ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

加害者が大きな顔をして、被害者がさらに屈辱を受ける…高江の、とある短気者が起こした傷害事件の真相

2016年09月28日 | 日本とわたし
今から1週間ほど前に、ちょうどそれは、わたしがインターネットから離れていた時期だったんですが、
沖縄の高江のヘリパッド建設ゴリ押し問題について書いた記事『「沖縄高江はまるで戦争です。メディアはこの戦争を黙殺しています。この異常事態を伝えて!」三上智恵監督』に、以下のようなコメントが入っていました。

平和活動と言う名の横暴
phantom
2016-09-20 00:17:31

某FACEBOOKより

みなさま、どうか記事の拡散をお願い致します!

昨日、名護警察署の刑事課が来ました。
昨日アップさせて頂いた、僕のブチギレ事件についての聴き取りです。

本日は、早速沖縄タイムスと琉球新報の朝刊に、犯罪者として報道されています。
ヘイワな抗議者が、激高した東村民を名乗る男に、一方的に殴られて負傷したという内容。
記事は、コメント欄に添付します。

これだけ見たら、僕は、筋の悪い傷害事件の犯罪者です。

名護署には恨みはありません。
与えられ、制限された中で、一生懸命やっています。
ただし、今の高江はもう、住民のものではありません。

幼い子供二人を連れたファミリーを、観光に連れて、いつもの道を、いつもの通り通過しようと思ったら、
急に前に立ち塞がって、お前らは通るな!と、5人に取り囲まれた。

僕は、車から引きずり降ろされた訳ではありませんが、車内で子供が怯えて泣いている中、外に出て、
「これは観光だよ、どうみても工事関係者に見えないでしょ?」と伝えたのに、
小柄の、大宜味村から来たというおっさんが、「Uターンしろ!」と小突いてきた。

もみ合いになったところで、僕がブチ切れたので、このおっさんを突き飛ばした。
そうしたら、横から、「暴力ふるったぁー!」って大騒ぎになり、本土のおばさんが、僕の顔面に、携帯(カメラ)を突きつけてきた。
僕は、無断撮影に怒って、カメラを取り上げようとしてもみ合って、取り上げたカメラをヤブの中に放り投げたら、今度はおばさんも「殴られた」と大騒ぎ。

「お前ら車から離れろ!」と言っても離れないので、急発信してビビらせたら、ビックリして横に退いた、というのがすべての「事実」。

マスコミなら、片方の「事実」だけを報道するべきではない、と思うのです。

ちなみに、今回は、僕は、傷害事件で逮捕されるでしょう。
初めて名護警察署にお世話になりますが、これも仕方ないと思っています。

抗議テロリストの「ヘイワ」のために、東村民の平和が踏みにじられてはいけない!

僕はその犠牲になることで、未だに眠っている沖縄県民の良心に火が付けば、僕の名誉なんてどうでもいい。
だから、「えん罪」だとはあえて言わない。

それでも、僕は今でも、「正当防衛」であったと信じていますが、共産党には、凄腕の議員や弁護士達がいます。

警察署とて、捜査せざるを得ない。
問題は、相手には、目撃者が5人。
僕にはお客様だけ。
でも、迷惑はかけない。
証言は取らない。

僕のことをご存知の方は、たくさんいらっしゃると思います。

でも、僕に殴られた人は何人?
口は悪いかもしれませんが、その辺を歩いている無実の人を捕まえて、病院送りにする訳がない。
でも、理不尽なこと、弱い者に危害が加えられることには、黙っていられません。

みなさま、ドンドン拡散して頂きたいのですが、フェイスブックのシェアはほとんど意味がありません。
コピペするなど、自分の記事として、全国に、今の東村の状況をお伝え頂けると幸いです!



パソコンの前に座ることができない日が続いていたので、当然このコメントに気づかずにいたら、同じ人物と思われる人からまた、コメントが入っていました。

どうせアップしないだろ?

自分達が正義だとでも思ってるんでしょうね。

恥ずかしいともおもいませんか?



この人が繰り返す『平和活動と言う名の横暴』という表現が気になり、後手後手ながら、わたしなりに検索して調べてみました。
すると、出てくる出てくる、すごい勢いで、この人の主張が拡散されているのです。
関連して、地元のパイナップル農業に従事している住民の方が、抗議行動が活発になってから、交通に支障が出て困っているという記事や、
政府の執拗で強固な態度に嫌気が差して、もう諦めるしかないと争うことを止めた人、以前のような暮らしに戻りたいと思っている人の話を読みました。
このような現象は、原発問題、公害問題、放射能汚染問題、ワクチン問題などにおいても起こります。
大きな権力と金を持つ組織や人間に、時には突如として、時にはじわりじわりと、
それまで築き上げてきたそれぞれの生活や幸せ、そして個人としての尊厳を破壊される人々が、多様な反応を示すことによって、
知らず知らずのうちに、『分断』という、権力側にとっては非常に都合の良い状態が、生み出されていくのです。
だからこそ権力側は、執拗に、高飛車に、傲慢に、ありとあらゆる手段を講じて、その『分断』によって抵抗する人たちの力を削いでいくのです。

今、高江や辺野古で起こっている横暴と、真正面から闘っている沖縄のおじいやおばあ。
悲惨という表現では足りないほどのむごたらしい経験を、生き抜いてきた人たちの、戦争というものに対する嫌悪感、危機感を共有する人たち。
1度壊されたら二度とは戻らない、命の宝庫である森を守りたい人たち。
お腹の中にいる時から、米軍機の爆音に晒され、難聴で生まれてくる赤ん坊や子どもたちを、騒音地獄から救いたい親御さんたち。
見せしめのように騒音対策をカットし、これがイヤなら大人しく黙っていろと言わんばかりの政府に、黙ってたまるかと抵抗する人たち。

この、70年以上にも渡る抵抗の歴史を、まるで他の国のことのように考えて、自分と深くつながっていることに気づかない人たちの中には、
上記のような、事実を歪めた記事や文章を、丸ごと信じ込んでしまい、単純な暴力事件の自己弁護のために作り上げた話を、あろうことか反抗運動に絡め、非難の矛先を逸らす手伝いをする人がいます。

わたしやあなたの空の上を、耳を塞いでもなお苦しい爆音をたてる米軍機は、飛んでいないかもしれない。
わたしやあなたの暮らすすぐ近くに、理不尽な破壊を無理強いされる、命あふれる深い森はないかもしれない。
わたしやあなたの吸い込む空気の中に、恐ろしい量の放射能汚染は存在しないかもしれない。
わたしやあなたの飲む水の中に、命を脅かす汚染や化学物質は混在していないかもしれない。

でも、わたしやあなたは、そのようなものに苦しめられている人たちと、深く、濃く、つながっているのです。
だから、それらのことを、そのような人たちを、自分のこととして捉えなければならないのです。
まずはそれが肝心で、それができたら、いろんな物事の裏側や意味が見えてきます。


以下は、事件を起こした本人はもちろん、巻き込まれていった人たちのこともよく知っておられる、Makoto Yasuさんからの言葉です。

9月25日 at 6:50am
女性殴って、自分より力の弱い男性とみるや、首を痛めるほどに突き、投げ飛ばし、車でひくぞとばかりに急発進させて脅す。
その後、堂々と、SNSで仲間を増やし、運動と絡めて自己弁護している。
それを擁護する方々。
目撃者の証言が嘘なら、名誉棄損で訴えたら良いよ。
違うなら、名誉棄損どころの罪じゃないでしょう。
暴行事件犯人をつくろうとしてるのだから、出るところに出て、そう訴えたら良いよ。
同乗者も目撃者。
お客の前で暴力ふるって…さぞその方々も恐ろしかったろうに、ぜひ証言してもらいましょう。
その後にさらに、1人の高齢の男性に挑発の限りを尽くしたのに、その人が手を出さなかったことに苛立ち、持ち物を奪って逃走している。
おそらく、自己擁護してくれる人を増やすための悪智慧だろうが、天網恢々。
罪は償わなければならない。
もうこれ以上、傷口を広げる真似はよした方がよいよ。
周りも止めないと、エスカレートするよ。
あと、この人の擁護に回っている人は、事実が明らかになった際には、ちゃんと、自分が言ったことの後始末までお願いします。
女性の顔を、ためらわずに殴れる人間です。
周囲の人も心配です。
ちゃんと更生して貰いたい、そう願います。
その助けが必要なら、一緒に考えてあげてください。
誰の事とは書きませんが、友人ならわかるでしょう。
このくらいにしときます。


9月26日 at 3:56pm
たしかにひどい事件ではあるけど、コメントしたくなかった。
なぜなら、どんな人でも、過ちを犯すことはあるだろうから。
静かに見守り、彼が心から反省し、行動を改め、出直す機会が奪われることにならないように、と考えていたから。
その考えは甘かったのかもしれない。
もうこれだけ、自己弁護のために周囲を巻き込み、さらに罪を重ねてしまっているのだから。

始めの事件は、お客さんを乗せていたとの事であり、突発的に手を挙げてしまった計画性の無いものだと思う。
被害者の視点からは不適切かもしれないけど、個人の資質からくる単純な暴力事件。
車を止められたことに怒り、小柄の男性の首をいきなり突き上げ、投げ飛ばす。
さらに、とっさに携帯(カメラ)を向けた女性を殴りつけた、あっという間の出来事(詳細は裁判で明らかになるだろうから、ここでは触れません)。
ここまでなら、初犯で反省しているのであれば、罪もそこまで重くは無かったと思う。

しかし、既にご存じの通り、ひとりの短気者の暴力事件が、関係のない世間の人々を、巻き込んでしまっている。
彼もそうだけど、友情から彼を庇おうと願った方々には、逆の結果を招いている。
もう、納めどころを失ってしまったかもしれない。

個人的なSNSで正当性を主張し、暴力事件を義憤からくるものと偽り、当時の状況まで話をすり替える始末。
今や、基地建設を推し進めたい方々と、争い事が嫌で穏やかに暮らしたい住民(機動隊と反対運動の激化に嫌気をさしている人ら)を、意図的に巻き込んで、その中に、自分の活路を見出そうとしている。
そしてそれが、攻勢に出ているように見える。

今朝は、ついに、産経新聞まで、高江のヘリパット建設に反対する運動を批判し、その流れの中で、なんと加害者の彼を弁護するように取り扱い、実名報道で紹介した。
しかも、なんと今度は、「先に手を出したのはあちら」なのだそうだ。
これ、嘘が明らかになったときに、新聞上で汚名を着せられた人たちは、どこにそれを訴えて、汚名を晴らせばよいのだろうか。
産経は、少しでも、業界人としての誇りが残っているのなら、今回、加害者側の擁護のために自社が利用されたことを恥じ、いずれ訂正、謝罪文を掲載するくらい行うべきだ。

人口140人の地域に、1,000名の機動隊を配置し、自衛隊まで導入し、沖縄の民意を圧殺する現場で、勇気をもってあきらめずに、声を上げ続ける人。
その人らを、プロ市民と侮蔑を込めて呼び、「日当が出る」と、まるでお金目的で集まるかのようなデマを広げて、
沖縄に基地を押し付けているのは自分たちだからと、自責の念を持ちつつ、本土から駆け付ける人らまで侮辱する。

事実に目をむけず、拡散のみで、責任を負わない方々も増えている。
今回、その罪の重さを知るべきだ。

この件は、短気者が女性の顔面を殴りつけた、暴力事件だ。
加害者が被害者を侮辱し続け、自己防衛のために取り巻きを増やし、事件直後に彼は、自警団を組織しようとまで訴えている。
ほんとにどうかしている。
彼を英雄のように扱う人までいるが、真に勇気ある者は誰なんだ?
断言するけど、弱い者に手をあげる彼では決してない。
ほんとに勇気が必要だったのは、震えながら 殴られてもしっかりと、それを訴えることができた被害者の女性なんだ。
加害者が大きな顔をしている。
被害者がさらに屈辱をうける。
そんなの許されない。

そして先週末、追い詰められた彼は、さらに大きな過ちを犯した。
先の犯罪と異なり、計画的な犯行である。
犯行現場を、週末再度訪れて、一人の高齢の男性を脅し、挑発し、手を出させようとした。
暴力的な運動に被害をうけているのは自分だ、という構図に持ち込みたかったのだろう。
しかし、それが叶わないと悟ると、再び激高して、その男性の携帯と眼鏡を奪い、逃走している。
ひとつの罪が、大きな闇を引き寄せている。
おそらく、彼に影響を与えていると思われる聖書から引用する、モーセの十戒には、
「盗んではならない、偽証してはならない」とある。
彼が罪を認め、本当に悔い改めるというのなら、私は彼の手助けをしたい、とも思う。

今の流れは間違っている。
しかし、まだやり直せる。
その鍵は、彼自身にある。
真の友とは、彼を諌めるものだ。
今の取り巻きは、彼を地獄に貶めるものだ。


この事件に関する沖縄タイムスの報道記事


そしてこれは産経新聞の報道記事



やんばるの森が、惨たらしく破壊され続けている姿を、しっかりと目に焼き付けてください。
わたしたちの命は、この森の命とつながっています。
わたしたちの心の尊厳は、この森の尊厳とつながっています。
だからわたしたちは、わたしたち自身の、そしてこの国の未来のためにも、これ以上の破壊を許してはなりません。
そのために闘っている人たちを、それぞれのできる方法で支援してください。











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米国『地域支援によって成り立つオーガニック農場』事情

2016年09月27日 | 米国○○事情
先週の土曜日は、一日中連弾の練習をして(中休みに、近所の映画館で映画を観に行ったりしたけれど)、
日曜日は、ロングアイランドのサイモンとクリスティンの家で開かれた、ワイワイ音楽パーティに出かけた。
顔ぶれのほとんどはACMAのメンバーで、あらかじめパートナーを組んで練習してきた曲を演奏する人たちもいれば、
即席で一緒にアンサンブルをしたり、ソロで歌ったり弾いたり、もうなんでも有りの賑やかさだ。
へバーデン症にかかってから、しばらく遠のいていた演奏の世界に、ぼちぼち戻ろうと思ってることを伝えたくて行ったのだけど、なにしろピアノ弾きが多くて、椅子に座ることがなかなかできない。
まあいっか、来年のオーディションに間に合うよう、連弾のパートナー探しでもしよう、などと考えていたら、
「8手連弾なんだけど、手伝ってくれる?」とステファニーから言われ、もちろんさ〜とばかりに参加した。
なかなかの難度っぷりと面白さに感動した。
んでもって、めっちゃ楽しかった。
これから練習しようと思ってるのは、プーランクのソナタとラヴェルのラ・ヴァルス。
プーランクはジェインと、ラヴェルはサイモンとペアを組んで、どこかで演奏できたらいいなあと思っている。

そして月曜日は朝から大掃除をして、昼からは8人教えて、その後すぐに、のりちゃんちにお泊まりに行った。
火曜日の朝から正午ぐらいまでの間、彼女の家の近くの農場で、ボランティア作業と作物の受け取りをするために、彼女は毎週通っているのだけれど、
10月末にあるウチナンチュ大会に行っている間の野菜の受け取りができないので、彼女の代わりにわたしが行くことになった。
なのでこの日は、ずっと前から、自分の目で見て、心身で感じてみたかった農場見学と、のりちゃんがやってる作業の手伝いと、代理人としての顔見せを兼ねて、一緒に出かけたのだった。

その農場がここ。


のりちゃんとジャンが暮らす町は、そもそも空気がうまいのだけど、ここはさらに澄んでいて、肺がもっと吸え、もっと吸えとうるさい。


夏野菜がひと段落した畑。




広大な土地には休耕している畑があちこちに点在している。
それらの休耕地には、土に栄養を与える草花が植えられている。




彼らが、この農園を豊かに実らせてくれている、すばらしい農業人。


その彼らを支える数人のスタッフが、野菜の収穫、小屋の管理、整理整頓などの作業を手伝い、
彼らのポリシーに賛同し、安心して食べられる野菜を食べたい人たちが、野菜作りに要する費用、人件費、そして野菜の購入費などを含めた代金を、年会費として支払って支えている。
地域の人々によって支えられている、オーガニック農場なのだ。
のりちゃんは、決して安いとは言えない年会費を支払っている人たちの中のひとりで、だから本当は、農作業を手伝う必要など無いのだけれど、
「ここに来ると気持ちが良いし、体も心も喜ぶの」などと言って、毎週の配給日の朝に来て、ハーブの収穫や掃除を手伝っている。
いかにものりちゃんだ。
だからわたしの心と体は、そんなのりちゃんのそばにいると、たちまち喜びだす。

配給部屋の中。


作業用具小屋。


その横の、台所とトイレ。


ビニールハウスの中では、生姜がスクスク育っている。


のりちゃんがここで増やそうと思っている茗荷。


ここでふと気がついた。
ミョウガとショウガって、めちゃ似てるやん!
っつうことは、生姜もうちで育てられるのかな?

ビーツの赤ちゃん。


畑に移される前の赤ちゃん。


雨水を利用したシステム。




さあ、作業開始!ちょっとドキドキする。


夏野菜の収穫が終わって、ちょいとばかり賑わいに欠ける畑だとのりちゃんは言うけれど、わたしの目にはただただ素晴らしい。


わたしたちの作業場、ハーブの列。


作業に不慣れなわたしは、のりちゃんの3分の1ぐらいしか作業が進まなくて、ちょっとトホホな気分だったけど、
のりちゃんが言っていた『幸せな気分』に包まれて、それはそれは楽しい時間を過ごさせてもらった。

どのハーブからも、強烈な個性のある香りがアピールされて、酔っ払いそうになる。




午後からの配給分は、冷蔵室で保管する。


左下の茶色い壺には、キムチが漬けられてあるそうな!


片付けに精出す若者。




毎年公募されるエッセイで選ばれた4人の若者が、1年間、ここで農作業を経験する。
彼女はその中のひとり。
今年はだけど、4人のうちのひとりが、途中でリタイアしたのだそうだ。

配給時間の正午が近づいてきた。


各野菜やハーブの棚の上に、どれだけの分量を持ち帰っていいかが書かれている。
数えたり計ったりするのは全部いただく側。
ウソやズルをしないという信用が基になっている。

















無類のパン好きなのに、グルテンフリーを始めてパンが食べられなくなったわたしにとっては、超〜目に毒な風景。


こんなのもある。




真ん中あたりの茶色い物体は、元ひまわり。
小さな動物たちのためのお楽しみとして、このまま摘み取らずに残しておくのだそうな。


配給野菜の多彩なこと!
しかも、量がめちゃくちゃ多い!
新鮮で、安心できる方法で作ってくれている人たちの顔が見られて、しかも美味しいったらない!
こんなふうに、それぞれの地域で、それぞれの個性に合った食べ物の需要と供給が成立するシステムを生み出せたら、
小さな村や町が、たちまち元気になるだろうなあ。
食は命の基だもの。

沖縄人ののりちゃんはだから、このシステムを、沖縄各地に根付かせたいと思っている。
これまで長い長い間、権力に虐げられ続けてきた沖縄の人たちが、希望と生きる力を、与えられるのを待つのではなく、自分たちが自ら掴み取っていけるように、
そしてそれは、なにも沖縄だけではなく、ここアメリカの小さな町でも、もちろん日本の小さな町でも、もう待つのはよそう、自分たちでやろうという動きが生まれるように、
ただただ願うのではなく、実現が可能になるような働きかけを計画しているのりちゃんに、わたしはまだまだ教えてもらうことがたくさんある。

のりちゃんちのダイニングの引き戸の向こうでは、










ジャンとのりちゃんが、5週間もかかって修理をした小屋。明かり取りの窓がすてき。



もっとゆっくりしたかったけど、火曜日も仕事があるので仕方が無い。
でもこれで、のりちゃん夫婦が、10月末のウチナンチュ大会に行っている間の野菜の受け取りに、わたしが代わりに行くことができる。
のりちゃんがくれたてんこ盛りの野菜とハーブ、それから手作りのブルーベリージャムを車に積んで、バタバタとさよならをした。
近所の養鶏家の露店卵販売で、卵を2ダース買って(払おうとしたら1ドル札が1枚しか無くて、車の中を必死に探して集めた1ドルコイン5個と1ドル札を、缶の中に入れた)、さあ出発!と思ったら…、
携帯電話の電池がとことん切れてしまっていて、ナビに頼ることができなくなった。
何分か充電したらなんとかなるだろうと思っていたら、なんともならず大弱り。
それで、道の途中の、少し幅の広い路肩に車を止めて、摘み取った残りもののプチトマトをパクパク頬張っていたら、
通りがかりの男性が、「大丈夫?」と、車を止めて聞いてきてくれた。
「携帯が電池切れで、ナビが無くて、ルート80まで行きたいんだけども、その道順を覚えていないんです」と言うと、
「いいかい、よーく聞いて覚えるんだよ」と言って、行き方を教えてくれた。
走ってみると、なんともシンプルな道順だった。
地図を見なくなった自分をちょっと反省した。



おまけ
うちで育てたゴーヤのおすそ分けのお礼だと言って、お向かえのマリィがくれた野菜?!


長いったらない。


受け取った夫が、これは何?と何回聞いても、「瓜だ」の一言。
皮がカチカチに硬くて、包丁が入らない…どうしよう…。
コメント (2)
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しみじみと、芸術について、家族について、人間について考えた秋の週末

2016年09月20日 | ひとりごと
16日の金曜日に、翌日の土曜日から2週間、日本に旅行に行く長男くんが、生まれて初めての大きな買い物となった愛車に乗って、バージニアからやってきた。
前の持ち主だった人が亡くなっていたことから、引き継ぎの手続きに散々手こずり、挙げ句の果てに高速道路で急停止してしまうというアクシデントをきっかけに、次から次へと問題が発覚した、1992年型真っ赤っかなマツダのロードスターくん。


長男くんはこの車に惚れ込んでいたので、ネットで調べ調べ部品や工具を購入しては、ほぼ自分で修理した。
彼いわく、今の車とは違って、作りが非常にシンプルなので、電気系統の修理も簡単なんだそうな。
そういや、今の車ときたら、ブレーキひとつ直しても、その後いちいち内臓されてるコンピューターにデータを入れ替えたりしなければならないもんね。
とてもコンパクトでなめらかで、なるほど間近で見ると思わずニッコリしてしまう。


レトロな部品も可愛い。


遅く着くから夕飯はいい、と言われても、せめて味噌汁だけでもと、ワカメと小松菜と椎茸の味噌汁を作って待っていた母に気遣ってか、
まあ、味噌汁だけなら食べたいかも…などと言ってくれる長男くんに、いそいそと温め直した味噌汁を出す。
「あ、この野菜、うまいな」
「それ、うちの畑のやから。それと、これ、手作り味噌やから」
小鼻をヒクヒクさせながら、嬉しがるわたしなのであった。

ゆっくり話したいけどもう遅い。
翌朝、JFK空港まで送っていく間に、いろいろ話した。

ちょうどその頃、ニュージャージーやマンハッタンで、連続爆破事件が起こっていた。
マンハッタンの現場は、次男くんの職場からは十数ブロック離れていたが、彼の高校時代の友人が経営しているレストランのすぐ近くで、
彼女は一番最初にかけつけた人たちのうちの一人で、様子をビデオに収めたのだそうだ。
犯行は、テロというより、日頃から鬱積していた不満や怒りが元になっていると報じられた。
9.11以降、この種の報道には、各局各新聞とも、かなり慎重になった。
確かに彼は、アフガニスタンに渡航して、爆弾の作り方などを学んだとされているけれど、
またこれを、テロだ、防衛のための監視だ、などと言って、戦争や更なる怒りの連鎖につなげていこうとする輩が、必ず出てくるだろう。
来週の月曜に開かれるディベートで、候補者のヒラリーとトランプがどのような捉え方をするか、今からマスコミは喧々囂々。
先日の核廃絶に向けての平和集会に、一番多く参加していたイスラム教徒の若者たちの、私たちは平和を心から愛する者です!という、叫びにも似た訴えの声を思い出す。
案の定、犯人とされる男が逮捕された日の夜、超右寄りで有名なFOXテレビのニュースに出演したトランプは、
「イスラム教徒の一斉取締りを行う。ノウハウはイスラエルのものを使う」と、鼻息も荒く言っていたそうだ。
真性のバカだ、この男は。


さて、そんなきな臭い事件が起こっていたのも知らずに、長男くんを空港まで送り、翌日の日曜の朝から、芸術家夫婦が暮らす大学街イサカに出かけた。
陶芸家の桃子さんとは、フェイスブックを通じて知り合った。
知り合ったというより、フェイスブックに載っていた彼女の作品に一目惚れして、友だちになってください!とお願いしたのが始まり。
そしたら桃子さんのご主人マークは、京都で20年の経験を持つ、日本庭園の造園師の第一人者というので、彼が手がけた作品を見て、またまた一目惚れ。
これはもう、直に会いに行かいでかっ!という気持ちになり、スミソニアン美術館のクラフトショーに出品する桃子さんを追って、ワシントンD.C.まで押しかけた。
その時に、秋のはじめに、彼女たちが暮らすイサカの町で、ポーチフェスというのがあるので来る?という話になった。
ポーチフェスというのは、家の玄関ポーチで演奏するミュージシャンを、通りや歩道の芝に座って聴く、というもの。
年々演奏者の人数が増えていて、ジャンルもいろいろ、趣向もいろいろ、ということで、とても楽しみにしていた。

↓これは、桃子さんが、3年前にフェイスブックに投稿したもの。
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9月に入り、急に秋風を感じ始める頃、イサカでは、ダウンタウンの家々のポーチで、音楽の演奏をするイベントが開かれます。2007年に始まったこのイベントは、今では大盛況で、参加してる演奏者の数は、今年100人を超えたと聴きました。
(もちろん、ミュージシャンはあちこち掛け持って、忙しく廻っているようですが)
演目は、クラッシックからジャズ、フォーク、アイリッシュ、ウクレレ、ロックなど、幅広いです。
聴衆者も年々多くなっていて、お気に入りのミュージシャンが出来て、歩道が聴衆でいっぱいの人気者も出て来ました。
目立つのは自転車、子供、犬、そしてシニアたち。
皆、踊ったり手拍子を打ったりと、その楽しむことと言ったら!!!
素晴らしい秋のイベントの半日でした。
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イサカまでは、休憩無し、渋滞無しのドライブで3時間半。
アメリカ的に考えると、まあまあの近場だ。
またまた歩美ちゃんに、空と海の世話をお願いして、24時間強の外出をした。

まず町に着いて、ちょいと腹ごしらえをし、桃子さんちに連絡すると、なんと彼女たちは、救急の獣医さんのところに居た。
彼女たちの愛する家族である2匹の猫ちゃんたちの名前は、ワビちゃんサビちゃん。
そのうちのサビちゃんに、何やら原因不明の痛みが発生していて、食欲も元気も見る見る無くなってきたので、緊急に治療をしてもらいに行ったのだそうだ。
ということで、ポーチフェスの見学は、夫と二人ですることになった。

で、こんな感じで、そりゃもうあちらこちらの家々のポーチで、みんなそれは楽しそうに演奏したり聞いたり。






と、ここでなんと、鍼灸学校時代の旧友にばったり会った夫?!
It's a small world!
フェスの常連の彼が、このグループはいいよ、特にバイオリン♪、と教えてくれた。


彼が演奏しているバイオリンは、彼自身の手作りなのだそうだ。


イサカはうちよりうんと北なので、さぞかし涼しかろうと思って厚着していったのに、ものすご〜く蒸し暑い。






















ヒラリーを応援するぞ!の看板を立てたお家。



さて、桃子さんの一押しのミュージシャン、テンジン。
彼はなぜか、かなり外れの、ほぼ町の端っこの家の前庭で演奏することが分かり、すでにヨタヨタになっていたわたしたちは、少し車で近づいて、そこから歩くことにしたのだけど、
いやもう、駐車できる場所を探すのが大変で大変で、このフェスがどれほど人気なのかがよくわかった。

あ、あそこっぽい!


テンジン(ギター&ボーカル)は、若い時に、お坊さんになりたくて、チベットに渡ったのだそうだ。
でも、2年ほどして、自分にはその才能が無いと見切りをつけて、その後はシンガーソングライターになったのだそうだ。
桃子さんがぜひぜひ!と言っていた訳が、一曲目の歌が始まってすぐにわかった。
いやもう、引き込まれまくり、吸い込まれまくり、引っ掴まれまくり。
なんなんだろう、このピアニッシモの切なさと、キリキリと痛いほどの熱情は。







ワンちゃんが、網戸の向こうで耳をすませてる。




彼のベースもすごい!
ゴリゴリと地面の底から唸っているような音、甘く切ない音、この世に生まれたすぐから空気に溶けていくようなハーモニクス、ああうっとり…。






いつの間にか、ベーシストの男性の娘ちゃんたちがそばに来ていて、


ダンスを始めた!


と思ったら、怪獣ごっこに熱中!





立ったままでいることすら大変なぐらいに疲れていたのだけど、一曲でも多く聴いていたかったので立ち続けた。
蒸し暑さにはてんで弱く、すぐに体調を崩すわたしを、夫は心配して、何度かもう行こうと目配せされたのだけど、
テンジンの磁石は強烈で、どうしても立ち去ることができなかった。
来年も絶対に聴きに来よう!


まだまだフェスは続くようだったけれど、さすがに疲れたし、桃子さんたちも家に戻ったという連絡が入ったので、お邪魔させてもらうことにした。
ナビの案内通りに車を走らせて行くと、二人にぴったり、という家に到着した。


泊めていただく部屋は、愛息くんが暮らしていた部屋で、おとうさんのマークの手作り。
床の間がある!


日が暮れていたので、光が十分ではなく、かなりボケてしまったけれども、この雰囲気をどうしても伝えたくて…。




ダイニングの壁いっぱいに、桃子さんの作品が!


うちでは絶対に見られないデコレーション。


年代物のシュタインウェイ。


桃子さんには、食事のことで、すっかり面倒をかけてしまった。
何が食べられないんだっけ?と聞かれて、ついつい長年の親友に甘えるみたいに、えっとさ、グルテンと砂糖とカフェインと酒、などと言ってしまったもんだから、彼女はメニューを考えるのに、四苦八苦することになった。
着いてから反省したのだけれどもう遅い。
彼女が用意してくれた、何種類もの美味し〜いおかずに舌鼓を打ちながら、コロンとした親指の先っちょぐらいの超かわいいお猪口で、名酒くろさわをいただいた。

そして女子組はおしゃべり、男子組はギタージャム。
みんなそれぞれに楽しいもんだから、熱が入り、体温がどんどん上昇した。
だから時間はあっという間に過ぎていった。

翌日の月曜は、わたしの仕事が3時半から始まるので、余裕をもって10時には出発することにした。
なのに、朝からこんな手の込んだお粥を作らせてしまったのは、いったい誰のせいでしょう…。


1時間弱の散歩なら大丈夫だろうと、コーネル大学の構内にある、マークが手がけた日本庭園を見に行くことにした。

すごく美味しいピザをここで焼いて、ご馳走しようと思ってくれていた桃子さんちの石窯。


工事現場の鉄骨に、9.11の救助に駆けつけて亡くなった警察官や消防士の人たちに、あなた方のことは忘れないよというメッセージが書かれていた。


コーネル大学名物の渓谷。


コーネル大学の象徴でもある塔。


ここら辺一帯は氷山の通り道だったそうで、だから深い森、大きな滝、多くの渓谷に囲まれた起伏の激しい景観が、そこらかしこに見受けられる。


この大学を訪れたのは、今回で2回目だけども、独特の地形を生かした校舎を眺めていると、何か特別な世界に足を踏み入れたような気持ちになる。




うん?なんだ?


プラスチック椅子のオブジェ。


日本芸術博物館。通称ミシンビルと呼ばれているらしい。確かに…。


このビルの後ろに、マークの庭があるのだけれど、どういう意味合いを持つ庭なのかの説明が書かれている。
それをここに載せることができないので、ちょいと調べてみた。

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『虎渓三笑』の話は、東晋の時代の話です。


東晋の時代(317~417年)、中国の名山の一つである廬山にある東林寺で、慧遠(えおん。生没年:334~416年)という名前のお坊さんが、隠居していました。
慧遠は、隠居したからには、俗世間とは関わりを持たないようにしようと思って、ふもとを流れる虎渓を決して越えないと、固く誓いました。
 
ある日、慧遠の友人である、陶淵明と陸修静が、遊びに来ました。
楽しい時間が過ぎて、とうとう2人が帰る時刻になりました。
そして、慧遠は、虎渓にかかる橋の手前まで、見送ることにしました。
 
3人は、楽しく話をしながら、山を下りました。
あまりにも話がはずんだので、3人が気づいた時には、虎渓の橋を渡ってしまってました。
慧遠と陶淵明と陸修静の3人は、ともに大笑いしました。

 
こうして生まれたのが、『虎渓三笑』という言葉です。
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というわけで、『友愛』と『笑い』、そして『許し』が表現されていると、わたしが勝手に感じたマークの庭。


コーネル大学はアイビーリーグの名門で、だから学業が厳しく、悩みを抱える生徒が少なくないのだけれど、
ここに来て、石のベンチに座り庭を眺めていると、心が穏やかになって癒されるという。
なにより感心したのは、この松の枝ぶり。
マークは、それぞれの木の枝が、どんなふうに広がっていくのかも、見抜ける目を持っている。


水不足が続いていて、苔が剥げてしまったけれど、岩のひとつひとつ、石のひとつひとつまで、全部選んで造られた庭は、静かに心の中に入り込んでくる。


上から眺めた庭…ああうっとり…うちに引っ越してきてもらえないものか…。




生徒たちがワラワラと上ってくる丘。


有名な作家さんが、ここで合唱隊の一人として歌っていたことで有名な教会。




ここは、ドイツ・バロック様式のパイプオルガン製作の第一人者として、世界的に知られる横田さんが作った、小オルガンがある聖堂の扉。


曇り空でもきれいなステンドグラス。


横田さん手作りのパイプオルガン!


なんと、ちょうど誰かが練習をしているのか、パイプオルガンの音を聴くことができた。
あたたかで、深くて、心に馴染む音だ。
練習だから、途中でちょっとずっこけるけど、それはまあ横に置いておこう。

横田さんについては、ここを読んでください。
パイプオルガン 横田宗隆さん 相模原に工房 スウェーデンから帰国「後継者を育成」
http://mainichi.jp/classic/articles/20150805/mog/00m/200/999000c


米国ニューヨーク州コーネル大学礼拝堂のために作った小オルガンの前で、パイプを調整する横田さん
2014年、弟子の加藤万梨耶さん撮影。横田さん提供。


いやいや、短い時間にこんなに充実した時間が過ごせるだなんて、まったくありがたいやら嬉しいやら。
などとしみじみ感謝しながら歩いていると、ここが自殺の名所で、だから防止ネットが張られていると教えてもらった。


大学横の渓谷沿いの道を歩いていく。


ここには秋が、一足先に到着している。


京都人の桃子さんのおしゃれ心が、あちらこちらでキラキラ光っている。


二人の仕事場や作品について、もっともっと知りたかったのだけど、今回のようなバタバタ訪問では到底無理だったので、
今度はもうちょっとゆっくりさせてもらおうなどと、超〜厚かましいことをケラケラと言って、すっかり疲れさせてしまったであろう二人に見送られて出発した。

実は今回、夫は財布を家に置いてきてしまって(行きの道中で気がついた)、だから運転を一手に引き受けなくてはならなくなった。
「ニュージャージーに入ったら運転する。大丈夫、もし車を止められてもうまく誤魔化せる」などと言うが、
嘘をつくのがめちゃくちゃ下手くそなくせに、しかもつい最近、カナダからの帰りに、速度違反で捕まったくせに、
どの口が言うかっ!とばかりに文句を言うと、
「じゃあ、どうしてもまうみが運転したいと言うんだから仕方が無い、どうぞ」と言う。
疲れる…。

疲れついでに月曜日のレッスンをして、終わった頃にはとうとうダウン。
回復するのに時間がかかるのなんのって。
いつまでも、40代のようなつもりで予定を立ててしまっててはいけないのだと、いつものことながら、失敗してから反省する。

さて、ぼちぼちと元気が戻ってきたので、今週末にあるコンサートで弾く曲の練習をしよう。
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テレビで被害者面してた石原さん、豊洲市場のデタラメ工事、盛り土案潰しの真犯人は、あなたですよね?

2016年09月15日 | 日本とわたし
共産党都議団の方々が、
「地下の空洞を視察したい」と申し出たら、
都の担当者が、
「酸欠になる恐れがあるので、視察はできません」と言った…。
え?

なるほど、こういうことだったのか…。








上のビデオから、いくつかの場面を、切り撮りしました。

盛り土をめぐっては、東京都は、2008年に、土壌汚染対策に詳しい大学教授などでつくる専門家会議で、
敷地全体に盛り土をするよう、提言されていた。


ところが都は、専門家会議の提言から4ヶ月後、土壌汚染対策の具体的な工事方法を検討する、技術会議を設置。


この会議で、都は、地下空間を駐車場に利用する案などを、委員に提案していた。






ところが、会議に出席していた技術会議の委員である川田産業技術大学院大学学長は、議論があったことは記憶にないと言う。


都は、独断で、盛り土を行わないことを決定。


その後、2011年に作成された、豊洲市場の基本設計では、すでに、地下部分は『空洞』になっていた。




地面の色が濃くなっている部分は、砕石層だけで、コンクリートも敷かれていない。


東京都はこの水について、建物の外の工事によってたまった雨水としている。



築地市場からの移転が延期になった、豊洲市場の航空写真。




盛り土をするということを言い続けていた都が、情報公開していた図面。




ところが…盛り土がなされているはずの地下に、ぽっかりと空いた空洞が。


本来ならば、専門家の提言通り、このような盛り土が行われていなければならなかった。


そもそも、どうしてここまでの、大掛かりな盛り土が必要なのか?
それは、この敷地は、元東京ガスのもので、土壌から有害物質が検出され、安全性に問題があったからだ。


だからこそ都は、約850億円もの費用を使い、盛り土などの土壌汚染対策を進めてきた(はずだった)。


ではなぜ、都は、事実と違う説明をしてきたのか。
東京都の関係者によると、
「地下に配管などを通すために、床下に数メートルほどの空間を設ける必要があり、安全性には問題はない」のだそうだ。








盛り土は、汚染物質にふたをする効果がある、という。


東京都のホームベージでの説明は、


ガス工場、操業時の地面の下2メートルを掘り、地下水が上昇することを防ぐ砕石層を設置した上で、
掘削した2メートルをきれいな土で埋め、さらにその上に、きれいな土を2.5メートル盛り土する、というものだった。


東京都は一貫して、土壌汚染対策として、合計4.5メートルの盛り土を行ってきた、と説明してきた。

結局は、工期を縮めたいから、少しでも安く済ませたいから、ということだったんだろうけれども、
いやいや、やっぱりこの老害男がまた、好き勝手なことを言ってたようです。

豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった
【日刊ゲンダイ】2016年9月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189920/1

信じられないデタラメが次々と発覚する、豊洲新市場騒動で、新事実が浮上した。
「私はだまされた」と、被害者面していた石原慎太郎元都知事が、実は、盛り土案潰しの“真犯人”だったというのだ。

石原氏は、13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、
「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」と、まくし立てていた。

ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土する、との専門家会議の提言に、難癖をつけ
地下に、コンクリートの箱を埋め込む工法を、都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。

15日の東京新聞によると、石原氏は、08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について、
「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。

さらに、同月30日の会見では、
「担当の局長にも言ったんですがね。もっと違う発想で、ものを考えたらどうだと。
どこかに土を全部持っていって(略)3メートル、2メートル、1メートルとか、
そういうコンクリートの箱を埋め込むことで、その上に、市場としてのインフラを支える。
その方が、ずっと安くて早く終わるんじゃないか」
と語っていた。

このとき、石原氏が得意げに語った工法こそ、いま大問題になっている、豊洲新市場の姿だ。

一連の石原発言は、専門家会議が、盛り土案を提言して解散した、08年7月の直前だった
都庁の役人が、すぐに消えてなくなる専門家会議の意向より、超ワンマンの石原知事の指示に従った可能性が高い

これまで、なぜ、都庁の役人が、盛り土案をハナから無視して、作業を進めてきたのか謎だったが、
石原知事の発言に従った、としたら納得がいく


豊洲新市場のデタラメ工事の真犯人は、「石原慎太郎元東京都知事」だった可能性が高くなってきた。

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この男が得意げに話す→ヘイコラと従う人間がいる→公金が湯水のように使われる→ろくなことにならない→なのに野放し。
今度こそ、もう絶対に、ブタ箱に入れてください!!

でも、そもそも、どうしてこんな汚染の深刻な場所に、生鮮食品を扱う巨大な市場を建てようとしているのか、それがわたしにはまるでわからないのですが…

しかもこの土地では、土壌のガスが、地下空洞に蓄積する恐れもあって、もしそんなことになると爆発の可能性もあると…。

豊洲市場「爆発」の恐れも 地下空洞に引火性ガスの危険性
【日刊ゲンダイ】2016年9月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189836

何から何まで、全てがデタラメだ。
東京・築地市場の移転予定地である、豊洲市場の建物下で、土壌汚染対策の盛り土がされず、空洞になっていた問題
「青果棟」の地下では、コンクリートすら敷かれておらず、砕石層がムキ出しだった、というから唖然呆然だ。

恐ろしいのは、この空間の視察を求めた共産党都議に対し、都の担当者が、「酸欠」を理由に断ったという話だ。
この説明通りなら、移転中止は必至。
大惨事を招く危険性が、現実味を帯びてくるからだ。

そもそも、外部識者の専門家会議がなぜ、盛り土を提言したのかというと、
汚染土壌から、発がん性の高いベンゼンなどの、有害物質が揮発し、建物に拡散するのを防ぐためだ。
それが、汚染土壌の上を、砕石層で覆っただけなんて、シロートが考えても、
揮発したベンゼンが、空気中に広がっていることが、容易に想像できる。


ベンゼンは、発がん性以外に、「引火性」も高い化学物資だ。
工業会などの資料によると、
〈揮発性が高く、かつ引火性の強い液体であり、空気との揮発性混合ガスを形成〉
〈屋内、屋外または下水溝で、爆発の危険がある〉
と、注意喚起されている。

ここで、都担当者の、「酸欠」という表現を額面通り受け取れば
「青果棟」地下の空洞には、排気口などの設備が一切ない、と言っているに等しい
ということは、「引火性の高いガス」が、密閉空間にたまり続けていることになる。
つまり、一歩間違えれば、「大爆発」の可能性もゼロじゃないのだ。

都は、あらためて、コンクリートを敷く方針のようだが、「酸欠」や「がん」に加え、「爆発」の危険性がある場所の工事を、誰が引き受けるのか。
福島原発の廃炉作業じゃあるまいし、全面マスクをかぶって作業――なんて事態になれば最悪だ。
そんな場所に、「都民の台所」を設置していいはずがない
豊洲移転の計画当初から、土壌汚染対策の重要性を訴えてきた、日本環境学会の坂巻幸雄・元副会長は、こう言う。

「今、起きている問題は、我々が、どんなに都に対策を求めても応じず、最初から移転ありきで突っ走ってきた、ツケが出ていると言っていい。
都は、豊洲市場の建物内外の、ベンゼンの大気濃度を測って公表していますが、青果棟は、他の測定場所と比べて、数値が高いのです。
爆発するかはともかく、揮発したベンゼンが、地下空間にたまり続けている可能性はある、と思います」


もはや、小手先の対策でどうにかできる問題じゃない
まずは、強引に移転計画を進めた石原慎太郎元知事や、歴代の担当職員の責任を、徹底追及し、これまで整備に費やしたカネを、請求するべきだ。

******* ******* ******* *******

ということで、盛り土をしたとしても、安全かどうかはわからないのですよね。

なんでも専門家によると、
盛り土が4.5メートルほどされていれば、ある程度はベンゼンとか有毒ガスが上に抜けるのを、防ぐことができる可能性がある…らしいのですが、
わたしはこの、『ある程度』という曖昧さと、『可能性がある』という不確かさが、気になって仕方がありません。
みなさんはどうですか?

この事件、いったい誰が、どういう理由で決定し、ごり押しし、ここまで進めてしまったのか、
小池氏も何度も繰り返していましたが、徹底的に調査し、検証し、この決定に関わった人間に、責任を取らせていくべきだし、
これまで整備や建設に費やした費用の返還を、請求するべきだと思います。
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土壌より汚染している、この豊洲新市場計画に関わってきた者どもに、わたしたちの鉄拳を!

2016年09月14日 | 日本とわたし
いつから日本の、役人や大きな企業の役員が、これほどいい加減に、無責任に、嘘をついたり誤魔化したり隠したりするようになったのでしょう。
もう随分前からだったけれども、わたしたちが気づかなかっただけだったんでしょうか?
それとも、ここ数年で、劣化が激しくなったのでしょうか?
いずれにせよ、この問題もまた、誰も責任を取らず、お金を無駄づかいしたまま、やっぱり無かったことにしましょう、などとならないように、徹底的に追及し、責任を取らせなくてはなりませんよね。

13日の昨日、そそくさとテレビ番組(『BS フジ・プライムニュース』)に生出演した、元東京都知事の石原氏。
なんて言ったかというと、
「現職時に、担当者から報告を受けていなかった」
「だまされた。現場の人間しか分からないことだ」
「手を抜いて、していない仕事をしたことにし、予算措置をした」
で、事もあろうに、
「都の役人は腐敗している」
と、厳しく批判したんだそうですね。
言ったもん勝ちとはこのことで、これはこの男の得意技。
いやもう、呆れ果ててしまいました。

騙されたのは、築地の業者さんたちです。
そして、その、まるで何の意味も無かったことに支払われた代金を、分担で負担しなければならない都民の人たちです。
移転については、もう7年間も会議をしているのですよね。
その会議では、ひたすら、バカの一つ覚えみたいに、築地が老朽化しているから、とにかく工事を終わらせて、移転させなければならないと、言い続けてるのですよね。
でも、移転先に予定されている豊洲市場(江東区)の土壌は、酷く汚染されていて、そのことを問題視している人たちに、でたらめを言ったりしたりしてたんですよね。

なにが騙されただ!
あんたがこの移転問題の中心に居て、自信満々に強行させていた張本人じゃないか!
都の役人が腐敗してるのは事実だけども、ほとんどまともな仕事もせず、都の金を使いたいだけ使ってた老害ジジイ!














この男、登庁は週にたったの3日。
しかも、ほぼ毎週末、公用車で湯河原の別荘へ通っていました。
都知事に就任してからの、19回の海外出張のうち、15回分だけで、総経費が2億4000万円を超えていたんです?!
この時も、共産党東京都議団が入手した資料でわかったそうです。

たとえば、
2006年5月からのロンドン・マン島出張。
本来の目的であるはずの五輪の調査は、実質たったの約1時間半?!
1時間半ですよ!
けれども、
マン島でのオートバイレース見物などをして、3600万円もの経費をかけていました。
他の所では、4泊5日の高級宿泊船クルーズなんかもして、もうやりたい放題…。
そりゃもう、周りの人間が腐り果てるのも、当然の成り行きなのかもしれません。
その結果がこれです。呆れてるだけ、怒っているだけで済ませてはなりません。


















都が「虚偽」の説明、費用どこへ消えた 「豊洲市場盛り土せず」疑問山積
【東京新聞・朝刊】2016年9月11日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016091102000110.html



東京都の築地市場(中央区)の、豊洲市場(江東区)への移転に、また問題が持ち上がった。
土壌汚染の不安を払拭(ふっしょく)するための、盛り土があるはずの場所に、盛り土がない

「説明不足だった」。

都側はそう釈明するが、失った信頼を取り戻すのは、容易ではない。 
(内田淳二、北爪三記)
 
「きれいな土を盛ります」。

築地市場の移転を解説する、都ホームページの「疑問解消ブック」には、
建物の下も含め、豊洲の市場用地全体に、4.5メートルの盛り土をする図柄が、カラーで描かれている。
都は都議会などへも、全体に盛り土をしてきたと説明してきたが、実態は違った。
 
盛り土がないのは、水産卸売場棟など、5棟の地下
敷地面積約40万平方メートルの、3分の1を占める
代わりにあるのは、コンクリートで囲まれた、がらんどうの空間
 
なぜ、結果的に、「虚偽」となる説明をしてきたのか。
 
「下水管などを配置するため。後々のメンテナンスができるようにしている」。

都の担当者は、そう説明する。
建物の下は、盛り土をしていないことは認識してきたが、資料の図柄や説明方法を変更することは、「思い至らなかった」という。
土壌汚染対策として、敷地全体に盛り土をすることなどを提言した、「専門家会議」などの識者にも、詳しい説明はしていなかった
 
10日、都庁で開かれた緊急会見では、盛り土をしなかった分の費用が、どこに消えたのかを問う質問も出た。
小池百合子知事は、当初、予定の3倍弱の2700億円余となった建設費に触れ、
「あまりにも膨らみすぎたので、安くあげる努力をしたのか、その点も調べたい」と話した。
   
******* ******* ******* *******
 
土壌汚染対策についての、ホームページなどでの説明と、施設の構造との食い違いを把握した経緯について、小池知事は、
「いろんな方面から情報をもらった」、とだけ述べた。
地下空間を造ることが、いつ、どのように決まったのかは、調査中だが、都側は、意図的な隠蔽(いんぺい)を否定する。
 
土壌汚染対策に、不備はないのか。
地下空間の床は、薄いコンクリートが敷かれている場所のほか、コンクリートもない砂利だけの場所がある
建物一階の床の厚さは、35~45センチあり、担当者は、
「土壌汚染対策法で必要とされる安全性は、確保している」と釈明する。
しかし、専門家の目にさらされていない考え方について、小池知事は、会見で、「一番の問題」と指摘した。

******* ******* ******* *******

土壌汚染対策の柱となる、盛り土がされていなかった問題を受け、焦点となるのは、
「食の安全」のための追加対策の必要性や、それに伴う移転時期への影響
だ。
 
小池知事は、豊洲市場での、地下水モニタリングの最終結果が、来年一月に出るのを待って、移転時期を判断する考えだが、
追加の汚染対策などが必要になれば、大幅に遅れる可能性もある。
「あのまま移転にOKを出していたら、大変な問題になっていた。
どういう結果が出るかは、専門家の提言、判断になる」と、慎重に判断する意向を強調する。
 
建物下が空洞だったことに、耐震性を不安視する声も出ている。
小池知事は、元環境省審議官の小島敏郎・青山学院大教授をトップとする、専門家のプロジェクトチームを設置し、安全性に加え
、耐震性も検証する。
 
建築エコノミストの森山高至さんは、
「配管に、あれだけ大きな空間が必要なのか」と疑問を呈す。
土壌汚染対策の点からも、
「地下のコンクリートがどうなっているか。
時間がたてば重さで沈み、ひびが入ることも考えられる
土壌から、揮発成分が出てくる可能性もあるのでは」
、と懸念する。





【築地移転問題】 東京都がひた隠す 豊洲汚染地・土地売買の深い闇
【田中龍作ジャーナル】2016年9月12日
http://tanakaryusaku.jp/2016/09/00014436


豊洲新市場に今なお残る煙突は、ここが東京ガスの工場跡地だったことを物語る。=5日、豊洲 撮影:筆者=

これは犯罪だ
民間企業なら、背任に問われる所業が、東京都では野放しになっている。

豊洲新市場の土地買収に、責任を負うのは誰なのか?
汚染された土地の買収過程に、疑問を抱いた市民らが、高値で購入したのは公金の違法支出だとして、「返還」を求めた裁判が、佳境を迎えている。

豊洲新市場が立つ土地は、もとは、東京ガスの工場跡地だった。
ガス精製過程で、様々な毒物が出る

東京都は、2001年に、豊洲への移転を決定
東京ガスは同年、土地に汚染が残ることを、明らかにした

2007年に開かれた専門家会議では、基準値の4万3000倍ものベンゼンや、860倍ものシアン化合物が、測定されたことが明らかになった。

にもかかわらず、2011年に、都は、土地代金を払ってしまった
汚染を知りながら、購入したのである。

原告団の証拠説明書によれば、東京ガスは、汚染対策工事費用100億円と、追加の78億円を支払っているが、
そんな金額では、極度に汚染された豊洲の浄化は、困難だった。

都が支払った土地代金は、1859億円
だが、都はさらに、汚染対策費849億円をつぎ込んだ
土地代の半分ほどに当たる。
もっと安く買うこともできたはずだ。
東京ガスは、売り物にならない土地を、高く売り抜けたことになる。


都が委嘱した専門家会議の平田座長(当時和歌山大学教授)らによる現地調査。
環境基準を大幅に上回る土壌汚染があることが確認された。=07年6月、豊洲 撮影:筆者=


そんな危険きわまりない所に、生鮮品の卸売市場を移転させようというのだから、そもそもが無理筋だった。
そして、また先週、嘘が発覚した。

汚染対策のため、4.5メートルの高さの、盛り土がしてあるはずの市場建物下が、空洞になり、地下水が溜まっているという。
共産党都議団が調査して、明らかになった。

都が、「盛り土は完了した」として、支払ったであろう汚染対策費用は、どこへ消えたのか?
ますます闇は深まるばかりだ。

築地市場の移転先は、なぜ、豊洲でなければいけなかったのか?
都はなぜ、汚染が分かりながら、買収にゴーサインを出したのか?
悪いのは役人か、都議会か、知事なのか?

疑惑を明らかにするには、当時のトップ、石原慎太郎氏に、証人台に立ってもらうしかない

9月8日の公判後集会で、原告団の代理人弁護士は、
「今年度末(来年2月か3月)には、証人として、石原元知事を呼びたい」と語った。

豊洲から築地までは、橋をかければ一本道。
銀座の隣に位置する築地は、デベロッパーにとっては、ノドから手が出るほど欲しい、都心最後の一等地だ。

モニタリングが終わり、小池知事が結論を出す前に、石原慎太郎を、証言台に立たせなければならない



連絡先
tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku



デタラメ豊洲新市場 「青果棟地下」にコンクリート床なし
【日刊ゲンダイ】2016年9月13日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189758

豊洲新市場の設計・工事をめぐって、東京都のいいかげんさ、ズサンさが、改めて次々と浮上している

豊洲市場の、主要な建物の地下で、土壌汚染対策の盛り土がされていなかった問題で、
都は、青果棟の地下空間では、床にコンクリートを敷く工事をしておらず、厚さ50センチの砕石層が、むき出しのまま放置されていることが、新たに発覚した。

都の関係者は、
「砕石層によって、地下水の流入は防げる」と説明する一方で、現場を視察した共産党都議団には、
「今後、青果棟の砕石層も、コンクリートで覆う」と話したというから、いいかげんだ。

ほかの主要な建物である、水産卸売場棟と水産仲卸売場棟では、砕石層の上に、厚さ約10センチのコンクリートが敷かれているが、この工事もズサンだ。
配管や、電気設備工事の足場にするためで、コンクリートを流し込んだだけ
鉄筋などは入っていない、という。
そのため、3棟とも、地下空間に、“正体不明の水”がたまっている状態だ。

さらに、主要3棟だけでなく、都が、豊洲市場に建設する、観光拠点「千客万来施設」も、地下駐車場を前提に、設計が進められていたため、
都は、運営会社「万葉倶楽部」(神奈川県小田原市)に対して、整備設計の中止を要請した
という。

土壌汚染対策のために、わざわざ、有識者による専門家会議を立ち上げ、
その提言を、忠実に実施しているかのように、築地市場関係者や都民をだまし
裏では、提言を完全に無視し続けてきたのが、都庁の役人たちだ。
都庁はかつて「伏魔殿」といわれたが、今も、腐った体質は変わっていない。



都がまたウソ 豊洲新市場“地下空間の危険性”認識していた
【日刊ゲンダイ】2016年9月14日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189895

豊洲市場問題をめぐって、またまた、東京都の役人のウソが発覚した。

土壌汚染対策として、専門家会議が提言した「盛り土」を無視し、主要建物の地下部分に、巨大な空間を設けていたことについて、
都は、
「土壌汚染対策法で、ベンゼンの拡散を防ぐには、厚さ10センチ以上のコンクリートで遮断すればいい、と定められており、安全性に問題はない」と釈明している。
しかし、都は、土壌汚染対策に着手した2007年当時から、地下空間の危険性を認識していたことが分かったのだ。

14日の読売新聞によると、都は、07年5月に、土壌汚染対策を検討する、専門家会議を設置
その初会合で、建物の下に地下空間を設け、市場で運搬用に使われる、ターレー(荷台付き小型三輪車)置き場などに使用する案を提示した

これに対して、委員である専門家は、
「ベンゼンなど揮発性の物質は、ちょっとでも隙間や亀裂があれば、室内に入り込む可能性がある」と指摘
都はこれを受けて、ターレー置き場を、地下から地上に変更した

ところがその後、都は、独断で、地下空間を設けることを決め、11年3月に、市場建物の、基本設計の入札を実施した

ウソにウソを重ねる都庁の役人に、もはや市場移転問題を担当する資格はない
もし民間企業だったら、「全員クビ」が当たり前だ。



↓以下は、毎日欠かさず送ってくださる、日刊IWJガイド、佐々木隼也記者の記事からの抜粋です。

この築地の豊洲移転は、石原氏の現職期間中(1999年〜2012年)に発案され、推進され、予算案が可決されました
石原氏は、築地移転の、強硬な旗振り役でした。

13日の、BSフジ番組に出演した石原氏は、「盛り土」問題について、現職時に、担当者から報告を受けていなかったことを明らかにし、
「だまされた。現場の人間しか分からないことだ」と語りました。

そのうえで、「手を抜いて、していない仕事をしたことにし、予算措置をした。都の役人は腐敗している」などと、痛烈に批判しました。

しかし、築地の土壌汚染の危険性は、石原都知事時代に、何度も何度も、専門家や共産党都議団、そしてIWJも、指摘し続けていました

2011年の東日本大震災によって、豊洲予定地で、「液状化現象」が起きた直後にも、発災直後に行われた記者会見で、岩上さんが、
豊洲の液状化と、それによる汚染物質の噴出の危険性について、石原氏に質問しています。

この時、石原氏は、
「土壌汚染は防げる」
「液状化の指摘を受けて、(土壌汚染について)しっかりと調査をする」
と断言しました。
しかし、しっかりとした調査は行われず、汚染対策は不十分なまま、豊洲新市場は建設されました

【岩上さんの質問と、石原氏の回答は、以下の動画記事で、ご覧になれます】

築地に注目──東京都知事選挙の争点として
【IWJ】2011年4月10日
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/795

もし石原氏が、専門家や共産党、IWJの指摘した問題を、真剣に考えていれば、今回のような問題は、防げたのではないでしょうか?

いや、そもそも前提として、「盛り土」をすれば、土壌汚染は本当に防げるのでしょうか?

これら疑問について、19日(月曜日・敬老の日)に、岩上さんが、
豊洲の土壌汚染問題に、警鐘を鳴らし続けている、日本環境学会元会長の畑明郎(はたあきお)氏に、緊急インタビューを行います!!

インタビューでは、いかに大手メディアが、豊洲の問題を「報じているようで、報じていない」かが、分かると思います。
今、都民の台所を守るために、国民の食の安全を守るために、必要な情報は何か
とことんお話をうかがう予定ですので、ぜひ、ご覧になってください!!

豊洲新市場で、専門家が懸念する、深刻な土壌汚染とは、いったいどのようなものなのか。
畑さんには、岩上さんが、2010年にもインタビューしていますので、あらためて、こちらもご覧ください。
19日のインタビューの予習・復習として、オススメです!

土地の汚染で、流産や病気が急増!?
米「ラブカナル事件」が、築地市場移転先の豊洲でも、起こるかもしれない!
〜岩上安身による、大阪市立大学大学院特任教授・畑明郎氏インタビュー!

【IWJ】2010年9月23日
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/9746

上記の田中記者と同じく、このIWJの岩上さんをはじめとする、IWJの記者の方々の応援も、どうかよろしくお願いします。
どの方もそれぞれ、それは大変な思いをしながら、それでもとにかく事実を伝えるべく、現場に駆けつけ、問題提起や伝達をし続けてくださっています。
IWJでは、有料会員を常に募集しているのですが、信じられないことに、わずか6000人にも満たなくて、
だから、取材に必要な機器の購入はもちろん、運営にも深刻な影響が出てきています。
主宰の岩上さんは、持病を抱え、自腹を切り、借金をし、大げさではなく、地べたを這いつくばるようにして、わたしたちに真実を伝え続けてくださっています。
どうか、ギリギリ6000人なんてことではなくて、余裕で一桁違う60000人、取材もやりたいだけやれる、というふうになれるよう、みなさんにも協力していただけたらと思います。

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパをどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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生きていかなきゃね、今この時を、この場所で

2016年09月11日 | ひとりごと


9月の前半には、16年前に亡くなった父の誕生日や、あの同時多発テロが起こった日が、繰り返しやってくる。
今年は、それはそれは暑くて湿気があって、夜も熱帯夜で、どうしたら眠れるかを思案しなければならない日が続いた。
けれども、11日の今日は、昨夜までの熱がスウッと引いて、カラカラに晴れた。
15年前のあの日のように。



父が生まれた日には、父が死んだ時のことを思い出す。
あの11日の朝には、WTCビルディングがすぐ横にそびえ立つのを見るのが好きで、バスの窓におでこをくっつけるようにして、見ていた自分を思い出す。
そこに、まるでどこかからワープしてきたように、旅客機がいきなり近づいてきたのを見て、車内の彼方此方から悲鳴が上がったのを思い出す。
綺麗なオレンジ色の火と、銀色の破片が、仕掛け花火のように空に散らばって、それを綺麗だと思ってしまったことを思い出す。
 


あの日は、人間の愚かさ、儚さ、悲しさ、尊さ、美しさを、マンハッタンの街中を彷徨いながら目の当たりにした。



そんなこんなで、9月の前半は、自分の内側にぐんぐんと入っていってしまうことが多い。
外側に発信する元気がヒュルヒュルと減り、だからインターネットとも疎遠になる。
そんなわたしを心配して、歩美ちゃんがひょっこり訪ねてきてくれた。

丁度、気晴らしに、『Sully』(邦題は『ハドソン川の奇跡』だったか?)を観に行くつもりだったので、3人で出かけた。
映画は、とても良くできていた。
久しぶりに、観た後、胸がスッとした。(映画終了とともに、客席から拍手が上がったのも久しぶりだった)
けれども彼が、奇跡を起こした英雄だと騒がれていた時に、容疑者として厳しい追及を受けていたことなど全く知らなかったので、とても驚いた。
そして、その追及のための検証が徹底的に行われていた時、容疑をかけられた側の意見を無視しない姿勢や、それを元に再検証を試みる様子を見て、
不完全な人間だからこそ、また次に起こり得るであろう事故に備えるためにするべきことを、教えてもらったような気がした。
なお、機長のサレンバーガー氏の主演で作られた映画(Brace for Impact: The Chesley B. Sullenberger Story )もあって、
これは、ケーブルテレビのディスカバリーチャンネルがプロデュースしたドキュメンタリーだったのだけど、
https://www.youtube.com/watch?v=mmPZyWl4wjY
なぜかどちらかというと、この『Sully』の方が生々しくて、まるで自分が事故機に乗っているような気持ちになって、観た後もかなり長い間、強い緊張感が心の壁に張り付いていた。


ゴーヤにどんどん寄りかかられて、暑いぞコラ!と悲鳴をあげている、玄関ポーチ前の垣根。


これは、う〜ん、カボチャなのか、スイカなのか?まだこんなにちっちゃいので、大きくなれないまま終わってしまうのかも…。


この名無しさんは、歩美ちゃんから預かっているキーライムの鉢から、ニョキニョキ出てきておっきくなった。


このこが最大。といっても、直径5センチぐらい。


さつまいもさんにすっかり乗っ取られた、かつては葉っぱもの専用だったミニ菜園。


右端の、ちょっとトンネルみたいになっている(だからグラウンドホッグのゴンちゃんの通り道)所に、いきなりムクゲの花が咲き始めた。




なんだったっけ、確か、嫁は、料理前のほうれん草を見せてはいけないとかなんとか…葉っぱものを炒める時に必ず、思い出す話。これはケールだけどもね。


なんでこんなにちっちゃくなってしまうんだ?!


おっきくなっていたのに、全然気がつかなかったゴーヤが、すっかりオレンジふにゃふにゃゴーヤになっていた。


ついでに採ったピーマンとシシトウとミョウガと一緒に。


種袋は真っ赤っか。


地下室では、みんなの手前味噌が、静かに発酵生活を送っている。


手作りに目覚めた!だから手前アーモンドバター♪


生きていかなきゃね。
今この時を、この場所で。
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沖縄の人々を、今も差別的な支配下に置いている日米両政府に、NO MORE 基地!を突き付けよう!

2016年09月07日 | 日本とわたし
友人志津子さんが、コツコツと、毎日faxビラまきをしています。
ビラまきの相手は、ここアメリカの、上院・下院議員たちです。
ビラの内容はというと、『沖縄レポート』。
もちろん、のんびりとした観光スポット紹介などではなく、今高江で繰り返されている、権力の横行と暴力に晒される市民たちの姿をレポートしたものです。

今週で7周目になるという志津子さん。
淡々と報告する彼女ですが、その作業の大変さと気持ちの強さは、半端ではありません。
そして先日、Democracy Now! が、この件について報道しました。
Japan: Veterans for Peace Join Protests Against U.S. Base on Okinawa
http://www.democracynow.org/2016/9/2/headlines/japan_veterans_for_peace_join_protests_against_us_base_on_okinawa

ここアメリカでも、じわじわと、市議会や市民団体による、新基地・ヘリパッド建設反対、沖縄との連帯の決議案や声明が出され始めました。
つながっていく。
アメリカが、世界が、沖縄とつながっていく。
それに対して、日本はどうですか?
つながっていますか?
市町村議会や都議会、あるいは国会へ、つながれ!と、充分にハッパをかけられているでしょうか?
報道など、もう無いに等しくなってしまいました。
特に、全国レベルの大手には、まともな報道は期待できません。
だからこその、志津子さんの行動なのだと思います。
第二第三第四第五の志津子さんが現れて、たくさんの家庭のファックスから、議員に向けて『沖縄レポート』が送られてきたら、
見ないふり、知らないふりをしている政治家も、いくらなんでも"ふり"をし続けることができなくなるかもしれません。
現場に行けないわたしたちですが、できることがあるのだと、教えてもらいました。


▪️辺野古反対決議を審議へ 米シアトル市議会、今月下旬にも
【琉球新報】2016.8.17
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-337575.html

【サンフランシスコ=問山栄恵ワシントン特派員】
米北西部ワシントン州のシアトル市議会が、沖縄の、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対し、
沖縄と連帯する決議案を、審議する準備を進めていることが15日、分かった。

決議されれば、2015年9月の、米カリフォルニア州のバークレー市議会同年12月のマサチューセッツ州のケンブリッジ市議会での決議に続き、3例目となる。

ハワイ州の首都ホノルル市議会が、同じく、辺野古新基地建設に反対する決議案提出に向け取り組んでおり、
米国の地方議会でも、決議案を可決する動きが広がっている。
現在、バークレー市議会が可決した決議案を基に、シアトル市議会で、決議案の文案を調整。
今月下旬にも、決議の最終案が出てくる見込みで、その後、市議会に提案・審議される。

シアトル市は、ワシントン州西部の工業・港湾都市で、人口は、16年推定値で68万人。



▪️高江ヘリパッド中止求め決議 米国初、最大規模の退役軍人の会
【沖縄タイムス】2016.8.15
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/57506
【平安名純代・米国特約記者】

米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」は13日、米カリフォルニア大学バークレー校で開いた第31回年次総会で、
東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止を求める、緊急非難決議案を可決した。
米国で、同計画をめぐる非難決議が、採択されるのは初めて。
名護市辺野古の新基地建設中止や、オスプレイの全機撤収などを盛り込んだ、決議案とあわせ、
全米で最大規模の退役軍人の会が、沖縄関連の2本の決議を採択したことで、米国内における、新たな沖縄支援の流れを形成しそうだ。

2本の決議案を提案したのは、琉球沖縄国際支部(ダグラス・ラミス会長)。
高江ヘリパッド建設計画を巡る、緊急非難決議では、新基地建設計画に反対する候補者が勝利した、参院選の翌日に、
約800人の機動隊員を動員され、抗議する住民らが排除されたことに、
「日本政府が、沖縄を、植民地と捉えている」などと厳しく批判。
工事強行を、「恥ずべき反民主的で差別的な行為」と非難し、米政府に、同計画の放棄を、日本側に伝達するよう要請した。


新基地建設の中止を求めた決議は、
第1海兵航空団の、沖縄県からの撤去や 
辺野古における、新基地建設工事中止と、建設計画の撤回
オスプレイの、沖縄県からの全機撤収などを盛り込んだ。
VFPの各支部に対し、それぞれの地元自治体で、同決議の採択を呼び掛けるよう求めている

沖縄関連決議の採択に、VFPのバリー・ラデンドルフ会長は、
米軍基地を巡る、強制的な工事着工は、日米両政府が現在も、沖縄の人々を、差別的な支配下に置いていることを示している」と認識を示し、
こうした状況を恥じる、琉球沖縄国際支部のメンバーらが、強い怒りを感じるとともに、
当事者としての自らの責任を果たそうと提案し、採択された。
われわれも、できることに、全力で取り組んでいきたい
」と、積極的に協力する意向を示した。




そして今、米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の人たちは、高江で体を張ってでも止めようとしている、ヘリパッド建設現場の抗議行動に参加しています。







その様子を含め、上院・下院議員たちに送った志津子さんの『沖縄レポート』を、以下に紹介させてもらいます。



第7週目の上院・下院議員へのfaxビラまき「沖縄レポート」は、これでやってます。
琉球新報さんが、『Democracy Now!』への情報提供用に、依頼後2時間で、急遽英語にしてくださった記事に、
『Democracy Now!』に載った写真を付け足しました。

下の写真は、沖縄高江の伊佐育子さんが、わざわざ送ってくださったもの。




ヤンバルの森には、虹が似合うけれど、オスプレイは全然似合わない!
誰の目にも明白。
今週は、月曜日が祭日で、火曜日朝から開始。
出遅れて、ピッチを上げています。
金曜まで毎日、80箇所が今週の目標!
"My fax lobbying to the U.S. Senators and representatives goes into the 7th week."



↓以下は、元アメリカ兵が見た高江の様子と、アメリカ兵たちの言葉を収録したビデオの文字起こしです。
ビデオをここに載せることができませんので、元記事でご覧ください。

Q+リポート 元アメリカ兵が見た高江
【琉球朝日放送】2016.9.7
http://www.qab.co.jp/news/2016090783334.html

アメリカ軍ヘリパッド建設計画をめぐり、高江では、「豊かな自然と、静かな生活を守りたい」と、連日多くの人々が、抗議行動を展開してます。
その場所を訪れた、アメリカ人がいました。
彼らは、沖縄で駐留し、戦争にも趣いた、元アメリカ兵でした。
彼らの目に、今の高江は、どのように映ったのでしょうか。

森の静けさを割く、叫び声。
人々が、体を張ってでも止めようとしているのは、ヘリパッド建設のために運び込まれる、大量の土砂や資材です。
この日、強制排除された人々の中に、アメリカ人たちの姿がありました。
ウィル・グリフィンさん(31)。
アフガニスタン、イラクに派兵された、元陸軍兵。

We are here to support you anyway that we can.
沖縄のみなさんを、支援するために来ました




国際平和団体、「ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)」。
メンバーはみな、ベトナム戦争やイラク戦争などの、第一線で戦った元アメリカ兵たちです。

メンバーのひとり、マイク・ヘインズさん(40)。
かつて、県内のアメリカ軍基地に駐留する、海兵隊員の一人でした。

ヘインズさん:
The Japanese policemen I definitely I can see their eyes little bit of myself.
When I was young, 19 years old corpo stationed in Camp Foster, just taking orders, and not questioning these orders.
若い警察官たちを見ていたら、昔の自分を思い出します。
キャンプフォスター所属の、19歳の海兵隊員だった頃は、疑問もなく、命令に従っていました


カリフォルニア州サンディエゴ。
アメリカ最大規模の海軍基地を抱えるこの街に、マイク・ヘインズさんは暮らしています。

ヘインズさん:
Over here, kind of a part of our life, a part of our culture, a part of our patriotism。
And we were taught that support our troops.
アメリカ人にとって、軍隊は生活、文化、愛国心の一部です。
軍隊を支持するのは当然だ、と教えられて育つのですから


至るところに、「ヒーロー」として掲げられた、戦場に行った若者たちの姿。
ショッピングセンターの一角など、人々が集まる場所に置かれた、アメリカ軍の採用所。
この国の暮らしの中に、当たりまえのように、軍隊の存在があります。


アメリカ西南部、ジョージア州で生まれ育ったヘインズさんは、18歳の時、「国を守りたい」という愛国心から、海兵隊に入隊しました。

ヘインズさん:
You take little baby steps, and you say, one shot one kill.
One shot one kill.
So this is constantly fed into our minds.
So yes, by the time of 13 weeks boot camp, either one month Marine combat training, or two months school of infantry training, we are ready to kill on command.
("ワンショット・ワンキル(一撃一殺)"と、声を上げながら訓練する度に、頭に刷り込まれていくんです。
13週間の新兵訓練を終える頃には、命令で、人を殺せる兵士に仕上がっていた


そして、海兵隊の特別部隊として、2003年に派兵されたイラク侵攻では、テロリスト掃討作戦の第一線に送られました。
しかし…。

ヘインズさん:
And explosions were gone off and door was open, we run in and sweep the rooms, and most of the time, they were just families. it was just a family…
イラクでは、家のドアを突き破り、銃口を向けながら、家宅捜索しました。
ほとんどの場合、住んでいたのは、普通の家族でした


We were essentially terrorizing the people, even though we were supposed to be fighting terrorism.
"テロとの戦い"のために派兵されたのに、実際は、人々にとってのテロリストは、私たちだったんです




カリフォルニア州、バークレー市。
毎年この時期に開かれる、ベテランズ・フォー・ピースの大会では、世界120を超える支部から、元兵士たちが集まり、
アメリカ軍の問題や、軍隊によらない平和な社会をつくる方法について、議論が続きます。
この日、沖縄の、辺野古新基地建設に関する講演に、ヘインズさんの姿がありました。

ヘインズさん:
辺野古新基地は、まだ造られていない。今ならまだ止められる

ヘインズさんの思いの原点は、辺野古にありました。
去年12月、およそ20年ぶりに帰った沖縄で見た、辺野古の新基地建設を止めようと、体を張って座り込む人々の姿でした。

ヘインズさん:
I mean, it's obvious.
The people do not want these bases here, they want their land back.
They want to be in charge of themselves not being over shadowed by some the US empire power.
You know, let's stop this base being created in Henoko. Peace!
沖縄の人たちは、米軍基地はいらない、と声を上げています。
自分の土地を取り戻したいんです。
米国という、巨大な国家権力に押し潰されるのではなく、自分のことを自分で決めたい。
ただそれだけです。
辺野古新基地を止めましょう!平和のために!


さらに、大会では、注目を集める大きな動きがありました。

大矢記者:
ベテランズ・フォー・ピースの全国大会では、辺野古への新基地建設、そして高江へのヘリパッド建設に反対する、ふたつの議案が、今まさに審議されています

ベテランズ・フォー・ピースの、沖縄県支部から提出されたこれらの議案は、全会一致で可決。
沖縄が抱える問題が、世界レベルで協力し、取り組むべき問題として、受け入れられた瞬間でした。

議案を提出した、琉球沖縄国際支部のダグラス・ラミスさん:
あんなに情熱的に通されるということは、ちょっとすごいと思いました。

ベトナム戦争帰還兵:
私の国が他国にしていることに、怒っています。やりたい放題ですよ。

大会に参加した女性:
Militarization is an issue of colonialism.I'm ready to fight for people, fight for Okinawa, because they deserve it, they need peace.
基地を造るということは、植民地化されるということです。
沖縄のために、私も闘います。
だって、沖縄の人々には、平和に暮らす権利がありますから


かつて、戦争に加担した者として、もう二度と間違いは繰り返さないと、立ちあがった元アメリカ兵たち。
沖縄にこれ以上、戦争のための基地は造らせないと、声を上げ続けています。




ヘインズさん:
I wanna get to the police mind and hearts for them to look at themselves in mirror and question what they are doing here.
These helipads, only reason to build these helipads is war.
警察のみなさん、鏡で自分の姿を見てください。
「私はここで何をしているんだろう」と。
これは、戦争のために造られるヘリパッドなのだから
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あいつを一刻も早く追い出したいという人たちの悲願を叶えさせた、新潟日報の泉田知事叩き

2016年09月02日 | 日本とわたし
今回、出馬を取りやめた泉田知事と、新潟日報の軋轢。
こんなことぐらいで?と思いながら調べてみたら、全然こんなことぐらい?ではなかったので、まとめてみました。

その日報には、東電から、1000万円もの広告が5回も出されていました。

そして、泉田知事の、10月の知事選への出馬撤回の意向が発表された後、柏崎狩羽原発の再稼動が見込めるとばかりに、東電株が1年3ヶ月ぶりに上昇しました。


(31日、東電株は一時、前日比12%高の417円まで上昇。昨年5月21日以来の上昇率を記録した。
東電は、柏崎の原発2基が稼働すると、毎月200億円の利益が見込める、と早くもそろばんをはじく)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-31/OCQZD46K50Z501

で、これは今日、フェイスブックの記事で見つけたものですが、新潟県のびっくりな新聞事情が書かれていました。
泉田知事が、このままでは真意が伝わらず、選挙にならないとおっしゃっていた意味がわかります。

↓以下、転載はじめ

新潟県の新聞事情を調べてみました。
地元紙は「新潟日報」一紙のみ!
1942(昭和17)年に、新潟日日新聞、新潟県中央新聞、上越新聞が合併して、県内の新聞は一つになった。
ブロック紙である「中日新聞(北陸中日新聞含む)」も「河北新報」も、新潟は配布エリアに入れてもらえていない。
「北國新聞」があるけれど、石川県を中心に、両隣の富山と福井まで。
好むと好まざるとに関わらず、新潟県にお住いの方たちは、「新潟日報」しかなく、
或る意味、無自覚に、「新潟日報発信の情報」にしか触れられない世界に、置かれてしまうことになっていると思われます。
「新潟日報以外にもう一紙、全国紙を購読」という家庭は、そう多くはないであろうし、
「新潟日報」とローカルのテレビの情報からしか、ニュースを知る術のない暮らしをしている方たちにとって、
この「新潟日報」の存在感は、もはや”絶対的”。
発行部数約44万部
それ自体は、決して大きな数字ではなさそうに見えるけれど、普及率はほぼ50%超え、ダントツです。
因みに、新潟県内のNo2は、読売の約10万部(普及率11%)No3の朝日は、約5万5000部(普及率6%)
差は歴然としています(※普及率とは、発行部数/世帯数 です)。
見渡す限り、殆どの家庭や施設が、「新潟日報」(だけ)を読んでいる光景が、細長い新潟全土に広がっている…。
その巨大な力を持つ、新聞というメディアを使って、「新潟日報」が、知事と県民の分断を謀ったのだとしたら?
それは、”赤子の手をひねる”程度のことで、できてしまうでしょう。
何せ、「新聞といえば新潟日報」、なのだから。
この状況下、「県と市町村の連携が取れていない」って、取れなくなるのも無理からぬこと。

↑以上、転載おわり


↓以下は、中村隆市氏が書かれた記事です。こちらもフェイスブックよりお借りしました。

東電福島原発の事故処理費の「国民負担額」が、昨年度末までで、4兆円を超えた
一方、東電社員の年間平均給与は、3年前より133万も増えて、733万になっている。

さらに東電は、新潟日報(柏崎刈羽原発の再稼働について「福島の事故の検証と総括が先だ」と認めてこなかった泉田新潟県知事を、執拗に攻撃し続けている地元紙にも、1回1千万円かかる全面広告を、今年だけで5回掲載している。

給料を大幅アップし、新聞広告だけで5000万も使う(テレビCMも県内の民放4局でそれぞれ月60本も放映している)企業を、なぜ国民が支える必要があるのか?
誰がそれを認めているのか?

◆泉田・新潟知事、4選出馬を撤回 地元紙との対立理由に
(2016年8月30日 朝日新聞)から抜粋

10月16日に投開票される新潟県知事選へ、4選を目指して立候補を表明していた泉田裕彦知事(53)が30日、立候補を取りやめる意向を示した。
地元紙・新潟日報の報道姿勢について、県の説明を読者に伝えていないなどと批判し、
自身の訴えを県民に届けることは難しいとして、「知事選からは撤退したいと思う」と説明した。
 
メディアとの対立を理由に、政治家が立候補を撤回するのは異例。
県庁幹部は、突然の撤退発表に、「先週末まではやる気満々だったのに……」と驚いていた。
 
日本海横断航路で使うフェリーの購入を巡り、県出資の第三セクター側と、売り手の韓国企業の間で起きた、売買契約のトラブルについて、
泉田知事が、「船の選考作業が進展している事実は把握していた」などとする新潟日報の報道に対し、
県は、「知事には契約後に報告があった」と、再三同社に訂正を申し入れ、泉田知事も会見などで批判していた。
 
泉田知事は、2011年の東京電力福島第一原発の事故後、新潟県の東電柏崎刈羽原発の再稼働について、「福島事故の検証と総括が必要だ」と主張
再稼働に、慎重な姿勢を続けていた
 
売買契約のトラブルに焦点が当たり、重要な原発問題が議論されていないとして、この日、記者団に、
「私が引いた方が、原子力防災、原発の議論がしやすくなると思う」と述べた。
http://www.asahi.com/articles/ASJ8Z4RLXJ8ZUOHB008.html


◆泉田裕彦・新潟県知事が、4選出馬を撤回
新潟日報批判で「東電との関係」に言及
(UPDATE)
(2016年8月30日 The Huffington Post)から抜粋

■福島第一原発「メルトダウン隠し」、東電に厳しい姿勢
大きく注目を浴びたのは、福島第一原発のメルトダウンを巡る、東京電力への厳しい姿勢だった。
東電が求める県内の柏崎刈羽原発の再稼働について、泉田氏は、「福島の事故の検証と総括が先だ」と、認めてこなかった
その発端になったのは、福島第一原発事故から7日後の、2011年3月18日。
泉田氏は、柏崎刈羽原発の関係者を呼んで、福島の状況説明を受けたが、
メルトダウンについて、「可能性を含めて認めなかった」ことを、問題視した。
新潟県は、独自に、「技術委員会」と呼ばれる有識者会議で、福島の事故の検証を続け、技術委は、東電に、再調査を要求
東電は当初、メルトダウンについて、「定義されていなかった」と説明していたが、
2016年6月、「メルトダウンの判定基準が、社内マニュアルに明記されていたが、5年間、その存在に気づかなかった」と発表し、謝罪した


泉田氏の8月30日の文書では、新潟日報社の、原発報道を巡る姿勢も、批判している。
『東京電力の広告は、今年5回掲載されていますが、
国の原子力防災会議でも問題が認識されている、原子力防災については、
例えば、県が指摘している現在の指針に従えば、避難が必要になったときには、UPZ圏内の住民40万人強を、2時間で避難させなければならなくなる問題等、
県民の生命・健康を守るうえで、重要な論点の報道はありません。
このような環境の中では、十分に訴えを、県民の皆様にお届けすることは、難しいと考えています』
(いずみだ裕彦 後援会Webより 2016/08/30)
http://www.h-izumida.jp/topics/20160830.html

記事全文
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/30/izumida-niigata_n_11771144.html?utm_hp_ref=japan-politics

◆内田樹ツイッター
https://twitter.com/levinassien/status/770840469949517824

◆福島事故 国民負担4.2兆円 東電の除染、廃炉費転嫁
(2016年8月29日 西日本新聞1面)

◆東電社員、給与は急回復 原発事故費転嫁 15年度平均733万円
(20168月29日 西日本新聞3面)

◆負担額4兆2000億円超す=福島原発事故で国民転嫁―除染・廃棄物費用など
(2016年8月29日 時事通信)
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10206673481346370&set=a.3281883576618.2115561.1553451884&type=3&theater

↑以上、転載おわり


↓ここからは、IWJ の原さんが書いてくださった記事です。
8月31日に行われた定例記者会見の、質疑応答の部分を抜粋します。
 
前略ー
以下、8月31日に行われた、泉田裕彦新潟県知事の記者会見における、選挙戦撤退に関する質疑部分を掲載する。

▪️「訂正を求めたことを、『圧力だ』と言われても理解ができない」

朝日新聞:
日本は民主主義社会なので、暴力や脅しなどが仮にあったのだとすれば、許すべきことではない。
知事やご家族へ、知事選に出ないでほしいというような圧力はなかったか?

泉田知事:
圧力の定義にもよるが、日本海横断航路の問題を使って、知事選への立候補を取り下げるようにするプロジェクトがあり、取材の申し入れを受けたことは事実としてある。
それ以外にささやかれたものを、この場でご紹介することは適切ではない

朝日新聞:
知事の原発への姿勢などを、支持する方々もたくさんいる。
知事が撤退したのは、意中の候補がいるのではないか。
原発に対して、知事と同じスタンスで歩もうとする候補者が出てきたら、街頭に一緒に立つ可能性はあるか?

泉田知事:
告示までまだ1か月ある。
新潟の未来をどうするべきか、原発、原子力防災とどう向き合うべきか、真剣に議論する選挙であるべき

しかし、日本海横断航路の船舶問題が前に出てくると、県民が今後、新潟県をどうするのかという議論が、できなくなってしまう。
したがって、無投票というのは、やはり避けるべきだと思う。
選挙戦で、しっかりとこの辺りを議論して、地域全体のコンセンサスになっていくような、選挙戦になることを期待している。


NHK:
今朝の朝刊で、新潟日報が、(「正当な記事へ圧力」だという)見解を出していたが、どう感じたか?

泉田知事:
斜め読みしかできていないが、『圧力ではないか』という点について、県からは、都合10回ぐらい、事実に反する記事についての訂正を求めた
これを、『圧力だ』と言われても、少し理解ができない。
もし圧力だと言うのであれば、『県からはこういう申し入れがあった、これに関して我が社はこう思う』と、紙面上で議論すればいいのではないか。

特に、読者の投稿欄で、『説明責任を果たせ』という投稿が、編集によって載ったので、県は、2日後には、回答をお送りした。
しかし、待てど暮らせど載らないので、(どういうことかと)うかがったら、『載せない』ということだった。

どうして、説明責任を果たせという投稿を、紙面に載せておいて、県は回答を出しているのに載せないのか、しっかりと議論すべきではないか思う。
民主主義は、情報を、主権者・国民、県民、住民に伝えたうえで、どうするかを判断するもの。
新潟日報の場合は、40万部を超える発行部数があり、毎日(新聞が)県民に届く中で、この主張が載せられない
県からはちゃんと回答を出しているのに、載せられないとなると、民主主義の基盤が揺らぐのではないか、と懸念している



******* ******* ******* *******
「新潟日報」からは、なぜ、県としての回答を、紙面に載せないのか、その理由の説明はなかった。
「新潟日報」は、泉田知事の指摘に対して、誠実に答える義務があるだろう。
******* ******* ******* *******

▪️産経新聞が、泉田知事の選挙撤退理由について、「非常に信じがたいと言うか、あり得ない、非常に恥ずかしい、情けない」と言及

産経新聞:
撤退の理由は報道だ、というのは、社会的な常識に照らすと、ちょっと考えにくい
しかも、県のトップを10年以上勤めている方が。
非常に信じがたいと言うか、あり得ない、非常に恥ずかしい、情けないと思う
撤退の本当の理由は何か?

泉田知事:
本当の理由は、『ちゃんとした声を、県民に届けることができない』と認識したということ。
(新潟日報社に)直接申し入れをしているが、対応していただけない。
説明しろと紙面で書かれたので、回答すると、載せてもらえない。
これで、県民の皆さんに、訴えを届けるのは難しい。
本当に悲しい思いをしたことが、撤退の理由。

産経新聞:
撤退の理由は他にはないか?

泉田知事:
実は、いくつか世論調査、情勢分析を、私は見ている。
選挙をやれば、負けないと思っている。
ただし、訴えが届かないかたちでの、選挙戦になる。
本来は、新潟県政をどうすべきか、地域の安全をどう守るべきか、原発、安定ヨウ素剤、原子力防災とどう向き合うのかという、未来に向けての議論をすべきだが、
今の環境だと、船舶問題で県の関与があったかどうか、みたいなことがテーマになる。
それは、極めて本意ではない。
本来、県民に訴えたいことが訴えられない形で、ここまで来ている。
だから、それは避けるべきだというのが、大きな理由。

産経新聞:
今選挙をやれば勝てるとか勝てないとか、それは、有権者に対して不遜だと思う。
審判をあおぐ立場にある方が、そんなに軽々しく、勝てるとか勝てないとか言うべきではないのでは?

泉田知事:
ですから、審判は受けない、ということ。

******* ******* ******* *******
上記の通り、産経新聞の記者は、質問の形を借りて、泉田知事を侮辱し、挑発するような発言に終始していた。
その産経の記者が、「不遜」という言葉を使ったのには、驚かされた。
攻撃的な質問を繰り返す、各社の記者たちの中でも、ひときわ浮いていた産経の記者は、自らの「不遜」さについては、自覚はないのだろうか?
******* ******* ******* *******

▪️泉田知事「『説明しろ』という投稿を載せて、編集した以上、県からの回答を握りつぶさないでいただきたい

読売新聞:
メディアを通して(県民に声を)届けられないのであれば、実際に、ご自身が、選挙で街頭に立って、直接選挙で訴えたらいいのではないか?

泉田知事:
毎日40万部発行される新聞と、目の前の聴衆数十人に対する、全県を回っての訴えかけが、どこまでどう届くのかということについては、やはり差があるかと思う。

産経新聞:
今後、新潟日報社の説明責任のあり方について、どのようにお考えか?

泉田知事:
事実に反する部分というのを、県は具体的に指摘している。
これについて、どこが新潟日報社と主張が違うのかということを、紙面上で議論していただきたい。
それから、『説明しろ』という投稿を載せて編集した以上、県からの回答を、握りつぶさないでいただきたい。
その上で、議論したらいいと思う。
県のホームページは、(1日あたり)数千アクセスで、もう一方は、40数万部が毎日出ているというのでは、やはり議論にならないのではないかと感じている。

産経新聞:
今後、知事として、新潟日報社、あるいは多様なメディアを通じて、どのような発信、働きかけをしたいと考えているか?

泉田知事:
老兵は去りゆく。
今、知事としてやることは、県民の皆様の付託に誠実に応えて、県政を推進するということ。


毎日新聞:
老兵は去りゆくというが、一方で、春先の県政報告会で、原子力防災に関しては訴えていきたい、誰が言おうと訴えていきたいと、非常に情熱をもって仰っていた。
矛盾していないか?

