1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

中国の胡錦涛国家主席のアメリカ訪問によせて

2011-01-21 | ラジオ
戦略的ライバル関係にあるアメリカと中国は、いわばお互いを理解し好意を持つ、その糸口を探しているようだ。

今回の中国の胡錦涛国家主席のアメリカ訪問の目的は、まさにそこにあると見られている。
訪問は冷戦とか貿易戦争とか、しばしば戦争に例えられるような米中関係の矛盾が先鋭化している最中に行われている。
胡錦涛国家主席はアメリカドルに対して、これまでにないほど強い中国の通過には(何言ってるのか理解不能、文法が滅茶苦茶)

通貨戦争の終戦に向けた一歩というのは、半分しかアメリカでは評価されていない。
アメリカ人たちはこの(???)の自由化に向けた努力は不十分だと捕らえている。
このことはアメリカが今後も中国政府に対する輸出税を上げ、また中国との貿易赤字を減らすために、反ダンピング手続きを導入することを意味するのだろうか。

この質問に対する答えは今回2回の交渉、そして同じく2回の晩餐会の中で胡錦涛国家主席とオバマ大統領によって見つけられなければならない。
現在アメリカはいわば破産国家だ。アメリカが抱えている負債というのは14兆ドルにまで増えた。

一方、中国は世界的な危機にも関わらず、外貨準備高を1兆8500万ドルにまで増やしている。
これはほぼIMFの持つストックの持つ三分の一に当たり、ユーロ圏の国々、ロシア、日本、韓国、サウジアラビアを一緒にしたよりも多いものだ。
胡錦涛国家主席はオバマ大統領に対し、これはなによりも中国の外貨準備高のうちのドルの部分を守るというわけだが、コントロールなくドルを今後印刷したり発行しないよう説得すると思われる。
もしそうでなければオバマ大統領がホワイトハウスの主になって2年の間で、最も耳にしたくないことを、わざわざ胡錦涛国家主席が口にすることはないだろう。

中国の経済専門家たちが語るほんとうに危ない!中国経済

石 平
海竜社


このアイテムの詳細を見る

中国はアメリカにとって世界最大の債権国、アメリカに対する債権を持っている国であり、もし投資のやり方を見直さないのであれば、早速にパートナーに対し手形を示すことが出来る国だ。

こうしたことに付いてロシア科学アカデミー・極東研究所のボルゲス氏に見解を聞いた。
「中国もまたアメリカも意見が分かれ、そして今後自分達を引き離すであろう諸問題に関する、それぞれの立場をどうにかして調整しなくてはならないと思う。
あらゆる問題の根本は中国が目指しく成長し発展し、経済力また軍事力を拡大しつつあるのに対して、アメリカのほうは(???)を現在、経験していることにあるのだ。
まさに歴史的瞬間であり、それはどうしようもないことだろう。
中国は多くの関係において世界一の大国になろうと目指している。一方アメリカは中国に、その座ナンバーワンという地位を譲り渡したくなく、あらゆる方法を用いて中国がこの目的を遂げないよう妨害をするだろう。こうした状況は(???)でなく数十年続くと思われる」
ボルゲル氏は、このように考えている。(最初の氏の紹介では「ボルゲス氏」と聴こえる)

前回4年前だが胡錦涛国家主席がアメリカを訪問し、ホワイトハウスで演説した際、ジャーナリストを装って中に入った、中国系と見られる女性が世界中が見守るなか中国国内では宗教の自由が無い。信者の権利が侵害されていると非難したことがあった。
今回は警備も申し分ない。そうしたことは恐らく起こらないだろう。
しかしオバマ大統領自身は胡錦涛国家主席に対し、いわゆる刺のある言葉を(???)ことなると思われる。
オバマ大統領はノーベル平和賞の受賞者である、中国の人権活動家で現在、中国で政治犯とされ刑務所に入れられている、リウ・シアオ・ポー氏を解放する問題を取り上げるつもりだ。
またアメリカ政府は、まさに胡錦涛国家主席が乗った特別機が、アメリカ領内に着陸したまさにその瞬間、軍事ミサイルを台湾に向け打ち上げるという、いわゆるアメリカの力を誇示するパフォーマンスを行ったが、恐らくそれは中国が、つい最近第5世代の見えない戦闘機、ステルスの実験を行ったことへの答えでもあるのだろう。
いずれにしても今後の米中関係の構築に向けた、両首脳による政治的な決定というのは新たな米中という、二大国間の冷戦の(???)として受け止められることになるに違いない。

なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―
信用バブルという怪物


チャールズ・R. モリス
日本経済新聞出版社


このアイテムの詳細を見る

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

1月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル