天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

辻和子・絵と文『歌舞伎の101演目解剖図鑑』妻切髪売却の過去を満座の中で晒され屈辱の光秀は謀反決意す

2020-07-28 14:14:49 | 日記
今日の日記は、今札幌別宅で読んでいる辻和子・絵と文『歌舞伎の101演目解剖図鑑・イラストで知る見るわかる歌舞伎名場面』(株式会社エクスナレッジ2020年4月刊)に登場する明智光秀を題材にした『絵本太功記』・『時今也桔梗旗揚』のとても共感した著者のコメントです。添付した写真は、その著書の表紙です。
この著者は、私の大好きな歌舞伎俳優・二代目中村吉右衛門を【深化し続ける最高峰】とその芸風を絶賛しており、私はとても嬉しかったです。そして、紹介している46演目の時代物の中で、明智光秀を題材にした演目(実名の実演は公儀に憚れるので時代や人名を変えている)が、2演目もありわかりやすく紹介しています。以下に、その演目紹介文の一部を引用・掲載します。
(1)光秀の信念に翻弄される家族『絵本太功記』「太十」「太功記」作者・近松柳他合作 初演・1799年:尾田春長(織田信長)を討った武智光秀は、主君への謀反を快く思わない光秀の母・皐月を、偽装し館にやって来た真柴久吉(羽柴秀吉)と勘違いし、思わず槍で刺してしまいます。そして、深手を負って合戦から戻ってきた息子・十次郎は、父を案じながら絶命します、これを見た皐月も、光秀を非難しながら絶命。さすがの光秀も、その場で男泣きします。
(2)パワハラに反旗を翻す明智光秀『時今也桔梗旗揚』「馬盥の光秀」作者・鶴屋南北(四代目) 初演・1808年:本能寺で馬盥(馬を洗う盥)で酒を呑ませるなど光秀をいじめ続けた小田春永(織田信長)が見せたのは、箱入りの切髪。それは昔貧しかった光秀が売った妻の髪で、買ったのは春永の家来。「お前の境遇をあわれんで、臣下に取り立てた恩を忘れるな」という暗示でした。満座の中で屈辱を受けた光秀は謀反を決意します。
歌舞伎の演目は、時代物ではその当時の社会世相を色濃く反映しています。光秀を題材する演目では、その人物を戯作者はあまり好意的に描いていません。母や息子までも、彼の謀反には協力ではなかったのです。また、光秀が妻の髪を売った行為(O・ヘンリー短編「賢者の贈り物」のように妻自身が自ら売ったなら美談になるが、貧困を理由に女性の命と言うべき「黒髪」を無理やり拠出させる)は、他人から冷笑されるべき事です。それを屈辱と感じてしまう光秀は、劇中の人間としてでも、私は全く共感できません。
やはり、伊達騒動を題材にした『伽羅先代萩』「先代萩」の悪役・原田甲斐を主人公にした時代小説を上梓した文豪・山本周五郎が、決してこの謀反人・明智光秀だけは自身の小説テーマにしなかった過去の事実は、とても重いものがあります。
この著書は、とても分かりやすく歌舞伎の世界を紹介(絵と文)しています。歌舞伎座も、来月からようやく再開できそうです。歌舞伎に興味がある方は、是非ご一読を!
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大河ドラマ『麒麟がくる』時代考証小和田哲男氏監修『残念な死に方事典』で光秀「落武者狩で無残野垂死」と

