まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

恋する農村

2007-01-29 | 韓国映画
 以前、徳島県のコンクリート急斜面で動けなくなり救出された、あの“崖っぷち犬”に、里親が見つかったとか。リンリンというパンダみたいな可愛い名前も付けてもらったみたい。幸せに...
 ああ~犬じゃないけど崖っぷちな私にも、愛のレスキューを!優しい金持ちのE男に引き取られて、たけ子デップ、とか、妻武器たけ子、とかに改名されたいです。

 「夏物語」
 イ・ビョンホンは、私の韓流初恋男です。
 最近は、ファンミーティングとか写真集とかサイドビジネスの宣伝とか、演技とは関係のない、ファンからのお布施集めみたいな活動に熱心だった彼。ビョン、おまえもか。韓流商法で稼ぐことに執心するより、役者として演技に邁進しておくれ!
 そんなビョンが、久々に銀幕に戻ってきてくれました。嬉しい! 
 とはいえ。ビョンまで日本の韓流ファンに迎合するような、甘っちょろい&お涙ちょうだい恋愛ものかよ。まあ、それが日本の中高年女性の乙女回帰願望&妄想を刺激したからこそ、空前の韓流ブームを生んだのだけど。他のスターはともかく、ビョンには甘い純愛ものは似合わないし、もったいないと私は思うのです。せっかくの、あの男の色気、熱っぽい愁いは、もっとハードで痛烈な激愛や男のドラマにこそ相応しいし、彼の魅力実力を発揮できるのでは...
 ビョンじゃなくてもいいような映画なんだろうなあ、と半ば期待せずに観た彼の新作。おや?これって?
 1969年、軍事政権下の韓国。ビョン扮する主人公の大学生が、仲間たちと奉仕活動で農村へ。そこで、小さな図書館の司書をしている少女と知り合い、恋に...
 チョギヨー!ビョン、めちゃ可愛いやんけ~

↑※注 原田タイゾーではありません
 大学生役は、ちょっと無理があるけど...老けてる、というより、熟しすぎっていうか。でも、それを補ってあまりある可愛さだ!
 可愛いゴリラみたいなビョン。重量感あるムチムチしたガタイのよさが、たまらなくセクシイです。いつもピチピチのポロシャツかTシャツなので、はちきれんばかりのムチムチ感!首&腕、太っ!どっしりした厚みのあるデカいケツも、たまりません。残念ながら、脱ぎは全然なしですが、とにかくビョンのガチムチ感が素敵です。最近は、ヒョロいナヨナヨしい優男ばかり目にさせられているので、あらためてビョンの雄♂っぽさにクラッ

 甘く切ない悲しいラブストーリーだと思い込んでたのですが、大学生ビョンは、想定外の明るく軽い、おちゃめなキャラで吃驚。こんなに喋るビョン、珍しい?トボけたアホな顔や言動で、ヒロインだけでなく、ファンも笑わせ、和ませてくれます。ちょっと「HAPPY TOGETHER」のテプンっぽい?ノータ○ンなテプンより、機転が効いてロマンチックだけど。
 ビョンの、食べ物を思いっきり頬張ってる顔が好き!人間とは思えないほど頬っぺたが膨らんで、アニメみたい。「オールイン」のクールなイナが、海苔巻き頬張ってる顔が、今でも忘れられません。
 スーツが似合う、クールなビョンも素敵ですが、こんなオチャッピーな彼も、すごくチャーミングです。必殺キラースマイルより、ヘンな顔やモジモジしてる顔のほうが、愛しくなります。のしのし&ぼてぼてした歩き方も、キュート!ずっしりしてるけど、身のこなしは俊敏(窓からサっと飛び出すシーンの、軽やかさ!)で、さすがスポーツマンのビョン♪
 それと、ビョンの魅力の一つ、あの低い声。おちゃめな演技をしていても、不変の男らしい低音voiceに、キューティハニーじゃないけど、またまた私のココロはシクシクしちゃう~♪

 ビョンの60年代大学生ファッションが、とにかく強烈!水色のパンタロンとか、豹柄のピチピチズボン。足が太&短いのも、ご愛嬌。モデル系の細い長い男の足は私、あんまり好きじゃないので。
 ビョンとヒロインの微笑ましく楽しいやりとりは、ほとんどラブコメ。農村の人々の素朴で無邪気な天然ぶりも、笑える。非近代的でシンプル&ナチュラルな田園生活は、ビョンの旧作「我が心のオルガン」を彷彿とさせます。韓国映画やドラマの定番、病気も事故も出てこず、ほのぼの愉快なままで終わってほしいと願ってたら...
 話は、後半になって急展開。当時の韓国の政治事情は、よく知らないのですが...いつもの病気や事故ではなく、韓国独特の政治的な混乱が恋を引き裂く展開が、少し新鮮でした。それにしても。韓国の刑事って、やっぱ怖い...恐怖の取調室、いたぶられるビョンが、目を背けたくなるほど悲痛です。あんなに明るく楽しい農村が、夢?別世界に思えるほど、暗く悲惨...
 現代になっての、銀髪の初老教授ビョンは、激シブでカッチョE~老人にしては、肌艶が良すぎるが...とにかく、ビョンは若造役も、年寄り役も無理があるほど、雄♂の匂いを充満させた、36歳おとこ盛りってことでしょう。
 ヒロイン役のスエは、鈴木京香から色気を取って、小雪を可愛くした感じ?強烈な個性はないけど、透明感があって良かったです。
 
コメント (4)
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