1010 Radio

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ノーベル経済学賞受賞者がアメリカ経済のさらなる景気後退を予測

2010-01-06 | ラジオ
ノーベル経済学賞受賞者で、アメリカのプリンストン大学で教鞭を執るクルーグマン教授は、アメリカ経済は現在の危機のなかで、さらに新たな景気後退に直面する恐れがあるという見解を明らかにした。

新たな景気後退の危険性に付いてクルーグマン教授は、30%から40%の割合で存在するという見かたを示している。

教授は又、今年最も危険な時期に付いては、アメリカの連邦準備新システムが住宅法人の、担保契約に(???)して発行していた国債を停止する、この3月に訪れるのではないかと述べ、この結果担保融資の金利が上昇し不動産市場が急激に低迷するだろうとの予測を表した。

(???)は女性アナウンサーの不明瞭な発音で聴き取れない。

なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブル
という怪物


チャールズ・R. モリス
日本経済新聞出版社


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1月5日放送 ロシアの声・ニュース


有望視されるロシア産穀物のアジアへの輸出

2010-01-06 | ラジオ
ロシアは世界有数の穀物輸出国になろうとしている。
現在ロシアは穀物の輸出高でアメリカに次ぎ世界第2位に躍り出た。
昨年ロシアでは1億840万トンの穀物が収穫されたが、そのうち世界
市場に出されたのは2300万トンだった。
一方今年の穀物年度、穀物年度というのは今年6月から来年7月ま
でだが、輸出量はロシア最大の穀倉地帯、北カフカスを襲った干ば
つの影響もあって2300万トンという数字を150万トンから200万トン
下回りそうだ。

しかし世界第2位の穀物輸出国という地位はキープできそうだ。
主に輸出されるロシア産穀物は具体的には小麦と大麦で、主な輸出
先は中東そして北アフリカ諸国だが、小麦はヨーロッパにも出されて
いる。
一方アジア諸国向けだが、こちらの方はまだこれからとなっている。
ロシア穀物協会会長はアジア向けは競争が激しいこともあり、輸出は容
易でないことを認め、その一方でアジア市場はロシアにとって(?)に重要
であり、それ故参入に挑戦する価値があると考えている。
「東アジア及び東南アジア諸国は今のところ潜在的な、穀物供給国とし
てのロシアの可能性に付いて知らない。
そうした国々には穀物の輸入先として先ずアメリカ、カナダ、オーストラ
リアを頭に思い浮かべることにすっかり馴れてしまっている。

一方アジア市場というのはシベリアや極東で栽培される、穀物の供給先
として大変将来性がある。
先ず第一にその大きさだ。
日本だけでも年に3000万トンもの穀物を買っており、東アジア及び東南
アジアは世界最大の市場だ。

一度ロシア産穀物の買付け契約をした人々は、ロシアの小麦や大麦に
は国際競争力がありアジア市場に充分、需要が見込めるという事を認
めている。
東アジア及び東南アジアの輸入業者方々は、穀物の質と供給の期限に
対する要求は、他の地域に比べて厳しいが他よりも高い価格で買って
くれるのだ」
ロシア穀物協会会長はこのように指摘している。

会長によるとシベリアは、今やすでに年200万トンまでアジア市場に穀物
を供給可能で、近い将来その量を500万トンにまで増やすことが出来ると
のことだが、極東の積み発ち港のインフラが整っていないため、ロシア
は今のところ長期契約を基盤とした穀物の供給を、正確にまたテンポ良く
保障できない状態にある。

また会長はロシアの太平洋岸に然るべきターミナル港を作れば、この問
題は解決すると見ており、そうした考えはすでに日本のパートナーの協
力を得て実現の方向に向かっている。
ロシア穀物協会と日本の貿易商社との間で結ばれた合意によって、日本
側はロシア領内における穀物のターミナル港を建設に投資する計画だ。
これによって日本側は一日も早く、穀物輸送の回廊が出来るのを促した
いと考えている。
この回廊は将来、ロシア産小麦を買い付ける日本やその他のアジア諸国へ
の供給ルートとして用いられることになるだろう。
シベリアは農業部門での革新的な技術的進歩のお陰で、現在穀物が余っ
ており、また今の倍の穀物を生産する潜在的な力を持っている。

会長によれば問題は一つ。
それを何処へ売るか、どうやって運ぶかだ。
それ故ロシアにとってアジアの消費者向けに開かれる輸送回廊というもの
は、空気の如、必要不可欠なものであり、会長の予測ではロシアにとって
新しいアジア市場への体系的な供給は、2、3年後には開始できるだろう。
そう楽観的に観ている。

(?)は聴き取れず

アメリカのアグリフードビジネス―現代穀物産業の
構造分析


磯田 宏
日本経済評論社


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2009年12月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル