まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

海猿☆アシュトン

2007-01-24 | 北米映画 00~07
 何だか最近、ますます気分がアンニュイです。
 仕事中、ふと頬杖をついて、倦げに溜息...
Kくん「どうしたんですか?」
私「やりきれないほど退屈な時もあるわ...しゃべるくらいなら踊っていたいの今は」
Kくん「???脳みそ大丈夫ですか?仕事してください」
 そう、みんな堕天使ね~と続けて欲しかったけど、ああ~明菜の名曲なんか、若い子が知るわけなかった。
 くだらない会話を、楽しく円滑に交わせた頃に、戻りたい...それはちょっとできない相談ね~♪

 航空機内映画鑑賞記③
 「守護神」
 沿岸警備隊の訓練校に入った主人公の青年が、ワケありの過去を持つ教官にビシバシ鍛えられ、一人前のレスキュー隊員に成長する物語。
 って、これってぶっちゃけ、「海猿」+「愛と青春の旅立ち」です。この2作を観たことがある人なら、デジャヴのような感覚に襲われること必至です。
 話の設定もキャラも、場面までも、ほとんど同じなんだよなあ。自信家だけど優しい主人公と、チビの劣等性だけど頑張り屋の仲間って、海猿のマジックマッシュルーム&チビノリダーのW伊藤じゃん!主人公と恋に落ちる女も、鬼教官のシゴキも、もろ愛青春旅だし。
 とまあ、何だかパ○リっぽい内容だけど、面白かったです。スパルタな訓練のメニューとか、海難救助シーンとかも、なかなか迫力があって楽しめました。
 海猿でも思ったけど。災害レスキューって、ほんと大変な仕事だよなあ。暴風雨にもかかわらず、海に船で釣りに出たり、濁流の危険勧告を受けても、無視してキャンプしたりする無謀な人たちは、これからも後を絶たないだろうし...
 ストーリーには???でも、アシュトン・カッチャーのファンなら、満足満足な映画だと思います。
          
 ハリウッドきっての若手コメディ俳優、アホバカ王子アシュトンが、珍しくハードな体育会系の役!涼しい短髪&凛々しい制服が、清々しく爽やか。いつもの、ユルいヘラヘラした感じを抑えた彼の、Do the ど根性な演技が、とても新鮮です。長身で立派なガタイも、いつもは無駄にデカいだけで、ユルユルフニャフニャって感じなのに、今回は鍛えたのか、超引き締まっていて、セクシイでした。
 悲しい過去を背負い、がむしゃらに訓練に没頭する、ちょっと虚勢を張ったトンがり青年アシュトン。いつになくシリアスなんだけど、たまにコミカルなシーンになると、面目躍如。やっぱ軽いアシュトンのほうが、可愛くてチャーミング
 コメディアンは軽視される風潮が強いけど...アシュトンのオバカ演技は、賞賛に値すると私は思う。「ゾルタン☆星人」の彼なんて、アカデミー賞ものだよ。「エリザベスタウン」の主役を、演技力がないとの理由で、アシュトンが降ろされたという噂には、いまだに首を傾げてしまいます。代わりに起用されたOBが、アシュトンより演技が巧いとは、到底思えない!と、デミ・ムーアが今も怒ってます(嘘)。
 教官役は、ケヴィン・コスナー。むかしのmy loveと、久々の再会...
 「アンタッチャブル」では、コネリー爺に教えを乞う若者だったコスナーも、今では教える立場に。隔世...かつて、ハリウッドの若き王として君臨した彼も、あっというまに祇園精舎の鐘の声。見てらんないほど、キャリアもルックスも落ちぶれ劣化していった彼ですが、この映画では、ん?まだまだイケるじゃん!カッチョEよ!と、見直しました。さすがに、もうオッサンですが、枯れたシブい感じが出てきて、悪くないです。まだまだ男前!
 この映画、ちょっと長い?アシュトンが卒業するところで、the endにしても良かったのでは?

 
コメント (2)
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