1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

ロシア国民はタンデム体制を、どう評価しているか(2)

2011-01-14 | ラジオ
世論調査の結果に話を戻すと、大統領と首相の同盟は、しっかりとしたものではないと、そんなふうに捕らえているのは、世論調査にアンケートに答えたうちの15%で、主に野党の支持者、高齢者、物質的に決して恵まれた状態には無い層の人々のなかに、そうした意見を持つ人が多いようだ。
また42%の人々がロシアを正しい方針によって導いている、然るべき政治家チームが国を治めていると、そんなふうに見ているが、16%の人々は国を現在統治している政治家達は、力量不足であり国を経済危機から脱出させる方法を判っていないと批判している。

調査ではタンデム体制は効果を齎していないと答えたのは18%にとどまり、そうした人々は先ず、物価の値上がりやインフレ、経済危機に不満を表明している。
尚1年前の調査では、生活レベルの落ち込みに付いて先ず不満の声が挙がったが、今回はそうしたふうにはならなかった。
今回の調査で興味深いのは、タンデム体制を肯定的に評価するとした人々の動機に変化が見られることだ。以前はチームの仕事振りが、よく調整され効果を生み出しているかに先ず目が行ったが、今回は生活レベルの伸び、そして国の安定化に向けたタンデム体制の仕事の成果に付いて、その判断を下す傾向にある。

当局が社会政策に優先的な注意を払い、危機対策措置を首尾よく現実のものとし、ロシアの国際的な地位を向上させていることを、ロシア国民はタンデム体制の大きな成果として評価しているようだ。

2010年12月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル