1010 Radio

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ロシアの声(1月2日放送)

2006-01-03 | ラジオ

●ウクライナ領内にあるロシアのガスパイプラインでは、殆ど全
 ての地点でガスの減少が報告されている。
 ロシアはウクライナとの間で、価格を巡る合意が得られなかっ
 たため、ウクライナ向けのガスの輸出を停止しており、現在ウ
 クライナ領内を経由するロシア産ガスは、ヨーロッパ向けの輸
 出用となっている。

 またガスプロム社は、もしもロシアがヨーロッパに供給している
 ガスの量が不足するのであれば、それはウクライナが不法に
 ガスを手に入れている証拠であるとコメントしている。
 ガスプロムの副社長は、ウクライナが不法に入手したガスは1月
 1日だけで約1億立方メートルに達し、市場価格で2500万$に相
 当する損害が出ていることを明らかにした。
 さらに副社長は、もしもヨーロッパ向けのガスが今のペースでウ
 クライナに奪われ続けるなら、量と価格は膨大のものになるだろ
 うと述べると共に、ウクライナ経由してのヨーロッパ向けのガス輸
 出量を以前と同じ量を回復するため、全力を尽くす姿勢を示して
 いる。

 一方ロシアの政治家や専門家たちは、ロシア・ウクライナ間のガ
 ス問題を巡って、統一経済圏の創設によってのみ問題を解決する
 ことが出来るとの見かたを表している。またこのなかにはウクライ
 ナが、NATOへの加盟の取り止めも条件となっている。

●ウクライナを経由して、ロシア産ガスを輸入しているオーストリア、
 ドイツ、イタリアフランスのヨーロッパ4カ国のエネルギー担当省
 庁は、共同でロシアとウクライナに書簡を送った。

●イランは自力での、ウラン開発に踏み切る構え。
●パレスチナのアッバス議長は、アラブ系の衛星TVのインタビュー
 に答え、イスラエルとの休戦合意には期限が定められておらず、こ
 れを維持することはパレスチナの利益に叶っているとした。
 一方イスラエルとの和平に反対する、一連のパレスチナの武装集
 団は、イスラエル軍が休戦合意を守っていないとして、今年はじめ
 からイスラエルの攻撃を再開すると宣言している。

●ローマ法王ベネディクト16世は全ての人々、民族、国際組織そして
 国々に対し平和の為に力を合わせるよう呼びかけた。ベネディクト16
 世はバチカンのサンピエトロ寺院で、新年最初のミサを執り行い、そ
 のなかで新しい脅威を前に、かってないほど平和のための団結が求
 められていると述べた。
 ローマカトリック教会は、1月1日を世界平和の日とし新年最初のミサ
 を、これに捧げている。
 またベネディクト16世は国連に対し、公平と連帯そして平和の価値
 が失われて事に対する、自らの責任を認識するよう呼びかけた。
ローマ法王の権力と闘い

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●今年2006年は中国における、ロシア年となっている。この枠内でプー
 チン大統領の中国訪問が予定されている。