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まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

祭りのbefore after

2018-03-05 | 映画雑記
 今年もアカデミー賞を生放送で観ることができました~(^^♪大雨が降ってるのに母を外出させ、独りまったり朝から居間でTVの前に陣取った親不孝な私
 毎年のことですが、wowwowの司会者やゲスト、レポーターが鬱陶しいんですよね~。ぶっちゃけ、必要ないのでは。やたら張り切ってるけどトンチンカンなこと言うカビラも、映画のことあまり知ってなさそうな菊川怜も、あわやのネタバレしそうになるし。特に酷かったのは、レッドカーペットの現地レポート役の自称女優、本業石田じゅんいちの娘すみれ。甲高い声でキャーキャー言ってるだけで、ただの軽薄な一般人ミーハーなノリ。しかも、まったく大物を捕まえられず、インタビューできずな役立たずぶりでした。ガル・ギャドットに冷たくガン無視されたのが苦笑ものでした。
 みんなセクハラ糾弾運動で黒い衣装を着てたGG賞と違い、オスカーでは華やかな衣装を身にまとっていた女優たち。やっぱこうでなきゃね。去年のトランプ批判もだったけど、ハリウッドセレブの上から目線な独善的、自己満足的言動には、いいかげん辟易。そーいうの、もういいから…と、一抹の不安を抱きながらセレモニーの始まりを待ちます。

 ↑アーミー・ハマーのハンサムぶりも際立ってました

 ↑ 出席者の中でひときわ男前に見えたのが、ブラックパンサーことチャドウィック・ボーズマン。衣装も素敵でした
 司会は、去年と同じ人気司会者のジミー・キンメル。去年のトランプ大統領をディスりまくりネタはちょっとしつこかったけど、今年はわりとあっさりしてたような。スピーチを最も短く終わらせた受賞者には、ジェットスキーをプレゼント!カッコいいジェットスキーのそばでポーズをキメるモデルは、何と!大女優のヘレン・ミレン!
 最初の発表は、助演男優賞。大方の予想通り、「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェル!納得の受賞です!

 こっちまで伝染しそうなサムの喜びぶり。それにも増して、客席のフランシス・マクドーマンドの感極まった表情が感動的でした。

 ↑映画では激突してたマクド姐さん&サムロック。いつか極妻と若頭の極道コメディで再共演してほしいな
 でも、二人より目立ってたのが、プレゼンターである去年の受賞者、ヴィオラ・デイヴィス。蛍光色なショッキングピンクのドレスが、目に痛い~
 
 ↑ヴィオラ姐さんのピンクドレス、これを着こなせる女はそうそういません

 ↑美男美女プレゼンター、アーミー・ハマー&ガル・ギャドット
 毎年日本で最大の話題となるのは、もちろん日本人の受賞が成るかどうか。今年はめでたくメーク賞で辻一弘氏が受賞でも!ああ!大雨のせいか、プレゼンターのアーミー・ハマー&ガル・ギャドットが登場した途端、いきなり画面が乱れて真っ暗に。おいおい~よりによって、今年のハイライトのひとつである日本人受賞のシーンが正常画面に戻った時には、もう次の賞に移ってました

 ↑チャドウィック・ボーズマン&マーゴット・ロビー、こちらも華があるプレゼンターコンビ
 主題歌賞のパフォーマンスで、何と!大好きなガエル・ガルシア・ベルナルが登場!声優出演してる「リメンバー・ミー」の主題歌を歌います。相変わらずカッコカワいいガエルっちですが、歌はいまいち?冒頭だけの歌唱で、残念だったような安心したような

 ガエルの熱唱?のかいあって、めでたく主題歌賞受賞!長編アニメ賞も受賞!壇上に上がるガエルっち、一緒にいた子役と背丈がほぼ同じちびっこいのも可愛いんだよな~。さらに、ギレルモ・デル・トロ監督が監督賞を受賞した瞬間、トロ監督がまっさきに抱擁したのがガエルっち!ほぼ毎年出席してる感じがするガエル、ちっこいのに候補者でもないのに、いつも目立つのがファンには嬉しい。まさにカメラに愛されてる男です。

 主題歌賞のパフォーマンスでは、大好きな映画「君の名前で僕を呼んで」のスフィアン・スティーヴンスが“Mystery of Love”を。サントラが欲しくなるほど素敵な曲ですが、歌うスフィアン・スティーヴンスのステージ衣装がピンクストライプ&ドラゴン?日本のプロ野球ファンなのかな?
 去年同様、一般人の前にセレブが現れて反応を楽しむ、みたいなコーナーが。仕込み感、やらせ感ありありなモニタリング的企画、私はあんまし楽しめないんですよね~…
 私が最も感動したのは、御年89歳、史上最高齢受賞者となった名匠ジェームズ・アイヴォリー監督!

 脚色賞を受賞したアイヴォリー監督、杖をついて歩くなどヨボヨボながら、お元気そうで何より。タキシードの下の、ティモシー・シャラメの絵が描かれたシャツが素敵すぎました。客席のティモたん&アーミーも、抱き合って歓喜!ああ、早く映画館でエリオ&オリヴァーと再会したい!

 助演女優賞も、下馬評通り「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャネイに。クールでおちゃめなスピーチがカッコよかったです。候補者のひとり、「ファントム・スレッド」のレスリー・マンヴィルの上品な美熟女ぶりも魅力的でした。
 いよいよ式は佳境に。去年の主演男優賞受賞者であるケイシー・アフレックは、セクハラ騒動のあおりを受けてプレセンターを辞退。そのせいか、エマ・ストーンは主演男優賞ではなく監督賞のプレゼンターに。主演女優賞はジョディ・フォスター&ジェニファー・ローレンス、主演男優賞はジェーン・フォンダ&ヘレン・ミレン、大物オスカー女優たちが担当。相変わらずマニッシュで、ちょっと若返ってたジョディ兄貴は、なぜか松葉づえをついてます。メリル・ストリープにトーニャ・ハーディグされた!と、ジョークで会場をわかせます。いつもの最前列の特等席?での、メリルおばさまのいじられ慣れしたリアクションは、もはや名人芸。最近評判が悪いジェニファー・ローレンスは、どんどん娼婦っぽくなってきてるのが気になる。

 ↑酒を片手に客席をまたいで移動するジェニファー・ローレンス。セレブになっても、お里が知れる下品さです
 主演男優賞も、これまた順当に「ウィンストン・チャーチル」のゲイリー・オールドマン。かつてはイギリスのクセモノ俳優、悪役専門、私生活でも問題児だったゲイリーおじさんも、すっかり落ち着いた熟年の名優に。過去のDV疑惑を蒸し返されて、受賞危機?!とも囁かれたけど、無事にオスカーを手にしました。姿が確認できず、来てないのかな?と思ってたダニエル・デイ・ルイスとデンゼル・ワシントンも、ちゃんといました。DDLは本当に引退しちゃうのでしょうか…オスカー受賞式で彼を見るのは、これが最後?
 主演女優賞も、当然のようにフランシス・マクドーマンドが獲得。女性出席者に起立をうながし、熱いフェミニストスピーチを行って大喝采を浴びたマクド姐さんが、この夜の主役となりました。

 去年の授賞式といえば、今となっては演出としか思えない、前代未聞の誤発表。今年の作品賞プレゼンターは、何と!去年と同じウォーレン・ビーティ&フェイ・ダナウェイ!今年こそはとリベンジに燃える老人ふたり。二人が読み上げた作品名は、ララランドではなく「シェイプ・オブ・ウォーター」!本命視されてた「スリー・ビルボード」を抑えての快挙です。最短スピーチ賞は、「ファントム・スレッド」で衣装賞を受賞したマーク・ブリッジス。ジェットスキーに乗って登場、うしろにはヘレン・ミレン!大女優なのに、ノリがよすぎるミレンおばさま。日本の大女優、竹内U子とか宮崎あおいとか、こんなこと絶対やってくれませんしね

 あ~楽しかった!今年はこれといった番狂わせも波乱もトラブルもなく、とどこおりなくスムーズに終わった感じ。個人的には…
 
 いい男で賞 ガエル・ガルシア・ベルナル アーミー・ハマー チャドウィック・ボーズマン
 いい女で賞 フランシス・マクドーマンド ヘレン・ミレン アリソン・ジャネイ レスリー・マンヴィル
 インパクトありすぎで賞 ヴィオラ・デイヴィス スフィアン・スティーヴンス メアリー・J・ブライジ クリストファー・ウォーケン
 最も感動で賞 ジェームズ・アイヴォリー 
 
 とにかく映画がますます観たくなりました。「シェイプ・オブ・ウォーター」と「ウィンストン・チャーチル」「ファントム・スレッド」「ブラックパンサー」は、いっそうマスト化。
 毎年のことながら、今は祭りのあとの寂しく虚脱した気分…来年の授賞式まで、生きてるかな私…と、これまた毎年同じことを思う私です

2017年my cinema lifeを総括する

2017-12-30 | 映画雑記
 いよいよ明日は大晦日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。早いもので、もうすぐ2017年も終わりですね。やれなかったこと、やっちまったこと、今年もたくさんありました…年齢と同様に失敗と後悔を重ねても、なかなか人格も人生も深まらないのがイタいけど、せめて優しい人間になれますように、穏やかな日々を送ることができますように、という祈りを抱いて、新年を迎えたいです。
 今年もいろんな映画を観ましたね!私が今年、劇場に足を運んで観た映画は…

 1月  -
 2月 「沈黙 サイレンス」 
    「マグニフィセント・セブン」
 3月 「マリアンヌ」
    「ラ・ラ・ランド」
 4月 「たかが世界の終わり」
 5月 「ムーンライト」
    「ライオン 25年目のただいま」
    「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」
 6月 「たたら侍」
    「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
 7月 「ハクソー・リッジ」」
 8月 「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」
    「ワンダーウーマン」
 9月 「ダンケルク」
10月 「エル ELLE」
11月 「マイティー・ソー バトルロイヤル」
12月 「オリエント急行殺人事件」
    「婚約者の友人」
 
 18本!ガーン!去年より少ないじゃん!今年も映画ファンとは名乗れぬテイタラクですねそんなにたくさん観てないくせに、今年もおこがましくマイ・ベスト映画、男優、女優を発表したいと思います(^^♪今年日本公開作で、DVD観賞も含みます。

best 5 movies in 2017

 1位 「エル ELLE

 ヴァーホーヴェン監督×イザベル・ユペールの、まさに混ぜるな危険!コンビが放った、猛毒&劇薬お笑い映画。私のツボにストライク!不謹慎すぎて、いい子さんが多い日本ではあまり受けなかったみたいですが、私にとっては映画史に残る傑作です。

 2位 「哭声 コクソン

 ガーン!年の瀬になって、ファン・ジョンミン目当てで何の気なしにDVDで観たのですが、いろいろスゴすぎて他の作品をふっ飛ばしてしまいました。やっぱ韓流、あなどれん!

 3位 「マイティー・ソー バトルロイヤル

 アメコミ大好き!コテコテなコメディになっていて、楽しさも倍増!いい男度の高さもアメコミ映画の中では屈指!

 4位 「沈黙 サイレンス

 ショッキングかつ美しい映画でした。日本への敬意と賛美が端々で感じられたのも好印象。

 5位 「ワンダーウーマン

 強く美しいヒロインって、ホント素敵ですよね!カッコいい女性映画が、もっと観たくなりました。
 
 ちょっと世間の絶賛とは温度差があるけど、「ラ・ラ・ランド」も「ムーンライト」も好きです。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「ネルーダ」「MASTER マスター」「新感染」「ゲット・アウト」「パターソン」など、劇場でもDVDでも観られなかった作品が多いのが心残り。

best 3 actors in 2017

 1位 クリス・プラット 「マグニフィセント・セブン」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」「パッセンジャー」

 明るくてオチャメ、優しくタフでセクシー。今や理想のオールアメリカンナイスガイNO.1なクリプラ。今年は3作も日本で公開され、来日も果たしてますます人気と知名度をアップさせました。私生活でも離婚!という話題を提供するなど、スターらしさを遺憾なく発揮。来年も人気シリーズが公開予定。たまにはシリアスなドラマとか恋愛ものにも挑戦してほしいな。

