天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『偉大な生涯の物語』199分版には日本公開260分版出演したピラト提督妻A・ランズベリー登場せず

2011-06-08 21:20:23 | 日記
今日の日記は、映画『偉大な生涯の物語』(1965年製作 ジョージ・スティーヴンス監督 マックス・フォン・シドー主演)に出演している多数の有名俳優・歌手たちのことです。
私は6月5日付けの日記でこの映画に出演している主演級や有名な脇役陣たち男女12名を紹介しました。添付した写真は、イエス役のマックス・フォン・シドー(左側)と彼の汗を拭くヴェロニカ役の12番目に私が紹介したキャロル・ベイカー(右側)です。
しかし、この映画をよく鑑賞してみて、この俳優12人以外にも、まだ紹介すべき人がいることに私は気が付きました。まだとても有名な俳優と歌手が特別出演しているのです。その豪華なキャスティングの続きを、再び以下に紹介します。
・(13)イエスの身体に触れて癒される名も無き女:シェリー・ウィンタース(1951年J・スティーヴンス監督作品「陽のあたる場所」に主演した後にアカデミー助演女優賞を二度も受賞している演技派の名優)
・(14)イエスの墓所にいた天使らしき若者:パット・ブーン(1957年「砂に書いたラブレター」が大ヒットしたアメリカ60年代を代表する人気歌手で映画にも多数出演)
そして、この二人には台詞がしっかりとありました。村に布教に来たマックス・フォン・シドーの身体に触れたシェリー・ウィンタースは、廻りの村人たちに『治った・・癒された!』と叫んでいます。その奇跡に、マックス・フォン・シドーは『あなたの信仰の力だ!』と諭し、彼女の手を強く握り返しています。ハリウッドの名優が、名も無い女を快く演じていたのです。
また、歌手パット・ブーンは最後のイエスが復活し墓所から消えてしまったシーンに登場します。彼は墓所に訪れた女性信者に『いません 生きた人を墓で捜すのか?復活された』と天使らしくその出来事を説明しています。これは、彼の強い希望で実現したカメオ出演だと思っています。
しかし、ウィキペディアWikipediaの「偉大な生涯の物語」に書かれている映画出演キャストの『クラウディア:アンジェラ・ランズベリー(1984年から放映されたTVドラマ[ジェシカおばさんの事件簿]で主演したイギリス出身の名優)』だけは、この映画を何度鑑賞しても、私は見つけることはできないです。
この役のクラウディアという女性の名は、ローマ帝国のイスラエル駐在・ピラト提督の妻の名前と同じです。映画でピラト提督役のテリー・サバラスが登場するシーンを何度見ても彼の妻は出てきません。最初に日本で劇場公開(注:シネラマ専門映画館テアトル東京の単独公開)された時は260分の大作でありました。私が今鑑賞しているものは199分のカットバージョンです。だから、そのカットされたシーンにアンジェラ・ランズベリーが出演していたのでしょう。このアンジェラ・ランズベリーが扮したクラウディアは、ローマ帝国側の人間でありながら、後にキリスト教徒になった女性です。この映画でも重要な人物だった可能性があります。
テアトル東京で公開された完全版を劇場で鑑賞していない私は、残念なことにカットされたシーンを知りません。だから、DVD製作会社・20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンに、日本公開時の完全版DVDを、私は是非リリースしてほしいです。
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