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アメリカと中国の間の軍備軍拡競争を懸念する(1)

2011-01-26 | ラジオ
急速に拡大する中国の軍事力だが、アメリカは突然の出来事に懸念を抱いているようだ。
アメリカのゲーツ国防長官は先日中国を訪問したが、その訪問中に中国では第5世代戦闘機の実験が行われた。
アメリカの政府高官やマスコミによる反応は、ゲーツ国防長官が示した反応に比べれば、より落ち着いたものとなったが、いずれにせよアメリカが充分な対抗措置をとることを求めている。
アメリカと中国の間での新しい軍備拡張競争が目の前に迫っている。

ゲーツ国防長官が中国を訪問したことは、アメリカと中国が軍事分野での対話を再開したことを示している。
アメリカと中国との軍事分野における対話は、昨年アメリカが台湾に武器を供給したことによって中断されていた。
アメリカは台湾への武器供給を行っただけではなく、アジア太平洋地域において自らの軍事力を積極的に展開している。
アメリカが日本および韓国と共同訓練を行ったことは、アメリカの軍事的存在感を改めて示すものとなった。

しかし中国も黙って手をこまねいていた訳ではない。中国は自らの空母を保有してはいないが、敵空母および敵艦船に対する弾道ミサイルを開発した。
中国がそのようなミサイルを保有したことにより、アメリカ海軍は対ミサイル防衛システムを持たないコルベット艦DDG-1000型の建造計画を縮小したと、ゲーツ国防長官は述べている。
また中国の軍備に対応した形で、航空レーダーも新たに更新する必要性が指摘されている。

そしていまや中国は新たな戦闘機を開発した。アメリカはそのことをアジア太平洋地域における、アメリカの軍事プレゼンスに対する脅威であると捉えている。ゲーツ国防長官は自らの懸念を示しており、アメリカ軍高官らはアメリカ議会に対して、軍事費削減の見直しを求めている。

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1月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル