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ロシア国民の生活の質向上を目指した、今年の国家計画

2006-01-31 | ラジオ

1月1日からロシアでは、大型国家計画の実現が開始されている。
なかでも特に四つの分野、教育、保健医療、住宅供給、農業振興の課題を
解決することに最大の注目が払われることになっている。
プーチン大統領の提訴する、こうした国家プロジェクトの特徴に付いて、ロシ
ア科学アカデミー経済研究所の第一副所長は、国民の生活の質を向上させ
ることにあるとして、次のように語った。

「国家計画は我々の社会経済戦略の全てを、個人の具体的な利益へと、目
に見える形で転化させるものです。こうした分野では初めて、大きな前進が
行われるわけですから、なんとしても支持していかねばならない。なかでも
保健医療、教育、住宅供給、農業振興の分野が選ばれたことは、また十分
根拠のあることでしょう。ただしこの選択に付いては、他の分野の優先性を
指して討論に付すことも可能である。国家計画の実現に当たり、社会福祉支
出の大幅な拡大が見込まれている。

これにより今年2006年から、再来年2008年までの3年間の間までに、5000
億以上ルーブルの予算が割り当てられた。
このうち2.5%分の支出は国家予算で賄われる。ですが計画実現の効果と言う
のは漠然とした数字ではなく、国民が具体的に自分の生活の質の向上を、意
識する形であらわれねばならない。

社会政策の実現結果を、個人個人が具体的に自分の懐具合で感じサービス
の質や、そのバラエティーを実感することが一番肝要だと私は思います。この
ためには財政資金の消費、またそうした管理やモニタリングの全て行える、し
っかりとしたシステムが中央政府、及び地方政府レベルで存在することが非常
に肝要です。

これに付いて先ず地方で、どれくらい足並みのそろった、きっちりとした実現作
業が行われるかで、この計画の結果を国民が実感する速度が大きく違ってくる
と私は考えている。最近のロシア経済は景気が良く、昨年2005年はこの傾向が
益々強まったが、これが基礎となって今年2006年は医療及び教育分野の従事
者の給与が引き上げられることになります。また地方の学校でコンピューター化
が進み病院施設の機器が入れ替えられ、住宅供給向けの担保が拡大するだろ
う。」

ロシア科学アカデミー経済研究所の第一副所長は、このように語った。

1月4日放送 ロシアの声 ラジオ・ジャーナル


石油大国ロシアの復活

アジア経済研究所

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