 2位 アンドリュー・ガーフィールド 「沈黙 サイレンス」「ハクソー・リッジ」

 問題作、話題作に主演し、オスカー候補にもなるなど、いい仕事したな~。今年もっとも輝いていた俳優と言えるガーくん。いい男、いい役者に成長しました。

 3位 ピエール・ニネ 「婚約者の友人」

 オゾン姐さんも手を出さずには(起用せずには)いられなかった、その唯一無二な個性と魅力!繊細すぎる脆い美男、というのがハマリ役になってるみたいだけど、本来はコメディが得意なニネっち。悲劇的な男の役を演じてる新作も楽しみだけど、また楽しい喜劇にも出てほしいものです。

 その他、「アシュラ」「哭声 コクソン」のファン・ジョンミン、「ライオン 25年目のただいま」のデヴ・パテル、「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリング、「たかが世界の終わり」のギャスパー・ウリエル、「マイティー・ソー バトルロイヤル」のクリス・ヘムズワーストム・ヒドルストンマーク・ラファロ、「エル ELLE」のローラン・ラフィットジョナ・ブロケ、「ダンケルク」のトム・ハーディ、が印象的な演技と存在感でした。


best 3 actresses in 2017

1位 イザベル・ユペール 「未来よ こんにちは」「エル ELLE」

 彼女以外の誰が、ですわ。まさに世界最強、無双の大女優!来年もまた、冷酷にシレっとスットボケた彼女に度肝を抜かれることでしょうか。

2位 ガル・ガドット 「ワンダーウーマン」

  美!強!映画史に残るヒロインを快演!媚ないカッコよさ可愛さに、同性からの評価も高かったのではないでしょうか。

 この二人以外、強烈で鮮烈な女優ってパっと思いつかないのですが、強いて挙げれば「マリアンヌ」「たかが世界の終わり」のマリオン・コティアール、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「婚約者の友人」のパウラ・ベア、の好演が印象に残ってます。

 皆さまのベスト映画は?ぜひお聞かせください!
 来年も元気に楽しく、たくさん映画を観たいですね!Let's enjoy cinema life together!
 皆さま、よいお年を~

あれこれ思う秋の日

2017-09-06 | 映画雑記
 Good-bye,summer!涼しくなった風や夜の虫の音に、秋の気配を感じるようになりましたねひとりで紅茶飲みながら、絵葉書なんか書きそうになる思秋期な私ですが、映画三昧な秋にしたいな~なんて思ってます。とりあえず今月は、「ダンケルク」と「エル ELLE」を観に行くゾっと!
 秋に日本で公開される絶対観る!な映画、ピックアップしてみたけんね~

婚約者の友人

 フランソワ・オゾン監督×ピエール・ニネ主演!この顔合わせに期待しないなんて、ありえない~。ニネっちは、ヒロインを惑わすミステリアスな美青年を演じています。

ネルーダ 大いなる愛の逃亡者

 パブロ・ラライン監督×ガエル・ガルシア・ベルナル主演!これも期待しないなんて無理!ガエルっちは、政治犯の詩人を追跡する刑事をチャーミングに演じてます。

MASTER マスター

 イ・ビョンホンが久々の悪役で、若手トップスターのカン・ドンウォンと対決。俺のほうが格上!役者の違い見せたるわ!なビョン吉さんに期待。

密偵

 ソン・ガンホとコン・ユ主演のスパイ映画。イ・ビョンホンがゲスト出演してることも話題です。



 原作である三浦しをんの小説は、とても面白かったです。主演の井浦新と瑛太は、原作を凌駕する演技を披露してくれるでしょうか?

静かなふたり

 ヒロインを演じてるロリータ・シャマは、あの大女優の娘!やっぱ何となく似てますね~。

 皆さまはどんな映画を楽しみにしてらっしゃいますでしょうか。おすすめがあれば、ぜひ!
 ご一緒に秋も、充実したcinema lifeをLet's enjoy!

大好き♡クリプラ

2017-05-11 | 映画雑記
 Comment allez-vous ? ご機嫌いかがですか?早いもので、もう五月も半ばですね!私は五月病真っ盛り!咲かせて咲かせて桃色吐息~なevery day every nightです
 何かもう、家の近くにあるドブ川に飛び込んでしまいたくなる気分ですが、先日思いがけぬ贈り物が届き、ちょっとだけ心が和みました。大好きなクリス・プラットに出したファンレターの返事が来たのです。カッコいいクリプラのサイン入り写真に、いい男はやっぱ心の妙薬だわ~とfeel so good!
 出したこともすっかり忘れてたファンレター。ボケ防止のため英語を勉強し直そうと、ちょっと前まで好きなスターの映画を観たらファンレターを書いたりしてたのですが、いつしか日本語の日常会話さえままならぬ状態となり、英語どころじゃなくなった。予期せぬ返事は、無気力になるな!というクリプラからの叱咤みたいな感じです。
 今年は「マグニフィセント・セブン」「パッセンジャー」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックッス」と3本も出演作が公開。日本にも宣伝で来日し、おちゃめな人柄で多くの人を魅了したことも記憶に新しい。グズグズしてる間に、上映が終わってしまったパッセンジャー観に行けなくてゴメンねクリプラ!ガーディアンズは絶対観に行くけんね!
 今月は頑張って、ガーディアンズだけでなく美女と野獣、ワイスピも観に行かねば!

あラララ!悲劇のクライマックス

2017-02-27 | 映画雑記
 生まれて初めて、アカデミー賞授賞式を生で観ることができただよ!
 それにしても今年のオスカー…最後の最後になって、とんでもないことになりましたね~。ほんとビツクリ。まさに前代未聞。衝撃的すぎて、唖然ボー然でしたわ。ある意味ヘタな映画、いや、ララランドより面白かったとも言えますが…ララランド関係者にとっては、そんなバカな!!な悲劇ですよね~。可哀想…同情せずにはいられません。ラララの熱狂的支持者ではない私ですが、これはいくらなんでも非道いわ。

 クライマックスの作品賞までは、番狂わせのない下馬評通りすぎる受賞で、つまんね~と思ってたら、ラストに爆弾投下。でも、悪い前兆は私、ビビっと感じたんですよ。作品賞のプレゼンター、ウォーレン・ビーティ&フェイ・ダナウェイが現れた瞬間に。たまに静止する老々介護の夫婦みたいな二人が、予定調和な雰囲気を土壇場でブチ壊すのではないかと不安、そして一抹の黒い期待。その期待に、見事に二人は応えてくれたのでした。ララランド!と発表され、盛り上がる会場。ステージに上がったラララ関係者たちの歓喜で、今年のオスカーはめでたく滞りなく幕を閉じる…はずだったのですが。あっと驚く戦慄の大ドンデン返しが。制作者が喜びのスピーチ中、何かスタッフみたいな人が後ろをウロウロ。すると、みるみるステージ上のラララ軍団の顔色が変わっていくではありませんか。さっきまで幸せそうだったエマ・ストーンの凍りついた表情!何事?!まさか、テロでも起きたの?!はたまた、トランプさんが暗殺されたとか?!誰もが怪訝に思い始めたら、スピーチが中断され、ショッキングなお知らせが。作品賞はラララではなく、ムーンライトです!と。えー!!!???そんなん、あり?!騒然となる会場。混乱するステージ。何と、プレゼンターの老人の読み間違い!

 ↑紛糾!嬉しそうにスピーチしてるラララ製作者の後ろで、とんでもない悲劇が…はあ?!どーいうこと!?ウソやろ!?というエマ・ストーンの声が聞こえてきそう…
 何年か前のドラフト会議での、ヤクルト真中監督の読み間違えヌカ喜び事件を思い出した人、結構いたのでは…愕然となりステージを追われてしまうラララ軍団、そして困惑気味でステージに上がるムーライト組。か、可哀想すぎる~まさに天国から奈落にいきなり落とされたラララ軍団、その屈辱と無念を思うとこっちの胸も痛くなります。宝くじ当たった!とキャーキャー飛び上がってたら、番号間違えました!ホントはこっちです!と言われたようなもんでしょ~。ふざけんなだわ~。聞けば、老人に違う封筒が手渡されてしまい、それに気づかずに老人が読んでしまった、ということらしい。うう~ん…まさかアカデミー賞でそんな不手際が起こるとは。日本レコード大賞だってそんなミスしませんよ。責任をめぐって、またひと悶着ありそう。まあ、いちばん悪いのは間違った封筒を渡したスタッフ(業界から消されそう)ですが、気づかない老人たちもトホホだわ。あの二人じゃなかったら、きっとハっと気づいて臨機応変に対応してたでしょうし…

 とまあ、ララランドには気の毒なことになってしまったと同時に、ムーンライトの逆転受賞にも何だかミソがついてしまい、後味の悪いセレモニーになってしまいました。これって、きっとトランプさんの呪いですよ。あまりにもトランプさんを集中砲火、愚弄しすぎたせいかも…確かにトランプさん、批難されても仕方がない危険なおっさんですが、ハリウッドのセレブたちの応酬も何だか鼻につくんですよね~…上から目線的というか、私たちのほうがトランプより人間的に勝っている!的な、驕慢さ意地悪さみたいなのを感じてしまうのって、私だけ?授賞式でのトランプさんいじりも、もうええわ~と辟易。いじめみたいにバカにされまくって、ちょっとトランプさんが可哀想になりました。

 ↑ライアン・ゴズリングのタキシードの下のシャツが、おしゃれ!可愛い!小粋ですね~

 ↑アンドリュー・ガーフィールドは、パパ同伴でしたね。元カノのエマ・ストーンの受賞に、いい人なガーくんはまた大喜び?
 ラストになってまさかの大盛り上がり、それ以外は先述した通り、順当すぎて全然おもしろくなかったです。オープニングは、いきなりジャスティン・ティンバーレイクのライヴ!一緒に踊ったりするハリウッドスターのノリのよさが好き。MCは人気司会者、ジミー・キンメル。マット・デーモンとの仕込み感ありありなお約束やりとり。本当は仲良しに違いない二人とはいえ、マットの大コケ映画をネタにするなど、日本ではありえないやりとりがさすが大らかなアメリカ。

 ↑今後ハリウッドで役を奪い合いそうなリズ・アーメッドとデヴ・パテル。デヴママ(ママですよね?!まさか恋人?奥さん?!)のインド風衣装がエキゾチックで素敵でした
 助演男優賞のプレゼンター、去年の受賞者アリシア・ヴィキャンデル…もともと色黒な彼女ですが、ますます黒くなってた!受賞者は、大方の予想通り「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。怖そうな見た目と違い、知的で落ち着いた大人の男性って感じで素敵でした。助演女優賞も、下馬評通りのヴィオラ・デイヴィス。すごい貫禄!そして、ムキムキ?なたくましすぎる体。ヘタな男など瞬殺ボコボコにされそう。
 プレゼンターとして、大好きなガエル・ガルシア・ベルナルが登場!

 小さっ!チビっこなGGBが好きです。チビだけど、超硬派で有名なガエルっち。予期した通り、政治的メッセージぶっこみ!これ、どうしてもやらんといけんのかね~…大好きな男といえば、リズ・アーメッドもイケメンでした~♡同じインド系英国男優といえば、「ライオン 25年目のただいま」で助演男優賞の候補になったデヴ・パテルも、いい男に成長しましたね~。

 ↑監督賞は、最年少32歳!のデイミアン・チャゼル!おめでと!でもこの後、思いもよらぬ悲劇が…
 ジミー・キンメルのおかげで、マットがいっぱい見られたベン・アフレックと一緒にプレゼンターも務めたマット。マットが喋ろうとすると音楽が邪魔をする、といったいじりもファンには嬉しいが、マットに興味がない人にとっては白けるだけかも…闘病中のマイケル・J・フォックスが、お元気そうで何より!名誉賞受賞が、なぜかジャッキー・チェン。ジャッキーも御息災で重畳。中国服のジャッキー、すっかり某大国の飼い犬と化してますね~…
 一般人の観光客が、どっきりでオスカー会場に連れて来られ、スターと感激のふれあい、というコーナー。これが何か無駄に長くて、つまんなかった。あれってホントにどっきりなの?モニタリングも真っ青なやらせのにおいがしたけど…
 主演男優賞は、これまた大方の予想通りケイシー・アフレックに。ひょっとしたらデンゼル・ワシントンが?とも言われてたので、無事ゲットできてよかったね!マット、そして兄貴のベンも嬉しそうでした。でもケイシー、何だか小汚い…映画俳優らしからぬオーラのなさは、いかがなものか…

 ↑気合い入りまくりな他の女優たちと違い、シンプルでエレガントなドレスが、さすがフランス女優!
 そして!ドキドキの主演女優賞!ぶっちゃけ私、今年はここにしか興味なかったんです。何と言っても神女優イザベル・ユペールが初ノミネート、そして受賞もあり?!なイケイケドンドン状態だったのですから。世間的には、絵馬石絵馬石と何とかの一つ覚えみたいに絵馬石一辺倒でしたが、ワタシ的には何で!?みんな「Elle」観た?!と歯がゆい思いでした。絵馬石、確かに素晴らしかった。でも、ラララの絵馬石がダイヤモンドなら、Elleのユペりんは誰も行ったことがない惑星の妖しい石。どっちが貴重かは好みによるのでしょうけど、それぐらい演技的には差がある。ユペりん、驚くほど賞レースでは精力的に動いていて、母国フランスでセザール賞を受賞したかと思うと、翌日にはアメリカでも何かの賞を受け取ってる。御年を考えると、驚異的な元気さです。ここはやっぱ、若くて今後チャンスがいくらでもある絵馬石ではなく、冥途の土産にイザベル・ユペール受賞!と、熱く祈願していたのですが…結果はやっぱ、絵馬石でした~

 ↑どんなもんじゃー!!ちょっと顔が怖いエマ・ストーンですが、おめでと!でもこの後、思いもよらぬ悲劇が…
 ラストがすべてを吹っ飛ばしてしまい、お口ポカ~ンな今年のオスカーでした。みんなラララの回し者、ラララ祭り、な授賞式にならなかったのが、本当に意外でした。ラララの回し者な映画評論家や芸能人の皆さんは、さぞやガッカリ、噴飯ものな事態と存じます…
 授賞式じたいはトホホな内容となってしまいましたが、これから日本で公開される映画の予告編的な面では、すごくワクワクさせてもらいました。いわくつきの作品賞受賞作になってしまった「ムーンライト」はもちろん、「ライオン 25年目のただいま」「フェンス」「メッセージ」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「セールスマン」「ハクソー・リッジ」は、絶対ぜったい観るゾっと♪

 ↑マット幸せへのキセキ」と「グレート・ウォール」大コケ作をネタにされてもOKな大人の余裕がカッコいい
 ああ~来年のオスカーまで、無事に生きられるかな~…毎年これが最後かもと思うけど、気づけばオスカーの季節を迎える私です

 ↑受賞者の皆さん、おめでと心なしか、エマ・ストーンが複雑そう…でも、授賞式後の彼女のコメントが、大人な前向きさ明るさで好感!誤った封筒事件の犯人は、うちとちゃうで~!みたいな発言も笑えた

エルの勝利!

2017-01-10 | 映画雑記
 ゴールデングローブ賞が発表されました
 受賞結果は…

 作品賞(ドラマ) ムーンライト
    (ミュージカル・コメディ) ラ・ラ・ランド
 監督賞 デイミアン・チャゼル
 主演男優賞(ドラマ) ケイシー・アフレック
      (ミュージカル・コメディ) ライアン・ゴズリング
 主演女優賞(ドラマ) イザベル・ユペール
      (ミュージカル・コメディ) エマ・ストーン
 助演男優賞 アーロン・テイラー・ジョンソン
 助演女優賞 ヴィオラ・デイヴィス
 外国語映画賞 Elle

 大驚喜だったのは、もちろんイザベル・ユペールの受賞!大方の予想通り、「ジャッキー」のナタリー・ポートマンが無難に獲るんだろうな、つまんねぇ!と半ば諦めてたので、ユペりんの受賞に狂喜乱舞!ようやくハリウッドも、神女優イザベル・ユペールに敬意を払ってくれた感じです。まあ、フランス映画なんか観ない大半のアメリカ人、日本人にとっては、納得できない、ていうか、このおばさん誰?なんでしょうけど日本のニュースでもGG賞のことが伝えられてましたが、ナタポーを抑えてのユペりんの受賞は、まるで巨人がカープに負けた的なニュアンス。分かってない!何にも分かってないわ!

 昨年の受賞者、レオナルド・ディカプリオから授与されるユペりん。レオとユペりんの異色すぎるツーショットが実現するとは!壇上のユペりんは、興奮気味で喜びをあらわにしていて、すごく可愛らしかった!
 本命視されてたナタポーは、さぞやガッカリだったことでしょう。ナタポーの演技も、きっと受賞に値する素晴らしさなのでしょう。でも、緻密にリサーチしたの!一挙手一投足ご本人と同じ!的なモノマネ演技って、もう食傷気味なんですよね~…「Elle」のユペりんは、そんなソックリさん演技とはまったく別物、次元が違うんです。ナタポーの演技がElleのユペりんを凌駕してるとは、とても信じられなかった私としては、ユペりんの勝利に何か溜飲がさがった思いです。もちろん、ナタポーの「ジャッキー」も早く観たいです♪

 オスカーでは選外となってしまった「Elle」が、GG賞では見事外国語映画賞を受賞!オランダが生んだ天才変態、ポール・ヴァーホーヴェン監督がまたハリウッドで認められて、ファンとしては嬉しい。壇上から監督に讃えられ、ユペりん嬉しそうでした。大女優のユペりんが素直に喜びを爆発させてるのに、他の受賞者、若いエマ・ストーンやデイミアン・チャゼル監督とか、みんなクールというか、いい子ちゃんというか、はしゃぐのはダサい、カッコよくキメるぜ、みたいなスピーチでしたね~。それにしても今年のGG賞は、ララランド祭りでしたね!候補になった部門、コンプリート受賞!まさに完勝って感じでした。

 仲良く主演男優女優賞を受賞したライアン・ゴズリング&エマ・ストーン。二人とも、今後のハリウッドを牽引する存在になりそうですね。「ラ・ラ・ランド」早く観たい!デイミアン・チャゼル監督、可愛いですよね。
 
 ベン弟のケイシー・アフレックが主演男優賞。ケイシーよりも、プロデューサーのマット・デーモンが気になって♪プレゼンターとしても登壇したマット、えらい貫禄が出てきたな~。マット、トム・ハンクス化しそうですね。助演女優賞のヴィオラ・デイヴィスもスゴい貫禄。最大のサプライズ受賞だったのが、アーロン・テイラー・ジョンソンの助演男優賞。「野蛮な奴ら」や「ゴジラ」の彼が、まさか賞レースに参戦する俳優になるとは。23歳年上!の嫁がいるってのも驚き。

 ↑これ、キット・ハリントンですよね?めっちゃ可愛かったわ~
 ニコール・キッドマンやエイミー・アダムス、ジョン・トラヴォルタやライアン・レイノルズがノリノリ出演してた、オープニングのラ・ラ・ランドパロディも楽しかった。ハリウッドのスターって、ノリがいいから好きです。車の中で居眠りしてたイケメンは、ひょっとしてキット・ハリントン?エマ・ストーンが受賞した時、なぜかライアン・レイノルズと、エマの彼氏(元カレ?)であるアンドリュー・ガーフィールドとが、ブチューっとキスする衝撃映像も話題に。あれ、何?!やらせ?!ヒュー・グラントが、すっかりお爺さんになってたのも衝撃でした。ガエル・ガルシア・ベルナル&ディエゴ・ルナの仲良しコンビも可愛かった!
 テレビ部門では、トム・ヒドルストンが「ナイト・マネジャー」で受賞!トムヒもカッコよかったですね~

 ラ・ラ・ランドを筆頭に、ムーンライト、マンチェスター・バイ・ザ・シー、ジャッキー、メッセージ、ライオン、ラビング、Nocturnal Animals、そしてもちろんElleも映画館で!今年は例年以上に観たい映画だらけだわ!
 さあ、次はいよいよ頂上決戦!オスカーです!GG賞を制したとはいえ、いまだノミネートも危ういユペりん。オスカー会員はお堅い高齢者が多いらしいので、ユペりんのトンデモ演技が受け入れられるかどうか、心もとない。外国語映画賞に続いて彼女まで無視するようものなら、ハリウッドも所詮は狭量なトランプさんと同じじゃん、と失望するわ~。去年は黒人排除!と非難されたオスカー。有色人種だけでなく、国や演技に関しても多種多様性を受け入れる寛容さを、今年こそ示してほしいものですね。

 ↑ユペりん、おめでと!オスカーに、まずはノミネートされますやうに…
 

2016年my cinema lifeを総括する

2016-12-30 | 映画雑記
 早いもので、2016年も終わりに近づいています。今さらジタバタしてもtoo lateな年の瀬、後悔や失敗を懺悔しながら今、静かに新年を迎える心の準備中な私です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
 今年もいろんな映画、観ましたね!今年最後の更新は、恒例の映画総括!僭越ながら、2016年MYベスト3映画、男優、女優を発表
 その前に、今年はどんな映画を映画館まで観に行ったのかしらん?…

 1月 ブリッジ・オブ・スパイ
 2月 オデッセイ
    ブラック・スキャンダル
    キャロル
    白鯨との闘い
 3月 リリーのすべて
 4月 シェル・コレクター
    ロブスター
 5月 レヴェナント 蘇えりし者
    スポットライト 世紀のスクープ
 6月 スノーホワイト 氷の王国
    さざなみ
    太陽のめざめ
    愛と死の谷
    アスファルト
 7月 エクス・マキナ
 8月 後妻業の女
 9月 怒り
10月    −
11月 ジェイソン・ボーン
12月 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
    ミュージアム

 21本!毎年だいたい20本前後が、もう定着してますね~…観る予定だったのに観に行けなかった映画、今年もぎょうさんありました…池松くんの「セトウツミ」「だれかの木琴」とか、「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」「ハドソン川の奇跡」「マクベス」「ルーム」「マダム・フローレンス!」etc.来年こそ1000本は観に行きたいです♪
 それでは、2016年映画ベスト3発表!(DVDで観た年内日本公開作も含む)

 作品賞

1位 アスファルト

 感激!とか衝撃!な映画ではないけど、しみじみとほのぼのとした味わいが忘れがたい佳作でした。ちょっとズレたトボけた笑いもツボでした。

2位 さざなみ

 いい年して逃げ恥にハマった人に、ぜひ観てほしい大人の映画。結婚について、男女について、老いについて考えさせられました。

3位 エクス・マキナ

 斬新でユニークな映画でした。あの美しきAIがどうなったのか、すごく気になります。

 男優賞

1位 マット・デーモン 「オデッセイ」「ジェイソン・ボーン」

 オスカー候補&久々の当たり役復活。今やハリウッド随一のスターとして、面目躍如な今年のマットでした。来年も公開作目白押しなのは嬉しいけど、過労で体こわさないでね!若く見えるけど、もう若くないんだから!

2位 レオナルド・ディカプリオ 「レヴェナント 蘇えりし者」

 あらためてオスカー受賞、おめでと!レオにとっては栄光の年となりました。ゆっくり休んで、またいい仕事してください。たまには軽いコメディとか恋愛ものにも出て!

3位 トム・ハーディ 「レヴェナント 蘇えりし者」「レジェンド 狂気の美学」

 今年は初めてオスカーにノミネートされ、人気・知名度もますますアゲアゲ⤴⤴となったトムハ。大作の公開も控え、来年も引き続きイケイケ状態だネ♪

 その他、「リリーのすべて」「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のエディ・レッドメイン、「白鯨との闘い」「リリーのすべて」「ロブスター」のベン・ウィショー、「ロブスター」「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のコリン・ファレル、「スポットライト 世紀のスクープ」のマーク・ラファロ、「エクス・マキナ」のオスカー・アイザック、「メモリーズ 追憶の剣」「インサイダーズ 内部者たち」のイ・ビョンホン、「ドリームホーム 99%を操る男たち」のアンドリュー・ガーフィールド、「怒り」「ミュージアム」の妻夫木聡、が印象に残る好演でした。



 女優賞

1位 アリシア・ヴィキャンデル 「リリーのすべて」「エクス・マキナ」「二つ星のシェフ」「ジェイソン・ボーン」

 オスカー受賞!今や最旬の売れっ子女優となったヴィキャ子。ハリウッドで稼ぎまくるのもいいけど、来年は母国スウェーデンの映画の彼女も見たいものです。

2位 シャーロット・ランプリング 「さざなみ」

 齢70にして、初めてオスカー候補となったランプリングおばさま。いぶし銀のシブさがカッコいい!TVドラマ「ロンドン・スパイ」の彼女も激シブでした。

3位 イザベル・ユペール 「アスファルト」「愛と死の谷」

 フランス映画祭で来日したユペりんを、生で見ることができて超感激!クールにすっとぼけ芸は、もはや彼女のお家芸となってます。超話題作が待機中で、来年は彼女の年になりそうな予感。

 こんなん出ましたけどぉ~?
 よろしければ、皆さまのベストも教えておくれやす~(^^♪
 来年もたくさん、面白い映画、佳い映画を観たいですね!2017年もご一緒に、充実したシネマライフを送りましょう!こんな絶海の孤島、辺境の村落にある潰れかけの飲み屋みたいな激ショボブログに遊びに来てくださり、今年も本当にありがとうございました!よいお年をSee you soon!

新しき年の初めもイケメン♡

2016-11-17 | 映画雑記
 早いもので、もう11月も後半…そろそろ年末の雰囲気が漂い始める頃ですね~
 2016年映画鑑賞にも、ラストスパート。あと何本、観られるでしょうか。でもすでに心は、2017年早春に公開される映画にイっちゃってますぜったい観るゾ!な作品、リストアップしてみましたえ~

 「マグニフィセント・セブン」

 まずはこれ観なきゃ、2017年は始まりません♪
 黒澤明監督の名作を、豪華キャストでリメイク。クリス・プラットとイ・ビョンホンを、同じ画面で見ることができるなんて
 
 ドクター・ストレンジ

 ベネディクト・カンバーバッチが、アメコミ映画に!シリーズ化にもっていって、ハリウッドでガンガン稼ぐ気マンマンなバッチさんを応援!

 沈黙 サイレンス

 巨匠マーティン・スコセッシ監督が、愛読書だという遠藤周作の小説を映画化。日本を舞台にした宗教色の濃ゆい内容みたいです。お話よりも、主演のアンドリュー・ガーフィールドが気になる!

 ミス・シェパードをお手本に

 イギリスの国宝級名女優、マギー・スミスが舞台で好評を博した役を映画でも再演。チョイ役で、大好きなドミニク・クーパーも出てるんです

 男と女

 コン・ユとチョン・ドヨンがW主演、フィンランドを舞台にしたメロドラマ。コンたんが、ついに濡れ場デビューしてるとか

 王様のためのホログラム

 世界でいちばん働き者な壮年、トム・ハンクスが久々にコメディに。チョイ役で、ベン・ウィショーも出てます

 たかが世界の終わり

 この作品こそ、早春の真打!若き天才グザヴィエ・ドラン監督のもとに、フランスの人気スターが結集。ドラ美と主演のギャスパー・ウリエルが、仲良すぎて萌え~

 未来を花束にして

 キャリー・マリガン主演、メリル・ストリープやヘレナ・ボナム・カーターが脇を固めたフェミニズム映画。ヒロインの夫役、ベン・ウィショーが怖い

 「バッド・ガイズ!!」

 北欧美男アレクサンダー・スカルスガルド&ラテン系男前マイケル・ペーニャの、バッドにイケてる刑事コンビに加え、悪役に英国イケメンのテオ・ジェームズ!

 ブラック・ファイル 野心の代償

 もう一本、イ・ビョンホン出演作。主演はハリウッドのイケメン俳優ジョシュ・デュアメルで、脇役にアンソニー・ホプキンス、アル・パチーノといった大御所が。ビョン吉さんは、また謎の殺し屋役?ハリウッドでは、お決まりな役ですね~…


 皆さまは、どんな映画を楽しみにしてらっしゃいますでしょうか?

Je t'aime ! Beau Garçon !

2016-06-17 | 映画雑記
 Salut!
 皆さま、梅雨の真っただ中ですが、ご機嫌いかがですか?
 ジメジメした季節、洗濯物が乾かない!心にもカビが生えてきそう!そんな欝々しい気分を払拭するための特効薬、それはもちろん映画やドラマのイケメンたちですね
 6月24日から、東京で毎年恒例のフランス映画祭が開催されます。団長は、今年のカンヌ映画祭でもその怪演が話題騒然となったという、大女優のイザベル・ユペール!クールでエレガントなユペりん日本光臨が待ち遠しいですね!
 フランス映画祭に乗じて(笑)、イケメンが3度のメシよりも好きな映画ファンが集って、このたびフランスイケメン映画祭を開催することになりました~
 
 