泉田知事:
今回の選挙が、この日本海横断航路の船舶問題ということになると、訴えられない。
皆さん方の関心が、船舶購入で県の関与があったかどうかに向くと。
調査を待たないとわからないが、これまでのところ、『だまされた感』もある
県と言うより、現場が。
ブローカーが入って、というようなところ。

県がどうしたというところばかりに関心が集まると、情熱をもって、原子力防災どうあるべきか、原発とどう向き合うべきかという話は、関心の外。
今までそういう流れできているので、むしろ引く方が、結果として、新潟の未来をどうするのか、原発をどうするのかというところに(関心が)行くので、初心貫徹だと思う。


▪️泉田知事の撤退で上がった東電の株価、「世の中そういうふうに見ていたのかと、素直にそのまま受け止めている」

新潟日報:
今回の選挙は、知事の後援会が、自民党や公明党など、各党に推薦願を出していたが、
各党が、前回までの知事選と違い、告示1か月近く前まで対応を決めていない状況について、その理由、原因を、知事はどのように分析しているのか?

泉田知事:
認識はあるが、新潟県として、行政のための記者会見なので、コメントは差し控えたい。


テレビ新潟放送網:
知事の撤退が発表されて、東京電力の株価が上がっているが、どのように受け止めているか?

泉田知事:
森民夫・長岡市長の、知事選出馬会見のときは上がらず、私が撤退すると上がるというのは、
世の中そういうふうに見ていたのかと、素直にそのまま受け止めている

テレビ新潟放送網:
今まで、厳しい姿勢をしていたわけですが、それが逆に、(柏崎刈羽原発の)再稼働に進んでいくのではないか?

泉田知事:
次の新潟県知事選挙が、日本海横断航路問題への県の関与がテーマではなく、自分たちの故郷をどうするかというテーマで、議論が進んでいく。
また、株価も影響を受けるかもしれないので、今は、予断をもって何かお話する段階ではない。


▪️「私が引くことで新潟をどうするか、原発にどう向き合うのかという純粋な議論ができる」

NHK:
これまで、原発、原子力の政策に力を入れてやってきて、途中で任期が終わられる。
これを、どのようにご覧になっているのか?

泉田知事:
外部から見守っていきたい。

NHK:
今まで知事は、福島第一原発事故の検証と総括なくして、(柏崎刈羽原発の)再稼働の議論はないと言っていたが、それはどのようにとらえているのか?

泉田知事:
だからこそ、原発事故の検証と総括、対策をどうしていくのかというところは、次の県知事選挙で議論していただきたい
今、福島県からも、大勢の方が、新潟県に避難をしてこられている。
この方々の苦しみを、新潟県民は、肌身で感じている。
これに向き合った選挙、自分たちで意思表示ができるような選挙戦を、期待している。
そのためには、退いた方がいいということ。

NHK:
退くことで、もしかしたら、すごい再稼働に向けて進むかもしれない。

泉田知事:
反対だと思う。
私が(知事選に)出ると、多分、日本海横断航路問題が、選挙戦のテーマになる。
私が退くと、そうではなくて、新潟の未来をどうするか、原発にどう向き合うのか、原子力防災どうするのかという、純粋な議論ができるので、
退いた方が思いを遂げられる、ということではないか。


▪️新潟日報が反論!「新潟日報としては事実を書いている。圧力には屈せない」

新潟日報:
新潟日報としては、事実を書いている。
知事、および桐生交通政策局長からの申し入れも、適正な報道を求める、というものが多くて、
適正な報道をしているのに、適正な報道を求めると言われても、『はい、そうですか』で終わりだし、
事実を書いている以上、それを直せという圧力には、私たちは屈せない


先ほどから、選挙戦になったら、40万部以上の新聞社と自分の街頭演説とを、同じように並べ立てて、
まるで私たちが、偏向している報道をするかのようにおっしゃっているが、これに対しては抗議する

争点化の話だが、今回の日本海横断航路の問題は、新潟県庁の体質や、今後どうするかといった、県の未来に密接に関わっている問題だ、と認識している。
それが争点になったらいけないというのを、まさに当事者である、知事本人が言うのは、有権者に対して非常に失礼なことではないか?

泉田知事:
まず、訂正を求めている
内容についても、あくまでも『適正な報道を』と言っているわけで、
(自らの主張に)自信があるなら、県の申し入れを書いたうえで、『我々はこう判断した』と、紙面上で訴えたらよろしいのでは
言論には言論で、というのが、民主主義の鉄則だと思う。

新潟日報:
だから、そういう県の要望、申し入れを踏まえて、その翌日なり、翌々日なりに、記事として出している。
それが回答。

泉田知事:
こういう県の申し入れがあった、というのが出ていない
それから、読者の投稿欄に対する回答は、なぜ載せないのか?

新潟日報:
それは、会社として、私ら記者の決めることではない。
今、私が、ここでは答えられない。

泉田知事:
では、会社として、回答をいただけるか?

新潟日報:
先日あったでしょう。

泉田知事:
だから、『総合的に(判断)』ではなくて、なぜ説明責任を果たせと書いておいて、その部分について回答しないのか?

新潟日報:
それはやめましょう、ここでは
わかりました。
あとで、文書なりでください。
時間がもったいない、それは

泉田知事:
どうしてそこはもったいないのか?
大事なところだと思う。

新潟日報:
私が答えられないのに、今それを言われても、しようがないではないか?

泉田知事:
上司に報告していただけるか?

新潟日報:
先日、うちの局長が、知事に述べたとおりです。

泉田知事:
だから、なぜ、回答を載せないのか
自らの編集で、説明責任を果たせという投稿を載せておいて、県が回答をすると、今度はそれを掲載しない
この判断が、なぜ『総合的な判断』なのか。
ここを回答いただきたい。

新潟日報:
それは伝える。





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「なぜ、回答を紙面に載せないのか」という泉田知事の問いに、
「私ら記者は答えられない」と逃げを打ちながら、
社を代表するように、「抗議する」と言う記者。
知事と記者の応酬は、公然と行われたのだから、この記者の「上司」は、なぜ、県からの回答を紙面に載せなかったのか、県民、国民に向かって説明する義務がある。

泉田知事の撤退は、新潟県だけの問題ではない。
全国に影響を与える問題である。
撤退の決断に追い込んだのは、新潟日報である。

新潟日報なりに、新聞社としての信念を持って、報道を行った結果であろう。
しかし、そのプロセスで生じた、「県からの回答を紙面に掲載しなかった決断」については、報道機関として、誠実に説明すべきである。
この記者の説明では、説明になっていない。
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▪️撤退の撤回はありえる?
泉田知事「基本的に、政治家が出処進退に言及したら、そこで決まり」


新潟日報:
今後、仮に公の場で、出馬要請のような意見がきた場合でも、やはり翻意はあり得ないのか?

泉田知事:
現段階では、そのような事態は起きていないので、コメントするには、なかなか適さないのではないか?

新潟日報:
今朝、そういった、(撤回してほしいという)意見があるが、翻意はないか、と聞かれたときには、あり得ないと言われていたが。

泉田知事:
煎じ詰めれば、そういうこと。
政治家が、一度撤退すると表明したものを、翻すことがあるのか、調べてみたら、そういうことはあったらしい。
私が翻すという意味ではないが、基本的に、政治家が出処進退に言及したら、そこで決まり。


▪️福島に、免震重要棟を設置させた、立役者の泉田知事「原発震災を疑似体験したのが、中越沖地震だった」

朝日新聞:
これまでの任期の中で、原子力防災や原発に関連して、印象深かったことはどのようなことか?

泉田知事:
私が知事に就任する30時間前に、地震が発生したので、最初の職務は、震災対応だった。

特に、災害と原子力という意味で言うと、その2年半後に起きた中越沖地震で、柏崎刈羽原発が、震災によって火災事故を起こした。
複合災害、世界で初めての原発震災、ということだったと思う。
あのときは、微量のコバルト60は出たが、ほぼ放射能漏れはない、という状況だった。

しかし、救急車、消防車が、現場に到達することが困難で、原発で火災が起きているときに、消火栓が動かないと、世界にどのようなメッセージが出ていくのか。
また、避難する方々に、どのような影響があって、そもそも情報が届かないケースがあるなど、原発震災を疑似体験したのが、中越沖地震だったと思う。

そもそも、柏崎刈羽原発とのホットラインが、通じなかった。
なぜ、ホットラインが通じないのか、事後的に確認したところ、ホットラインがある部屋が、地震でゆがみ、ドアが開かなくなり、県庁とのホットラインがつながらなかったということで、
それで、『何とかしてくれ』と言ってできたのが、免震重要棟。
そして、『免震重要棟が、柏崎刈羽原発だけにあるのはおかしい』と言って、福島にも免震重要棟ができた。
これが、東日本大震災の、8か月前だった。

福島第一原発事故の際、今度は、新潟県として、直接的に対応した。
特に、福島県からSOSで、電源が落ちて、モニタリングポストもうまく機能しないので、新潟県に助けて欲しいと。
県からは、専門能力を持った職員と、機材を送った。

そのあとの展開は、いろいろあるが、結果として、
避難された方がどのような形でこられるのか、
スクリーニングはどのような形で進めればいいのか、
避難所の振り分けはどうするのかなど、
当事者の一人として経験した。

原発震災が起きたらどうなるか、避難するとどのような問題が生じるか、
組織として、職員として経験したので、大変印象深かった。
この経験で、どこに穴があるのかわかっているにもかかわらず、目をつぶってしまうことは、
後世に対して責任を果たせないだろうということで、これまで、問題点を提起させていただいている。
それが、もしかすると、こういうかたちで退任に結びついているかもしれないが、
馬鹿正直で真面目なのかもしれませんが、一生懸命やらせていただいたつもりだ。



▪️「原子力規制委員会が決めたことは、金科玉条のごとく守るということでは、住民の命、健康を守るのは難しい」

朝日新聞:
昨日、発表された文書の中に、『東京電力の広告が、新潟日報に、今年5回掲載されている』という一文があるが、この一文が入った意味は?

泉田知事:
事実関係だけです。

共同通信:
日本海横断航路計画に関して、県がどうしているのか、というところにばかり焦点が当たっているというが、
出馬表明から半年が経ち、選挙戦も間近になっていても、知事は公約を出していない。
何をやりたいかという話を、具体的にしていない中で、県の現状に焦点が当たるということも、致し方ないのでは?

泉田知事:
次の知事選挙は、未来を語り、原発・原子力防災とどう向き合うのか、しようがないではすまない話。
未来を語る選挙にする必要があると思う。


UX新潟テレビ21:
原子力災害時における避難計画が、現実にそぐわないという点を、常に指摘されているが、
先週末に、関西電力高浜原発で、(過酷事故を想定した)広域避難訓練が行われたところ、
悪天候により、(住民輸送用の)ヘリ4機のうち2機が飛ばず、船も3艘すべて使えなかった

悪天候について想定されておらず、とりあえずは、バスと救急車を使用したということだが、避難計画の想定が甘いということなのか、
知事としては、どのようにすべきだと考えるか?

泉田知事:
新潟県の訓練ではないので、新潟県知事としてのコメントは、少し差し控えたいが、
一般論で言うと、現実にそぐわない原子力災害対策指針、になっていることは間違いない。

平成28年の熊本地震を例に挙げると、今の指針に従えば、UPZ(30km)圏の方は、屋内退避ということになる。
ただし、余震が続く中で、屋内退避すると、命に影響が出るケースがあり、
実際に、熊本地震では、前震の後に屋内退避して、亡くなった方が出ている。
こういった、複合災害の場合にどうするのかということは、指針上書かれていない。

さらに、屋内退避した後に、放射線量が上がった場合は、避難するが、避難する場合の基準が、毎時500マイクロシーベルト。
つまり、避難しなければいけなくなったときには、2時間で避難しないと、年間被爆線量の上限を超える。

新潟県で言うと、柏崎刈羽原発から5~30キロ圏内にいる約44万人を、2時間でどうやって避難させるのかということを、自治体に丸投げしているということになる。

そうでなく、やはり、分散避難させるとか、簡易シェルターを家の中に造るとか、もう少し現実的な対応をしないと、対応できないということになり得る。
原子力規制委員会が決めたことは、金科玉条のごとく守るということでは、住民の命、健康を守るのは、難しいのではないか。
ぜひ、こういった点も、(県知事)選挙戦で議論していただきたいと思う。


******* ******* ******* *******
事故が起きれば、誰が、県民のために正しい議論をしているのか、明らかになる。
だが、事故が起きてしまってからでは、取り返しがつかない。
すべて手遅れとなる。
事故を起こさないようにするためにこそ、真剣な議論が必要なはずである。
******* ******* ******* *******

日刊ゲンダイは、「地元紙からの攻撃だけでなく、新潟県内では、“泉田包囲網”が出来上がっていた」として、
新潟県庁関係者のコメントを、次のように紹介している。

「新潟日報は、今年に入って、フェリー問題をしつこく批判していました。
新潟日報は、泉田さんの政治手腕に疑問を持っていたようで、社内には、“泉田嫌い”が蔓延していたといいます。
新潟日報には、東電が広告を出していた。
さらに、今月には、泉田さんと近い自民党県議が、県連会長を辞任している。
泉田さんは、嫌気が差したようです」


日刊ゲンダイ 反原発のシンボル 泉田新潟知事が突然「出馬撤回」の背景





最後に、新潟県民に向けて出された説明文書を、ここに載せさせていただきます。
新潟新報の報道がどのようなものであったか、それに対して、県がどのように申し入れをしていたかが、
そして、なにより、日本海横断航路の船舶購入のトラブルの原因が、そもそもどういったものであるのかについて、簡潔に書かれています。

県民の皆様へ

新潟県知事 泉田 裕彦

日本海横断航路の船舶購入のトラブルの現状について

日本海横断航路事業については、県が出資した会社の子会社が関連した契約トラブルにより、船舶の購入が遅れ、プロジェクトが円滑に進んでおらず、
このことについて、県の最高責任者として、深くお詫び申し上げます。
8月5日に、県議会の、常任委員会が行われました。
そこでの質疑も踏まえ、この問題の概要について、県民の皆様にご説明します。

【日本海横断航路の意義】
大陸との貿易を含め、交流を行う場合、首都圏と最短距離で結べるのが、新潟経由で極東ロシアに至るルートになります。
新潟港の、オンリーワン航路を設定し、その拠点性を高めることを、目的としています。

【これまでの経緯】
日本海横断航路は、新潟の経済を活性化するため、平成19年、新潟経済界が会社を設立して、純粋な民間事業として開始されたものです。
その後、県も支援し、傭船で航路維持を試みましたが、安定運航ができず、これまで二度、頓挫しました。
このため、今回は、自前の船舶で、安定運航を目指すこととし、行政としても、それを支援することとしたものです。

【今回の日本海横断航路事業の趣旨】
船舶調達を行って、航路を設定した場合、初期投資が大きくなり、融資で資金調達した場合、元本返済も必要になるため、
当面赤字が見込まれる航路維持が、すぐに頓挫する恐れがありました。
このため、官民合同プロジェクトとして、民間とともに行政も、「出資」という形で支援を行い、
自己資本を増強した上で、安定運航を目指したものです。
 
行政の役割は、対岸諸国や、国内での集荷、集客受け入れ態勢の支援に加えて、横断航路運行会社の、経営資金調達への支援が、中心になります。
具体的船舶売買は、出資を受けた会社の子会社の、取締役会決議事項で、民間主導で行われることを想定した、制度設計でした。

