意外と社会派(予定)

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提言  59  男性の育児休暇をとらせる方法

2010年09月20日 | 提言
日本で男性が育児休暇を取る率が低いようです。
だいたい1%強といったところ。
国際的に見て低いからといって問題だとは思いませんが、低いことは確かです。
なので、高めようと運動をしている人がいるみたいです。

でもね、休めるわけないじゃん!!
『これから子供を育てていこう!!』と考えている人間なら、少しでも収入や貯蓄を増やそうと考えるのが普通である。
社会の風潮とか、会社に迷惑とか、周りの理解とか、それ以前の問題なのである。

そもそも、休んだら会社の勤務評価が下がるのは当然です。
だって、仕事していないのですから、評価できるわけがない。
いくら法律的に『下げるのは不当』としても、休んでない人の評価を上げて、相対的に下がさせれば良いだけです。
そうなると出世に響くわけで、子供のために収入を増やそうと考える立派な人ほど休まないだろう。

そういう状況下で積極的に育児休暇を取るかといえば・・・取れないよね。

もちろん、子供が生まれたら法律的に半強制的に休ませるという方法もある。
北欧なんかがやっているっぽい。(※)
ただねぇ・・・企業にとっては何のメリットもないし、急ではないとはいえ、休まれると仕事が滞ることもままあるわけだ。
なら、雇用者が自ら育児休暇をとったことにして平常通り働くと思うよ!
少数だろうけど、北欧でもそうやって仕事してるよね、きっと。
特に将来有望視されているエリートなら確実に働いていると思います。
それはさておき、日本だと慎重に導入しないと強制的な休みを取らざるをおえないとなると、かえって『子供を作らない』という選択肢をし、少子高齢化を促進してしまう可能性が強いです。

解決策としてなら雇用の流動化という手もあると思う。
育児のため仕事をやめても、再就職しやすかったら、特に問題はない。
まぁ、そんなに上手くいくとは思えないし、本末転倒だよね。

ということは企業にとっても雇用者にとっても育児休暇を取ることにメリット・・・というか、インセンティブを与えるべきという方向で考えるべきです。

育児休暇は子供が生まれた直後に取るのが普通かな?
その時期が一番大変なので、一番ありがたいと思う。
とはいえ、両親揃って四六時中、子供の面倒を見ているわけではないだろう。
1日数時間程度ならあけることは可能です。

その空いた時間に会社の業務をしろ・・・というと、休めなくなることが多いので、習い事をやらせると良いと思う。
その会社が必要だと思う技能は沢山あると思います。
ビジネスマンならビジネスマナー、事務職なら経理の仕方などなど、色々とあるだろう。

要するに育児休暇を『職業訓練の期間にしちゃえ☆』ということです。
育児の合間に週に数日、数時間程度、習わせるだけでも全然違うと思います。
それに育児休暇を取るのは若い人間が多いのである。
若い人間の教育・訓練期間に当てれば、その後の業務も楽になるでしょう。
こういうところに国の扶助をし、後押しさせれば、育児休暇の取得率も上がっていくのではないでしょうか?

・・・問題はシングルファーザーの場合かな?
これは別個、対応すべきですね。

※ 正確には取らないと損するようにしているみたいです。子供が1人が生まれると夫婦で13ヶ月分育児休暇を子供が8歳になるまでにとらないとならず、うち2ヶ月は男性が取らないといけない模様。取らないと、育児休暇が短くなる仕様。(スウェーデン) 

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