天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『男たちの挽歌』可憐で清楚な女優エミリーチュウが男だけの殺風景な世界に一服の美的清涼剤をもたらす

2010-07-31 20:45:02 | 日記
今日の続々編日記も映画『男たちの挽歌』(香港1986年製作 ジョン・ウー監督 ティ・ロン(狄龍)レスリー・チャン(張國榮)チョウ・ユンファ(周潤發)主演)のことです。
この映画は、香港の極道に生きる男たちの世界を描いたアクション映画です。出演者は警察官キット(レスリー・チャン)の恋人以外、すべて男優たちです。その出演俳優の紅一点の女優が、キットの恋人ジャッキー役のエミリー・チュウです。
添付したとても清楚で可愛い女性の写真は、映画でキットの父親の病室に、花を生けようとするエミリー・チュウです。でも、彼女はそそっかしいので、大失敗してしまいます。それを詳しく知りたい方は、この映画を御覧下さい。
刑事のキットは、父親殺しに関係ある香港ヤクザ・シンの捜査に、寝食を忘れ没頭してしまいます。だから、恋人ジャッキーの誕生日も、自宅で警察署の上司に電話をかけて彼女の相手をしません。そんなキットにジャッキーは怒りをぶつけます。
『(自分を見ないでタイプライターを打つキットに)私の誕生日よ 私を見ないで花ビンでも見るつもり?ここは署じゃないわ!私の誕生日さえ忘れて!』
そして、すすり泣いているジャッキーに、キットは仕事の手を止めてそっと囁きます。
『ジャッキー (彼女へのプレゼントを差し出して)おめでとう 忘れてないよ!』
ジョン・ウー監督のアクション専門だけでなく恋愛映画も作れる才能(その脚本も含む)を見せた、とても心温まる恋人同士の名シーンです。この可憐で清楚な女優のエミリー・チュウがこの映画に出演したことで、男だけの殺風景な世界に、一服の美的な清涼剤をもたらしてくれました。
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映画『男たちの挽歌』元ヤクザ幹部ティ・ロンは実弟警察官レスリー・チャンに「刑事さんもう組員じゃない」

2010-07-31 17:17:22 | 日記
今日の続々編日記も、映画『男たちの挽歌』(香港1986年製作 ジョン・ウー監督 ティ・ロン(狄龍)レスリー・チャン(張國榮)チョウ・ユンファ(周潤發)主演)のことです。
この映画で、執念でヤクザの幹部シンを追っている刑事のキット(レスリー・チャン)が、実兄である元幹部ホー(ティ・ロン)を職務尋問するシーンが出てきます。その光景を陰で見ていたマーク(チョウ・ユンファ)がキットの心ない言葉に腹を立てて、キットを責めます。ここに添付した写真(左はチョウ・ユンファ、中央がティ・ロンで右の後ろ姿はレスリー・チャン)は、その映画シーンです。
この映画シーンは、初めて主演の3人が映画で顔を揃えて場面でもあります。その時の3人の会話を以下に引用します。
・ホー『(必死な形相で)刑事さん もう組員じゃない』
・キット『仕事は?』
・ホー『タクシー運転手』
・キット『かたぎか?怪しいな 住所は?』
・ホー『タクシー会社だ』
・キット『盗っ人のくせに!』
・マーク『(その言葉を陰で聞いて飛び出して)よくも盗っ人なんて!兄貴だぞ』
・キット『(マークに拳銃を出して)撃ち殺してやる!』
・マーク『俺の頭に銃を突きつけるな 度胸があるなら ぶっ放せ!』
・ホー『俺を恨む気持ちはよく分かるが、チャンスをくれ』
・キット『チャンスだと?俺はどうなる?兄貴のお蔭で昇進もできない 極道だからだ!』
その後、キットは二人に投げかけた心ない言葉に、自分自身を責めて、腹立ち紛れに鏡を割ってしまいます。その傷を負った手を、彼の恋人ジャッキー(エミリー・チュウ)が手当てをします。とても、登場人物の人間設定や関係をしっかりと描いてみせるジョン・ウー(呉宇森)の巧みな脚本です。
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映画『男たちの挽歌』復讐で足を負傷したチョウユンファは再会したティロンに「俺一人で勝手にやったこと」

2010-07-31 15:40:43 | 日記
今日の続々日記も、映画『男たちの挽歌』(香港1986年製作 ジョン・ウー監督 ティ・ロン(狄龍)レスリー・チャン(張國榮)チョウ・ユンファ(周潤發)主演)のことです。
この映画で特筆すべき台湾の名銃撃シーンで、ヤクザのマーク(チョウ・ユンファ)は右足を負傷します。そして、逮捕されたヤクザ幹部ホー(ティ・ロン)は、その地で懲役3年の刑を受け、刑務所に収監されます。その間、香港では幹部ホーが組織の暴露を恐れた組織の刺客が、ホーの父を人質にしようとホーの留守宅を襲います。その際、ホーの実弟キット(レスリー・チャン)がその場に駆けつけますが、父を救えず死なしてしまいます。この不幸な出来事で、キットは父の死を実兄ホーのせいだと思い込んで、決してホーを許そうとしません。
そして、台湾での3年の刑期を終え香港に戻って、堅気のタクシー運転手になったホーは、自分のために負傷した元舎弟マークを目撃します。そのマークは、3年前には薬代を渡していた若いヤクザのシンから、彼の車のガラス窓を清掃して、『昼食代だ』とチップを貰うまで身を落としていました。その光景をただ呆然と見守る堅気のホー。ヤクザ組織、極道の非情さを巧みに表現した、とても心憎いジョン・ウー監督の演出です。
その後、駐車場で一人昼食弁当を食べるマークとホーが3年ぶりに再会します。添付した写真は、その再会したチョウ・ユンファ(右側)とティ・ロン(左側)です。
その時の二人の会話を以下に引用します。
・ティ『マーク 足の事は手紙に書いていなかったな そんなにしてまで 仇を討ったのか』
・マーク『俺一人で勝手にやったことだけのことさ 会えて嬉しいよ 久しぶりだが変わってないな』
・ティ『マーク もう俺たちの出番はない ここで何をしている?』
・マーク『あんたを3年を待ったんだ!また巻き返そう』
・ティ『(マークの手を握り無言で首を横に振る)・・・』
・マーク『分かったよ でも弟には気をつけろ 毎日シンを追っていて危険だ すごい執念だ』
私には『男の美学』が実践されていて、とても泣けてくる映画シーンです。そして、勝手に7周年イベントをやる某劇場付き独善的応援客にも、この名画は必見です。
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映画『男たちの挽歌』チョウユンファはティロンへの男の友情でホステス嬢のお尻を触りながら予備拳銃を隠す

2010-07-31 12:29:02 | 日記
今日の続編日記も、映画『男たちの挽歌』(香港1986年製作 ジョン・ウー監督 ティ・ロン(狄龍)レスリー・チャン(張國榮)チョウ・ユンファ(周潤發)主演)のことです。
映画では、香港ヤクザの幹部ホーのティ・ロン(狄龍)が台湾にヤクザとの偽札商談に出かける前に、彼の舎弟マークのチョウ・ユンファ(周潤發)とそしてその組ではまだ若いシンと一緒にナイトクラブで酒を飲むシーンが登場します。その彼ら組では若いシンに、極道の体験を諭すマークのとても印象深い言葉を、映画より以下に抜粋します。
『組の幹部への道は厳しいぞ!拳銃で脅迫されたことは?ないだろ?12年前のことだ ホーと初めてインドネシアに行った クラブで現地のボスと会食だ そこで俺が失言した すぐ頭を銃で狙われ 一気飲みを強制された あまりの怖さにチビッたよ!ホーが俺の代わりに飲んでくれた すると今度4挺も銃を突きつられた 何を飲まされたか? 小便だよ 小便を飲んだ!これが極道なんだ 俺は生まれて初めて あの時泣いた 二度と恥辱を受けまいと誓った!』
この極道ヤクザの心境を若輩者に吐露するマークは、若き日のチョウ・ユンファの迫真の名演技です。私も仕事で1984年にジャカルタに出かけたことも有り、とても心に残ったことを、今回映画を鑑賞して再び思い出しました。
そしてマークは、その商談先の台湾でヤクザの裏切りで負傷し地元警察に逮捕されたホーの新聞記事を、香港で読みます。マークは、その裏切った台湾ヤクザに復讐を決意し、そのヤクザらが会食するレストランに出向きます。添付した写真は、その秘めたる志・朋友を思う男らしいチョウ・ユンファの姿です。
その後、この映画でも特筆すべき名銃撃シーンが展開します。中でも、チョウ・ユンファがホステス嬢のお尻を触りながら、自分の予備拳銃を隠すスローモーション映像が、私にはとても印象的です。
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映画『男たちの挽歌』ティ・ロン レスリー・チャン チョウ・ユンファは私の信念『男の美学』の実践者たち

2010-07-31 10:48:38 | 日記
今日の日記は、今お茶の間鑑賞している映画『男たちの挽歌』(香港1986年製作 ジョン・ウー監督 ティ・ロン(狄龍)レスリー・チャン(張國榮)チョウ・ユンファ(周潤發)主演)のことです。
この映画『男たちの挽歌』は、1980年代の香港を舞台に国際ニセ札組織・香港ヤクザとそれを取り締まる警察との対決を、お互いにその組織に属する兄弟の確執と男の友情や絆を巧みに描いたアクション映画の名作です。そして、この映画は現在世界的な活躍をしているジョン・ウー監督の出世作になった作品です。
この舞台となった国際都市・香港を8月に旅行で訪れるので、その旅の参考資料にと、レンタル店から借りて、今久しぶりに私は茶の間鑑賞しています。そして、今回も彼ら男3人の熱き友情に、私は涙しました。なぜなら、彼ら3人は、私の信念である『男の美学』の真摯な実践者たちだからです。
そして、ここに添付した写真は、映画の冒頭でドル紙幣をマッチ代わりに火を付けて煙草を吸うヤクザのマーク、チョウ・ユンファ(周潤發)の姿です。でも、このドル紙幣は彼らヤクザが工場で偽造した偽紙幣です。このシーンは、ジョン・ウー監督の巧みな名演出です。
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