天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

2008年3月19日自宅侵入した隣人に映画『十戒』で神が刻印した”隣人のものをむさぼってはならぬ”を

2011-06-04 20:14:47 | 日記
今日の続編日記は、映画『十戒』(1957年製作 セシル・B・デミル監督 チャールトン・ヘストン ユル・ブリンナー アン・バクスター エドワード・G・ロビンソン イヴォンヌ・デ・カーロ主演)で表現された神の啓示・十戒のことです。
この映画では、モーゼ(チャールトン・ヘストン)に率いられてエジプトを脱出したヘブライの民が、シナイ山へ登ったまま40日も降りてこないモーゼにとても不安になって、一緒に来た奴隷商人(エドワード・G・ロビンソン)に唆され一部の者は堕落し大罪を犯してしまいます。その頃、シナイ山頂に篭ったモーゼは神の言葉を待って『主よ お言葉を!』と叫びます。すると、神は雷鳴とともに光を集め火柱としてモーゼの立つ岩肌に自ら"十戒"を刻印したのです。何度見ても、とても感動する名場面です。添付した写真は、映画で十戒を刻印された石板を抱えたモーゼ役のチャールトン・ヘストンです。
その律法である”十戒”をこの映画では、
一.”私以外の他のものを何者も神としてはならぬ”
二.”自分の為に偶像を作ってはならぬ”
三.”汝の神 主の名をむやみに唱えてはならぬ”
四.”安息日を覚えてこれを聖とせよ”
五.”汝の父と母を敬え”
六.”人を殺してはならぬ”
七.”姦淫してはならぬ”
八.”盗んではならぬ”
九.”隣人に対して偽証してはならぬ”
十.”隣人のものをむさぼってはならぬ”
と表現しています。これは、旧約聖書の出エジプト記20章3節から17節、申命記5章7節から21節に書かれているプロテスタントの主な宗派における数え方によっています。
一から四までは、神と人との関係での律法あり、五から十までは、人と人に関する律法です。この後半の戒め・律法は、現在のどの国でも刑法の根幹になっている重要な項目です。
この三千年前にヘブライ人へ戒められ定めれた律法の中で五から十までの項目は、現在のどの国民でも通用する人間に対する永久不変の戒律です。しかし、私は2008年3月19日(水)早朝、悪行を計画した隣人が私の自宅への不法侵入をした”隣人のものをむさぼってはならぬ”の律法違反の被害を受けています。
だから、私は3年前に自宅不法侵入した隣人に、この名作映画『十戒』を是非鑑賞して、その過去の悪行を悔い改めてほしいと今思っています。
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映画『十戒』Y・デカーロがC・ヘストンに語る「唇に香油匂いないが真実語る」は「巧言令色鮮矣仁」と同値

2011-06-04 17:19:54 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにお茶の間鑑賞している映画『十戒』(1957年製作 セシル・B・デミル監督 チャールトン・ヘストン ユル・ブリンナー アン・バクスター エドワード・G・ロビンソン イヴォンヌ・デ・カーロ主演)のことです。
この映画は、私が中学生の頃、劇場再公開された時、大画面で見てとても感動した歴史スペクタル巨編です。だから、この名作映画を、私は自身の大好きな外国映画ベスト5にも選んでいます。そして、久しぶりにお茶の間鑑賞して、私はその思いを再び強く抱きました。
この映画は、旧約聖書を基に、モーゼがイスラエルの民を率いて聖地を築くまでを、当時の特撮技術を駆使して、描いたスペクタクル古代史劇の傑作です。その頃は、コンピュータグラフィックスなどの映像を後から加工するSFX技術などまったく存在せず、私は劇場鑑賞した時、その映像にとても驚いたものです。
私は今回再び鑑賞してそのスペクタクル的な要素だけでなく、人間の内面を深く描いた人間ドラマであると、今回この名作の新たな魅力に気が付きました。それは、ヘブライ人奴隷の子供と判りエジプトを追放された王子モーゼ(チャールトン・ヘストン)を助けたヘブライ人羊飼い族長の長女・セフォラ(イヴォンヌ・デ・カーロ)が語ったモーゼに対する求婚の言葉です。添付した写真は、映画でのとても清楚なイヴォンヌ・デ・カーロです。
以下に、エジプトに残した王女(アン・バクスター)を忘れられないチャールトン・ヘストンにイヴォンヌ・デ・カーロが語った珠玉の愛の言葉を引用・掲載します。
・イヴォンヌ『お美しいお方?その方を忘れられないでしょう?お肌は真白で、お目の色は緑色でした?お口は密のように甘く、胸は鳩のように豊かで、情熱的なお方?』
・チャールトン『美しい人だった!宝石のように!』
・イヴォンヌ『宝石には温かみがありません!私の手は硬いけどよく働きます!肌は白くないけど丈夫です!唇に香油の匂いはないけど真実を語ります!私の愛は遊びでなく命です!服は粗末でも私は気丈で貞節です!こんなテントでも子供が幸せに遊べます!至らぬことばかりですが、精一杯尽くします!』
・チャールトン『私こそ全くの無一文だ!』
・イヴォンヌ『他の者の富みに勝りますわ!』
・チャールトン『私の心を満たしてくれ!』
若い頃鑑賞した時には、あまり気にかけなかったこの言葉が、流れた歳月と共に自ら接した人生経験により、私にはとても深く共感するものとなりました。
若い頃には容姿に秀でた女性が理想の美しい人と私は思っていましたが、イヴォンヌ・デ・カーロが語った『唇に香油の匂いはないけど真実を語る』ような女性が、理想の美しい女性であると、今私ははっきりと得心しました。
つまり、古代中国の孔子が語った『巧言令色鮮矣仁』は、その五世紀前既に古代イスラエルの羊飼いの娘が深く理解して実践していたのです。だから、珠玉の名言は、古今東西を問わず、人間の真摯な営みが続く限り永遠に不滅なのです。
コメント (1)
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