天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

25日からの週末2日間出かける札幌は33年前のいつも晴天で湿気ないカラットした良かった天候と全く違う

2011-06-25 00:29:49 | 日記
今日の続編日記は、25日からの週末2日間にまた、札幌に出かけます。その為、25日の日記投稿は休みます。今回の宿泊先ホテルは、初めての場所です。今までで、最もすすきの繁華街に近いです。その”ど真ん中”にあると言ってもいいです。また、ホテルのチェックアウトは午前11時ですので、私は朝ゆっくり過ごせます。
札幌の天気予報は、曇りです。このところ、何か梅雨のない北海道らしくない日々が続いています。私が初めて北海道の札幌の土を踏んだ33年前の1978年6月下旬は、いつも晴天で湿気のないカラットした過ごしやすい日がずっと続いていました。その天気に触れて、北海道は本州の気候とはまったく違うと深く得心した私ですが、最近の北海道の気候は、何か”北海道らしさ”が無くなっているみたいです。
それでは、旅の支度をしてから、私は寝ます。
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Wヤクボフスカ監督『アウシュビッツの女囚』女看守長は「人種的政治的に劣悪民族を一掃するには処分だけ」

2011-06-24 22:46:38 | 日記
今日の日記は、私が初めてDVD鑑賞しているポーランド映画『アウシュビッツの女囚』(1948年製作 ワンダ・ヤクボフスカ女流監督・脚本)のことです。添付した写真は、その表紙です。
この映画の原題は、ポーランド語で”OSTATNI ETAP”で、英語では ”The Last Stage”と言う意味です。日本語題名に付いている「女囚」のイメージは、私は東映映画『女囚さそり』(注:劇画が原作で梶芽衣子主演)を思い出してしまいます。
だから、英語の題名を尊重して『最後の場所:アウシュビッツ収容所』とした方が良かったと、今私は思っています。
この映画を製作した1948年は、戦争後が終了してたった3年しか経っていません。そして、映画の出演者や監督もすべてその収容所の体験者です。だから、とても生々しく強い衝撃を私は受けました。
この映画で、アウシュビッツ収容所の女看守長は、収容したユダヤ人の処分方針を決める会議で、次のように語っています。
『皆さん!収容所の大事な役割を忘れられては困ります。総統から重要な任務を与えられているのです。人種的・政治的に劣悪な民族を一掃することーそれには処分しかありません。労働力の有無もーユダヤか?非ユダヤも関係ないのです!』
この発言は、とても血が通った人間が言う言葉ではありません。この20世紀中葉アウシュビッツ収容所で起きた大惨劇は、今まで人間が犯した罪の中で、最も忌まわしい出来事です。
だから、人類はアウシュビッツ収容所を”負の世界遺産”と登録保存しています。未来永劫、人類はこの惨劇を決して忘れてはいけないのです。
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映画『史上最大の作戦』独軍将官C・ユルゲンス「俺達は負けるぞ!偉大な総統が睡眠薬で寝ていて起せない」

2011-06-23 21:52:38 | 日記
今日の日記は、映画『史上最大の作戦』(1962年製作 ケン・アナキン:イギリス側 アンドリュー・マルトン:アメリカ側 ベルンハルト・ヴィッキ:ドイツ側共同監督 ジョン・ウェイン ロバート・ミッチャム ヘンリー・フォンダ主演)で、ドイツ西方軍参謀少将(クルト・ユルゲンス)が副官に語った言葉です。
連合国軍のノルマンディー上陸作戦を知ったドイツ西方軍総司令官は、クルト・ユルゲンスに予備役の機甲師団を至急ノルマンディーに配備するよう、ベルリンの軍首脳に要請の依頼しました。しかし、そのベルリンにいるヒトラー側近の回答は「総統は就寝中なので、明日朝その件を具申する」というまったく危機意識のないものでした。そして、その電話連絡を受けたクルト・ユルゲンスが、そばにいた副官にこの戦争について静かに力を込めて語り始めます。
『歴史的瞬間だ!この瞬間に歴史が変わる 俺たちは負けるぞ!偉大な総統が睡眠薬で寝ておられてーお起こしできんのだ 信じられん!考えてみろ 忘れるでないぞ 俺たちは歴史の証人だ!後世の史家はこの事実を疑うだろう だが事実なのだ!』
とても印象に残るドイツ軍将官クルト・ユルゲンスの言葉です。添付した写真は、その映画シーンのクルト・ユルゲンスです。
この映画では、ドイツ側監督のベルンハルト・ヴィッキは、母国を美化することなく、ヒトラー一人が起した間違った戦争に強く警鐘を鳴らしています。
このように、ナチスドイツにも危機を素早く察知してその対策を適切に講じようした行動は起きていたのです。しかし、神格化されたヒトラー自身が、その行動を無残にも葬り去ってしまったのです。とても皮肉なことに、ヒトラーが持つ絶対的権威が自分の創り上げた王国を内部から崩壊させているのです。
このとても重大な歴史的教訓を、某都内劇場に巣食っている独善的教義を信奉する応援親衛隊客に、私は衷心より捧げます。


