今日の日記は、今久しぶりにお茶の間鑑賞している映画『史上最大の作戦』(1962年製作 ケン・アナキン:イギリス側 アンドリュー・マルトン:アメリカ側 ベルンハルト・ヴィッキ:ドイツ側共同監督 ジョン・ウェイン ロバート・ミッチャム ヘンリー・フォンダ主演)のことです。
この映画は、日本での封切り公開した時、リアルタイムで鑑賞したとても思い出深い戦争映画の名作です。オールスターキャストで第二次世界大戦の連合国軍のノルマンディー上陸作戦(1944年6月)を描いていますが、特定のヒーローを限定・美化せず、モノクロのドキメンタリータッチで、歴史的事実を忠実に再現する映画手法を、20世紀FOX製作者のダリル・F・ザナックは強く貫いています。
そして、この映画で特筆すべきことは、ハリウッド大スターのジョン・ウェイン(1907年5月26日~1979年6月11日)が製作当時55歳でありながら、アメリカ陸軍第82空挺師団中佐役(日本の自衛隊では55歳が定年退職年齢)で出演していることです。添付した写真は、映画で奇襲する実戦落下傘部隊の大隊長を演じたジョン・ウェインです。
彼の映画キャリアと年齢を考慮すれば、ロバート・ミッチャム(1917年8月6日~1997年7月1日・製作当時45歳)やヘンリー・フォンダ(1905年5月16日~1982年8月12日・製作当時57歳)のように、アメリカ軍の将官になる准将を演じてもまったくおかしくないです。また、そのほうが、まったく筋が通っています。
しかし、将官でなく実戦部隊を指揮する佐官を演じたのは、ジョン・ウェイン自身の強い要望だったと、今私は思っています。彼は自身の「男の美学」から、実際に若い兵士と共にナチスドイツを殲滅し占領されたフランスを開放するのが、もっとも自分らしい姿と判断したからだと、私は思っています。それを裏付けるように、6年後に自ら監督した戦争映画『グリーン・ベレー』では、ベトナム戦争でのアメリカ特殊部隊を指揮する一階級上がった大佐役で出演しています。
だから、ジョン・ウェインは、映画での最もふさわしい自分自身の活かし方を、良く熟知していたハリウッド映画の大スターだったのです。
この映画は、日本での封切り公開した時、リアルタイムで鑑賞したとても思い出深い戦争映画の名作です。オールスターキャストで第二次世界大戦の連合国軍のノルマンディー上陸作戦(1944年6月)を描いていますが、特定のヒーローを限定・美化せず、モノクロのドキメンタリータッチで、歴史的事実を忠実に再現する映画手法を、20世紀FOX製作者のダリル・F・ザナックは強く貫いています。
そして、この映画で特筆すべきことは、ハリウッド大スターのジョン・ウェイン(1907年5月26日~1979年6月11日)が製作当時55歳でありながら、アメリカ陸軍第82空挺師団中佐役(日本の自衛隊では55歳が定年退職年齢)で出演していることです。添付した写真は、映画で奇襲する実戦落下傘部隊の大隊長を演じたジョン・ウェインです。
彼の映画キャリアと年齢を考慮すれば、ロバート・ミッチャム(1917年8月6日~1997年7月1日・製作当時45歳)やヘンリー・フォンダ(1905年5月16日~1982年8月12日・製作当時57歳)のように、アメリカ軍の将官になる准将を演じてもまったくおかしくないです。また、そのほうが、まったく筋が通っています。
しかし、将官でなく実戦部隊を指揮する佐官を演じたのは、ジョン・ウェイン自身の強い要望だったと、今私は思っています。彼は自身の「男の美学」から、実際に若い兵士と共にナチスドイツを殲滅し占領されたフランスを開放するのが、もっとも自分らしい姿と判断したからだと、私は思っています。それを裏付けるように、6年後に自ら監督した戦争映画『グリーン・ベレー』では、ベトナム戦争でのアメリカ特殊部隊を指揮する一階級上がった大佐役で出演しています。
だから、ジョン・ウェインは、映画での最もふさわしい自分自身の活かし方を、良く熟知していたハリウッド映画の大スターだったのです。