ロシアは9ヶ月と言う比較的短い訓練期間の後に、3人の宇宙観光旅行
者を宇宙に旅立たせる計画を立てており、世界中の健康で冒険好きな
そして豊かな人々の関心を集めている。
ロシアの宇宙船による宇宙旅行は、ちょっとしたブームになっているとい
い。すでに専門家たちは2008年までに実現が予定されている、この宇宙
観光旅行に向けて希望者が、順番待ちをしていることを明からにした。
現在宇宙観光旅行者は、国際宇宙ステーションに10日間滞在した後、交
代する長期滞在クルーと共に、地球に帰還する方式を取っているが、この
やり方では一年に二度までしか、宇宙観光旅行を実施することが出来な
い。
それでロシア連邦宇宙局とロケット開発機構は、宇宙船ソユーズをより多く
建造する可能性に付いて検討している。
宇宙観光旅行は科学や技術部門で、さまざまなプロジェクトを実施するた
めに資金を獲得する上で重要なものとなっている。
これに関連してロシア連邦宇宙局局長は、ロシアは今後も宇宙観光旅行
分野での協力を続けていく計画。もちろんこれは資金を得るため、最重要
とまで言えないものの、大切な手段のひとつとなっていることは確かであ
る。先ず第一に宇宙観光旅行によって、今後ロシアの有人宇宙飛行を発
展させていくための資金を獲得することが出来る。第二に宇宙観光は、そ
れほど専門的な訓練を受けていない普通の人々に対しても宇宙への道を
開くものである。世界には宇宙への旅を望んでいる人々が沢山居るはずで
ある。
一方宇宙観光旅行者では無く、専門的な訓練を受けた本職の宇宙飛行士
の中にも、宇宙への旅立ちを待つばかりとなっている人が沢山居る。
例えば来年3月、ロシアの宇宙船ソユーズに搭乗するクルーの中には、ロ
シアとアメリカの両飛行士と並んでブラジル人の飛行士が含まれている。
またこの後にもマレーシアと韓国の飛行士が、宇宙ステーションを目指す計
画となっている。宇宙飛行士たちは皆、厳しい国際的な医療チェックをパス
している。
したがって宇宙船ソユーズ建造プログラムは、今まさにその重要性を増して
きている。
1月2日放送ロシアの声 ラジオ・ジャーナル
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