 C'est si bon!Tresallir de joie ! ワクワクしますね!ドキドキしますね!
 参加メンバーと予定作品は、いまのところ…

■『サンローラン』のギャスパー・ウリエル&ジェレミー・レニエ(writer:松たけ子)
■『彼は秘密の女ともだち』のロマン・デュリス&ラファエル・ペルソナ(writer:松たけ子)
■『グランド・セントラル』のタハール・ラヒム(writer:松たけ子)
■『復讐のセクレタリー』のマリク・ジディ(writer:松たけ子)
■『オルフェ』のジャン・マレー(writer:ジェーン•ドウ)
■『肉体の悪魔』のジェラール・フィリップ(writer:ジェーン•ドウ)
■『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン(writer:ジェーン•ドウ)
■『パルムの僧院』のジェラール・フィリップ(writer:sona)
■『勝手にしやがれ』のジャン・ポール・ベルモンド(writer:sona)
■フランスのイケメン考!「おフランスの「イケメン」と「イケてるメン」の微妙」
(writer:みどり)
■『タキシード』のジェラール・ドパルデュー&ミシェル・ブラン(writer:みどり)
■『さよなら子供たち』のガスパール・マネッス(writer:ZELDA)
■『大人は判ってくれない』のジャン=ピエール・レオー(writer:ZELDA)
■『ファインダーの中の欲望』のメルヴィル・プポー(writer:ZELDA)

 じぇじぇじぇ(死語)!トレビアンなラインナップじゃありませんか!未見の映画が多いのも楽しみ!
 でも、正直ちょっとだけ気おくれ(汗)。だって、私だけ単なるミーハー!深い洞察と広い知識で内容の濃いブログを営まれている他の参加者の方々に比べ、私のブログときたら!恐縮するばかりですが、気負わず気楽に楽しみたいと思います♪
 映画祭は6月20日(月)から27日(月)までの予定です!皆様、コメントだけ、お目汚しだけでも大歓迎なので、ふるってご参加シルヴプレ~☆彡
 って、まだ感想ぜんぶ書いてない(汗)!
 詳細は、ZELDAさんのブログでチェキラー!↑のバナーをクリック🎶

 ↑ニネっちの映画も観たいよ~…

栄光のレオ

2016-02-29 | 映画雑記
 アカデミー賞が発表されましたね
 WOWOW加入してないし、仕事だったのでリアルタイムで情報キャッチできず、家に帰ってやっと・ゆっくり、youtubeとかで結果を楽しみました。
 今年最大の注目は、何といってもレオナルド・ディカプリオの初受賞が成るか否か。今年はこれまでと違い、正真正銘の大本命。受賞はほぼ間違いなしと見なされていましたが、やはり蓋を開けてみるまではヤキモキ。ファンでさえ落ち着かないのに、ご本人の心境はいかばかりか察するに余りあります。

 それにしても今年のオスカーは、まさにレオのための祭典みたいでした。おケイと久々のタイタニック再結成など、ファン感涙の大サービスでも話題を振りまいたり。それにしてもこの二人、ほんといつまで経っても姉と弟みたいな微笑ましいコンビ(カップルではない)。二人とも今や貫禄たっぷりの超大物スター、見た目もいい感じに可愛いおじさん、きれいなおばさんになって、タイタニックの二人を思い出すと感慨深いものがあります。レオはまだ何となく少年っぽさが残ってるけど、おケイは生まれながらの熟女みたいな風格、威風堂々さですね。1歳しか違わない二人ですが、気ままな独身貴族の男と、結婚離婚を繰り返し3人も4人も子どもを産んだ女とでは、やはり精神年齢の差が外貌にも表れますね。

 レオとトム・ハーディとのツーショットも嬉しかった!トムハ、ちゃんと出席してくれたのね。グラサン&タキシード、キマってました!マフィアのイカした若親分みたい!嫁もマフィアの情婦って感じだし。マット・デーモン、マイケル・ファスベンダー、イ・ビョンホン!なども、いい男っぷりを競ってました。
 華やかなレッドカーペット、スターたちのファッションもオスカーの魅力。ケイト・ブランシェットとブリー・ラーソンのドレスが特に素敵だった。ナニゲにオシャレ番長なエディ・レッドメインの、上品かつさりげなくスタイリッシュなタキシードが、相変わらず群を抜いたハイセンス。ジャレッド・レトのDQNっぽさも嫌いじゃない。
 受賞結果は…
 作品賞 「スポットライト 世紀のスクープ」
 監督賞 アレハンドロ・G・イリャニトゥ
 主演男優賞 レオナルド・ディカプリオ
 主演女優賞 ブリー・ラーソン
 助演男優賞 マーク・ライランス
 助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル
 外国語映画賞 「サウルの息子」

 レオ、おめでと~

 嬉しさと同時に、ほっと安堵!レオの思いのほか落ち着いた、スマートなスピーチも印象的でした。もっと感無量になって、お母さ~ん!と聖子みたいに号泣(古っ!)、を期待してたんだけど。弟(笑)の晴れ姿を感激で見守るおケイさんなど、会場の温かい祝福ムードも感動的でした。ほんと、良かったねレオ!GG賞でのレオVSレディ・ガガの因縁対決第二ラウンド、とかも見たかった(笑)。

 主演女優賞、助演女優賞は、まだ20代の女優たち!というフレッシュさ。「ルーム」と「リリーのすべて」どっちも早く観たいです。それはそうと。アリシア・ヴィキャンデルなの?ヴィキャンダーなの?前者のほうがヨーロッパっぽくて好きだけど。
 助演男優賞、スタローンは残念無念でしょうね~。でも、ライランス氏は受賞も納得の名演でしたもんね。ショボくれた爺さん風だった映画と違い、実物のライランス氏は帽子も小粋な英国紳士でカッコいいですね。

 ↑レオ、マーク・ラファロとも萌えツーショット。二人は「シャッターアイランド」で共演してましたね!
 助演男優賞といえば、同じマークでもラファロ好き好き大好き!自分が紹介された後、カメラに向かってウィンクしたラファロ、めっちゃカッコよかった~同じこと、亀梨がしたらオエッ!キモッ!なのに
 作品賞の「スポットライト」が最後に鮮やかに、勢いづいてた「レヴェナント」と「マネーショート」を追い抜きましたね!作品賞候補作の中では、いちばん楽しみでもあったし、ますます待ち遠しくなりました!受賞作も、ノミネート作も、ぜんぶ観るゾっと(^^♪忙しくなりそう!
 オスカーの後はいつもながら、祭りの後な寂寥感…来年のオスカーまで、無事に生きてるかどうかも覚束ない…って、毎年言ってますね

↑あらためて、おめでとうごじゃりまする~!レオ、嬉しそう!