天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

体調不良で入院の原発現地対策本部長・池田副大臣に海江田経産相は人事権の無知で戻らなけば辞表出せと強要

2011-06-01 21:57:58 | 日記
今日の日記は、5月19日に体調不良で入院した原子力災害現地対策本部長の池田元久経済産業副大臣に「福島に戻らないなら副大臣の辞表を出せ」と菅首相に後任人事勧告を拒否した海江田万里経済産業相のことです。添付した写真は、そのまったく思いやりのない海江田万里氏です。
この事実を報道したネットニュース(産経ニュース2011.6.1 00:22配信)より、該当する記述を一部引用・掲載します。
『・・海江田氏は「隠してはいない。任に堪えないならば代わりの人にやってもらいたいと首相に伝えている」と説明。首相は「副大臣、政務官の常駐が望ましい。(池田氏の)復帰は難しいので早急に他の副大臣や政務官に対応してもらうよう海江田経産相と相談したい」と述べた。池田氏は、5月18日に現地本部を離れる際に「後任の本部長を置いてほしい」と申し出たが、海江田氏が「福島に戻らないなら副大臣の辞表を出せ」と拒否したことが分かった。関係者が明らかにした。池田氏は副大臣辞任を拒否したため両者の溝が埋まらず本部長不在が続いた。福島県は現地対策本部に「後任は来るのか」と何度も問い合わせたが、回答はなかった。池田氏は「人を使い捨てにする非人道的なやり方だ。民主党になじまない」と周辺に強い不満を漏らしているという。』
この記事を読んで、この報道が事実ならば、海江田万里経済産業相は、「自分に与えられた権限がオールマイティである」と過信した悪しき政治家の醜態を、再び国民に見せつけたとの感想を、私は強く持ちました。
海江田経済産業相には、部下である池田元久経済産業副大臣に業務上の指示をすることは出来ても、その職の任命や罷免する権利(注:その権利は内閣にあり、その首班である内閣総理大臣が保持)は何も存在しません。それをまったく知らずに「辞表を出せ」と強要する姿は、東京消防庁のレスキュー隊(東京都知事の人事管轄)を「続けないと処分する」と恫喝した二ヶ月半前の悪しき海江田経済産業相を彷彿させています。
まったく菅内閣の悪しき組織を象徴する悲しい言動です。
また今日、海江田経済産業相は菅直人首相を内閣の一員として支えていくことを表明しています。その発言は彼にとって至極当然のことです。彼の大臣職の任命権者は、菅直人首相だからです。
自分への生殺与奪を持ち、首根っこを押えられている者には猫のように従順でありながら、職務で仕事をしている配下の者には惨く当る、とても卑劣な人間です。彼には人間として相手を思いやる優しい心が完全に欠如しています。
菅内閣が今後どうなるか?私には判りませんが、海江田経済産業相だけは速やかにその職を辞任するべきです。
コメント
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