アメリカのオバマ大統領が就任して、はじめての一年は多難なものとなった。
長引くイラクとアフガニスタンの二つの戦争に、経済の崩壊と拡大する失業率が追い討ちをかけている。
ロシアのアメリカ・カナダ研究所副所長は、オバマ大統領は選挙公約を忘れることなく、その実現を図ろうと努力したものの容易には進まなかったとの見方を示し、次の様に語っている。
「オバマ氏の掲げた選挙公約に全世界は肯定的な反応を示したが、実際公約の多くは実現に至っていない。
それどころか昨年の国内政策を総括したなかでは、オバマ大統領の支持率は著しく下がっている。
それに加えアメリカ大統領の政策に対する、国内の対抗勢力がかなり大きくなっているのが(???)だ」
アメリカ・カナダ研究所副所長は、この様に語っている。
このことはオバマ大統領の出身母体である民主党が、上院での(???)阻止できる圧倒的多数を割込む痛手を受けたことがよく物語っている。
マサチューセッツ州では19日に行われた上院補欠選挙で、共和党の候補が勝利しており、この結果民主党は法案可決に必要な安定多数を失うことになった。
アメリカ全国民が関わる医療保険制度改革は、オバマ大統領が最も力を注いでいる政策の一つだが、これは上院の安定多数無しには成立し得ない。
アメリカは外交政策においてオバマ大統領の努力で、イメージの刷新に成功した。
全世界であらゆる(???)を一度に解決することは、不可能であることは明白だが、やはりこれを期待する数字が多いことは否めない。
なかには待ちきれずに不満の声を挙げるものも出始めた。
これに付いてシリアのジャーナリストのアニス・マジャード氏はアラブ諸国は、アメリカがより真剣な態度で臨むようにするためにも、分離主義を克服すへきだとの見方を示して次の様に語っている。
「アメリカ人は新たな政策を打ち出した、オバマ大統領に大きな期待を寄せた、確かにブッシュ政権時に比べアメリカに対する脅威は弱まっている。
またパレスチナ問題の解決や中東情勢の正常化においても、オバマ大統領は多くを成し遂げている。
しかしながらこの際もオバマ氏は、イスラエル政府の立場により重きを置いている。中東問題を完全に解決することは、アメリカにもイスラエルにも出来ない。
だからこそアラブ諸国との協力と、相互関係を(???)する必要があるのだ」
シリアのジャーナリストは、この様に述べている。
(※ジャーナリストの名前が最初と今回とで違う。本当にこの女性アナウンサーは面白いね)
オバマ政権誕生この一年は、ロシアとの関係回復、いわゆるリセットに終始した時期であったと言える。
オバマ氏が政権に就いた時点では主に、ミサイル防衛システムとイランの核開発問題に露米の意見の(???)が見られた。
この二つの方向性では妥協的解決が図られ、立場を近づけることに成功している。
ところが来る共同プロジェクトである、戦略攻撃兵器削減新条約は今のところ、何時締結できるのか不明なまま宙に浮かんでいる状態だ。
両国の外交官とも条約策定作業終了に付いては慎重な態度を示しており、その具体的期限に付いても口を噤んでいるものの、状況を変え政治の古傷を癒そうとする意欲は双方とも持ち合わせている。
ブッシュ政権がロシアとは矛盾する政策をとったのに対し、オバマ氏とその内陣の外交活動がロシアとの立場の接近、相互理解、共通のものを模索することに向けられているのは確かだ。
※(???)は女性アナウンサーの粗末な喋りで聴き取れず
1月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
長引くイラクとアフガニスタンの二つの戦争に、経済の崩壊と拡大する失業率が追い討ちをかけている。
ロシアのアメリカ・カナダ研究所副所長は、オバマ大統領は選挙公約を忘れることなく、その実現を図ろうと努力したものの容易には進まなかったとの見方を示し、次の様に語っている。
「オバマ氏の掲げた選挙公約に全世界は肯定的な反応を示したが、実際公約の多くは実現に至っていない。
それどころか昨年の国内政策を総括したなかでは、オバマ大統領の支持率は著しく下がっている。
それに加えアメリカ大統領の政策に対する、国内の対抗勢力がかなり大きくなっているのが(???)だ」
アメリカ・カナダ研究所副所長は、この様に語っている。
このことはオバマ大統領の出身母体である民主党が、上院での(???)阻止できる圧倒的多数を割込む痛手を受けたことがよく物語っている。
マサチューセッツ州では19日に行われた上院補欠選挙で、共和党の候補が勝利しており、この結果民主党は法案可決に必要な安定多数を失うことになった。
アメリカ全国民が関わる医療保険制度改革は、オバマ大統領が最も力を注いでいる政策の一つだが、これは上院の安定多数無しには成立し得ない。
アメリカは外交政策においてオバマ大統領の努力で、イメージの刷新に成功した。
全世界であらゆる(???)を一度に解決することは、不可能であることは明白だが、やはりこれを期待する数字が多いことは否めない。
なかには待ちきれずに不満の声を挙げるものも出始めた。
これに付いてシリアのジャーナリストのアニス・マジャード氏はアラブ諸国は、アメリカがより真剣な態度で臨むようにするためにも、分離主義を克服すへきだとの見方を示して次の様に語っている。
「アメリカ人は新たな政策を打ち出した、オバマ大統領に大きな期待を寄せた、確かにブッシュ政権時に比べアメリカに対する脅威は弱まっている。
またパレスチナ問題の解決や中東情勢の正常化においても、オバマ大統領は多くを成し遂げている。
しかしながらこの際もオバマ氏は、イスラエル政府の立場により重きを置いている。中東問題を完全に解決することは、アメリカにもイスラエルにも出来ない。
だからこそアラブ諸国との協力と、相互関係を(???)する必要があるのだ」
シリアのジャーナリストは、この様に述べている。
(※ジャーナリストの名前が最初と今回とで違う。本当にこの女性アナウンサーは面白いね)
オバマ政権誕生この一年は、ロシアとの関係回復、いわゆるリセットに終始した時期であったと言える。
オバマ氏が政権に就いた時点では主に、ミサイル防衛システムとイランの核開発問題に露米の意見の(???)が見られた。
この二つの方向性では妥協的解決が図られ、立場を近づけることに成功している。
ところが来る共同プロジェクトである、戦略攻撃兵器削減新条約は今のところ、何時締結できるのか不明なまま宙に浮かんでいる状態だ。
両国の外交官とも条約策定作業終了に付いては慎重な態度を示しており、その具体的期限に付いても口を噤んでいるものの、状況を変え政治の古傷を癒そうとする意欲は双方とも持ち合わせている。
ブッシュ政権がロシアとは矛盾する政策をとったのに対し、オバマ氏とその内陣の外交活動がロシアとの立場の接近、相互理解、共通のものを模索することに向けられているのは確かだ。
※(???)は女性アナウンサーの粗末な喋りで聴き取れず
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1月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル