意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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進化論の理解が・・・・・。

2016年09月30日 | 教育
愕然とした話。

妊娠時のつわり、流産リスク低減に関連 研究
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160927-00000013-jij_afp-int
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/52326924.html(リンク切れ時・赤熊の資料館)

内容自体は、大したものじゃありません。
つわりが酷いと、流産しにくくなるのでは?程度のことで科学的検証もまだまだ先のことです。
まぁ、つわりが酷いことはデメリットばかりじゃないって話です。

もっとも、つわりが酷いと健康なこともが生まれやすいというのは昔から言われてることですし、つわりがある期間はちょうど胎児の脳神経が形成される時期なので、その時期に妊婦が毒物を食べないようにするためではないか?という話もあるわけです。
なので、つわりが酷いと流産に強くなる効果まであるってのは不思議ではないですね。(ただつわりが酷くて動かないから流産しないだけなんじゃ?、もっともそれ込みでつわりの有用性なんでしょうが)

愕然としたのはこれに寄せられていたコメントですね。
いくつか抜粋すると、

>胎児が毒素に晒される危険性を減らす為につわりがある…とか書いてるけど、それは納得いかない。(略)食べづわりの人も結構いる。
>じゃあ全くつわりがなく順調なのは何なんだ。

とか、あるんですが・・・それは単に個性なんですけど。
多様性といってもいいですけど、つわりが重いと子供が健康に生まれて子孫繁栄になる、またはつわりが軽いと子供をもっと生みたいというインセンティブが生まれて子孫繁栄になる・・・・・という話で、どちらが良いかは不明。(おそらく、つわりが軽すぎても重すぎても支障がある)
不明な分、正解がありませんから単純に良いとか悪いとかではなく生き物として総当たり戦をやってるだけです。
個性や多様性・・・幅を出して、何事にも対応しようとしてる、別の言い方すれば人間という種が体を張った実証実験をしてるだけですね。

・・・こんなもの進化論の基本なんですけど。

もちろんそういうことがわかっているコメントもたくさんあるんですけど、進化論がこれほど普及してる国で理解されてないとは・・・・・。
人間が動物であることを失念してるだけならいいのですが、アメリカの一部で宗教上、進化論を教えないなんて言って笑ってるけど、ちょっと笑えない状況ではないかと思います。

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