【県の対応】
NAFJ PANAMA INC.(以下、「パナマ社」という)で、船舶の選定を進めていましたが、
絞り込み作業を進めていた船舶については、県からも懸念を示していた、いくつかの、明らかにしなければならない点がありました。
しかし、8月下旬、新潟国際海運㈱(当時は純粋民間会社)から、絞り込みを進めていた船舶の交渉を進めており、「手付け」の支払いが必要になるため、
資金を確保する目的で、県分の出資(他に新潟市、経済界からの出資を予定していました)を、求める要請がありました。
8月24日に、船舶購入契約をするには、未だ明らかにされていない、懸念の解消を行う前提で、
事務当局は、知事に対して、県分の出資の決裁を、求めたものです。
知事は、県分の出資は、官民合同プロジェクトへの支援であり、他の自治体、民間からの出資の、呼び水とする性格を有していたことから、
契約準備のためという理由を認め、これを決裁したものです。

【売買契約でのトラブル】
契約トラブルになった最大の原因は、
対象船舶が、横断航路運航に必要な、速度が出ないことでした。
これは、船舶の買い手であるパナマ社が、
試験運航の必要性が指摘されていたにもかかわらず、これを行わずに、
速度などの重要事項や、想定されるリスクを回避するための規定を、契約書に盛り込むことなく、取締役会決議で、購入を決めた
ことです。
この点、パナマ社の社長も、委員会で、責任を認めています。
(トラブルの経緯について、新潟国際海運(株)の、委員会提出資料参照)

【残された主な疑問点】
上記の、売買契約のトラブルに至った背景には、何があったのか、今後、以下の点を、解明していく必要があります。

・なぜ、パナマ社の社長は、関係者会議で、船舶の問題点が指摘されていたのに、取締役会に、問題がないと報告して、取締役会決議を行ったのか。
・パナマ社が、実際に「手付け」を支払ったのは10月だったのに、8月24日時点で、なぜ、資金を必要として、出資を要請したのか。
・パナマ社は、県が提示していた懸念事項(県の委員会提出資料P3参照)が、十分に解明されないまま、なぜ8月26日に契約をしたのか。


などです。

【これまで報道された疑問点と、それに対する対応について】
新潟日報社の下記の記事には、事実と異なる部分等が含まれています。
これに対して、申し入れを行い、適正な報道をお願いしたところです。

パナマ社は、試験運行できない事情を、最初から把握していたと見られる(新潟日報7月18日付記事)
→7月18日 パナマ社抗議文 参照

「知事、事前説明認める」(新潟日報 7月21日付記事)
→7月22日 県からの申し入れ 参照

「知事2度の説明認める」(新潟日報 7月28日付記事)
→7月28日 県からの申し入れ 参照

「県幹部が船購入決める」(新潟日報8月2日付け記事)
→8月2日 県からの申し入れ 参照

「県、議会に虚偽説明か 横断航路船購入問題」(新潟日報8月4日付け記事)
→8月4日 県からの申し入れ 参照

「船改造費が大幅増 横断航路問題 契約破棄の原因か」(新潟日報8月5日付け記事)
→8月5日 県からの申し入れ 参照

「船購入問題 知事が謝罪 関与は説明避ける 県会集中審議」(新潟日報8月6日付け記事)
→泉田裕彦Twitter参照 http://bit.ly/2b5ede3

「事業の枠組み崩れる 知事と担当部局 答弁食い違いも」(新潟日報8月9日付け記事) ※平成28年8月15日追加
→8月9日 県からの申し入れ 参照

「船購入問題で自民県議団 集中審議実施の方針」(新潟日報8月23日付け記事) ※平成28年8月24日追加
→8月23日 県からの申し入れ 参照

日本海横断航路に関する一連の新潟日報の報道について ※平成28年8月24日追加
→8月23日 県からの申し入れ 参照

【今後の対応】
以上、3セク子会社と韓国社の間に発生した契約トラブルには、疑問点が残っております。
県政の最高責任者として、このような事態を招いたことに対して、自らの処分とともに、
早急に実態を解明すべく、県の持っている機能を、最大限活用してまいります。
その上で、県民の皆様の付託に応えるため、必要な最大限の対応を、行ってまいります。



緊急連載 泉田氏不出馬の衝撃・中 頼みの自民、経済界の離反
【新潟日報】2016年9月1日
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新居とバーベキューとスイカ割りと

2016年08月29日 | 友達とわたし
昨日ののりちゃんちも、時々携帯電話が圏外になったのだけど、今日のかおりちゃんちは、時々じゃなくて、ずっと圏外のところに建っている。
それも19世紀の時代から。
20世紀初頭を自慢していた我が家だったが、思いっきり負けてしまった。

昨日の爆裂お味噌作り女子会の名残がまだ、頭と体の中に居座っているけれど、引っ越す前から会いたい会いたいって言ってたかおりちゃんたちからのお誘いだ。
行かいでかぁ〜!

新しい橋を造っているタッパンジーブリッジ。
ウエストチェスターとロックランド郡を結ぶ新しいタッパンジー橋の工事費は39億ドル。
わたしたちが走っているのは、1955年に建設されたもので、わたしより2つ年上。


夏休み中、日本の小学校で過ごした海くん、日本語が猛烈に進化していた。


バーベキュー用のトウモロコシ。


いやもう、森の中の一軒家という感じ。
うっそうとしげる庭の木々を見上げていくと、まぁるく区切られた空が見える。


くつろぐ男たち。


この岩の壁の厚さ、50センチ近くあるらしい。


太ると上っていけない、肥満防止階段。


ああすてき!


引越し中の部屋の中を、遠慮なく撮っていくわたしを、しゃ〜ないやっちゃと許してくれるかおりちゃんとジョージ。




海くんの部屋がこれまた良い。


海くんのお宝が満載のクローゼット。




天井も、階段も、壁も、床も、歴史がぎゅうぎゅうに詰まっている。良いなあ…。




バーベキューの炭起こしの煙を見せたくて、大騒ぎする男子たち。




新鮮な野菜と、ジョージ流サーモン焼き(ヒノキの薄い板に乗っけて焼く)をいただいた。
超〜美味しかった!

左は、海くんの芸術作品。


スイカ割りがしたい!という海くんのリクエストに応えて、庭(森?)の中で落ちてる枝を探すジョージ。


さあ、スイカ割りのはじまりはじまり!


ぐるぐるぐるぐると回って、じゃあ、こっから真っ直ぐにねと念を押す父ちゃん。


とぉりゃ〜!


お見事っ!


誰だ、このへっぴり腰のおっちゃんは?


かおりちゃんとは、うんと年が離れているのだけれど、どんな話をしても楽しい。
そして、どんな話でもしたくなる。
今はとにかく、引っ越してまだ間がないので、なかなか落ち着けないかもしれないけれど、
彼女にはなんというか、見てる側を安心させてくれる、独特の雰囲気がある。
いろんなことに悩んだり、困ったりしていても、そしてそのことについて話している時も、彼女の中にはいつも、程よい余裕や自分を信じられる強さがある。
ジョージはそんな彼女を、本当に愛していて、もちろん愛息の海くんは、そんな二人の愛情を一身に受けている。
だからこの家族とは、いつ会っても気持ちがいい。

家庭菜園のこと、手前味噌のこと、手前納豆のこと、ピアノのレッスンのこと、息子を育てること、自分のキャリアのこと、そして政治のことももちろん、
いつまでもおしゃべりしていたいけど、月曜日からはまた仕事が始まる。
また近々会おうと約束して、お別れした。

行きはちょっと渋滞があって、1時間かかったけれど、なんと帰りは40分で着いた。
アメリカだと、40分は近所だ。
なんか嬉しくなった。
コメント (4)
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味噌とともだち

2016年08月29日 | 友達とわたし
じゃじゃじゃじゃ〜ん♪♪ こだわりのオーガニック大豆!!


じゃじゃじゃじゃ〜ん♪♪ こだわりのオーガニック玄米麹と、こだわりのオーガニックヒマラヤンソルト!!


というわけで、前回の味噌作りに使った、こだわりまくりのオーガニック大豆とオーガニック玄米麹とオーガニックヒマラヤンソルトで、伝説の超〜ウマ味噌を再現しようということになった。
前回はまるでお客のような調子で参加してしまったので、今回は注文と下準備から手伝おうと意気込んだまではよかったのだけど…。

まず注文の段階で、あわや計画中止か?!という危機を迎えてしまったすっとこどっこいなわたし…。
注文先に、注文は金曜日の午後0時までで、発送はその翌週の月曜日のみ、という恐ろしい決まりがあるなんて全く知らずにいたので、
そろそろ注文するべか、よっこらしょっと書き込んでいたら、え?え?え?そんなぁ〜!今は金曜の夜9時だよぉ〜!と、目の前が一瞬真っ暗になり、
慌ててあちこちのサイトを調べたのだけど無い!
どこをどう探しても、欲しい良品が全く見つからない!
そこで、こうなったらすがりつくしかないと覚悟を決めて、夜中だというのに、注文先にEメールを3通送った。
前回のお味噌作りで利用させてもらった者です。
もうほんとに美味くて、出汁いらずの、それはそれは素晴らしい味噌ができたので、ぜひ今回も使いたいのです!
けれども、味噌作り会の日にちがもう決まっていて、来週の月曜日に配達してもらえないとできないのです!
そんなことになったらもう、会を楽しみにしているみなさんに合わせる顔が無いのです!
などと、くどくどとお願いの言葉を並べた。
すると、翌日の土曜日の朝、二人のスタッフから、
「大丈夫、月曜日の配達分に入れておきました。お味噌作り、楽しんでください」という、なんともありがたい返事が来た。

水曜日に麹が到着。
木曜日にヒマラヤンソルトが到着。
金曜日の夜から、歩美ちゃんが泊まり込みで、塩と麹をまぜまぜする塩切り作業を、手伝いに来てくれた。

まずは大豆を水に浸して、


麹と塩を混ぜる。


ざっとひと回ししただけで、すごく細かい麹の粉?がパァーッと散って、思わずむせる。
腕の毛にびっちり付いた麹の粉。


愛と感謝の心を込めて、混ぜ〜る混ぜ〜る歩美ちゃん。




さて、今回の会は、あの知る人ぞ知る、メルヘンな丸いお家、のりちゃん邸なのであった。


塩切りをした晩、なぜか大興奮して、目がパチパチに醒めて、なかなか眠れなかった。
麹菌か?
でも、運転手を引き受けたのだから、なんとかして眠らねば!

なんせ、メンバーはみんな、お味噌は作りたいわ、のりちゃんちに行ってみたいわで、前々からワクワクドキドキしている。
けれども、のりちゃんちへは、電車やバスでは行けない。
なので、ニューヨーク組はみな、まずわたしんちに集合して、ここから車で一緒に行くということになったのだ。
電車を乗り換え乗り換えやって来る人に、重たいものを運ばせるわけにはいかない。
そこで、車で来られない人の大豆の水浸けはのりちゃんに、そして全員の分の塩と麹はうちから運ぶ、という段取りにした。
圧力鍋と作業に使うおっきなボール、フードプロセッサーと水浸けした2キロの大豆、それから全員の塩麹。
なかなか迫力のある量だ。
車で行く人数のことで、夫ともめたというか、いつもの会話のすれ違いなんかがあって、かなりストレスフルな2日間だったけど、
ひとまずニューヨーク組のわかちゃんとあっこちゃん、そしてあっこちゃんの愛息くん、それから歩美ちゃんとわたしの5人で行くことが決まり、出発進行!

のりちゃんちが初めての4人は、まずはお家見学と探検。
そしていよいよ、持ち寄った大豆を台所のカウンターに並べた。
これは、一回目の水切りした大豆。こんなのが5回6回と続いた。


マジ?
なんでこんないっぱいあんの?
これって、今日中に終われるのか?

いやもう、いきなりの巨大不安に襲われたのだけど、とりあえず平気なフリして大豆煮開始。


前回の、一回に煮る豆の量が多すぎて、圧力鍋がうまく使えなかったという教訓を生かし、多くても半分以下にして煮る。
3台それぞれのキャラクターを持つ圧力鍋を、使い慣れてきたのはほぼ終了という時だった。
まるでたこ焼き器だな。

こりゃ混ぜるのに、でっかい入れ物が要るなと、慌てて別の容器を洗うあっこちゃん。


豆が煮上がるまでの時間、みんなの手で塩切りしてもらおう。
やっぱりむせたあっこちゃん、怪しいヒトではありません。怪しそうに見えるけど…。


いきなり蓋が開かなくなったあっこちゃんの圧力鍋。
煮てる時からちょっと不調で、なぜか煮汁がポトポト落ちてきて、わたしたちはそれを器で受けては「うめぇ〜」と叫びながら飲んでいた。


原因は、蓋の内側のネジが緩んでいたことがわかり、早速ギュッと締めて調理再開。

熱いうちに潰した大豆と同じ分量の塩麹を混ぜて、ぎゅうぎゅうと保存用容器に詰めていくわかちゃんとレイチェル。


ところが、この方法ではうまくいかないことが後でわかり、なんとせっかく詰めた味噌をまたボールに戻す羽目になった二人。
計りでいちいち量りながら混ぜることを提案したのはわたしで、だからすご〜く申し訳ないことをした。
これもまた、次回への反省点。
それから、大豆は一人1キロじゃなくて、多くても500グラム。
これも次回への申し送りだ。

さて、かしましいわたしたちを優しく見守り、家の屋根の修繕に汗水垂らし、その上にわたしたちの夕飯まで作ってくれたジャン。
でも、わたしたちの作業がいつ終わるのか全くわからず、こちらもちゃんと段取りを伝えなかったので、すごく煩わしい思いをさせてしまったと思う。
感謝と陳謝!
まあ、まだ全然終わってないのだけども、キリをつけて夕飯をいただくことにした。


敷地内にある小川で一息。


いっただきまぁ〜す!


あっこちゃんの愛息くんは、この長い長い時間を、一人遊びで乗り切ってくれた。
せっかく水着まで用意して来たのに、母ちゃんのあっこちゃんを作業に縛りつけちゃったから、結局全然泳げなかった。
ごめんね!
次回はこんなことにならないように、おばちゃんたちがもっと気をつけるからね。

ではここで、わかちゃんが撮ってくれた作業の様子をご紹介。









いやもう、すべてが終わったのが夜の10時。
昼の2時半ごろからやってたんだから、7時間半、ほぼ立ち仕事してたことになる。
なのになんと、納豆作りまでやっちゃおう!という、なんとも意欲満々な女子会なのであった。


台所だけじゃなくて、家中ひっかき回してしまった。
なのに、ニコニコと、楽しかったね〜、またやろうね〜と言ってくれたのりちゃん。
ほんと、感謝です!
ニューヨーク組の送り係をレイチェルが引き受けてくれたので、彼女たちはわざわざうちまで戻り、そこから電車(週末は2時間に1本しかない!)に乗って帰らなくてもよくなった。

それにしても、ほんとに楽しい味噌作りだった。
わかちゃんが弾いてくれる三線の音色に合わせて、ウチナーンチュののりちゃん、沖縄に足を運んでいるあっこちゃん、そして歩美ちゃんが、味噌をこねながら沖縄の歌を歌う。
そうかと思うと、昔懐かしいアニメの歌や流行歌がどんどん出てきて、またまた歌う。
なにせ、30代、40代、50代、60代の、元気な乙女たちなのだ。
なんとも楽しい、懐かしい、可笑しい時間なのだった。

またやろうね!
でも、今度は一人1キロじゃなくて、500グラムの大豆にしよう。
みんな(レイチェルとのりちゃんの以外)のお味噌は、うちの地下室で静かに発酵しているよ。
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