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映画『史上最大の作戦』実戦大隊長中佐を演じた55歳ジョン・ウェインは映画での自分の活かし方を良く熟知

2011-06-22 21:24:20 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにお茶の間鑑賞している映画『史上最大の作戦』(1962年製作 ケン・アナキン:イギリス側 アンドリュー・マルトン:アメリカ側 ベルンハルト・ヴィッキ:ドイツ側共同監督 ジョン・ウェイン ロバート・ミッチャム ヘンリー・フォンダ主演)のことです。
この映画は、日本での封切り公開した時、リアルタイムで鑑賞したとても思い出深い戦争映画の名作です。オールスターキャストで第二次世界大戦の連合国軍のノルマンディー上陸作戦(1944年6月)を描いていますが、特定のヒーローを限定・美化せず、モノクロのドキメンタリータッチで、歴史的事実を忠実に再現する映画手法を、20世紀FOX製作者のダリル・F・ザナックは強く貫いています。
そして、この映画で特筆すべきことは、ハリウッド大スターのジョン・ウェイン(1907年5月26日~1979年6月11日)が製作当時55歳でありながら、アメリカ陸軍第82空挺師団中佐役(日本の自衛隊では55歳が定年退職年齢)で出演していることです。添付した写真は、映画で奇襲する実戦落下傘部隊の大隊長を演じたジョン・ウェインです。
彼の映画キャリアと年齢を考慮すれば、ロバート・ミッチャム(1917年8月6日~1997年7月1日・製作当時45歳)やヘンリー・フォンダ(1905年5月16日~1982年8月12日・製作当時57歳)のように、アメリカ軍の将官になる准将を演じてもまったくおかしくないです。また、そのほうが、まったく筋が通っています。
しかし、将官でなく実戦部隊を指揮する佐官を演じたのは、ジョン・ウェイン自身の強い要望だったと、今私は思っています。彼は自身の「男の美学」から、実際に若い兵士と共にナチスドイツを殲滅し占領されたフランスを開放するのが、もっとも自分らしい姿と判断したからだと、私は思っています。それを裏付けるように、6年後に自ら監督した戦争映画『グリーン・ベレー』では、ベトナム戦争でのアメリカ特殊部隊を指揮する一階級上がった大佐役で出演しています。
だから、ジョン・ウェインは、映画での最もふさわしい自分自身の活かし方を、良く熟知していたハリウッド映画の大スターだったのです。


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蓮舫行政刷新担当相「どうやって将来明るい夢に具体的繋げていくか?」は基礎科学重要性を完全否定した発言

2011-06-21 23:38:51 | 日記
今日の日記は、「どうやって将来の明るい夢に具体的につなげていくのかという努力を次は期待」と、全く基礎科学の役割を否定する見解を述べた蓮舫行政刷新担当相です。この見解を披露した記者会見を、産経ネットニュース(2011.6.20 21:24 配信)より、以下に引用・掲載します。
『・・「2位じゃだめ」は間違った報道 蓮舫氏・・蓮舫行政刷新担当相は20日、富士通と独立行政法人、理化学研究所が共同開発した次世代スーパーコンピューターが最新のスパコンランキングで世界1位になったことについて「きわめて明るいニュースで、関係者のご努力に敬意を表したい。オンリー1を目指して、どうやって将来の明るい夢に具体的につなげていくのかという努力を次は期待したい」と述べた。一方、スパコン開発費の事業仕分けの際に「2位じゃだめなんでしょうか」と発言したことを指摘されると「メディアが勝手に短い部分を流したのではないか。コメントの前後をみていただければ、全く間違った報道だ」とメディア批判を展開した。首相官邸で記者団に答えた。添付した写真は、蓮舫行政刷新・公務員制度改革相(当時)です。』
彼女は、何でも費用対効果という尺度で物事を見ています。行政刷新とはまったく違う基礎科学の研究分野まで、事業仕分けの手法を入れようと間違った思考を未だに持っています。
”オンリー1(私注:具体的に言えば他人に侵されない自分だけの特許取得)を目指して”いるのは、蓮舫氏が指摘するまでもなく、全ての科学研究者の共通の願いです。
この”オンリー1”発言は、蓮舫氏がかって「2位じゃだめ?」と発言したことを科学研究者の方々に素直に謝罪できず、今回の朗報「1位になったこと」に接して、基礎科学の重要な役割を全く判らず、ピント外れの注文(将来の明るい夢に具体的につなげていく)を付加する姿勢を貫くための間違った条件付けです。
すべての基礎研究が、将来の明るい夢に具体的につながる訳ではないです。私は具体的に貢献できる”実学”の工学部出身の技術者です。しかし、直ぐ社会に役立つことはない基礎科学を地道に極めようとする理学部の研究者の方々に、私は大いなる敬意や尊敬を持っています。
蓮舫行政刷新担当相の論法でいけば、小柴東大名誉教授のノーベル賞受賞理由「天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出へのパイオニア的貢献」など何も評価に値しない税金の無駄使いになってしまいます。
私は、蓮舫行政刷新担当相には、すべて分野に派生する可能性がある基礎科学の研究に、もっと温かい支援行動を見せてほしいです。
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