2020-07-23 14:23:30 | 日記
今日の日記は、22日のNHK定例会見で、8月30日から再開されると発表された大河ドラマ『麒麟がくる』主人公・明智光秀が、歴史上武将コラム集の著書『残念な死に方事典』(監修・小和田哲男:2020年3月株式会社ワニブックス刊)の第一番目の武将として同書に登場し、そのドラマ時代考証担当でもある小和田氏が、その同コラム総評で書かれた「博打的な行動を控えて上手く立ち回れば、歴史に残る名将になれたはず」との歴史論説です。添付した写真は、私が今札幌別宅で読んでいるその著書の表紙です。
この著書は、小和田哲男氏自身が直接執筆した訳ではないですが、監修者として編集に携わっており、その文責は同氏に当然あると、私は理解しています。その監修コラムでの記述を読んで、「農民の落ち武者狩りに遭い、無残にも山野で野垂れ死んだのだ。」の光秀への指摘は、大河ドラマの主役とは全く相応しくないと、私は強く思っています。
また、小和田氏は自身執筆「はじめに」で、「武士たちの死生観を探っていくと、あなた自身の死生観も変わることになるだろう。はじめて自分自身の死と向き合えるからだ。・・今日一日をどう生きるかを考える一助となれば、幸いである。」とも語っています。さらに、奇遇な事ですが、本日のニュースでは、難病患者を主治医でもない医師が「安楽死」させたと報道されています。これも私の周辺で多発する「シンクロニシティ」現象だと、私は今強く確信しています。
数々いる歴代武将(コラムに登場した真田信繁・西郷隆盛他)の中でも、明智光秀の最後は、全く残念な出来事だった事は、歴史上において間違いないです。このような全くドラマチックではない最後を遂げた謀反人・明智光秀を再開する大河ドラマでNHK関係者はどのように描くのか?とても困難な行為であると私は強く思っています。
何故なら、領地の丹波篠山に戻る途中でも、光秀が近隣農民から強く慕われていれば、このような落ち武者狩りに遭う事はなく、逆に逃亡を手助けする農民(逆の実例:関ケ原の戦いで敗走した宇喜多秀家は領地の農民が匿う)がいたはずだからです。
小和田氏が言及した私自身の死生観は、やはり人生哲学『男の美学』に則ったものとなると、今強く思っています。そして、明智光秀のような「無様な死」だけは決して迎えたくないです。
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昨日妻から振込他手数料千円引の現金9万9千円が指定口座に振込られ『女子と小人は養い難し』を強く実感す

2020-07-18 13:44:19 | 日記
今日の日記は、振込他の手数料千円を引かれた現金給付金9万9千円が、私のメインバンクに昨日入金された事をネット口座残高で確認した事です。
私は、世帯主でありながら、札幌別宅に滞在しているので、政府が決めた新型コロナウイルスの現金10万円給付は、藤沢本宅にいる妻(注:私の年金振込銀行口座を搾取し自ら管理)が、その手続き(書類郵送申請)を代行しています。6月初旬に、私の本人確認用書類(保険証)のコピーを、藤沢本宅に送るように妻から電話がありました。その際、私分の10万円を指定銀行に振込する際は、その手数料を取ると彼女ははっきりと断言していました。その後、度々口座をチェックしましたが、振り込まれておらず7月10日に私に送ってきた彼女の手紙では、「まだ役所から入金されていない。手数料は取る」と書いてありました。だから、その入金はもっと先になると、私は半ば諦めていました。
しかし、昨日のNHKニュース報道で、『・・現金10万円給付 全体の9割で完了 総務省 新型コロナウイルス ・・総務省によると、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ことし4月末から始まった現金10万円の一律給付は15日までに、およそ11兆5800億円、予算額ベースで全体の90.9%の給付が完了した。高市総務大臣は、閣議のあとの記者会見で「平成20年度の定額給付金の際は、給付率が9割を超えたのは給付開始から5か月後だったが、今回は、2か月半で超えた。迅速な給付に尽力している自治体に深く感謝申し上げる。申請の受け付けには期限があるので、申請がまだの人は、忘れずに申請してほしい。」(添付した写真は、その10万円紙幣)』との耳よりな情報を私はキャッチしました。
私の属する藤沢市では、7月10日頃にはまだ給付されていなかったのですが、高市総務大臣が言うように、全国的に15日にはもう90%を突破しているのだから、藤沢市も既に給付完了したのでは?と思い、その場で、私のメインバンクの口座残高をネット確認しました。
そうしたら、やはり、現金給付金(注:振込人氏名は私)が減額されていましたが、口座に入金されていました。それも他銀行間の振り込み手数料を超えて、千円も減額されていました。
私の場合は、添付した写真の10枚の一万円紙幣を、世帯主本人でありながら、全額分を受け取る事が適わなかったのです。そして、私の人生哲学『男の美学』の5番目の項目『女子と小人は養い難し』を、今強く実感しています。
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2010年4月9日抱負「観劇最多240回N野さゆき嬢に褒められる様十年以内達成」を有言実行で本日実現

2020-07-15 15:19:32 | 日記
今日の日記は、昨日の巨人軍原辰徳監督単独2位歴代勝利1035回達成に続き、私事の些末話ながら今年の正月に宣言した「応援ストリッパーN野さゆき観劇回数240回を超えて、本日(年齢:67歳2か月)累計献血回数が241回になった」私にとっての大いなる慶事です。添付した写真は、その更新した私の献血カードです。
私は、10年以上前(注:その頃の献血回数は171回)の2010年4月9日付日記『献血回数が観劇最多240回破りホルダー女性に褒められる様、健康に留意し十年以内に偉業を達成したい!』でも、当時の壮大な夢・抱負を熱く語っていました。
その夢は約3か月程遅れはしましたが、その後70回の献血を重ねて、ようやく本日達成しました。私は応援ストリッパーだったN野さゆき嬢の現在の近況を全く知らないので、彼女に代わって、有言実行を成し遂げた自分自身を心から褒めてやりたいです。
今後、私は70歳になる34か月間は献血は可能ですので、あと34回(1年間で成分献血は12回可能)程は献血はできます。最後の累計到達回数は270回程度と、私は予想しています。
私は、今後も健康に留意して、少しでも多くの献血をしたいです。そして、私の守護神・道祖女神様も、この私の慶事を喜んでくれていると今思っています。
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本日TV東京放送映画『沈黙の戦艦』エリカエレニアック9年ぶり鑑賞『PLAYBOY』廃刊でも目の保養を

2020-07-05 17:04:09 | 日記
今日の日記は、約9年前(2011年1月22日)に自身ブログに投稿した映画ヒロイン(エリカ・エレニアック)を、本日テレビ東京系番組で再鑑賞できた事です。添付した写真は、その放映したその映画の一シーンです。
このとても素晴らしい容姿の持ち主である女優・エリカ・エレニアック(1969年9月29日~)は、『PLAYBOY』のプレイメイト出身で、映画『沈黙の戦艦』(1992年製作アンドリュー・デイヴィス監督 スティーヴン・セガール トミー・リー・ジョーンズ主演)紅一点のヒロイン役(戦艦ミズーリ号艦長の誕生日”びっくり”パーティの余興で、大きな誕生日ケーキの中から飛び出して踊る予定だったショーガール女性)に大抜擢され、彼女はその素晴らしい肢体を、私たちに惜しみなく披露(添付した写真を参照の事)してくれています。
映画では、雑誌『PLAYBOY』1989年7月号ミス・プレイメイトのジョーダン・テイトとして、ミズーリ号乗組員たちがそのピンナップ写真を見ているシーンが登場します。しかし、現在では、この雑誌『PLAYBOY』は既に廃刊になってしまい、男としての私は、とても残念な気持ちで一杯です。このような男性嗜好文化は、もう社会が必要としなくなったのか?、私は今「時代の流れ」を感じています。
でも、雑誌『PLAYBOY』が廃刊になろうが、その当時のエリカ・エレニアックの魅力は永遠に不滅です。そして、私は本日、9年ぶりに目の保養(眼福の念)をさせていただきました。
コメント (1)
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