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ロシアに圧力をかける試みは将来性が無い

2007-11-08 | ラジオ
外国のパートナー諸国がロシアに圧力をかけ、原則的な問題に付いての議
論を、民主主義に付いての議論に摩り替えようとしているが、これは将来性
が無いことだ。
これはロシア黒海沿岸の保養都市ソチで、9月14日に行われた国際会議と
の参加者との会談で、プーチン大統領が述べたものだ。
会談の速記録の中で明らかになったこの発言は、9月20日に大統領の公式
サイトて発表された。
プーチン大統領とロシアや外国の分析センターの指導部との対話では、経済
情勢や内閣解散宣言そして目前に迫った、下院選の選挙キャンペーンを含む、
ロシアの国内情勢に多くの時間が費やされた。

一方で対話はロシアの国内情勢だけでなく、国際情勢にも及んだ。
プーチン大統領はロシアの政治に影響を及ぼすために、民主主義と言う要望
を利用するのを止める様、西側諸国に呼びかけ、これは民主主義の原則に対
する信頼を失う行為であるとして次のようにコメントしている。
「我々はパートナー諸国と議論を行っていく構えだ。なのでパートナー諸国には、
常にロシアに対して何かを話す必要があるときには、ロシアに圧力をかけるの
ではなく、本質に即して話して欲しいということを理解して欲しい。このような試
みには将来性が無い。
もしコソボ紛争問題を解決しなければならないと思うのなら、コソボに付いて話
すべきであり、イランの核問題に付いて議論しようと思うのであれば、ロシアの
民主主義に付いてではなく、イランの核問題そのものに付いて議論すべきだ。
またもし実際にロシアで起こっている出来事の原因に懸念があるというのであ
れば、それに付いてのみ話し合うべきであり、他の話題に摩り替えたり、この
話題と別の目的とを関連付けたりすべきではない」

プーチン大統領はこの様に発言し、またイラク情勢に付いても述べた。
「アメリカはイラクから、軍隊を撤退させる期限を設定しなければならない。
なぜならばイラク政府にはアメリカ軍が引き上げるまで、国内の安全を保障す
るための、効果的な自国の行動を起こすための動機付けがなされないからだ」
プーチン大統領は、このように述べている。

9月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル