「それだけが、僕の世界」
落ちぶれたボクサーのジョハは、幼い自分を捨てて家を出た母と再会。自閉症の異父弟ジンテの存在を知り戸惑うジョハだったが…
言うまでもなくイ・ビョンホン目当てで観ました~。いい男いい役者は映画界にはあまたいますが、私にとってビョン吉さんは今も昔も格別な男優です。この作品でも、彼の魅力と演技力に感嘆。すべてが私の理想形なんです。まずは、見た目。
小柄だけどガッチリムッチリしたカラダがたまりません。ボクサー役なのに脱ぎシーンはなしでしたが、太い腕、厚い胸板、引き締まった尻、脱がなくても判るセクシイ肉体美!男くさい風貌、ダダ漏れな♂フェロモン。日本の俳優にはない濃密な男性美を備えたビョン吉さんに惚れ惚れ。色っぽい役じゃないのがもったいなさすぎる。劇中、大家であるホストクラブの女社長にスカウトされるのですが、ご慧眼だわ。ワイルドな男前ホストとかって、けっこう希少なので売れっ子になりそう。私もビョン吉みたいなホストがいたら行くわ。
演技も卓越してるビョン吉さん。男前だけど、うらぶれた中年男の悲哀もたっぷり。現実に打ちのめされてショボくれる様子がイタくて切ない。あんな情けない風情、キムタクとかには絶対出せない。カッコいいビョン吉さんはもちろん素敵ですが、私はちょっとトンマでアホな彼も好きなんですよね~。元々コメディ演技も得意なビョン吉さん、今作でも笑える表情や言動いっぱいしてくれてます。ジンテに振り回されてアタフタしたりプンプンしたりするビョン吉さん、チョンマル可愛い特にファミレスで母弟と写真を撮ってもらうシーンと、母にせがまれてダンス(変!だけど巧い!)するシーンが滑稽かつ微笑ましくて好き!
そしてビョン吉さんといえばの、悲しみでウルウルした美しい瞳!母ちゃんへ屈折した揺れる想いが伝わってきて、痛いほど胸がしめつけられました。瞳同様に美しいのが声。アホなこと情けないこと言ってもうっとりと聞いてしまう美声、甘い台詞だったらヤバいですよ。
コミカルでほのぼのしたエピソードはいい感じでしたが、ラストは韓流らしいお涙ちょうだい展開になってしまい、泣ける人なら号泣間違いなしかもしれませんが、私はそういうのが苦手な冷血人間なので、ちょっと興ざめしてしましました。ジョハを車で轢いたのが大金持ちのピアニスト、というのも韓流らしいありえなさすぎる運命の出会い。さらに韓流といえばのシビアな格差社会。「パラサイト 半地下の家族」のキム一家ほどの底辺生活ではないにせよ、ジョハ一家の貧しい暮らしも見ていて切ない。お嬢様ピアニストのママが、絵に描いたような韓国の金持ち。あんな風に露骨に貧乏人を人もなげに扱うなんて、日本では考えられません。
ジンテは自閉症だけど、ちっとも不幸でも可哀想でもない。天才的な才能、愛する家族、世話をしてくれる人たち、さらに輝かしい未来に導いてくれる人にも出会えて、むしろ幸せすぎると思った。それに比べて、孤独な少年時代を送ったジョハ、そして辛酸をなめつくして生きてきた母ちゃんが、あまりにも不幸すぎ。見ていて辛くなりました。母ちゃんが罪悪感から、一生懸命ジョハに気を使ってるのが痛々しかったです。母ちゃんがジョハよりもジンテを強く深く愛していることを露見してしまうシーンも悲しすぎ。
ジンテ役は「サバハ」や「ザ・キング」にも出ていたパク・ジョンミン。ちょっと菅田将暉を素朴にした感じの顔に見えた。オモニ役は売れっ子のベテラン女優ユン・ヨジョン。義足のお嬢様ピアニスト役は、「屋根部屋のプリンス」の元気はつらつなヒロイン役や、ヒョンビン主演の「王の涙」では悪女役を演じたハン・ジミン。ぜんぜん彼女だと気づかなかった。なかなかの女優ですね。ジンテのピアノ演奏が迫力満点で圧巻。指がもはや早送り状態。ピアニストってやっぱ超人やわ~。ジンテはショパンなど有名な曲をたくさん弾くのですが、どれも耳馴染みがあるけど曲名がわからない自分の無教養さに自己嫌悪!でもピアノ弾いてみたい、習いたいと思いました。
↑マット・デーモンと同い年なので、彼ももう50歳!最高のイケオジですね~。若々しいけど成熟した大人の男。無残すぎる若作り、老朽化が見るも痛ましい元ス○ップとかと大違い。「南山の部長たち」に続いて「白頭山」も本国で大ヒット、ソン・ガンホ共演の最新作や連ドラ出演も確定など、相変わらず下降線無縁な大活躍、働き者ぶり!
落ちぶれたボクサーのジョハは、幼い自分を捨てて家を出た母と再会。自閉症の異父弟ジンテの存在を知り戸惑うジョハだったが…
言うまでもなくイ・ビョンホン目当てで観ました~。いい男いい役者は映画界にはあまたいますが、私にとってビョン吉さんは今も昔も格別な男優です。この作品でも、彼の魅力と演技力に感嘆。すべてが私の理想形なんです。まずは、見た目。
小柄だけどガッチリムッチリしたカラダがたまりません。ボクサー役なのに脱ぎシーンはなしでしたが、太い腕、厚い胸板、引き締まった尻、脱がなくても判るセクシイ肉体美!男くさい風貌、ダダ漏れな♂フェロモン。日本の俳優にはない濃密な男性美を備えたビョン吉さんに惚れ惚れ。色っぽい役じゃないのがもったいなさすぎる。劇中、大家であるホストクラブの女社長にスカウトされるのですが、ご慧眼だわ。ワイルドな男前ホストとかって、けっこう希少なので売れっ子になりそう。私もビョン吉みたいなホストがいたら行くわ。
演技も卓越してるビョン吉さん。男前だけど、うらぶれた中年男の悲哀もたっぷり。現実に打ちのめされてショボくれる様子がイタくて切ない。あんな情けない風情、キムタクとかには絶対出せない。カッコいいビョン吉さんはもちろん素敵ですが、私はちょっとトンマでアホな彼も好きなんですよね~。元々コメディ演技も得意なビョン吉さん、今作でも笑える表情や言動いっぱいしてくれてます。ジンテに振り回されてアタフタしたりプンプンしたりするビョン吉さん、チョンマル可愛い特にファミレスで母弟と写真を撮ってもらうシーンと、母にせがまれてダンス(変!だけど巧い!)するシーンが滑稽かつ微笑ましくて好き!
そしてビョン吉さんといえばの、悲しみでウルウルした美しい瞳!母ちゃんへ屈折した揺れる想いが伝わってきて、痛いほど胸がしめつけられました。瞳同様に美しいのが声。アホなこと情けないこと言ってもうっとりと聞いてしまう美声、甘い台詞だったらヤバいですよ。
コミカルでほのぼのしたエピソードはいい感じでしたが、ラストは韓流らしいお涙ちょうだい展開になってしまい、泣ける人なら号泣間違いなしかもしれませんが、私はそういうのが苦手な冷血人間なので、ちょっと興ざめしてしましました。ジョハを車で轢いたのが大金持ちのピアニスト、というのも韓流らしいありえなさすぎる運命の出会い。さらに韓流といえばのシビアな格差社会。「パラサイト 半地下の家族」のキム一家ほどの底辺生活ではないにせよ、ジョハ一家の貧しい暮らしも見ていて切ない。お嬢様ピアニストのママが、絵に描いたような韓国の金持ち。あんな風に露骨に貧乏人を人もなげに扱うなんて、日本では考えられません。
ジンテは自閉症だけど、ちっとも不幸でも可哀想でもない。天才的な才能、愛する家族、世話をしてくれる人たち、さらに輝かしい未来に導いてくれる人にも出会えて、むしろ幸せすぎると思った。それに比べて、孤独な少年時代を送ったジョハ、そして辛酸をなめつくして生きてきた母ちゃんが、あまりにも不幸すぎ。見ていて辛くなりました。母ちゃんが罪悪感から、一生懸命ジョハに気を使ってるのが痛々しかったです。母ちゃんがジョハよりもジンテを強く深く愛していることを露見してしまうシーンも悲しすぎ。
ジンテ役は「サバハ」や「ザ・キング」にも出ていたパク・ジョンミン。ちょっと菅田将暉を素朴にした感じの顔に見えた。オモニ役は売れっ子のベテラン女優ユン・ヨジョン。義足のお嬢様ピアニスト役は、「屋根部屋のプリンス」の元気はつらつなヒロイン役や、ヒョンビン主演の「王の涙」では悪女役を演じたハン・ジミン。ぜんぜん彼女だと気づかなかった。なかなかの女優ですね。ジンテのピアノ演奏が迫力満点で圧巻。指がもはや早送り状態。ピアニストってやっぱ超人やわ~。ジンテはショパンなど有名な曲をたくさん弾くのですが、どれも耳馴染みがあるけど曲名がわからない自分の無教養さに自己嫌悪!でもピアノ弾いてみたい、習いたいと思いました。
↑マット・デーモンと同い年なので、彼ももう50歳!最高のイケオジですね~。若々しいけど成熟した大人の男。無残すぎる若作り、老朽化が見るも痛ましい元ス○ップとかと大違い。「南山の部長たち」に続いて「白頭山」も本国で大ヒット、ソン・ガンホ共演の最新作や連ドラ出演も確定など、相変わらず下降線無縁な大活躍、働き者ぶり!