1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

NHK青森第一「お知らせ」(2月14日放送)何か変???

2010-02-14 | ラジオ
2月14日、NHK青森第一放送で、午前10時55分から放送された『お知らせ』のなかで、黒石市で13日から行われている「冬のこみせ」の開催日を紹介する際、「今日2月13日と2月14日…」

ん!?今日は2月14日だよなぁ。
もしかしてこの原稿は昨日作成したものなのでしょうか。
たいてい放送前に下読みをすると思うのですが、その際なにも思わなかったのだろうか。

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大野 晋
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市場原理に移行したロシアとベラルーシの石油貿易

2010-02-14 | ラジオ
ロシアと隣国ベラルーシとの間で続いていた、原油供給をめぐる交渉が先週妥結した。
取り決めに従いベラルーシ側はロシアから欧州への石油輸送料金を、1日から11%引上げ、一方のロシアはベラルーシ向けの石油年間630万トンを無関税で、それ以外の分に付いては他の国と同じ水準の関税を適用して販売していく。

この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次の様に解説している。
ロシア産原油をベラルーシ経由で購入してきた、ヨーロッパが懸念していたような石油紛争は起きなかった。
供給停止も石油の抜き取りも無く、また脅迫も無く今年から関税同盟の一員となったロシアとベラルーシは平和裏に問題を解決することが出来た。
エネルギー金融研究所の主任研究員は、交渉に付いて双方が最大限譲歩し公正な結果となった点を指摘する。
「今回のエネルギー問題は、ロシアに有利な形で解決したがベラルーシにとっても充分良い条件だったと言える。
ロシアからベラルーシにゼロ関税で供給される石油は、国内需要をまかなうのに充分だからだ。

国内向けも含めてロシア産原油を、より高い市場価格で買っているほかの東欧諸国と比べれば、ベラルーシは交渉に勝利したといえるのではないか。
一方でベラルーシが国内で消費せず、欧州に加工の後供給してきた分に付いては関税が引き上げられる。
このことはベラルーシ国内で、長年にわたり続いてきた石油版オフショア取引とも言うべき、取引の撤廃を意味する。
恩恵を受けてきたのはベラルーシ企業だけではない。ロシア企業も利用していたのだ。
こうした闇の側面が排除され、ほぼ完全に市場原理が働くことになるのだ」
主任研究員は、このように述べている。

オフショアとは法人税の掛からない国に会社の名義を移すことで、税金逃れをする行為を意味する。
ロシアによる石油オフショアの閉鎖は、ベラルーシが収入源の一部を失ったことを意味する。
自国に油田を持たないこの国は、ロシアから安値で輸入した石油を加工も含め、いわば転売することで、国家予算の三分の一をまかなってきた。
今回の関税引上げを受けてベラルーシ側は、欧州向け原油の通過料を大幅引上げを主張したものの、結局上げ幅は11%で落ち着いた。

通過料の引上げは両国間の合意には当初規定されたいなかったもので、ロシアによる譲歩の結果決まった。
また今回ベラルーシに供給されるロシア産原油のうち、製油所で加工精製されその後、またロシアに戻る分に付いては関税が適用されないことも取り決められた。
こうした譲歩を受けてベラルーシ側も、ロシア側の関税引上げによる歳入の減少が想定より、かなり少なく済んだ点を認めている。

1ヵ月余りに及んだ交渉でロシアとベラルーシは、自国の商業的な利点を譲り合うような強いパートナー関係を示した。
両国を経て石油を購入するヨーロッパ市場にとっても、長期的な視野に立った市場原理が強化され透明さが増す結果となったのではないだろうか。

2月1日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル