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日米安保条約改定50周年によせて(2)

2010-01-25 | ラジオ
別の言葉で言えば日米軍事同盟は、この時点から純粋に防衛的な性格を失い国外での攻撃的、侵略的軍事行為の道具に代わりつつあるということだ。
同じような前例があり、それも決して少なくないことからこれは警戒すべきことだ。
ベトナム戦争の頃、在日米軍基地が広く使用されたことは言うまでも無く、日本とりわけ沖縄に駐留するアメリカ空軍は1990年代末、中東で対イラク軍事作戦に参加した。
アフガニスタンで現在続けられている作戦でも、アメリカは日本の支援に頼っている。

アメリカは無条件で核兵器を持たず、作らず、持ちこまさずという日本の非核三原則を遵守しているかに付いても、誰もこれを保障することは出来ない。
今年前半(男性アナウンサーは「ぜんせん」と言った)日米両政府の情報から判断するに、両国は日米同盟の再編に付いて交渉する考えのようだ。
再編は何処まで行われ、どれだけ日本にとって有利なものになるのだろうか。
長期にわたる緊迫した取引が迫られている。

この様に述べたイミグラム氏は、最後に次の様に付け加えた。
「アメリカは中国、そして北朝鮮のいわゆる脅威を恐ろしいもの、として持ち始めている。
一方日本は鳩山首相の彼に対する国民の支持を保つため、アメリカの軍事プレゼンスの規模と軍事政治同盟における、日本政府の影響力に関する譲歩を、最後までアメリカ政府から引き出そうとするだろう。
アメリカが最小限ながら有利というところで、恐らく歩み寄りがなされると考えている。結局ゲームの(?)りの形式的な論理によっても、最も大きな契機の一点を保障するためには、たとえそれがバーチャルなものであったとしても契機を等分に切るしかないということだ」

(?)は聴き取れない
(???)は男性アナウンサーの不明瞭な発音で聴き取れず

太平洋戦争、七つの謎 官僚と軍隊と日本人
(角川oneテーマ21)


保阪 正康
角川書店(角川グループパブリッシング)


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1月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル