタワ発 − 財務省

ビル・モルノー財務大臣は本日、新しいカナダ政府としての初めての連邦予算案を、議会に提出しました。
「ミドルクラスの成長に向けて」と題されたこの予算案は、
カナダ経済を活性化し、ミドルクラス、およびこの階級に加わるために勤勉に働いている人々に、真の変革をもたらす、重要な施策を実行するものです。

力強い経済は、力強いミドルクラスから始まります。
新政権が、カナダ国民とその家族のために機能する経済の構築を、最重要課題に掲げる理由は、ここにあります。

2016年度予算は、最も支援を必要としている人々を、直ちに助け、また、長期的な経済成長に向けた土台作りをするものです。
最も重要なのは、この予算が、人々の最大の関心事であるミドルクラスの強化、雇用創出、経済成長などの課題に、正面から向き合っていることです。

政府のミドルクラスを対象とする減税により、1月1日時点で、約900万のカナダ人の手取り給与が、増えることが決まっています。

これに加えて、モルノー財務大臣は、福祉手当を最も必要としているミドルクラスの人々を、支援する制度として、
よりシンプルで、非課税で、規模が大きく、焦点が絞られた、新しいカナダ児童手当の導入を、本日提出された予算で示しました。
これにより2016年7月から、10世帯のうち9世帯で、前政権下に比べ、手当の受給額が増加します。

2016年度予算は、雇用を創出し、現在および将来における、カナダ人の生活の質を高める、新たな取組みを示唆しています。
今後10年間で、総額1200億カナダドル以上にのぼるという、歴史的な新規インフラ投資は、その一例です。

直ちに実施する第一段階の政策として、近代的で信頼できる公共交通機関、上下水道、手頃な価格の住宅、気候変動の影響から既存事業を保護するための改善、および変更に、119億カナダドルを投資します。

続いて行われるより長期的な投資は、カナダ経済を低炭素構造に転換し、都市を活性化し、地方のデジタル接続を推進し、安全で、健全で、活気ある地域社会を創生することを促すものです。

また、2016年度予算では、次の世代のカナダ人が、将来の課題に対処する上で十分な準備ができるよう、学生と高等教育機関の両方を支援するための、大規模な新規投資も行います。
さらに、政府は、急速に変化するグローバル経済の中で、カナダがより優位を占めることができるよう、研究を推進し、ビジネスの成長を加速させ、クリーンテクノロジーを支援していきます。

環境保護と経済成長は、密接に関連していることから、政府は、気候変動や大気質の課題に対処し、水や土壌を浄化するクリーンテクノロジーに投資します。
また、2016年予算には、20億カナダドルの低炭素経済基金を創設するという、政府の意思も織り込まれています。

この成長が、全てのカナダ人に確実に共有されるように、2016年度予算は、立場や出身に関わらず、あらゆるカナダ人が、成功への同じ機会を得られるように、新たな一歩を踏み出しています。
そのための施策のひとつとして、ファーストネーションズ、イヌイット、メティスの人々のため、教育、インフラストラクチャー、技能訓練などの分野に、今後5年間で、総額84億カナダドルという、前例のない大規模投資を行います。
政府は、保留地に住む子供たちを含む全ての子供が、清潔な水を飲める社会基盤を確立します。

カナダを、より公平で開かれた国にするため、
医療における連邦の指導力発揮、
高齢者が、引退後に、尊厳ある安定した暮らしができるようにするための支援、
カナダ年金計画を強化する取組みの継続、
カナダの復員軍人に対して、国が果たすべき重要な義務の遂行などに、投資していきます。

2016年度予算では、世界の舞台におけるカナダの地位を、新たにするための行動も起こします。
政府は、最も弱い立場にある人々に対する国際支援を提供し、2016年には、持続可能な成長と、ミドルクラスの繁栄を促進するために、30万人の永住者を受け入れます。

ミドルクラスの成長は、カナダ政府が、行動する能力と意志の両方を有して、初めて実現できるものです。
2016年度予算は、ミドルクラス、およびこの階級に加わるために勤勉に働いている人々に、焦点を合わせることによって、
カナダ経済を活性化し、全てのカナダ人に向けて、機会を生み出すための政策を示しています。


メッセージ

「私たちの計画は、前の世代の人々が持っていた、未来への希望と楽観を取り戻し、次の世代のためにそれを実現していくものです。
真の変革とは、一日や二日だけのことではありません。
それは、これから何年、何十年にもわたって経済を活性化し、それによってミドルクラスへの恩恵と、この階級に加わるために、勤勉に働いている人々への支援をもたらすものなのです」

− ビル・モルノー財務大臣



エイミーさんと一緒に、『アベ政治を許さない!』


コメント
この記事をはてなブックマークに追加